曖昧さ回避「みかん」という名の人物
- 愛媛みかん / 愛姫みかん … 『マクロスF』のキャラクターデザインなどで知られるアニメーター・江端里沙の別名義。
- みかん(ものまねタレント)
架空のキャラクター
- 『あたしンち』の登場人物 → 立花みかん
- 『ゴーゴー五つ子ら・ん・ど』の登場人物 → 紀の国屋みかん
- 『せいぜいがんばれ!魔法少女くるみ』の登場人物 → 温州愛媛みかん
- 『ToLOVEる』の登場人物 → 結城美柑
- 『プリパラ』の登場人物 → 白玉みかん
- 『みかん絵日記』に登場する猫 → みかん
- 『わんことくらそう』の犬耳っ娘。
- 『妖怪ウォッチシリーズ』に登場する妖怪 →
🍊概要
ミカン科ミカン属の常緑小高木。また、その果実のこと。
暖地に産し、葉は長楕円形。初夏に白色の小さな花をつけ、橙色の実を結ぶ。果樹として広く栽培され、多くの品種がある。一般的に「みかん」と言った場合は温州みかん(特に早生品種の「宮川早生」)を指すことが多い。更に専門的な話になると、品種によって「極早生(ごくわせ)」「早生(わせ)」「中生(なかて)」「普通」に分かれ、それぞれ出荷される時期が微妙にズレる。そして普通温州の中でも特に遅くに出荷されるものは「晩生(おくて)」と呼ばれる。「貯蔵みかん」「蔵出しみかん」と呼ばれる収穫後に貯蔵するみかんはこの「晩生」の品種である。
日本の代表的な果物で、素手で容易に果皮をむいて食べることができるため、冬になれば炬燵の上にみかんという光景が一般家庭に多く見られる。皮を向くのがめんどくさいという人は「和歌山剥き(有田剥き)」で検索すると幸せになれる。
かつては消費量一位の果物だったが、近年はバナナやリンゴに追い抜かれている。
実の栄養価は高く、クエン酸や食物繊維を始め近年「β-クリプトキサンチン」による発ガン抑制効果が研究、発表されている。また、実に付いている白いスジには動脈硬化やコレステロール血症に効果があるとされているヘスペリジンという物質がある。時に「食べにくいから」という理由でスジを取る人もいるが、栄養上はスジも一緒に食べるべきである。
基本は生食だが、地方によっては焼いたりすることもある。
皮は1年以上干して乾燥させると「陳皮(ちんぴ)」と呼ばれる漢方薬になる。
胃弱など消化器の不振、咳などに効果があるという。
七味唐辛子など、香辛料にも混ぜて用いられる。
漢字で書くと『蜜柑』
発祥・歴史
発祥は諸説あるものの、本格的な栽培が始まったのは江戸時代の和歌山県有田市からである。
紀州藩の徳川家が平地が少なく米の栽培に適していなかったこの土地にみかんの栽培を奨励し、一大産業へと発展していった。
また、紀州から江戸へ良質なみかんを輸出して財産を築いた紀伊国屋文左衛門の話は有名だが、近年実在を疑われている(有田市の農協(JAありだ)は市内に住んでいた「藤兵衛」という人物が江戸へ運んだとしている(JAありだ「柑橘栽培の歴史」))。
当時みかんの苗木は徳川家の命令によって藩外へ持ち出してはいけなかったのだが、外からやってきた農夫たちに泥棒され、結果愛媛県や静岡県等全国へと栽培が広まっていった。和歌山県から見れば酷い出来事なのだが、持ち帰った現地では英雄扱いだったとされる。
近年ではみかんと言えば34年ほど栽培量で一位を誇り、関東圏への出荷が多かった愛媛県のイメージが強い。しかし、2004年に愛媛県のみかん畑が台風による塩害で大打撃を受け、その後より販売単価の良い別の柑橘類へと転換している。2004年からはこれまで栽培量が二位だった和歌山県が一位を誇っているものの、みかんの単価がバブル期より下落(消費者は反対に高品質嗜好に)していることもあり、実際は貧乏くじを引かされた状態である。それでも農家の数自体が減っているため、長い目で見ていけば将来重要なアピールポイントになっていく。温暖化によって産地も北上傾向にあることだけが悩みの種だが…。
別名・表記揺れ
関連タグ
未完 … 同音異句(同音異義語)。『シャーマンキング』における使用例が有名。
和歌山県 愛媛県 静岡県…年10万トン以上生産している産地。
ミツバチ…みかんとは切っても切れない存在。蜜源の一種にみかんの花があり、みかんの名産地は同時に蜂蜜の名産地でもある。養蜂業者の戸数も上の三県はいずれも全国トップ5に入っている(平成29年時)。(参考:農林水産省・PDF形式)
みかんをテーマにした楽曲
- SEX MACHINEGUNSの「みかんのうた」
外部リンク
- 骨粗しょう症予防に三ヶ日みかん
- 「頭蓋骨痩せ」がシワ・たるみの原因に?:骨密度の低下で頭蓋骨が小さくなっていく→皮膚があまりシワたるみに。