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  1. スーパーマリオブラザーズシリーズの第2弾。本稿で説明する。
  2. スーパーマリオUSAの海外発売版のタイトル。

スーパーマリオブラザーズ2


概要編集

ファミリーコンピュータディスクシステム専用ソフトとしてリリースされた続編。

決して簡単ではない前作をクリアした事のあるプレイヤーでも音を上げるほどの難しさで有名。


ビジュアルや音楽、基本設定、ストーリー等は前作と全く同じであり、続編というよりは腕に覚えのあるプレイヤーに贈るスペシャルコースといった趣である。

一部の書籍では、「更にパワーアップしたクッパによってまたしてもピーチが攫われ、ルイージと共に再び立ち向かう」等と前作の直接的な続編とするものもあった。


この作品ではプレイヤーキャラがマリオルイージかを選択可能であり、ルイージはマリオに比べて移動速度とジャンプの能力が高いが、ブレーキが利きにくいため急な方向転換がしづらいと性能の違いが付けられている。

取るとパワーダウンする(チビ状態で取るとミスになる)毒キノコ、土管に隣接する程度ではお構いなしに出てくる赤パックン、一旦飛び上がると画面外へ飛び出してしまいしばらく降りて来ない特大ジャンプ台、追い風・向かい風が吹き荒れる事によって操作が難しくなる、城コースクリアで残り時間も得点に加算されるといった要素・仕掛けが登場。また、ピーチ姫を救出するとマリオ(ルイージ)の残り人数も加点される(後述)。


1-1の最初の部分で無限1UP出来る(しかも上のレンガでジャンプ調整できる上、段差を下りない赤ノコノコなので、簡単にできる)ことから想像がつくかもしれないが、本作の難易度は相当高い。また、単純に難しいのみならずトリッキーなコースの組み方が随所に見られ、3-1ではポールを超えた先に1-1へ戻る逆ワープゾーン、8-2では途中にあるパタパタを踏んでつるを出し登らないとクリア出来ない、ゴールの階段がほとんど無いコース、敵を予め倒しておかないとキャラオーバーで消えてしまいクリア不可になるジャンプ台、中にはチビマリオでないと正解ルートを進みにくいループゾーン、スーパーマリオでの突破がほぼ不可能な地形などもある。


また、4ワールドの難しさは折り紙付きだが、その4ワールドに至ってはワープ不可である。特に4-1の、ジャンプ台で池を飛び越える部分は屈指の難所であり、ここを乗り越えるのが一つの課題となっていた(当時、好評を得ていた二見書房の攻略本にも4-1が一つの壁と記されていた)。


1から8ワールドまでワープなしでクリアすると9ワールドへ、8回(ワープありでも可)クリアすると更なる難しさを誇るA〜Dワールドを遊べる。ただし9ワールドは4つのコース構成が無限ループのため、ゲームオーバーになるまでプレイすることになる。


1993年・2010年にSFC・Wii発売された『スーパーマリオコレクション』にも収録されており、こちらは1回クリアすればA〜Dワールドに進める・コースごとのセーブが可能になるなど、最後まで進めやすいようシステムが変更された。ただし一部の仕様変更のせいで、コース自体の攻略に限って言えばさらに難しくなったと評する声もあるほど。特にA〜Dワールドについては前作の裏(★印)ワールドの仕様が追加されるうえ、途中でミスをすると例外なくコースの最初に戻される鬼畜仕様になった。

また、9ワールドは「8〜Aワールドの間」に位置づけ直されたため、一度もワープやコンティニューせずにクリアすれば「8ワールド⇒9ワールド⇒Aワールド」の順で進められるようになる(その場合、Aワールド以降の難易度が上がる)。

また1回でもワープすると9ワールドに行くことが出来ずAワールドへ直行となってしまう。


コレクション版はサブタイトルが付き、『SUPER MARIO BROS.2 FOR SUPER PLAYERS』とタイトル画面で表記されている。仕様変更の為、クリア回数を表す☆の数は付かない。

ゲームボーイカラーの『スーパーマリオデラックス』にも隠し要素として収録されているが、ややオリジナルと仕様が異なり9ワールドやA~Dワールドが存在しない。


ただし、ファミコン版と違い操作性が大幅に改善されているので、その分クリアしやすいという声もある。


ファミコン用のカセットに移植したROM版が同じく移植される『ゼルダの伝説』と共に発売される予定だったが、『ゼルダの伝説』と異なり、こちらのみお蔵入りになっている。ディスクシステムからのROMソフト化自体が少なく、一部のみでしか行われていない点も大きい。

ちなみに、『ゼルダの伝説』と同日に発売されたのは、あのファミコン用ソフト『ワリオの森』である。


北米・ヨーロッパでは上記の『スーパーマリオUSA』が『Super Mario Bros.2』として発売されており、それ以前にディスクシステムの存在しない国外では日本の『2』に当たる作品が存在しない。一応、ディスクシステム専用ソフトからROMソフト化された作品もあるが(『メトロイド』、『リンクの冒険』、『光神話・パルテナの鏡』など)、日本と同じくお蔵入りになっている。

後年、『スーパーマリオコレクション』の海外版に当たる『Super Mario Allstars』もしくは『Super Mario Allstars + super mario world』にて『Super Mario Bros. the lost levels(失われた舞台)』として収録されている。その後、バーチャルコンソール版も配信されているのだが、こちらは初代の仕様の『lost levels』が存在しない為、中身は日本版のままになっている。



9ワールド編集

出現条件は先述の通りであるが、このワールドは前作でのバグ技『通称256Wもしくはアンダーカバー』をネタにしたものであり、地上マップでありながら水中仕様や地上マップでありながらクッパ城のパーツで構成され、クッパの後ろにゴールポールがあったりと奇妙な世界となっている。ちなみにオリジナル版は8-4をクリアした際に残人数が加点される為、マリオ(ルイージ)の人数が0(表記では1)で始まるので注意。

コレクション版だとグラフィックの関係でオリジナルに比べてあまりバグっぽく見えない。なお、コレクション版は9ワールドをクリアしているとセーブファイルで開始するコースで9ワールドも選択できるが、注意しないといけないのが一度9ワールドへ行ける条件を満たしたとしても、そのセーブファイルで1回でもワープすると二度と9ワールドを選択できなくなる。ワープを使用した攻略は別ファイルで行うのがオススメ。

もちろん逆ワープも厳禁である。


オールナイトニッポン版スーパーマリオブラザーズ編集

1986年にニッポン放送のオールナイトニッポンとのコラボレーションで製作された特別な『スーパーマリオブラザーズ』。キャンペーン等でプレゼントされたものだが、期間限定販売された事もあるらしい。

ベースが『スーパーマリオブラザーズ2』であり、キャラクターが当時のオールナイトニッポンのパーソナリティ達になっていたりと現在でもレアなソフトとなっている。

システムは『2』と同じであるが、『1』と『2』のコースが混在している。ただしそれらのコースもオリジナルとは細部がアレンジされている。


著作権や肖像権が複雑になっている関係上、リメイクやバーチャルコンソール化が現在でもされていない。それ故にマリオシリーズではプレミアソフトである。

オールナイト故に背景は夜になっているのも特徴的。


珍しい事にこのオールナイトニッポン版のみピーチ姫がエンディングで和装(着物と日本髪)している。


登場するのは1986年当時のパーソナリティで、曜日順に登場するようになっている。なおサンプラザ中野は敵キャラになっているが、これは番組のコーナーにクッパの手紙が紛れ込んでおり、騙されてクッパの所に行って姿を変えられた、という設定である。



その他、コースクリアで城の上に出る旗のマークがフジサンケイグループのロゴだったり、スターが同じラジオ局での人気番組にちなむものだったりと細部のグラフィックが変えられている。


余談編集

エンディング編集

オールクリアのBGMが前作と異なりロングバージョンになった他にピーチ姫のグラフィックも変更。この為エンディングも若干変わった。

ちなみに無限1UPして多く残機が残っていると加点に時間がかかり、BGMが終わった途端に加点後のデモがキャンセルされてしまう。また、コレクション版はオリジナル版の加点後のデモが無い。


3-1の逆ワープ編集

3-1のゴールの先にある逆ワープは前作のポール越えバグが元ネタだと思われる。前作ではポールを何らかの手段で越えた場合ゴールの先を行けてしまうのだが、なんと平坦な所をタイムアップまで無限に行けてしまうのがあった。それをネタにした上でまさかの任天堂の罠である。


公式サイト編集

初代『スーパーマリオブラザーズ』35周年に合わせて、2020年に公式サイトが作られた。


関連動画編集


関連タグ編集

任天堂 マリオシリーズ スーパーマリオブラザーズ ファミコン レトロゲーム


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