概要
初登場は『スーパーマリオワールド』。メガネと魔道士のような服を身につけた亀の魔法使い。
手に持っている杖から怪しげな魔法をマリオに目掛けて発射する。また、その魔法を特定のブロックにかけることでコインや敵キャラの姿に変えることもある。
当初は「魔法を使うカメ族」として多数存在するザコ敵であったが、クッパ軍団内でも年長格という設定であったためか、コミックボンボンやコロコロコミックにおける連載漫画版では、登場当初より「クッパの側近」として設定されることが多かった。
その設定が原作ゲームでも逆輸入化されて行ったのか、『ヨッシーのロードハンティング』でボスキャラ格へ昇格。『ヨッシーアイランド』からは、クッパの側近としてカメックの中の1人が、ほぼ完全に独立したキャラとして登場することが多くなった。
日本語版ではそのどちらも「カメック」と呼ばれているが、英名では総称が「Magikoopa」、側近の個人名が「Kamek」と区別されている場合が多い。
側近のカメックの人物像
大魔王クッパ側近を務める家老的な存在で、近年は主の息子・クッパJr.の世話役もしているクッパ軍団ナンバー3。
1人称は基本的に「私」。場合によっては「ワシ」や「あたし」等を使うこともある。性格は開発会社毎に異なっており、インテリジェントシステムズのペーパーマリオシリーズやキャメロットのマリオゴルフワールドツアー、マリオテニスエースでは敬語で喋るが、任天堂の『ヨッシーアイランド』や『マリオギャラクシー』等では「チクショ~!」「オマエは、地べたで のたうち回って!!」等の乱暴な喋り方をする他、『ヨッシーのパネポン』のみザマス口調で喋る。
『ヨッシーアイランド』では「キーッ!ウキーッ!」という金切り声を上げながらクッパ王国とベビィクッパのためにベビィマリオを攫おうと奮闘する。ヨッシーのことを「ヨッシーちゃん」等とちゃん付けで呼ぶ。
『ペーパーマリオ スーパーシール』以降のペーパーマリオシリーズにおいては基本的には敬語で話す慇懃無礼な性格。古き良き魔法使いらしく知的且つ狡猾で、敵に対しての罠や嫌がらせといった卑怯な戦法も好むなど中々に嫌味で渦巻き眼鏡をかけた黄色いカエルをソックリそのままカメ化したような人物像である。マリオのことも「君」付けで呼んでいる。
魔女の様な帽子を被り、笑い声も「クックック」「キーッキッキ」など魔女的であり、『マリオ&ルイージRPG2』のノコディからも「意地悪そうなお婆さん」と呼ばれていたが、性別が男性である作品もあり、『ペーパーマリオカラースプラッシュ』や『ペーパーマリオオリガミキング』では実際にペンキーやオリビアから「おっさん」「おじさん」と呼ばれている。
また、昔から公式・2次共に女性モノの服を着る場面が偶に見られる他(大抵はピーチ姫になりすますことが多い)、『マリオ&ルイージRPG4ドリームアドベンチャー』では「そうそう、ピンクのフリルが付いたドレスがステキでしょ。いつもの地味な青い服より、ずっとカワイイのよね…」という辺り、意外と可愛い服が好きである節が見られる。
クッパの家系には先代(クッパの父)の頃から忠誠を誓っていた様で、軍団を乗っ取ろうとする野心等は全くなく、クッパ親子のためには奮闘を惜しまない忠臣。職務へ対しても割と精力的。
かといって7人衆共々盲目なイエスマンという訳でもなく、主の人使いの荒さに愚痴を零す苦労人の面もあり、クッパ達の向こう見ずになりがちな振る舞いを諫めたりもしている。
クッパ親子の方も、自分らを赤ん坊の頃から支えてくれているカメックのことは強く信頼しており、我儘で振回すことも多いが、その進言を軽んじず聴き入れることも多い。
『ヨッシーアイランド』での描写から考えるに他クッパ軍団員達からも軍団No.3(当時はNo.2)として見られていると思われる。
魔力も非常に強いのか軍団員を巨大化させる魔法を使用出来る。この魔法はただ大きくさせるのではなくパワーアップも兼ねている。
例として『ヨッシーアイランド』シリーズに出ていたビッグパックンやビッグノコノコは耐久力が大幅に上がっておりビッグでぶあほーどりに至っては完全な飛行能力を得ている程である。
作品別
アクションのマリオシリーズ
終盤ステージに多数登場する雑魚敵。この頃から、テレポートして魔法という特殊な攻撃パターンでプレイヤーを苦しめた。
この魔法、スピンジャンプ以外で触れることができない単純な性質だけでなく、クルクルブロックへ命中すればノコノコに変化する。つまり回避しても敵が増えるという2段構えなのだ。足場のクルクルブロックを標的にされれば当然足場を削られることとなるので、彼が1体現れるだけで地形によっては2つ3つの危険性が生まれる難敵。しかし、それを利用して進む必要が産まれるケースもある。
上から踏めば倒せるが一定時間経過で再登場する。
ヨッシーアイランドの設定が反映されており、ボスとして登場。また、城でのボス戦の際フィールドに魔法を掛け、クッパ7人衆達を援護する(自身は何処かへ飛び去る)。
ワールド8の砦でようやく彼と対決。足場を敵に変える魔法を放ってくるので、短期決戦が求められるが、テレポートもするのでダメージを与えにくい。コクッパ達と体力は同じであるが、甲羅にはこもらない。
1回目のクッパ戦にもピーチ姫へ変装して登場。クッパを倒してED…と思いきや、彼が正体を表し、クッパに魔法を掛けて巨大化させ、真のラストバトルが始まる。
Wiiと立ち位置は大体同じ。今回はブンブンへ魔法をかける。彼自身はワールド7の砦のボスとして登場。相変わらず強敵。
今回もクッパを巨大化させる。
OPでマリオを魔法で撃ち落とす者がいる他、ボスとしてボスカメックが登場する。
ザコキャラとしても多数登場。魔法で火球を出したり、ワープで移動したりする。
こちらでもザコキャラとして登場。ボスカメックは登場しない。
ヨッシーアイランドシリーズ
- スーパーマリオ ヨッシーアイランド
カメ一族に災いが起こることを予言し、当時赤ん坊であったマリオブラザーズを拐おうとしたが、1人を逃がしてしまう。ワールドの砦や城最後でマリオを運ぶヨッシーの前へ現れ、そこにいるザコ敵キャラをボスキャラへと変身させる魔法を使う。
通常の敵キャラとしては6-8、スペシャル5、秘密6(GBA版)に登場。倒すことは出来ず、背景を横切った後にSE(ボイス)と共に後ろからヨッシー目掛けてホウキで飛んで来る。秘密6のみヨッシーの頭上目掛けて飛ぶ。それ以外では6-8のボス戦直前の強制スクロールエリアでも登場し、こちらではホウキに乗らずワープとブロックを敵キャラに変える魔法でヨッシーに立ちはだかる。
ベビィクッパを倒した後にも現れ、倒れているベビィクッパに魔法を掛けて巨大化させる。
また、この作品ではクッパの子守役も担っており、頭の上がらぬまま、当時まだ幼児であったクッパにいいようにこき使われていた。
ベビィマリオ達スターチャイルドを潰しに、大人のクッパと共に未来からやってきた。ただし、前作とやっていることは大体同じ。今回も最終的にクッパを巨大化させる。
ちなみに、過去世界の本来のカメックは、未来世界の自分によってベビィクッパを誘拐されあたふたするシーンがあるだけ。
またもコウノトリさんを襲いベビィマリオを落とさせる。今回は自身が各地の砦へ赴き、ヨッシーの行く手を阻む。魔法のかけ方も変化し、打出の小槌のような巨大ハンマーで敵を叩くというものになった。
ベビィクッパと共にヨッシー達を解いて毛糸の姿に変えてしまう。
例によって最終決戦ではベビィクッパを巨大化させる。
黒幕及び隠しボスとして登場。
スーパーマリオRPG・マリオ&ルイージRPGシリーズ
- スーパーマリオRPG
クッパ軍団のカメック達のリーダーとして「カメザード」という名前のキャラが登場している。
マロの「何考えているの」で心を読んだ際のセリフは「キイーッウキイーーッ! あの時の赤んぼう!?」と『ヨッシーアイランド』のカメックを彷彿とさせる内容となっている。
- マリオ&ルイージRPG/マリオ&ルイージRPG1 DX
雑魚敵としてクッパ城に登場。服の色は緑。
また、雑魚敵の他にもクッパ軍団へ属さないカメック・サイコカメックが登場し、マリオを救助したいが怯えているルイージへ、自身がマリオであることを自己暗示させることで催眠術をかけたりもしている。
『1DX』ではサイコカメックは登場せず、「クッパ軍団RPG」に側近格の青色のカメックの他、白・赤・緑のカメックが登場する。青色のみ飛行タイプで、他は遠距離タイプ。
ベビィクッパの世話係として側近のカメックが登場。良く見ると、割烹着のような白いエプロンをつけている。ただし、まだ魔法の腕は未熟なようで、炎魔法で自分を燃やしてしまったりする。
ヨースター島での戦闘の後、ベビィクッパとははぐれてしまう。
- マリオ&ルイージRPG3!!!/マリオ&ルイージRPG3 DX
クッパの側近タイプの他に、ゲラコビッツによって捕らえられたカメック達も登場する。彼らを解放するとボコスカカメックが使えるようになる。
また、その他にもゲラコビッツによって洗脳された「ゲラカメック」という敵も登場する。
クッパの側近の者は、バキュームキノコによって暴走したクッパから逃げてからエピローグまで再登場しなかった。『3DX』追加モード「クッパJr.RPG」では、その空白期間が描かれており、クッパJr.達と合流しSSカンパニーと戦った。作中中盤ではモートンと共に、当初は傍若無人であったクッパJr.が仲間の大切さを知るキッカケを作った。
ピーチ姫を攫うために暗躍。マリオ達がエリート三人組と戦っている間に攫うことに成功する。
クッパJr.世話係も兼任するようになる。最高幹部であるクッパ7人衆とはタメ口で話し合っていることから彼らと同格であることが窺える。
ペーパー世界の自分と共にドデカクラフトを作ったりマリオ達の行く手を阻んだりと各地で暗躍する。
本作でもクッパの側近及びクッパJr.の世話係として登場。また雑魚敵としての個体は服の色がオレンジ色となっている。
ペーパーマリオシリーズ
1・2作目では、従来の側近ポジションにカメックババという老婆のカメックが収まっており、通常カメックは緑・赤・黄・白・灰のザコ敵として多数登場する。また、1人称が「俺」の男性のカメックも登場している。
『ペーパーマリオRPG』では、クッパ軍団へ属さない色違いカメックチームである「レッドデビルズ」が登場している。
ザコ敵としてのカメックは自分や仲間に強化魔法をかける後方支援型であり、1作目では1人だけになると即座に逃げ出すが、2作目では分身するようになり強化されている。また、強化版に近いポジションとしてマホマホ及びその上位種族が登場している。
だが、3作品目以降は通常のカメックがクッパの側近へと戻り、ババの存在は死に設定として登場しなくなった(突然登場しなくなったため、ファンの間ではババ死亡説や高齢引退説等が囁かれることもあるが、真相は不明である)。
また、3作目では「ウラ100部屋ダンジョン」でコイツの影版「カゲカメック」が登場するが、カード説明文によると実はコンタクトをしているという衝撃設定が書かれている。残念ながら顔が見えないのでどんな目をしているのかは全く不明なのであるが…
以降は現在の立位置へ戻り、『ペーパーマリオスーパーシール』ではマリオとルーシーが行く先々で妨害行為を行っており作中ではW1-3「ミズギワロード」、W2-2「ヨッシースフィンクス」、W6-3「空中クッパ城」でバトルとなる(W4-3「ミステリーマンション」でもカメックと遭遇するがこのステージでは屋敷地下にある封印の本に魔法をかけでかテレサを召喚している)。
特にヨッシースフィンクスと空中クッパ城での戦闘では全シールをサンダルシールに変えるという手口を用いて来るため、この戦闘ではサンダルシールのみでの戦いを強いられる。また、ミズギワロードでのマリオ達との対面時にコメットの欠片を玩具の如く何処かに飛ばしてしまったため、ルーシーに「最っ高に感じ悪いわね!」といわれた。
『ペーパーマリオカラースプラッシュ』では7人衆が張り切っているためトレーニングという名の悪戯に勤しんでおり、ミドゥーリの大森やコシンボクの林で辺りの物のサイズを変化させたり、たまにバトル開始時に現れては「ラッキースロット・逃げるコマンドを使えなくする」+「全カードが伏せられるor6枚のみ残してカード没収」といった妨害工作を行って来る。
本人との直接対決はコシンボクの林の緑の小ペンキスターの前で中ボスとして登場し、これまでの魔法のトレーニングの総仕上げも兼ねてマリオと対決する。
撃破後は最後の悪足掻きとして超デカ魔法を使ってマリオを土管へ入れない程巨大化させて一生森の中へ封じ込めようとするも、色ヌケで魔力が不足していたため効果が半減して「半デカ魔法」となってしまい、結果的に元サイズへ戻してしまった。
戦闘後は反省等は特にしない代わりに、カードMAXアップをマリオへ託しそのまま消滅する……が、その後も妨害行為は何事もなかったかのように行われる。
6作目『ペーパーマリオオリガミキング』では、マリオ達の味方として登場。クッパ城を天空スパーランドへ墜落させてしまい(ちなみにクッパ城が墜落した原因は誰でも間違えかねないものであった)、その損害賠償返済として、園内掃除をさせられていた。
城内に囚われたクッパと切り刻まれたクッパJr.を救出すべく、マリオ達と共に行動。そのサポート能力でマリオ達を援護する。
救出後は、クッパ等クッパ軍団と共に、マリオとオリビアの目的に同行し、目まぐるしい活躍を見せた。
マリオパーティシリーズ
『マリオパーティ7』までは妨害役として出る程度で余り目立っていなかったが、『マリオパーティDS』ではボードマップ「カメックの図書館」のボスとして登場した。そして、『マリオパーティ9』ではクッパの手下としてヘイホーと共にボードゲームへ参加して立ちはだかり、条件を満たせばプレイアブルキャラとして使用可能になる。
次作『マリオパーティ10』ではプレイアブルを降板してしまうが、『スーパーマリオパーティ』ではキノピオと共に進行役を担当。ゲームを盛り上げるためにボードマップに様々な魔法を掛けることもある他ドッキリマス(過去作のクッパマスに相当する)の担当となっているがドッキリマスにクッパとクッパJr.が止まると申し訳無さそうにドッキリマスイベントを進行するという小ネタが見られる。また、「カメックのゴージャスタワー」(個人戦用)、「ゴージャスタワーのガチャマシーン」(2on2用)という、自身をモチーフとしたボードマップが登場している。
なお、ボスとして登場した『DS』では珍しくお馴染みのサウンドエフェクトではなく独自の音声であった。
また、ブレイアブル降板をされた『10』でもステージゴールで戦闘するボスとして闘うことが出来、自身を魔法で巨大化した上でキラーやビリキューを召喚してマリオ達と弾幕戦を繰り広げた。……因みに本作ではボスキャラを模した乗り物に乗ることが出来るが、カメックが担当する「ウキウキエアプレーン」の乗り物はカメックではなく彼が召喚するマグナムキラーデザインとなっている。
『スーパーマリオパーティジャンボリー』では前々作に続けて進行役の担当と同時に会場の設営も務めており、「パーティお手伝いの旅」では彼のお手伝いをする事になる。
マリオカートシリーズ
当初『マリオカート64』でプレイヤーキャラとして登場予定であったが地味過ぎるという理由でドンキーコングと差し替えられる形で結局没となってしまった。以降20数年に渡りプレイアブル化を待つこととなる。
『マリオカートアドバンス』ではクッパキャッスルの背景を飛んでいる姿を見ることができる。
『マリオカートWii』では、ライド・オン・カメックというハングオンタイプの小型隠しバイクとして登場した。
そして、『マリオカートツアー』で当初参戦予定であった64から約25年の時を経て2021年8月25日開催のカメックツアーで遂にプレイアブルキャラとして参戦を果たした。
レアリティはUR、スペシャルスキルはコインボックス。スペシャルスキルに関しては前述のカメザードがマリオ一行との戦闘後にコインが無限に出てくるコインボックスを出してくれるイベントか、それともスーパーマリオパーティのゴージャスタワーに因んでであろうか?
『マリオカート8デラックス』ではDLCコース追加パス第5弾でボスパックン、ハナチャンと共に参戦。姿を消すジャンプアクションも加わっている。
クラクションは初代ヨッシーアイランドSEを模した音が鳴るファンサービスであり、キャラ性能は奇遇にもルイージと全く同じである。また杖と杖の宝石の光沢と質感が後述する映画と似たものになっている。
その他のマリオシリーズ
ゲーム後半「闇の世界」で、ボスキャラ格として登場。テレポートで移動しながら魔法で攻撃し、一定ダメージを受けると、魔法で巨大化した上でテレポート速度を挙げながら、威力をアップさせた魔法で攻撃する。
ボスのデカメックが召喚する。図鑑には登録されない。
2019年12月に登場。ドクマリシリーズではこれが初登場となる(元々クッパ軍団が出ていたシリーズではなかったが)。
スキルはエリアにいる最も多い色のウイルスを4匹消し去るもの。そのウイルスが凍っていようが泡に包まれていようが強制的に消し去れるので、カプセルを置きにくいフィールドや最後の仕上げなどで役に立つ。
逆に、ウイルスが多過ぎたり、3色が1 - 2匹にバラけているような状況では役立ちにくい。
VSモード中でもこの効果は強力で、レベルを上げればもっと多くのウイルスを消せるので一度全消しした後間髪入れずに攻撃するのにも便利。
他メディアでの登場
1巻から登場。基本的には敵味方関係なく敬語で話す。連載初期は良くマリオから「あほう使いカメック」と呼ばれていた。
自己紹介の際にスプーン曲げをするなど魔法使いというよりは超能力者だった。当初は陽気なキャラクターだったが、3巻からドラボンを洗脳して刺客にする、4巻では仲間たちで協力してマリオたちを騙し討ちにするなど策士としての面も見せ始める。また調子に乗ると一人称が「俺」になり、敬語を使わなくなるなど陰湿なキャラ付けもされていった(後に敬語で固定された)。なお、クッパ以外の同僚には敬語を使わなくなる時もあった。
明言されているわけではないが描写からしてクッパの側近、あるいは軍団の幹部的な地位にある(少なくともノコノコよりは立場が上)。1巻~4巻の間は幾度もマリオたちと激突しており準レギュラーと言える存在だった。
『ヨッシーアイランド編』ではゲーム通り「ウキキ~」が口癖になっていた。こちらではレギュラーとして登場。気絶していたところを未来のクッパから「マリオを攫って来い」とささやかれ、それを神のお告げと思って行動に移す。しかし手違いから赤ちゃんルイージを連れ去ってしまう。以後もコカメックやヘイホーたちを率いてマリオたちの前に立ちふさがる。
特に赤ちゃんルイージを返すという嘘でマリオ達を誘き寄せた時は砲台サンボとニセフラワーによる人海戦術で後一歩の所まで追い詰めた(ハナチャンがいなかったらそのままマリオ達は倒されていた)。
クッパがPOWブロックでベビィクッパになってしまった時は、元の姿に戻そうと魔法を掛けるが、間違えて「そのままの姿で大きくしてしまった(赤ちゃんのまま超巨大化)」。すぐに方針を切り替え、マリオたちと遊ぶという体でベビィクッパをけしかける。しかしヨッシーと赤ちゃんマリオ&ルイージの奮闘によって巨大なタマゴへと変えられてしまい、それを知らないヘイホー達にゆでタマゴにされ掛けたので慌てて止めに入った。敵キャラではあるものの、赤ちゃんルイージをゴミに出そうとしたクッパを止めたり、赤ちゃんマリオを拉致する際も手荒なことはせず裸踊りをして機嫌を取るなど、そこまで悪人ではなかった(寧ろ未来クッパの方が赤ちゃんマリオを手に掛けようとするなどずっと悪人だった)。
『マリオストーリー編』ではホワイトカメックという名称で登場。カメックと同一人物かは不明であるがキャラはカメックそのものとなっている。ゲームと同じく中ボスの1人としてマリオの前へ立ちはだかるもチビヨッシーズに敗北する。番外編ではピーチ城跡地でクリオを無力化してマリオと一騎討ちを繰広げ、強力な魔法を用いて圧倒するがティンク救援によって敗北する。
なお、このストーリー(ゲーム)ではカメックババがクッパの側近となっているため準レギュラーではなくなった。
連載初期と比べて登場頻度は減ったものの、『スーパーマリオギャラクシー編』『New スーパーマリオブラザーズWii編』など、原作があるものには必ずといって良い程登場している。
- 本山一城版スーパーマリオ
スーパーマリオワールド編から登場。敵側の準レギュラーとして度々登場している。クッパやその息子達に対する忠誠心は強く(ウェンディにだけは雑な感じがするが)、レミーの敵としてルイージを殺そうとしたり、ヨッシーのたまご編ではクッパが亡くなったと思い彼に代わってヨッシーの故郷を爆撃して虐めていた。さらにヨッシーストーリー編では裏切った白ヘイホーの背中へ杖を突き刺して殺害している。
このようにスーパーマリオくんと比べると過激な言動を取ることが多く、ギャグもボケもないことから「悪」であることが強調されている。
CV:ケビン・マイケル・リチャードソン(原語版)/浦山迅(日本語版)
クッパの側近として登場し、対象を浮かせる魔法や苦しめる魔法などで彼を的確にサポートする。一方、相変わらず主の我儘や乱暴に振回される苦労人。
意外にも戦闘は行っておらず、終盤の戦いではピーチ姫に殴り倒されたり、保持していた重要アイテムをマリオの元へ渡されたりと毎回ピーチ姫にやられていた。
余談
側近のカメックがヨッシーアイランドの頃からずっと同一人物であると仮定すると、クッパよりも遥かに年上ということになり年齢が凄いことになってしまいそうであるが、実際のところは不明である。
(もしかしたら服部半蔵等のように襲名してコッソリ世代交代しているのかもしれない…?)
まあ、亀は万年っていう位であるし……。
Pixivではそのまま検索するとカメックスも一緒に出て来てしまうので注意。
一応「カメック -カメックス」で除外可能。