内野手のひとり、守備位置番号は4。
英語ではSecond Bass Manといいそれを訳してセカンドともいう。
遊撃手と二塁ベースを挟んだ反対側、ベースやや後方の一塁寄りを守っているが、かつては遊撃手が投手後方、二塁手が二塁そのものを守っていた。
一塁走者の二盗対応、二塁走者への牽制球に外野からの送球の中継など、素早い身のこなしと野球ルールへの高い理解が求められ、遊撃手と並んで内野手の中心となるポジションである。
特にプロでは確実な併殺処理やタッチプレーの多さなどから高い守備力が求められる反面、体格や強肩はそれほど必要ないため打力は期待されない事も多い。
アマチュア野球では打球の割合の少なさと一塁までの距離の近さから遊撃手に比べると守備負担は少なく、少年野球や草野球では「定位置から一塁手に投げられる」というボーダーラインで送球スキルを査定されるため、体格に優れず肩の弱い選手が守るポジションでもある。
NPBで遊撃手のポジションに就いていた名手がMLB入りを果たすなり二塁手にコンバートされるのはよくあることである。それだけMLBでは身体能力と守備力にすぐれない選手のポジションとされるのである。