概要
MLBア・リーグ西地区の球団。
カリフォルニア州・サクラメントを暫定本拠地としている(後述)。
1901年、ア・リーグ創設と共にペンシルバニア州・フィラデルフィアにてフィラデルフィア・アスレチックスとして創設。
1955年にミズーリ州カンザスシティに移転しカンザスシティ・アスレチックスとなる、1968年にオークランドに移転。
2000年代からビリー・ビーンゼネラルマネージャー(現・球団の上級副社長)が「セイバーメトリクス」(野球においてデータを統計学的見地から客観的に分析、選手の評価や戦略を考える分析手法)を導入し、ドラフト戦略や若手選手の育成に生かしながら主力に育った選手を他チームに放出し、若手有望株を獲得し育成するやり方で成績を残すようになった。これを題材にした書籍を元に映画「マネーボール」が製作された。
2006年頃から、オークランド・コロシアムに代わる新たな本拠地となる球場建設を模索していたが、近隣住民や地権者、さらには同じくサンフランシスコベイエリアを本拠地にするサンフランシスコ・ジャイアンツの反発により計画がことごとく潰されたこともあり、ネバダ州のラスベガスバレーへ移転することを発表、2023年のオーナー会議で承認された。
2025年から新球場が完成するまでは都市名なしの「アスレチックス」(ATH)名義で活動、カリフォルニア州のサクラメントにある傘下3A球団の球場であるサター・ヘルス・パークを仮本拠地として使用し、2028年に正式にラスベガスへと移転する予定である。
なおアスレチックスの移転によって、オークランドはMLB、NFL、NBA、NHLの北米4大プロスポーツリーグの全てでチームを流出させることになった。
日本人選手は過去に岩村明憲、岡島秀樹、松井秀喜、藪恵壹、藤浪晋太郎が在籍。傘下マイナーでは、中島裕之、冨岡聖平が在籍(このうち中島はメジャー昇格を果たせず。冨岡は現在も在籍)
永久欠番
欠番扱い-ウォルター・ハース・ジュニア(オーナー)
9 レジー・ジャクソン(Reggie Jackson) - 外野手
24 リッキー・ヘンダーソン(Rickey Henderson) - 外野手
27 キャットフィッシュ・ハンター(Catfish Hunter) - 投手
34 ローリー・フィンガーズ(Rollie Fingers) - 投手
42 ジャッキー・ロビンソン(Jackie Robinson) - MLB全球団共通の永久欠番
43 デニス・エカーズリー(Dennis Eckersley) - 投手
関連タグ
- カリフォルニア州オークランドから移転したチーム
- カリフォルニア・ゴールデンシールズ(NHLにかつて存在したチーム)
- ラスベガス・レイダース(先にオークランドからラスベガスへ移転したNFLのチーム)
- ゴールデンステート・ウォリアーズ(ペンシルベニア州フィラデルフィアで創設され、更にオークランドから他の都市へ移転したNBAのチーム)
- ミズーリ州カンザスシティから移転したチーム
- カンザスシティ・スカウツ(NHL、現在のニュージャージー・デビルズ)