概要
リーグ戦に於いて、参加チームが多い場合に終盤の消化試合を減らす為に、リーグの中で本拠地が近いチームをディヴィジョン(地区)として小分けして、その地区の中で最高成績を挙げたチームを地区優勝として扱いプレーオフ進出させるものである。
MLBやNFLでは地区優勝したチームのプレーオフ進出は確定される(例え他の地区のチームより成績が劣っていても、地区優勝したチームが優先される)が、NBAでは地区優勝よりカンファレンス内の成績が優先されるので、理論上では地区優勝を果たしてもプレーオフどころかプレーインにすら進出できないことも想定される。
一例
MLB
2リーグ3地区制内でのレギュラーシーズン優勝を指す。
各地区優勝6チームと、これを逃した24チームの中で成績上位3チームがワイルドカード枠となり、計12チームがワールドシリーズを最終決戦とするポストシーズンへ進出する。
地区優勝未経験のチーム
MLB
※地区優勝こそしていないが、マーリンズはワールドシリーズで2度(1997年、2003年)優勝をしている。ロッキーズにもワールドシリーズ進出が1度(2007年)ある。なおMLBではマーリンズ、ロッキーズとピッツバーグ・パイレーツの3チームが並んで最も地区優勝から遠ざかっている。
NBA
- シャーロット・ホーネッツ
- 初代(1989-2002)、2代目(2004-現在、ボブキャッツ時代含む)を通じて地区優勝していない。なおNBAの他29チームは初代ホーネッツ創設以降に地区優勝を経験している。
NHL
※なおウィニペグ・ジェッツもウィニペグを本拠地としての地区優勝は無いが、初代(現在のアリゾナ・コヨーテズ)は移転後に、2代目(旧アトランタ・スラッシャーズ)は移転前に地区優勝を経験している。また、エドモントン・オイラーズはNHLのみならず北米4大プロスポーツリーグで最も地区優勝から遠ざかっている。
NFL
NFLに地区優勝未経験のチームは無いが、クリーブランド・ブラウンズは1999年の活動再開後に地区優勝していない(初代ブラウンズ最後の地区優勝は1989年)。