コロラド・ロッキーズ
ころらどろっきーず
コロラド・ロッキーズとは…
- 1993年に創設されたMLBのチーム。→本記事にて解説。
- 1976から1982年にかけて存在したNHLのチーム。→ニュージャージー・デビルズ
MLB(メジャーリーグベースボール)のナショナルリーグ西地区に所属するプロ野球チーム。チーム名は、ロッキー山脈から採られている。
本拠地はアメリカ合衆国コロラド州デンバーにあるクアーズ・フィールド。
プロスポーツチームとしては異色で、チーム方針でキリスト教を信仰している。
標高1600mという打者有利なクアーズ・フィールドを本拠地としているため極端に打高投低なチームとなっている。
アンドレス・ガララーガ、ダンテ・ビシェット、ラリー・ウォーカー、ビニー・カスティーヤ、トッド・ヘルトン、マット・ホリデイ、カルロス・ゴンザレスといった強打者揃いなチームで、1993年以来、首位打者6回、本塁打王3回、打点王7回をロッキーズの選手が受賞している。
一方、投手成績があまりいいとは言えず、投手のタイトル獲得者は2023時点まででグレッグ・ホランド(2017年の最多セーブ)1人しかいない。これは極端な打高投低のデンバーを嫌って有力な投手がトレード拒否条項にロッキーズの名前を入れるなどして契約に応じてくれないことも一因としてある。
投手力に弱点を抱えている状況が常態化していることもあり低迷するシーズンが多く、マイアミ・マーリンズと共に球団創設以来1度も地区優勝が無い、MLBで最も地区優勝から遠ざかっているチームの1つでもある。その一方で年間成績が大きく崩れることは少なく、翌年度のドラフト全体1位指名権を得る程に低迷したこともない。
1993年のエクスパンション(リーグ拡張)の際、フロリダ・マーリンズと共にナショナルリーグに加盟した。
初年度から観客動員数が448万人を記録する(なお、この年は収容能力が現本拠地より大きいNFLデンバー・ブロンコスの本拠地マイルハイ・スタジアムを間借りしていたため、現在では更新不能な数値である)。
クアーズ・フィールドが開場した1995年、ナショナルリーグ初代のワイルドカード獲得チームとなりポストシーズン初進出も果たした。
2007年にポストシーズン7連勝を記録してワールドシリーズへ初出場したが、レッドソックスに4連敗しており、ワールドシリーズ出場経験のある29チームでは唯一、勝ち星を挙げていないチームとなっている。
2023年はチーム史上初のシーズン100敗を喫し(最終的に59勝103敗)、ナショナルリーグで唯一シーズン100敗をしたことがないチームとしての肩書が消滅した。
永久欠番
- 17 トッド・ヘルトン(一塁手)
- 33 ラリー・ウォーカー(外野手)
- 42 ジャッキー・ロビンソン(MLB全球団共通の永久欠番)
- KSM ケリー・マクレガー(球団社長、元NFL選手)
コロラド州デンバーを本拠地とするチーム