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日本人選手のMLB挑戦の歴史と変遷

にほんじんせんしゅのえむえるびーちょうせんのれきしとへんせん

『日本人選手のMLB挑戦の歴史と変遷』とは文字通りMLBに挑戦した日本人選手の歴史と変遷を指している。
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概要編集

ジャパンのアマチュアおよびプロ野球選手が、メジャーリーグベースボール(以下、MLB)所属球団や、MLB傘下のマイナーリーグ所属球団などと契約し、MLBのアクティブロースター入りに挑む経緯や、MLBで戦う日本人選手の状況や業績などを指す。

本項では日本人選手がMLB所属または傘下のマイナーリーグ所属球団と契約しMLB公式戦デビューに至るまでの経緯に焦点を当てて記述する。


なお、下記で取り扱う一連の動向の実態は所属選手の移籍であり、日本野球界とMLBの格差を意図したものではないが、1995年野茂英雄氏のケース以降、日本人選手のMLB球団への移籍に関連した動きについて、日本の各メディアでは「挑戦」として報じられることが現在に至るまで一貫して見られるため、本項においてもそれに準じる。


日本人選手のMLBデビューと変遷一覧編集

日本人選手のMLB公式戦デビュー日を掲載。ここでは日本人選手とは、国籍を問わず「幼少期からジャパンで主に教育を受けてきた選手」と定義する。


ジャパン国籍を有していても、アメリカ等のジャパン国外で一貫して生活してジャパンプロ野球を経験せず、マイナーリーグからメジャー昇格した経験のある二重国籍の日系人選手や、野球協約の第82条の5項のいずれにも該当しないような場合(大半が海外生活のマイケル中村氏や加藤豪将選手など)や、該当する場合でも遅くとも高校生以上でジャパンに在住して、かつジャパンに帰化していない選手(主に台湾出身者や日系外国人)はここでは含まない。


凡例編集

ポジション名称意味
SPSTARTER PITCHER/スターターピッチャー先発
SEPSET-UPPER PITCHER/セットアッパーピッチャー中継ぎ
CPCLOSER PITCHER/クローザーピッチャー抑え
CCATCHER/キャッチャー捕手
1BFIRST BASEMAN/ファーストベースマン一塁手
2BSECOND BASEMAN/セカンドベースマン二塁手
3BTHIRD BASEMAN/サードベースマン三塁手
SSSHORT STOPPER/ショートストッパー遊撃手
LFLEFT FIELDER/レフトフィールダー左翼手
CFCENTER FIELDER/センターフィールダー中堅手
RFRIGHT FIELDER/ライトフィールダー右翼手
PHPINCH HITTER/ピンチヒッター代打
PRPINCH RUNNER/ピンチランナー代走
DRDEFENSIVE REPLACEMENT/ディフェンシヴリプレイスメント守備固め
DHDESIGNATED HITTER/ディジグネイティッドヒッター指名打者
TWPTWO-WAY PLAYER/トゥーウェイプレイヤー二刀流




※番号は時系列

黒太字はMLB解雇及び現役引退、青太字は現役中


番号選手西暦デビューポジション移籍と変遷備考
1村上雅則1964年9/1SEPSF※1
2野茂英雄1995年5/2SPLAD⇒NYM⇒MIL⇒DET⇒BOS⇒LAD⇒TB⇒KC※2
3マック鈴木1996年7/7SPSEA⇒KC⇒COL⇒MIL⇒KC※3
4長谷川滋利1997年4/5SEPLAA⇒SEA※4
5柏田貴史同上5/1SEPNYM※5
6伊良部秀輝同上7/10SPNYY⇒MON⇒TEX※6
7吉井理人1998年4/5SPNYM⇒COL⇒MON※7
8木田優夫1999年4/5SEPDET⇒LAD⇒SEA※8
9大家友和同上7/19SEPBOS⇒MON/WSH⇒MIL⇒TOR⇒CLE※9
10佐々木主浩2000年4/5CPSEA※10
11鈴木一朗2001年4/2RFSEA⇒NYY⇒MIA⇒SEA※11
12新庄剛志同上4/3CFNYM⇒SF⇒NYM※12

※1:パ・リーグ球団出身で野球留学からスカウトされる。史上初の日本人メジャーリーガー

※2:31年ぶり日本人2人目のメジャーリーガー。事実上、日本人選手のメジャー挑戦のパイオニア

※3:ジャパン球界経験がない初の選手。ア・リーグ初の日本人メジャーリーガー

※4:金銭トレードによるメジャー移籍は日本人史上初

※5:野球留学からのメジャー入り。セ・リーグ球団出身初のメジャーリーガー

※6:ロッテからパドレスを経て事実上の三角トレードでヤンキース入団。ポスティングシステムの切っ掛けとなった選手。日本人メジャーリーガー初の故人(享年42歳)

※7:FA権行使によるメジャー移籍は日本人史上初

※8:FA権を行使

※9:自由契約からメジャー昇格

※10:FA権を行使

※11:ポスティングシステムでの移籍は日本人史上初。(当時のレートで)1312万5000ドルで落札。野手としても日本人選手史上初。上記の村上氏の日本人初のメジャーリーガーから61年後の2025年に日本人選手初のMLB野球殿堂入りを果たした

※12:FA権を行使。野手でFA行使による移籍は初

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