概要
ブレーキヨとは、ゲーム実況者であるキヨ氏が発する、自動車の急ブレーキ音(「舗装路の上で車輪を滑らせた騒音(専門用語ではスキール音)」と言ったほうが近いか)のような叫び声の事、又はその事を弄ってリスナーからつけられたあだ名である。
そのあまりの常軌を逸した叫び声に多くの視聴者が腹筋を持っていかれ、果てにはその叫び声を使用したMAD動画を数多く作成されるなど最早彼の定番ネタとなってしまっている。
伝説の始まり
事の発端はキヨ氏が2020年10月1日にYoutubeに投稿したマリオシリーズ35周年を祝した記念ゲームの実況「35人のマリオが戦って最後の1人になるまで生き残る『スーパーマリオブラザーズ35』」からである。
このゲームは35人のオンラインプレイヤーがマリオをゲームコントローラーで操作してコース上の敵キャラクターを倒しながら生き残り順を競い合うバトルロイヤル形式であり、当然キヨ氏も1位を取ろうと終始奮闘していた。
「25秒!危ないか?ちょっと待ってコレ危ないな!危ないぞ!危ないぞ危ない!これ時間的にすごく危ない!うまく、行ける?7、6、5、4、3待って時間減るの……いや俺時間減るの早い!え!待って!?俺1位じゃない!?勝った!?あいつ2ってなってない!?へ!?ファァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア(大音量)」
そして動画終盤においてとうとう1位を獲得。
その際、彼は喜びのあまり上述の流れで筆舌に尽くし難い程の叫び声を上げた。
何も知らずに聞けばただ単にうるさいだけなのだが、とある視聴者から『30:37 ここ完全に車の急ブレーキ音』という秀逸なコメントがなされ、最早それにしか聞こえないと話題になった。
キヨ氏は普段の実況においても感情が高ぶると奇声じみた叫び声を発することが多々あるものの、急ブレーキのような未知の奇声をあげたのはこの動画が初の模様。
キヨ氏本人もこの件に反応し、自身のTwitterで「俺が1位取って喜んでる声を車の急ブレーキっていうのやめろ」とツッコミを入れた。
...が、その後も彼の奇声に対するいじりは止まらず、その度にキヨ氏が自身のツイートや動画などにおいてツッコミをいれる羽目になるという笑えばいいのか泣けばいいのか分からない現象が続くことになる。
なお、キヨ氏は2020年12月18日に投稿したクリスマスに60人で遊ぶ『 Fall Guys シーズン3 』で起きた大悲鳴でも同じような奇声をあげている。
ブレーキヨいじられ集
- CHARON氏制作のキヨ氏を主人公にしたオリジナルゲーム内で最後の最後にあの奇声で弄られる→キヨ氏「作者...怒るよ?」
(なお、この件に限らずキヨ氏をモチーフにしたゲームが製作されると、作中で彼がいじり倒されるのがお約束になっている。)
- 2022年3月にキヨ氏がアキネイターをプレイ中に自身を当てて貰おうと試みた際、「口から急ブレーキ音が出ますか?」と質問される→キヨ氏「え、なにこの質問」
- YouTube公式にいじられる→キヨ氏「公式が全力で俺をいじるな」
- 2022年度Z世代が選ぶ!!「好きなゲームYouTubeチャンネル」TOP10で1位に輝いた際の理由の一つが「口からブレーキ音が出るところ」→キヨ氏「この理由やめろ」
音MAD
『スーパーマリオブラザーズ35』 の投稿からちょうど1ヶ月後、視聴者である けしごむ 氏による問題の叫び声を使った音MAD動画『キヨの急ブレーキ音でグルメレース【音MAD】』
が投稿される。
これを発端に、面白がった多数の視聴者からブレーキヨを使った様々な音MADが生まれていった。何の悪循環だ。
それに対しキヨ氏本人がそれらの動画を視聴しながらツッコミを入れるという夢のコラボ動画を投稿し、ブレーキヨの音MAD動画はどんどん増え続けている。
どういうわけかブレーキ音だけでなくキヨ氏の本来の声を使って歌わせるボカロ動画のようなものまで作成されてしまった。これを「KIYOLOID」と呼ばずに何と呼ぶ。
キヨ本人によるまとめ動画
第一弾
第二弾
第三弾
第四弾
キヨ「この技術他に活かせぇ!!!!!」
余談
ブレーキ音の記述はブレが生じる事も多く「キャァァァ」派、「ファァァァ」派等様々な為、音MAD動画では「(急ブレーキ音)」というあまりにそのまんま過ぎる字幕が付くことも多い。
ブレーキ発声から3年後、キヨ氏は自分で自分を爆笑した上「語り継いでほしいわ」と発言。以前は「ブレーキなんてやってない!」と悲痛な叫びを見せていたが、今では「ブレーキ出してから3年経ってんのよ」と、ブレーキ音を出したことを半ば認めた。公認ネタ…と言っていいのだろうか…?
グルメレースなどの音MADを製作したけしごむ氏は、3年間ブレーキヨMADを作り続けている。これにはキヨ氏も「何がそうさせてんの!?!?」と発言。その上、もはや心配し始めた。