概要
マリオサーキットやレインボーロードとともにマリオカートシリーズでは定番のコース。
クッパ城の内外を舞台としており、共通してさまざまなギミック(溶岩やドッスンなど)が仕掛けられている。
「スーパーマリオカート」のみ表記が「クッパじょう」になっている(英語版も「Bowser Castle」、以降は「Bowser's Castle」で統一されている)。
各作品のクッパキャッスル
SFC・クッパじょう1
キノコカップ第4コース(SFC)
キノコカップ第4コース(GBA)
「スーパーマリオカート」のコース。道幅が広く、いたってシンプルなレイアウト。
ドッスンさえ気をつければ簡単なコース。
SFC・クッパじょう2
フラワーカップ第4コース(SFC)
サンダーカップ第1コース(GBA)
「スーパーマリオカート」の最長コース。道幅が狭くなった他、行き止まりの道や二股分岐などがある。
SFC・クッパじょう3
スターカップ第4コース(SFC)
スターカップ第2コース(GBA)
クッパツアー2023で実装(ツアー)
トゲゾーカップ第3コース(8デラックス)
「スーパーマリオカート」のコース。途中で道が極端に細くなったり、溶岩を次々にジャンプする場面がある。
特に最初のジャンプバンの間隔が狭く、特に150ccでは最初のジャンプの勢いで2つめのジャンプバンを飛び越えて溶岩に落ちる事が多く、ジャンプバンの手前で速度を下げる事が重要となる。
なお、CPUは溶岩に落ちる事は少ないが、海外版ではCPUも溶岩に落ちる事が多い為、マリオサーキット2並みに順位が荒れやすく、国内版と海外版では難易度が大きく異なっている。
のちに「マリオカートツアー」にも登場。GBAでも登場していたが、かなり簡易移植されたものであったため実質的にクッパじょう系統の初リメイクである。
SFCシリーズのコースは今まで比較的原作重視の平面なリメイクしか無かったが、今回はGBAコース(特に8以降の作品)のような魔改造を受ける。コースの至る所に坂やダッシュ版、ジャンプ台が設けられており、後のクッパキャッスルのような建物も追加されている。ゴール付近ではほねパックンが妨害をしてくる。
のちに「マリオカート8デラックス」でも登場。ツアーをベースに反重力地帯が追加されている。また、終盤のゴールゲートの前にドッスンが追加されており、タイミングが合えばドッスンの上にのってジャンプアクションを出すことができる。
N64・クッパキャッスル
スターカップ第4コース(N64)
サンダーカップ第4コース(Wii)
「マリオカート64」から「クッパキャッスル」というコース名になった。
コースが立体的になったことで、マグマの海に浮かぶコースから、クッパ城の内外を走るレイアウトになり、現在のクッパキャッスルのレイアウトの原型ができている。
前半の場内はドッスンがこれでもかと待ち構えており(排気量によってドッスンの数が異なっており、50cc→100cc(おまけ)→150ccの順にドッスンの数が増える)、終盤の城外では溶岩地帯を走る。
なお、初期版で50ccをプレイしていた場合は終盤最初のジャンプポイントでCPUが「ジャンプに失敗してコースに復帰するもまた同じ場所で転落」を永久に繰り返す事があり、スタートして10分以上かかっても4位以内でゴールする事も可能だった(後期版では修正)。
のちに「マリオカートWii」に登場。そちらでは最終コースとなったほか、全長が長くなっている。
GBA・クッパキャッスル1
キノコカップ第4コース(GBA)
こうらカップ第2コース(3DS)
ニューヨークツアーで実装(ツアー)
マリオカートアドバンスの新作コースでは一番短い。
初代のものを踏襲してか、溶岩の上にコースがつくられている。
ドッスンやバブルが仕掛けられているが、全長は短めで、直角カーブの曲がり方が勝負の分かれ目。
のちに「マリオカート7」に登場。後半の連続ジャンプのある直線で2周目以降にグライドボードが設置されるように。
「マリオカートツアー」にも収録。通常版はマリオカート7と同様のコース構成。逆走する「R」、ジャンプ台などが多く追加された「X」、その両方を兼ねた「RX」が新たに登場。「R」では最終コーナーにこれでもかと言わんばかりにドッスンが並べられている。
ツアーでは本コースの他にGBAクッパキャッスル2~4、後述のRMXクッパキャッスル1が登場しているが、これらのコース背景は「4」を除いてGBAクッパキャッスル1のものと共通している。(4も含めGBA版では全て別の背景を使用していた)。
GBA・クッパキャッスル2
フラワーカップ第4コース(GBA)
バナナカップ第4コース(DS)
ハンマーブロスツアーで実装(ツアー)
カーブがきつくなったり、コース途中に穴が開いたりして溶岩に落ちる危険性が上がっている。
ジャンプ台地帯は壁の縁に着地するように飛ぶと僅かに時間の短縮になる。
のちに「マリオカートDS」に登場。
「マリオカートツアー」にも収録。コース構成はマリオカートDSとほぼ同様だが、コースの至るところに爆発するタルが設置されている。1と同じくR、X、RXが新たに登場。RXでは終盤のカーブがハリボテと大量のドッスンで塞がれている。キノコでショートカット可能だが、ドッスン次第で逆にタイムロスになることも。本来はコースからはみ出すように増設されたヘアピンカーブを通る。
GBA・クッパキャッスル3
スターカップ第4コース(GBA)
このはカップ第2コース(Wii)
クッパツアーで実装(ツアー)
クッパ城の屋上を走るコース。
レイアウトの割にドッスンがいやらしいところに配置されており、コース取りが難しい。
後半の連続ジャンプの区画では左にジャンプすることでヘアピン部分をショートカット可能。
のちに「マリオカートWii」に登場。こちらでもキノコを使うことでGBA同様にショートカットできる。
「マリオカートツアー」にも収録。1と同じ背景になったことで印象が大きく変わったほか、ヘアピン部分後の左右に道が開いている地帯とゴール前でいくつかジャンプ台が追加されている。こちらもR、X、RXが新たに登場。RXでは局所的にやけくそレベルの大量の金網が追加され、公式画像もコラ画像のような仕上がりになっている。
GBA・クッパキャッスル4
スペシャルカップ第3コース
クッパツアー2023で実装(ツアー)
マリオカートアドバンス最長のコース。
ほかのコースに比べて、非常に複雑なレイアウトになった。途中でコースをジャンプして飛び越えたり、メカクッパがうろついている(もちろんメカクッパに当たるとスピンする)。
余談だが、今作からクッパキャッスルの後にレインボーロードを走るようになった。
のちに「マリオカートツアー」でリメイクされる。今回は他のGBAクッパキャッスルとは違い、平面的なリメイクではなく坂による高低差や瓦礫が追加され、使いまわされていた背景ではなく廃墟のようなものに変更された(原作は廃墟ではなく大きな機械が置かれていた)。
ギミックもパワーアップし、坂の上から鉄球が転がってくるようになった。
また、スタート地点の他にウーフーアイランドで見られた星が3つ書かれたゲートがあり、セクション制コースに変更されている。
GC・クッパキャッスル
スペシャルカップ第3コース
「マリオカートダブルダッシュ!!」から、新規コースのクッパキャッスルはスペシャルカップのコース3で固定となった。
ドッスンのほかに、吹き出す炎やファイアバー、石像から発射される火炎弾といった仕掛けが配置されている。
本作以降、7までのクッパキャッスルは入り口がクッパの顔を模したものになった。
クッパキャッスル(アーケード)
クッパカップ第1・第3コース
『マリオカートアーケードグランプリ』のコース。
直角カーブが激しい高度なドライビングテクニックが求められるコースとなっている。
DS・クッパキャッスル
スペシャルカップ第3コース
「マリオカートDS」の最長コース。後半の城外エリアで、動く足場や丸太橋の仕掛けがある。
初めの回転地帯では城壁に出る部分と場内を通過する部分とで分かれるが、場内を通る方が圧倒的に速い。キノコなどが必要なショートカットではないため積極的に利用すると良い。
後半は壁が無くなるものの足場が非常に広く、全体的に見通しも良く歴代クッパキャッスルの中でも難易度はかなり低い。
Wii・クッパキャッスル
スペシャルカップ第3コース
「マリオカートWii」のスペシャルカップ第3コース。冒頭で通路が揺れている。ファイアバーの他、城内にはGCにあった石像からの火炎弾、城外には炎を吹き出す間欠泉がある。なお、この間欠泉の部分は突起になっておりジャンプアクション可能。
BGMはメイプルツリーハウスの低倍速アレンジになっている。
3DS・クッパキャッスル
スペシャルカップ第3コース
「マリオカート7」のスペシャルカップ第3コース。回転するタル(ルートによって中または外を走る)や水中エリアの火柱といった仕掛けが目につく。スタート・ゴール地点前後は大規模なグライダー滑空ゾーンになっており、その先で道が上下2またに分かれている。
のちに「マリオカートツアー」でも再登場した。入口とその付近が大幅にリニューアルされ、溶岩やその明りに照らされ怪しい雰囲気が強くなった。
BGMのループ直前にGCクッパキャッスルのフレーズが使用されている。
クッパキャッスル(アーケードDX)
クッパカップ第2・第4コース
『マリオカートアーケードグランプリDX』のコース。
こちらはコースの起伏が前作や前々作のキャッスルウォールに近い感じに大変貌を遂げた。
余談だが、前作や前々作のクッパキャッスルの起伏は同カップ内のクッパファクトリーに継承されることとなった。
WiiU・Switch・クッパキャッスル
スペシャルカップ第3コース
「マリオカート8」、「マリオカート8デラックス」のスペシャルカップ第3コース。コース全体が反重力を生かしたつくりとなっている。仕掛けはファイアバーの他、鉄球振り子、クッパ像、転がる岩など。
本作のクッパキャッスルは初代からの常連だったドッスンが登場しないコースになっている(その代わりか、ドッスンは自身の名を冠したコースを貰っている)。
Tour・クッパキャッスル
クッパツアーで実装
マリオカートツアーにて「RMX クッパキャッスル1」として初登場。GBAクッパキャッスル系統をベースとした新規コース。
直角カーブだらけで道幅も狭い中でコンベアーが要所要所に存在する。他にもコンベアーが設置されているコースはいくつかあるが、本コースでは緑のコンベアーに乗って時間短縮できるかが高順位を目指すために重要になってくる。もちろんクッパキャッスルお馴染みのドッスンやバブルにも気を付ける必要がある。
逆走のRコース版、ギミックが追加されたXコース版も登場している。さらにクッパツアー2023では逆走とギミック追加の両方があるRXコース版も新たに実装された。RXではマグマ火柱にも注意が必要。