概要
紙のようにペラペラなマリオを操作して、物語をすすめていく『ペーパーマリオ』シリーズの4作目。シリーズでは初の携帯ゲーム機となる。ジャンル名は「シールバトルアドベンチャー」と表記されている。なお、海外版のタイトル名は『Paper Mario Sticker Star』(ペーパーマリオ ステッカースター)。
今作では、紙やダンボールでできたペーパークラフトのような世界をマリオが冒険する。世界中のあちらこちらに貼られている「シール」をつかって、フィールドの仕掛けやナゾを解いたり、敵とバトル(戦闘)するのが特徴。また、ステージ上に置かれている扇風機、ハサミなどといった「モノ」と呼ばれる物体をシールにすることができ、戦闘やナゾ解きに使用することができる。
敵とのバトルでは、マリオが持っているシールをつかって敵にダメージをあたえていく。RPGにあるような「経験値」「レベル」といった概念は今作では存在せず、「シール」の使い方やアクションの腕が攻略のカギとなる。
作風の転換
この作品からは宮本茂の意向で大きく方向性を転換。平面表現を生かしたアクション・パズル要素に力を入れた作品に仕上がっている。
個性豊かなキャラクターや、重厚な世界観・シナリオが特徴的な作りだったが、「『マリオ』の世界のキャラだけで完結」「ストーリーは必要最低限だけ」という意向により、『スーパーペーパーマリオ』まで支持されていたストーリー部分がスポイルされる形となった。
モブはキノピオで統一され、敵キャラクターもクッパ軍団が中心となった。
「モノ」の存在、ハートを取るとHPと攻撃力が上がる、という要素もこの作品から取り入れられている。
ストーリー
キノコ王国の年に一度のお祭り「シールフェスタ」の夜。
クッパのイタズラで、願いをかなえる特別なシール「ロイヤルシール」が世界中に散らばってしまいました。
紙のようにペラペラなマリオと、シール星からやってきた「ルーシー」は大切なシールを探すため、大冒険へと旅立ちます。
(公式サイトより引用)
登場キャラクター
メインキャラクター
- マリオ:主人公。世界中に散らばったロイヤルシールを集める冒険に旅立つ。
- ルーシー:シール星からやってきた、王冠のような姿をしたキャラクター。今回のマリオの冒険のパートナーとなる。気性が荒く高飛車だが、優しい一面も。
- ピーチ姫:キノコ王国のプリンセス。シールフェスタを主催していたが、クッパによって台無しにされてしまい攫われてしまう。
- キノピオ:キノコ王国の住民。マリオの手助けをしたり行く先々で敵に襲われマリオに助けられたりする。しかし、中にはマリオを嵌めようとするとんでもないキノピオもおり…
敵キャラクター
- クッパ:クッパ軍団をひきいる大魔王。シールフェスタに乱入し、ロイヤルシールをばら撒いてしまい、自身もロイヤルシールの力で暴走してしまう。本作では何故か台詞がない。
- クッパJr.:クッパの息子。クッパ軍団の実質的なナンバー2。レアなシールを集めており、冒険の途中でマリオの前に現れては様々なイタズラをする。『ペーパーマリオ』シリーズでは初登場となる。
- カメック:クッパに仕える側近。クッパ軍団の実質的なナンバー3。主にマリオの妨害を担当している。
- ボスクリボー:ワールド1のボス。ロイヤルシールを付けていることもあって見た目はクリキングそっくり。複数体のクリボーが合体してこの姿になっている。
- ボスサンボ:ワールド2のボス。体が大きく長い。
- ボスゲッソー:ワールド3のボス。海に毒を流し込んで迷いの森を毒の森に変えてしまった。倒し切ると汚れた海が元に戻る。
- クッパせつぞう:ワールド4のボス。巨大なクッパ雪像としてマリオ達に襲いかかるがその中身は・・・?雪でできているため熱に弱い。
- ボスパックン:ワールド5のボス。最初の段階ではルーシーがこいつに食われてしまうため、スロットが使えない点に注意。
- でかプクプク:キラナミハーバーにいる巨大なプクプク。中ボスに当たるキャラ。ダメージを一定数与えると海に逃げてしまう。
その他
- ハナチャン:ワールド3にいるイモムシ。カメックによって体をバラバラにされており、体を戻すため戦うことになる。毒の沼でも平気。終盤で成虫となりマリオを上空のクッパ城へと運ぶ。
- ルイージ:マリオの弟。今回はいたるところで登場する隠しキャラ。
ソフト情報
関連動画
関連タグ
『ペーパーマリオ』シリーズ
- マリオストーリー:シリーズ第一作目
- ペーパーマリオRPG:シリーズ第二作目
- スーパーペーパーマリオ:シリーズ第三作目
- ペーパーマリオカラースプラッシュ:シリーズ第五作目
- ペーパーマリオオリガミキング:シリーズ第六作目