概要
2020年10月1日から配信開始予定のマリオシリーズの一作。2021年3月31日までの期間限定サービスでニンテンドーオンライン加入者限定ソフトとして配信されていた。
2021年4月現在は終了している。
35人で競うバトルロイヤル形式の『スーパーマリオブラザーズ』。クリボーやノコノコ等を倒すことでその敵を他プレイヤーの元へ送り込むことができ、最後まで生き残ったプレイヤーが勝利となる。ちびマリオの状態で敵に当たる、穴や溶岩に落ちる、時間切れでミスとなると負けになる。
敵を倒すことで残り時間が増加し、またライバルに倒した敵を送ることが出来る。
攻撃するライバルは『ランダム』『ピンチねらい』『コインねらい』『カウンター』から選ぶことができる。
コースは1-1から8-4全てがランダムに選ばれるが、基本的には1-1からのスタートが多い。原作のスーパーマリオブラザーズのコース構成や出現する敵の傾向を熟知していれば、ある程度作戦を立てやすい。
特徴
タイム関連
- タイムは基本二桁で始まる為、必然的に敵を倒して残り時間を維持するか増やす必要がある。ファイアで倒すよりも踏める敵は踏んだ方が少し多い。甲羅を蹴る、敵を踏みつけ続けるなど連続で敵を倒すとより増加量が多くなる。最大400まで増やせる(『スーパーマリオブラザーズ』と同じ)。
- 一定時間プレイが続いていると残りタイム表示が赤くなり急加速し始める。
- しばらくマリオを進めていないとタイム消費が加速する。長時間プレイによる加速と重複する。
- スーパーマリオの状態でスーパーキノコを、ファイアマリオの状態でスーパーキノコ・ファイアフラワーを取るとタイムに加算される。
- ゴールポールはつかむ位置が高いほど加算されるタイムが大きくなる。城のオノや原作のワープゾーンの土管でのタイム加算は一律。
バトル・敵キャラ関連
- 倒せる敵は全て相手に送れる。無敵状態で倒したバブルや、クッパさえもいきなり送り込まれる。送り込まれた敵は灰色で表示される。
- ノコノコやパタパタ、メットなどは最初に踏んだ時のみ相手に送れる。その後はいくら踏んでも相手に送れずタイム等も加算されない(ファイアや甲羅で倒しても同様。ただし踏まずに倒した場合は送れる)。
- ゴールポール前に敵がいるままゴールした場合、内容問わず全滅させて他のプレイヤーに送れる。城のオノも同様。
- ボーナスステージ(地下金庫や雲の上)では敵は一切送られてこない。
- コイン20枚を使用してお助けアイテムを使用することが可能。スーパーキノコ、ファイアフラワー、スターに加え、コース内の敵を一掃するPOWの4種類からランダムで決まる。
- バトルロイヤル中のコインとは別にコインが蓄積され、スタート前のお助けアイテムで消費できる。
- 上位三位まではコインボーナスが加算される。
- 送れる敵の中で最も危険なのはジュゲム。ジュゲムは空中にいるため、複数送ると三段に高さを変えて登場するようになり、しかもそれらすべてがトゲゾーを投下する。ジュゲムが現れはじめた対戦では、終盤には十数匹以上のジュゲムとトゲゾーの編隊が襲い来るカオスな光景が広がっている事も。運良くスーパースター状態でも全滅させるのは難しく、せいぜいその場しのぎがやっとであり、コインによるお助けアイテムのPOWでも発動しないと恐怖の編隊を全滅させるのは困難。それでも一時しのぎに終わる事もある。他には入れる土管で地下に逃げてショートカットでやりすごす手段もあるが、出た先で編隊出現の危険の可能性も拭えない。ちなみにメイン画像の有様は誇張などではなく、本当にこんな地獄絵図が場合によっては終盤でちょくちょく発生するから困る。
- パックンフラワーは土管ではなく地形に直に送り込まれる為、ファイアマリオではない場合は狭い足場に置かれたら本当にギリギリでかわさないといけない場面もある。「?ブロック」「レンガブロック」の上だと下から叩くと倒せる。
- 開始コースによっては脱落者が早々に出やすい事もしばしば。スーパーキノコやファイアフラワーが一切出てこない水中面からのスタートはルーレットでパワーアップできないとひたすら敵を避けていかないといけなくなる。また、プクプクが飛び交うコースも、バトルロイヤルだと下から飛んできて不意打ちを食らうこともしばしばで、結構厳しい。
- イベントでは最初から「ファイアマリオ」「コインが〇〇枚ある」といった状態やコースが完全に固定されたりと様々。
- テトリス99の「テト1」のように一位の名称は特に無い。
オリジナル版(ファミリーコンピュータ版や『スーパーマリオブラザーズ2』など)との差異
- マリオはファイアマリオでダメージを食らった場合、オリジナル版と違いスーパーマリオに戻る(ファイアマリオ→スーパーマリオ→マリオ(チビマリオ))。
- マリオの状態でファイアフラワーを取ると、オリジナル版ではスーパーマリオになるが、こちらではそのままファイアマリオになる。
- 『スーパーマリオブラザーズ3』以降の作品のように、敵を踏んで大ジャンプができる(『スーパーマリオブラザーズ2』と違って高さの調整が出来る)。
- 『スーパーマリオメーカー』のように、ジャンプ台で敵が跳ねていることもある。
- クッパに甲羅を当てると一撃で倒せる。
- 水中コース以外で出てきたゲッソーは、『スーパーマリオブラザーズ2』の空中ゲッソーと同じく踏んでも倒せる。また水中コースにいるクリボー・ノコノコ・メットなども踏める。
- 蹴飛ばしたノコノコやメットでレンガブロックを壊せる(オリジナル版は壊れずに跳ね返る)。
- ワープゾーンの土管の数はオリジナル版と同じだが、「●-1」のようにワールド・コースが指定され、そのコースの最初にワープする。ワープ先は2~4つ先に出る予定のコースが指定され、場合によっては「1-2」から「1-2」であったり、『スーパーマリオブラザーズ2』のように「逆ワープ」の仕様があったりする。
- マリオの挙動はオリジナル版と少し異なるらしい事が、一部ユーザーから指摘されている。
- 「4-4」「7-4」の無限ループのコースはオリジナル版と同じだが、「~コレクション」のように間違ったルートを進むと不正解であることを示す音が鳴る。
- ポールや斧を掴んだ後の得点加算など、ゴール後の演出は省略。
- 1UPキノコはコイン20枚として加算される。
余談
- 期間限定であり2021年3月31日までとあったが、実は日本時間では2021年4月1日までプレイできた。これは日付変更線による時差の関係であったとされる。