概要
サボテンの姿をした敵キャラで、球体が何段も重なって体を構成しており、最上段が頭になっている。
『夢工場ドキドキパニック』で初登場。当時は緑色だったが、『スーパーマリオワールド』以降は黄色で定着した。植物のような外見だが、移動することができる。
また、ペーパーマリオシリーズでは、自分の胴体を飛ばして攻撃してきたり、『スーパーマリオサンシャイン』では、花に擬態して近づいてきたマリオに襲いかかる種類もいる。
基本的に一部の作品を除いて踏んで倒すことはできない。また、弱点が頭なのは変わらないが倒し方もシリーズによって異なる。
ちなみに、ゼルダの伝説シリーズ(ゲームボーイ作品)にも友情出演している。
容姿
ドッスンのように作品によってデザインが細かく異なるキャラクターでもある。
先述した通り初期やゼルダの伝説シリーズでは緑色で登場する。
『夢工場ドキドキパニック』及び『スーパーマリオUSA』ではサボテンではあるものの上に乗ることが可能。4段ある身体はそれぞれを持ち上げることができ、倒すには全て投げ捨てる必要があるが、最下段に他の敵や野菜をぶつければ一撃で倒せる。
また、地形を無視して移動してくるので障害物をすり抜けるだけでなく、足場が途切れていると空中だろうとそのまま移動してくる。
『スーパーマリオワールド』では身体は黄色で頭を含めて3段になっており目が黒いデザインになっている。ヨッシーを連れた状態だと5段になり、ヨッシーで食べなければ倒す事ができない。『スーパーマリオアドバンス2』では裏ワールドに進めることで灰色のモコモコしたような姿に変わる。
ただし、当時の公式イラストでは白目に黒い瞳の四白眼で描かれており、口は歯が無い老人のような形状といったようにゲーム内のグラフィックとはやや異なる姿をしていた。
『スーパーマリオ64』では目の部分が赤くなりより不気味な姿になった。
『マリオパーティ5』など一部のマリオパーティシリーズでは黒目と白目が逆転してやや可愛らしいデザインになっている。
『スーパーマリオサンシャイン』や『Newスーパーマリオブラザーズ』、『スーパーマリオギャラクシー』などでは頭頂部がトゲではなく花になっており、今でも多くの作品でこれがベースデザインとなっていることが多い。
『NewスーパーマリオブラザーズWii』以降の作品では、花のついたデザインに代わり上記の緑色のトゲのついたデザインで登場することもある。また、ヨッシーが出る作品では音に合わせて頭部がミカンに変化することもあり、その際に飲み込むとアイテムが出現する。
ちなみに、『NewスーパーマリオブラザーズWii』までは胴体にもそれぞれ200スコアがありこれを利用したスーパープレイもあったが、『Newスーパーマリオブラザーズ2』ではなくなってしまった。
ヨッシーアイランドシリーズでは『ヨッシーNewアイランド』まで従来のサンボは出ておらず、頭だけのようなものがサンボとして登場していた。キャラクターというよりはギミックのような扱いで、ポンキーパックンやサンボフラワーが吐き出したりエネミー風船などに付いているものもある。また、これらとはデザインの異なる鉢に入った状態で動いているものもいる。
派生種
『Newスーパーマリオブラザーズ』WORLD2のボスキャラ。
トゲと目が赤く、全身に包帯を巻いており、口から岩石を放って攻撃してくる。頭部を踏むとダメージを与えることができる。
マメマリオで倒すことで隠しワールドのWORLD4へ行くことができる。
- でかサンボ
『NewスーパーマリオブラザーズU』に登場。モートンがハンマーで叩いて飛ばしてくるだけで攻撃はしてこない。『マリオ&ルイージRPGペーパーマリオMIX』では下記のペーパーボスサンボと共にゴブゴブ砂漠地下で戦闘になる。
- サンボヘッド
『スーパーマリオサンシャイン』に登場。頭だけのサンボ。踏んで倒せるザコキャラ。ただし上記の通り頭だけでサンボと呼ばれていたことがあるのは『ヨッシーアイランド』が初めて。
踏みつける事で簡単に倒せるが、水をかけ続けると後ずさりし、そのまま壁にぶつけても倒せる。
- たねまきサンボ
『スーパーマリオサンシャイン』に登場。サンボヘッドの強化版。
普段は飛び跳ねるように踊ってるだけだが、マリオが近づくと地面に潜って
周囲に種をまいて攻撃してくる。地面に潜っている間はこちらの攻撃を受け付けない。
倒すには遠くから水をかけて気絶させた後にジャンプで踏みつける必要がある。
- だるまサンボ
『スーパーマリオギャラクシー』に登場する真っ赤なサンボ。近づくと倒れ込むので、それを躱し、頭を踏めば倒せる。
- ココサンボ
『スーパーマリオギャラクシー』に登場する黄色く大きなサンボ。体にトゲがついているので直接スピンはせずに、名前の通りココナッツをぶつけて倒す。
- スノーサンボ
『スーパーマリオ3Dワールド』の雪原ステージに登場する頭に赤いバケツを乗せた雪だるまのようなサンボ。踏んで倒せたり、ネコマリオで引っかくなど、通常の攻撃はほぼ効く。ダメージを受けた部分は雪玉に変わるが、ファイアボールを当てると溶けて無くなる。
- サンボマミー
外見はサンボを青くしたサンボのミイラ。『マリオストーリー』にのみ登場。
「胴体飛ばし」や「頭突き」で攻撃を受けると毒状態になることがある。特に「頭突き」は毒に侵されやすい攻撃である。
- ドクサンボ
『ペーパーマリオRPG』、『スーパーペーパーマリオ』に登場。色は青緑で、サンボマミーと同様にマリオを毒状態にしてくる。
- カゲサンボ
『スーパーペーパーマリオ』のウラ100部屋ダンジョンに登場する亜種。攻撃力が高いほか、ドクサンボ同様毒状態にしてくることもあるので注意。
- ボスサンボ
『ペーパーマリオスーパーシール』などに登場する巨大なサンボ。W2-5「カラカラスタジアム」のボスで頭に黄色のロイヤルシールが付いている。モノシールのバットで胴体を吹き飛ばしてしまうと楽。『マリオ&ルイージRPGペーパーマリオMIX』ではペーパーボスサンボの名前で登場し、でかサンボと共にゴブゴブ砂漠の地下で戦闘となる。
- ホネサンボ
『マリオ&ルイージRPG2』に登場。サンボと異なり上部がトゲになっているため踏めない。さっさと倒したい場合はミドリこうらやアカこうらがおすすめ。
- ハガサンボン
『マリオ&ルイージRPG3!!!』に登場。胴体が歯のようになっている敵。バキュームで身体を吸込めば一時的に行動不能にできるほか、DEFも上がる。
- サンボ(鉢植え)
『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』に登場した近種。
体の色は緑で顔つきは『スーパーマリオ64』のサンボに近い。
鉢に入って飛び跳ねるものと、鉢に入っておらず地面を這うように移動するものの2パターンがおり、後者は鉢を見つけるとその中に入ってやはり飛び跳ねて移動する。
サボテンなので当然踏むことはできないが、本体がいない状態の鉢は触れても大丈夫。また、どちらも食べてタマゴにできる。
- 砲台サンボ
『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』で初登場した近種。口からサンボを吐き出してくる。
攻撃するか近くでヒップドロップすると一定時間気絶するが、倒すことはできない。完全に倒すには、青スイカで凍らせるしかない。
『スーパーマリオくん』ではカメックの指示のもとボロドーと連携しマリオを追い込むが偶然マリオが頭の花を取ってしまったハナチャンにやられてしまった。
- ヘディングサンボ
『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』に登場した近腫。サンボをヘディングしているサボテン。
サンボが倒されると、しばらく落ち込むがすぐに生えてきて再びヘディングを始める。
- マトサンボ
『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』に登場した近種。頭の下にはマトのような模様がある。
突然上から降ってくるが、特に動いたり攻撃したりすることはない。タマゴをぶつけると転がっていく。
- ロープサンボ
『ヨッシーアイランドDS』に登場した近種。口からロープを出しているサンボで、いつも天井にいる。
ロープから爆発サンボを出してくる。
- ぽろぽろサンボ
『ヨッシーアイランドDS』に登場した近種。口から爆発サンボを吐き出してくるサンボでロープサンボ同様、いつも天井にいる。
- ビッグサンボ
『ヨッシーNewアイランド』でカメックによって巨大化したサンボ。画面をまたぐほど巨大。弱点の頭にタマゴで攻撃すればダメージを与えられる。
- ハリボテサンボ
『ペーパーマリオオリガミキング』でヤケスナ大砂漠の祭壇付近に現れる超巨大なサンボのハリボテ兵。