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概要編集

ニンテンドーDSで発売された、21世紀の『スーパーマリオブラザーズ』。

2Dマリオ本編の新作では『スーパーマリオランド2 6つの金貨』以来、約14年ぶりであり、本作を皮切りとしたNewスーパーマリオブラザーズ(Newマリオ)シリーズの最初の作品でもある。

アーケード版『ドンキーコング』から初登場したマリオのデビュー25周年記念作で、ニンテンドーDS用ソフトとしては、日本のみならず全世界で最も売れた作品である。

日本ゲーム大賞2007年度優秀賞を受賞。


キャラクターは3Dで描かれているが、ファミコン時代の2Dマリオ作品のような爽快な操作性をそのまま再現したうえで、3Dマリオ作品のようにヒップドロップやカベキック、2段・3段ジャンプが行えるようになっている。

今作ではお馴染みのスーパーマリオファイアマリオに加え、巨大マリオコウラマリオマメマリオに変身できるようになった。


上記のアクション面の他にも様々な3Dマリオ作品の要素が取り入れられ、2Dマリオ作品では初めてマリオなどの主要キャラクターがムービーや一部アクション時にボイスを発するようになり、本作の無敵BGMとして使用された『スーパーマリオ64』のはね/スケスケBGMや同作と同じ咆哮のクッパ、ミス時のクッパの顔が出て暗転する演出のほか、『スーパーマリオサンシャイン』からクッパJr.ボスパックンの登場、『スーパーマリオ64DS』からはリニューアルされた敵キャラクターの外見のみならず同作をベースにしたミニゲームモードの収録、スターを奪い合うことが共通する対戦モードの存在などが挙げられる。


BGMも時代が進んで進化しており、懐かしの『スーパーマリオブラザーズ』の地上BGMアレンジはキノピオの家で、地下BGMアレンジや『スーパーマリオブラザーズ3』の砦とボス戦BGMアレンジはかつてと同じシチュエーションで流れる(これらに加え本作の地上BGMや砦ボス戦BGM、コースクリアBGMはアレンジされて後のNewスーパーマリオブラザーズシリーズにも引き継がれた)。また、クリボーノコノコがBGMに合わせて跳ねたり踊ったりして反応する演出は本作が初出(後に『NewスーパーマリオブラザーズWii』の踊るノコノコはミーム化されるほど有名になった)。

『スーパーマリオ64DS』にも収録されたミニゲームモードでは、『スーパーマリオ64』などの過去作BGMやそのアレンジが豊富なのも特徴。


後に発売された『NewスーパーマリオブラザーズWii』以降に比べ、DSで発売された本作はクッパが溶岩に落ちて白骨化する、お化け屋敷コースのBGM、World8の雰囲気など怖い雰囲気である。また、ボスパックンを除いたボスキャラクターやトゲツムリ、イガプク、カボちゃんなど本作品にしか登場しない個性的な敵キャラも多い。なおNewスーパーマリオブラザーズシリーズの基礎を築いた本作ではあるが、以降のシリーズでは『NewスーパーマリオブラザーズWii』でのグラフィックやBGMが踏襲されているため、そういった面でも本作は異質である。


主な登場キャラクター編集

お馴染みの主人公。今回は少し目を離した隙にピーチ姫をさらわれ、旅に出ることになる。


こちらもお馴染みのヒロイン。今回は終始クッパJr.に抱えられ連れ去られる。


本作の中ボス。前半はただ走って来たりジャンプしたりと単純な動きが多いが、後半になるとスカーフを巻いて本気になり、踏む隙を見せなくなる。本作では以降の作品のようにクッパJr.クラウンなどの機械に頼っていないので、珍しく生身での戦闘を行う。


本作のWorld1&World8のボス。初っ端から登場して溶岩に落ち骨だけの姿となるも、なおもほねクッパとして登場する。最終的に元の身体を取り戻したあとにはクッパJr.と共に親子でマリオと戦う。

ちなみに、本作からクッパ城のデザインが固まりだした。


マリオの弟。とあるコマンドを入力するとマリオの代わりに使用できるようになるほか、2人用モード「マリオVSルイージ」でもプレイヤーキャラを努める。


モリモリマッチョな髭と、食いしん坊な恐竜。『スーパーマリオ64DS』で活躍した彼らだが、今回の出番はミニゲームモードのみと本筋には関わらない形での出番。通信プレイではそれぞれ3人目と4人目として操作できる。


ボスキャラクター編集

砂漠の国World2のボス。包帯を巻いたサンボのような敵で、口から岩石を吐き出して攻撃してくる。


海の国World3のボス。こでっぷりとしたボスだが割と弱い。ボス戦中には3匹のトビプクも登場する。


毒々しいジャングルWorld4のボス。クリボーが巨大化したようなキャラクターだが、所詮クリボー故に突進しかできないため結構単純で弱い。


雪の国World5のボス。他作品だと南国砂漠など比較的温暖な気候の地域に登場するため寒冷地での登場は珍しい。なお、氷の世界でも相変わらずパンツ一枚のスタイルで登場する。


岩石地帯のWorld6のボス。名前の通りチョロプーが戦車に乗っている。ダメージを与えるたび砲塔が1つ増え踏みにくくなる(ちなみに本作では普通のチョロプーはミニゲーム以外には登場しない)。


空の国World7のボス。黒雲に乗ったジュゲムでメガネではなくサングラスをかけている。急降下攻撃やパイポ投げの他、落雷攻撃もしてくる。ゲームの最初にピーチ城に落雷した犯人はたぶんコイツ。



ゲーム情報編集

機種ニンテンドーDS
ジャンルアクション
発売日2006年5月25日(木)
希望小売価格4,571円+税
販売元任天堂
CEROA(全年齢対象)

シリーズ一覧編集

タイトル機種発売日
NewスーパーマリオブラザーズニンテンドーDS2006年5月25日
NewスーパーマリオブラザーズWiiWii2009年12月3日
Newスーパーマリオブラザーズ2ニンテンドー3DS2012年7月28日
NewスーパーマリオブラザーズUWiiU2012年12月8日
NewスーパールイージUWiiU2013年6月19日
NewスーパーマリオブラザーズUデラックスSwitch2019年1月11日

シリーズには含まれていないものの関連作品として、『NewスーパーマリオブラザーズU』をモチーフにしたゲームスキンが登場している『スーパーマリオメーカー』ならびに3DS版の『スーパーマリオメーカーforニンテンドー3DS』と続編の『スーパーマリオメーカー2』、スマートフォン向け作品としてシステムは変わっているものの『NewスーパーマリオブラザーズU』由来の要素が多い『スーパーマリオラン』が挙げられる。


関連タグ編集

マリオシリーズ スーパーマリオブラザーズ


スーパーマリオ3Dランド・・・こちらは逆に、2Dマリオ要素を取り込んだ3Dマリオ


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