概要
キノコの形状をとっており、マリオがそれを取ると身体が大きくなりスーパーマリオになる(ルイージの場合はスーパールイージとなる)。
一番有名なマリオのアイテムであるためか、派生種も多数存在する。
なぜキノコを取るとパワーアップするかについては前々から理由付けがされており、レンガに変えられたり閉じ込められたりしたキノコを助けることで、彼らからパワーをもらうという設定が存在していた。
作品によってはガツガツ食ったり、料理の材料に使われたりするが。
食べ過ぎると副作用が出るらしい。後述。
容姿
『スーパーマリオワールド』以降の作品では、赤地に白い斑点の丸い傘と、つぶらな瞳を持つ柄(え)を基本型としている。
ただし『スーパーマリオブラザーズ』~『スーパーマリオブラザーズ3』ではグラフィックが異なる。
上記のデザインは初登場した頃のものであり、その時点では顔が描かれておらず、傘の形も現在と異なる三角形である。だが、パッケージイラスト等に描かれていたスーパーキノコには顔が存在していた。
この時点で傘の色はパッケージイラストでは黄色地に赤の斑点。ゲーム画面ではオレンジ地に赤の斑点。(ファミコンの出せる色に鮮やかな黄色は存在しない)
『スーパーマリオブラザーズ2』で柄に目が付き、傘の形がわずかに変化した。
『スーパーマリオブラザーズ3』で傘の色が白地に赤の斑点となり、同時に傘の形が現在の丸い形となった。
『スーパーマリオワールド』で傘の地と斑点の色が反転し、今の形が確立した。
作品別
どの作品でも基本的にパワーアップアイテムや補助アイテムとして扱われている。
しかし、『スーパーマリオワールド』においては、スーパーマリオより強い形態(ファイアマリオやマントマリオなど)になるアイテムをストックしている場合に触れてしまうと、ストックも強制的にスーパーキノコに変わってしまう。
そのため、出てくると鬱陶しい場合もある。
『スーパーマリオ64DS』ではリメイク後の追加アイテムとして登場。取ると一定時間巨大化して無敵になる。また、ヨッシーでもパンチやキックが出せるようになる。
『スーパーマリオRPG』や初期のペーパーマリオシリーズやマリオ&ルイージRPGシリーズでは回復アイテム「キノコ」の格上アイテムとして登場。ただし、ペーパーマリオシリーズでは傘の色が青色となっている。
同シリーズには更に格上の「ウルトラキノコ(ペーパーマリオシリーズでは傘は緑色)」「ミラクルキノコ」「ゴールデンキノコ」なども登場している。
マリオカートシリーズでは、同一の見た目のキノコが「キノコ」または「ダッシュキノコ」という名で、使用するとカートが加速する効果のアイテムとして登場している。加速中はコース外でもスピードを落とさずに走行できるため、多くのショートカットで必須(もしくはあるととても便利な)アイテムである。
また、使用するとカートが一気に最高速度まで加速するため、プレイ次第ではスピンやクラッシュ後の速やかな立て直しのために使われることも。
『マリオカートアドバンス』では、使用直後のバックファイアで赤こうらを消す事ができるため防御アイテムとしても機能する。
『マリオカートダブルダッシュ!!』では、ダッシュ中にライバルに突進する事でライバルからアイテムを奪う事ができるため攻撃アイテムとしても機能する。
1回のダッシュで使い切る消耗品だが、マリオカート64以降の一部作品では3つセットの「トリプルキノコ」/「トリプルダッシュキノコ」や、「パワフルキノコ」/「パワフルダッシュキノコ」という上位アイテムもある。詳細は当該項目を参照。
『マリオカートWii』ではトゲゾーこうらを回避できるが、1位ではキノコが出ないため実質無意味である。『マリオカート7』以降では1位でもキノコが出るようになったためトゲゾーこうらを回避できるようになった。ただし、タイミングはかなりシビア。
『マリオカート7』ではタイヤとしても登場。
バトルでも登場しており、『スーパーマリオカート』ではただのハズレアイテムとなっている。『マリオカートアドバンス』ではボム兵専用(3人以上の敗者用キャラクターであり、勝負が決まるまで妨害ができる)となっている。『マリオカートダブルダッシュ!!』以降ではダッシュ中に他のカートに体当たりすると風船を奪う事ができる攻撃アイテムとなっている。
ボードゲームのマリオパーティシリーズでは使用するとサイコロの数が増えるアイテムとして登場している。『マリオパーティアドバンス』では、キノコシティでサイコロを振る度に1つ消費され、0個になるとゲームオーバーとなる。
外部出演
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズでは『大乱闘スマッシュブラザーズDX』以降補助アイテムとして登場。巨大化し、吹っ飛びにくくなり、攻撃のリーチが長くなる。逆に当たり判定も大きくなるので攻撃を受けやすくなる。
どうぶつの森シリーズではマリオ家具としてちょこちょこ出演している。初登場作品の『どうぶつの森e+』~『街へいこうよどうぶつの森』では他のマリオ家具共々ドット絵を基準としたグラフィックだったが、『とびだせどうぶつの森』以降は現在のデザイン基準に変更されている。ちなみに『とびだせ どうぶつの森』では稀に村の中で「ゆうめいなキノコ」として生えており、売るとそこそこいい値段で買い取ってもらえるが、むらびとが食べると一時的に巨大化する。
また、カプコンの『モンスターハンター4』ではコラボクエストに出演している。
内容はピンクと緑で尻尾でキノコを持ち歩いている猿という微妙におあつらえ向きのようなそうでないようなモンスターを狩猟するものだが、この持っているキノコがこのクエストの特別仕様でスーパーキノコになっている。
そしてこの猿、ある程度ダメージを受けたり腹が減ったりすると尻尾に持っているキノコを食べる(これ自体はコラボクエスト関係なく通常の行動)のだが、食べるとマリオでおなじみのいつものSEと共にクエストの最中にもかかわらずモンスターが実際に巨大化するというとんでも仕様になっている。
『太鼓の達人』の家庭版の六代目にはデザインが異なるものの登場しており、あるキャラが食べた結果3回りほど巨大化してとある双子の和太鼓を追いかけ回していた(最終的に空き地の看板に激突した衝撃でキノコを吐き出し元に戻ったが、巨大化している時の記憶は消えている模様)。なおこのゲーム、PlayStation 2で発売されている。それでいいのか。
派生アイテム
マリオ・アイテム一覧のキノコの項を参照。
余談
モデルとなっているのはキノコのマッシュルームとされており、本来キノコは生で食べるのは危険だが、マッシュルームの場合は限度を越えなければ生で食べても大丈夫とされている。
その理由は、スーパーキノコを食べすぎて(一度に約100個も食べた)その副作用で体を壊してしまったことがあったからである。食べた日から1週間ずっと赤白の斑点が体に現れ、排泄物にも赤白の斑点が出てきてしまう状態だった(ワリオ本人曰く「あと100本食べていたらキノピオになっていた」という)。
それ以来ワリオはスーパーキノコが嫌いになっている(ただし、単なるトラウマであり味が嫌いな訳ではないためか、一部の作品ではワリオでも普通にスーパーキノコを使うことができる)。
ちなみに『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』でもトレーニングの際にマリオが大量に食べていたが、一度に一個ずつだったためかその副作用が出なかった。
そもそもキノコで大きくなる由来は、不思議の国のアリスに登場したキノコを連想させている。
また、「スーパーキノコ」でPixiv内で検索をかけると本家と同等の量の東方Projectの関連イラストが散見される。おそらくとある魔法少女が原因と思われる。
関連タグ
コジオ:見た目が似ているポケモン