概要
車輪。それは車を動かすためのパーツの一つである。
説明
自転車、自動車、台車……とにかく「車」と呼ばれる類の道具の要となるパーツ。
ある程度の厚みと太さを持つ輪で、これを地面に立てて回転させることで車体を動かす、いわば車の足といえるパーツである。
車の用途によって、車輪の数や大きさ、タイヤの有無が決まる。
歴史
車輪は紀元前3500年頃にシュメール人が発明した。と考えられている。車輪といっても今のような車輪ではなく、木製の円板に軸を挿したものだった。発明の時期に関しては、メソポタミア・ウバイド期の遺跡からろくろから発展した車輪が出土していたり、紀元前3100年頃のスロベニア遺跡でも車輪が出土しているなど、いくつかの説が存在する。
余談
「李氏朝鮮には木を曲げる技術が無かったため車輪が存在しなかった」という言説が『晝永編』を引用した歴史学者によってまことしやかに喧伝されているが、実際の木製の車輪は木片を継いで作るものであり、「木を曲げる工程」など一切存在しない。
インカ帝国にはおもちゃの車輪があったが実際に「物を運ぶ」ことはなかった。これはインカ帝国では「物を運ぶ」ことに適した家畜がいなかったためだと考えられている。
関連タグ
シャリングル:体の一部を車輪のように回転させる「シャリシャリの実」の能力者。