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マリオカートアドバンス

まりおかーとあどばんす

「マリオカートアドバンス」とは、ゲームボーイアドバンスから発売された、マリオカートシリーズ第3作目である。
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概要編集

2001年ゲームボーイアドバンスで発売された、マリオカートシリーズの第3弾で、シリーズで初めて携帯機から発売された。

モバイルシステムGBにも対応していたソフトだった。(現在は終了)


GBAのハード性能はニンテンドウ64に及ばないため、『スーパーマリオカート』のシステムに近い方式をとっている。

しかし、初代の全コースがリメイクで収録されたり、1人プレイでもグランプリ・タイムアタック以外のモードが選べるようになったり、タイムアタックデータのオンライン共有が可能になったり、さらにはランク評価が登場したりと新要素が多数つぎ込まれ、それは後発作品にも継続して採用されている。

COMキャラが攻撃的になったのも本作からであり、背後からの甲羅アイテム発射を仕掛けてくるのは本作から。


カーブに差し掛かる直前に標識が表示されるようになった。他のレースゲームでもよくある案内表示ではあるが、マリオカートではコンシューマ版に限ると今作限りの採用である。これはGBAの画角が狭かったがために導入されたものである。

なお、アーケード版第3作(マリオカートアーケードグランプリDX)で再度採用されているが、こちらはコースの全体マップを画面に表示しないため、その代替として導入されたと勘下られる。


通信対戦も携帯ゲーム機となったことで相手の手の内が分からなくなり、据え置き機とは違う読み合いが求められる (後に発売された『マリオカートDS』では、再度手の内が見えるようになった) 。


売上は国内で約94万本で、これは『ポケットモンスター ルビー・サファイア・エメラルド』と『ファイアレッド・リーフグリーン』を除外した場合、GBA完全新作ソフトとしては1番売れたソフトであり、『ロックマンエグゼ4』と同等の売り上げ本数である。


登場キャラクター編集

前作『マリオカート64』と同じ8人。


  • マリオ「バランスはバツグンだ!」

とはいうものの、重さ以外の全性能がルイージに負けており、マリオを使う意味は無いに等しい。

その通り曲がりやすい…どころかまさかの全キャラ中トップである。

  • ピーチ「軽量級の良さを見せま~す!」

その通り、特にハンドリングと後期加速に優れる。代わりにドリフトと最高速は低い。あまり派手な運転は苦手という事だろう。姫ですから。

その通り、初期加速は全キャラ中トップ。ただし、スピードが一定以上になると急激に加速が弱くなる。また、最軽量のため敵カートとの衝突に弱い。

COMのキノピオはやたらとキノコを使ってくる。特にキノピオの初期配置が2位になるルイージ使用時は要注意。

雪道であまり減速しないという特徴があり、その宣言通りダート性能は事実上の最強。操作性も最高で、ハンドリングでもドリフトでもすぐに曲がってくれる。ただし最高速は今作最下位。

  • ワリオ「重量級ならではのパワー!」

とはいうものの、最高速は重量級の中で最低で、旋回能力はハンドリング、ドリフト共に最下位。

さらにグランプリでは5位・7位スタートばかりという酷い扱い。

その通りドンキーだけは重量級内でもドリフトの性能が良く、やや操作しやすい。ハンドリングは最初こそ鈍いが、重量級の中では一番。

最高速が最も速く、最重量でもある。反面、加速・ダート性能はいずれも最悪。


目立って強いキャラはいないが、明らかにマリオとワリオの扱いが酷すぎると言える。


コース編集

オリジナルコース編集

※+今作品では5カップ×4コースという構成となっている。

※+今作品より、クッパキャッスルがレインボーロードの前に配置されるようになる。

※+後の作品でリメイクされたコースは、横にハード名を記す。

Noキノコカップリメイク
1ピーチサーキットDSツアー
2ヘイホービーチWii
3リバーサイドパークツアー、SwitchDLC
4クッパキャッスル13DS、ツアー
Noフラワーカップリメイク
1マリオサーキットWiiU
2テレサレイクツアー、SwitchDLC
3チーズランドWiiUDLC
4クッパキャッスル2DS、ツアー
Noサンダーカップリメイク
1ルイージサーキットDS、ツアー
2スカイガーデンDS、ツアー、SwitchDLC
3プクプクアイランドツアー
4サンセットこうやツアー、SwitchDLC
Noスターカップリメイク
1スノーランドSwitchDLC、ツアー
2リボンロードWiiUDLC
3ヨッシーさばくツアー
4クッパキャッスル3Wii、ツアー
Noスペシャルカップリメイク
1レイクサイドパークツアー
2オンボロさんばし
3クッパキャッスル4ツアー
4レインボーロード


おまけコース編集

一定の条件を満たすと、SFC版の20コースが遊べるようになる。

当時とは異なり、1カップ4コースずつ計5カップという構成なので、カップの1コース目にいきなりクッパキャッスル(クッパじょう)という珍しい光景も見られる。


NoサンダーカップNoスターカップ
1クッパじょう21バニラレイク1
2マリオサーキット32クッパじょう3
3ノコノコビーチ13マリオサーキット4
4チョコレーとう24ドーナツへいや3

Noスペシャルカップ
1ノコノコビーチ2
2おばけぬま3
3バニラレイク2
4レインボーロード


関連動画編集

コマーシャル


余談編集

マリオカート ツアー』および『マリオカート8 デラックス コース追加パス』の登場までは表を見れば分かる通り、全新規20コース中、8コースのみのリメイク、更に『マリオカート7』および発売当初のWii U版『マリオカート8』においては、1コースずつしかリメイクされていなかった。更にリメイクされた8コースのうち6コースは、クッパキャッスルとサーキットコースで占められているバランスの悪さも目立った。

これは恐らく、『7』までは原作のコースを忠実に再現していたため、『アドバンス』の平坦で他のシリーズのような特殊なギミックがあまりないコースは、技術の進歩が進んだ故に様々なギミックが搭載されたコースが増えた現在のマリオカートシリーズに落とし込んでも、面白くならないのではないかと思われたからだと言われている。

事実『8』では、反重力の登場により今まで以上にコースに大きな起伏が付けられるようになり、追加コンテンツ第2弾で「魔改造」と呼ばれるほどに生まれ変わったGBAコースが2コース (GBA チーズランドとGBA リボンロード) 登場しており、上記の説の信憑性を増させている。

『ツアー』配信後は、今までの不遇ぶりがウソのようにGBAコースのリメイクが盛んに行われており、2023年7月現在の時点で全新規20コース中、18コースがリメイクされるに至っている。


赤コウラについて編集

初代からの攻撃代表であるアイテムだが実は前に投げる以外にも、この作品限定の機能として「後ろ入力で赤コウラを設置」する事が可能で、設置された赤コウラは設置したプレイヤーの順位を参照して1つ下の順位のプレイヤー(例えば、2位で設置した場合は3位)が通り過ぎると短い警告音と共に追尾する。他のアイテムをぶつけたり、設置物なので他のプレイヤーが接触して不発になる可能性もあるが、厄介なのは『1位でも低確率で赤コウラが出現する』事。他のマリオカート作品では類を見ない2位への強力な直接攻撃手段と化す。その凶悪性は語らずとも容易く想像出来るだろう。そんな可能性を製作側も認知していたのか、この機能はこの作品限りで後続作品は緑コウラと同じく後方発射に統一された。


関連タグ編集

マリオカート

主人公(笑)※今作のマリオの扱いから


前後の作品編集

マリオカート64マリオカートアドバンスマリオカートダブルダッシュ!!


外部リンク編集

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