概要
「ペーパーマリオカラースプラッシュ」において、マリオの相棒ポジションを務めるキャラクター。
一人称は「ぼく」。
喋らない主人公であるマリオの代わりに会話を進めてくれたり、攻略のヒントを教えてくれたりする。
見た目は取っ手の付いたペンキの缶そのものであり、ラベル状の顔部分から目がのぞいている。
取っ手部分は左右に分かれていて、腕のように動かすことができる。
目覚めているときは常に宙へ浮かんでいて、空中をフワフワと浮遊して移動する。
最初に出会う場面では3Dの立体的な姿をしているが、マリオにペンキの力を分け与えるため自らの色を絞り出したことで、平面のペラペラな姿へ変わる。
物語の最初に訪れる、イロドリタウンでマリオと出会う。
イロドリタウンの中心には、大(ビッグ)ペンキスターが集うイロドリの泉と呼ばれる場所がある。
何者かの手により泉が枯らされてしまい、そこへ訪れたマリオが隠されたスイッチを起動したことによって泉の底から姿を現し、目覚める。
鮮やかで美しいイロドリタウンの本来の姿を愛しており、イロドリの泉をもとの姿に戻すため、散り散りになってしまった大ペンキスターを探し出すべくマリオとともに冒険の旅に出る。
そして冒険の中で、自らの本当の使命を思い出していくことになる。
性格は社交的で好奇心旺盛、マリオを気遣う優しさも持ち合わせる一方で、驚くと取り乱しやすい一面も。
感情表現が非常に豊かで、本人の喜怒哀楽に合わせて顔のラベル部分がコロコロと色を変える。
作中では比較的常識人であり、他の登場人物が起こす突飛な行動や事件に対してツッコミ役に回ることが多い。
全編通してギャグ・メタ発言・ブラックジョーク満載の本作品において、物語のシリアス部分を一身に背負っているキャラクターでもある。
特に今作はマリオの旅の同行者が最後までペンキーのみであるため、旅するうちに嫌でも愛着が沸いてしまい、物語のラストで秘密を打ち明けられたときに心を痛めたプレイヤーも少なくない(今作の評価が分かれる要因の一つにもなっている)。
イロドリタウンのスーパーフラッグをすべて達成した状態で改めてEDを見ると、少しだけ彼に関する変化が起こる。
なお英語版では「Huey(ヒューイ)」という名前。
西洋では一般的な男性名だが、色相を意味する「Hue(ヒュー)」ともかかっているものと思われる。