曖昧さ回避
- 滋賀県大津市と守山市を結ぶ琵琶湖大橋有料道路の愛称。
- アニメ『黄金戦士ゴールドライタン』に登場する異次元空間。ライタン軍団はここを通って現れる。
概要
マリオカートシリーズでは定番とも言えるコースで、新規レインボーロードは全てスペシャルカップの最終コースに登場している。
コースの雰囲気は作品ごとに異なるが、「(落下を防ぐ)柵が少ない」「触れるだけでスピンする障害物が配置されている」「コース全長が他のコースに比べて長い」など難易度は全体的に高く設定されている。
また、対戦においてもいわゆる「連轢き」(スターで無敵になってスピンさせた相手を、バックして再びスピンさせる嫌がらせ行為)に代表される悪質な妨害行為を仕掛けにくい(柵が少なく道も曲がりくねっており、それでいて道幅の狭い箇所が多いため、下手に嫌がらせを仕掛けると却って自滅しやすい)ためか、こうした小癪な行為を嫌う紳士やガチンコ勝負を望むガチ勢にも人気が高い。
総じて人気が高いため、今までのレインボーロードを集めたカップ「レインボーカップ」たるものを希望するファンも多い。
なお、アーケード版ゆえ特殊なコンセプトである『マリオカート アーケードグランプリDX』と『マリオカート アーケードグランプリVR』ではレインボーロードは登場しない。
各作品におけるレインボーロード
スーパーマリオカート
シリーズ第1作にして初のレインボーロード。この作品では背景やBGMを使い回してコースを複数扱いにしているのが特徴だが、レインボーロードだけはスペシャルカップ最終の1コースのみであり特別感を高めている。
コース内容はというと、原点ながら鬼畜の極み。柵は全く無く、カーブ(全て直角)毎にさりげなく道幅が狭くなる。また、道中には無敵のスタードッスンがいて、触れるだけでアイテム攻撃を受けた場合と同様のスピンをする。
再収録版
- マリオカートアドバンス
「おまけコース」として登場。他のコースにも言えることだが全体的に簡略化されており、ドッスンがおらずジャンプ台も無くなっている。また、更に道幅が狭くなっている。
- マリオカート7
やや道幅が広くなった。ドッスンやジャンプ台が復活するなど基本的に『スーパーマリオカート』に近いリメイクとなっているが、ドッスンの着地時に路面が波打つようになった。うまく利用すればジャンプアクションを決めて加速することができる。BGMは原曲重視のアレンジ。
- マリオカート8/マリオカート8 デラックス
『マリオカート8』ではDLCのゼルダカップ第2コースで登場。『マリオカート8 デラックス』では最初からプレイ可能となっている。
コース構成は『マリオカート7』とほぼ同じ。コースの下は宇宙ではなく山となっていて、自然の中にはキノコの家が建っている。BGMは『マリオカート7』とは異なるアレンジ版。
- マリオカートツアー
コース構成は『マリオカート7』と同様だが、スマホ版の仕様でコースアウトすることは滅多になくなった。通常版に加え、コースを逆走する「SFC レインボーロード R」、ドッスンがいなくなり道が常に波打つ「SFC レインボーロード X」、逆走かつギミックが詰め込まれた「SFC レインボーロード RX」が新たに登場。「SFC レインボーロード R」と「SFC レインボーロード RX」は途中で道がなくなり、グライダーで飛ぶようになっている。
本作でリメイクされた事によって歴代のコースで一番リメイクされたコースになった(同じ回数でリメイクされたコースは「SFC マリオサーキット3」のみ)。
マリオカート64
距離が非常に長く、2km超えと歴代最長。しかしフェンスが全面に張られていることから意図的にコースアウトしない限り落下の心配はない。コースを走るワンワンがいるものの、走行自体はレインボーロード中最も簡単な部類である。
また、コースの半分近くを飛ばせるものすごいショートカットも有名で、成功すればラップタイムを1分近く短縮できる。
背景は前作同様の宇宙だが、マリオ達を象ったネオンサインが浮かんでおり華やか。
再収録版
- マリオカート8/マリオカート8デラックス
コースの下が『マリオカートダブルダッシュ!!』のように大都会となり、乗客のキノピオがコインを投げつけてくる汽車や、グランドスターの特大プレートなどが追加。ネオンの代わりに昔の公式絵を象った花火が打ち上げられる。分かりにくいが、本作オリジナルコース「キノピオハーバー」に登場したピーチ姫の像が写っており、その上空が舞台になっているようだ。
柵は撤廃されている部分が大半。『マリオカートWii』や『マリオカート7』に登場する星形の加速リングがあり、過去作の要素を詰め込んだコースとなっている。
元は3周するコースだったがあまりに長いためかセクション制となり、1周分を走るのみとなった。
マリオカートアドバンス
起伏がなく『スーパーマリオカート』のものに似ているが、カーブが増加しており形は全く異なる。
『マリオストーリー』を彷彿とさせるコース。当該作品のクッパ城が背景に置かれている他、時間経過でコース下部の景色が徐々に消えていき「コースそのものが高度を上げていく」演出がある。ジャンプ台が設けられており、大きなショートカットもできる。また、雷を受けると小さくなる雲や、当たるとスピンする流れ星が存在している。
コースのマップは青森県の形に似ているが、制作スタッフがそのつもりで作ったのかは不明。
マリオカートダブルダッシュ!!
キノコシティの上空を走る。フェンスがほとんど無い割にダッシュ板や急カーブが多く、最高難易度と言われることも。
流れ星がアイテムのスーパースターに変化することがあり、拾えれば展開を変えられるかもしれない。
BGMには『マリオカート64』のアレンジが使われている。ちなみに、このBGMのイントロは『マリオカートDS』・『マリオカートWii』にも使われている。
マリオカートアーケードグランプリ 1/2
本作ではレインボーロードという名称ではないが、「レインボーコースター」と「レインボーダウンヒル」を抱えた隠しカップ、「レインボーカップ」が登場。レインボー系のみのカップはシリーズで唯一。2コースはホームストレート周りが共通で、ワープゾーンを経てコースが切り替わる形を取っている。アーケード版であるためか落下の概念こそないが、ヘアピンばかりで難易度は極めて高く、ジャンプドリフトを駆使しなくては優勝や好タイムは望めない。なお同じコースでもレース毎に背景が異なっていたりする。
マリオカートDS
こちらも『マリオカートダブルダッシュ!!』と同様フェンスが少ない。また、路面が全面ダッシュパネルになったシャトルループやコークスクリューが配置されている。シャトルループやコークスクリューのど真ん中(一番高い所)でアイテムによるクラッシュしてしまうとシャトルループやコークスクリューの始めの方に戻させるので注意(ただし、バナナ1本だけの被弾はクッパとドンキーコング以外は被弾しても落下しない)。また、シャトルループ中にRボタンを連打すると多少、速くなる。
今作のレインボーロードの効果音(路面中にドリフトしてる時や壁にぶつかった時や輪っかを通過した時)は後のレインボーロードシリーズに受け継がれている。
マリオカートWii
地球の上が舞台の『スーパーマリオギャラクシー』を彷彿させるコースで、スターピースが散らばっている。大穴や急勾配、ジャンプ台、星形のゲートがありこれまでの総まとめのようなコース。落下すると隕石のごとく燃え上がる。
ギャラクシーにちなんでか、スタッフゴーストはロゼッタが担当した。BGMは「エッグプラネットギャラクシー」のアレンジが使われている。
『マリオカートチャンネル』の大会モードでは「64 レインボーロード」のようなワンワンがコースに追加されたミッションが存在した(以下の動画参照)。
再収録版
- マリオカートツアー
2023年の1ツアー目「スペースツアー」にてリメイクされた。
大きな変更点としてコースが1周2セクションとなった。コース中盤のジャンプ台で大きく打ちあがって移動するエリアがグライダーを使用するようになったとともに、ここで2セクション目に突入する。
ギミックはハーフパイプも健在しているほか、「Wii レインボーロード RX」では「SFC レインボーロード」にいたスタードッスンが追加されている。
月には『マリオカート7』のレインボーロードで見られたロケットが止まっている。
- マリオカート8 デラックス
コース追加パス第6弾最終カップトゲゾーカップ最終コースとコース追加パスの大トリを務めて登場。
コース全体が反重力エリアとなっている。原作と同じく落下すると隕石のように燃えて地球に引き込まれる演出も再現されている。
マリオカート7
3セクションに分かれ、1周でゴールになる。
シリーズで初めて「レインボー」以外の部分も走るコースで、土星のリングや月面を走るパートがある。障害物として鎖のないワンワンや隕石が存在しているが、無重力が強調されており動きがトリッキーなので注意が必要。BGMは、サビの部分に『マリオカート64』のアレンジが使われている。
再収録版
- マリオカートツアー
コース構成は『マリオカート7』と同様。通常版に加え、逆走する「3DS レインボーロードR」、ギミックが大きく変更された「3DS レインボーロードX」、その両方を兼ねた「3DS レインボーロードRX」が新たに登場。「3DS レインボーロードX」と「3DS レインボーロードRX」は通常とスタート位置が異なっている。ちなみに元々3セクション制のコースだったため、通常2周(2セクション)しかないスマホ版では珍しく3セクション分走る。
- マリオカート8デラックス
コース追加パス第3弾のムーンカップ最終コースとして登場。
地形は『マリオカートツアー』に準拠しているが、グラフィックが向上し背景は様々な銀河が描写されている。
月エリアは反重力地帯になっているほかコースの大半が『マリオカート7』や『マリオカートツアー』、バトルコースのムーンステーションと同様にフワフワするようになった。
『マリオカート7』でショートカットできた所は今作では全てできなくなった。
マリオカート8・マリオカート8デラックス
コースの大半が反重力になっており、ねじれている道が多い。これまでのレインボーロードに比べると近代的で、中盤では宇宙ステーションの中がメインとなる。また宇宙服を着たキノピオが初めて観客として登場している。
マリオカートツアー
スーパーマリオ35周年を記念して開催された「スーパーマリオカートツアー」のメインコースとして、「RMXレインボーロード1」が登場。デザインは『スーパーマリオカート』をベースにしているがコースは完全に新規。グライダーで飛ぶシーンが3ヶ所存在し、3DS版であった無敵ドッスンと揺れる地形も健在。もちろん「R」、「X」、「RX」も存在する。
その約3ヶ月後に「RMXレインボーロード2」も登場。こちらもSFC版をベースに多数のトランポリンキノコが配置された。BGMはどちらも「SFC レインボーロード」を使用している。
※上記の動画は「RMX レインボーロード2」版のPV
マリオカートライブホームサーキット
「Wii レインボーロード」や『マリオカート8(デラックス)』版「N64レインボーロード」で登場した加速リング、スターやコインが流星群のようにコースに落ちてくる、カートを引き付けてくる磁石が特徴。
作品の性質上コースは事前に作っておく必要がある。
BGMは『マリオカート8(デラックス)』版「N64 レインボーロード」のもの。
ゲスト出演
F-ZERO X
ファンサービスコースとして『マリオカート64』のものが登場。コースは原作をベースに近未来風にアレンジされている。なおコース外に出た時点で落下判定となるため、原作のような派手なショートカットはできない。
大乱闘スマッシュブラザーズ_for_Nintendo_3DS
ステージとして登場。『マリオカート7』のコースを背景に、時折道路上に着地して戦う。前作『大乱闘スマッシュブラザーズX』での「マリオサーキット」と同様、たまにヘイホーが走ってくる。
ロゼッタ&チコの参戦を伝えるムービーの舞台にもなっており、その際にはマリオファミリーとカービィがレースを繰り広げていた。
BGMはが渡部量氏がアレンジした「レインボーロード シリーズメドレー」(『マリオカート7』→『マリオカートDS』→『マリオカートアドバンス』のメドレー)(表)と、『マリオカート7』の「レインボーロード」の原曲(裏)。
ペーパーマリオカラースプラッシュ
ゲーム終盤、大ペンキスターを全て集めた際にイロドリタウンからクロクッパ城へと続く道として出現したが、マリオは急な角度のため登れず…
だが、そこに『マリオカート8』のタイトルBGMと共にルイージがスタンダードカートに乗って颯爽と登場。マリオとペンキーはルイージの運転するカートでクロクッパ城へと向かうことに。道中では『マリオカート64』版のレインボーロードのイントロとサビ部分のアレンジが流れる。
スーパー・ニンテンドー・ワールド
アトラクション「マリオカート 〜クッパの挑戦状〜」のメドレーコースにて最後に登場。BGMと見た目は『マリオカート8』にてリメイクされた「N64 レインボーロード」準拠。ARゴーグルに映し出されるキャラクター・エフェクト以外ではほぼ全てプロジェクションマッピングで再現されている。
直前のグラグラかざんからこのコースに突入する際ハテナボックスからスーパースターが出現するがコイン(スコア)に影響は出ない。この最後のボックスから得られるこうらは30個と1番多い。
前半では主なコイン源となるクッパ7人衆全員が並走し他の障害物は一切ないため、スコア大幅アップのチャンス。後半は別のルートを走っていたチームマリオとクッパが正面に出現。クッパはスター状態でチームマリオ全員を蹴散らしたあとトップを独走するが、直後にスター状態が切れて約6秒間ほどコインを得られる状態になるので残ったこうら全てをぶつけてやろう(なお、この約6秒間が終わるとこうらの個数が0にリセットされる)。
エリア外のパーク内で1日1回行われるデータイムパレード「NO LIMIT! パレード」でも「レインボーロードでのレース」という設定がパレードで使用されており、こちらは『マリオカート8』版「SFC レインボーロード」がモチーフと思われる。
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
マリオ達がコング軍団と共にカートでキノコ王国へ向かう場面にて登場。道中にてノコノコ将軍の率いるノコノコ軍団とのカート対決を繰り広げたが、最後はトゲゾーこうらと化して自爆攻撃をしたノコノコ将軍によって破壊された。
このシーンでは『スーパーマリオカート』でのタイトル/レインボーロードのBGMが使用されたほか、マリオは『マリオカート64』を彷彿とさせる大ジャンプでのショートカットを披露しており、レインボーロード上では『マリオカート8』のように反重力ギミックが作動している。