概要
ラスベガス(英語・スペイン語:Las Vegas)は、アメリカ合衆国のネバダ州に属する都市。この地はカジノで有名である。人口は増え続け、2023年現在64万人、都市圏人口は約250万人とネバダ州人口の7割を占めるまでに。
モナコのモンテカルロ、中国のマカオと並ぶ世界三大カジノシティとしても名高い。
歴史
1905年5月にロサンゼルス・アンド・ソルトレイク鉄道が開通した時に市として成立し、1931年3月に賭博を合法化したが、それでもラスベガスは駅前に数軒のカジノバーが並ぶ田舎町に過ぎなかった。1936年3月にコロラド川が堰き止められてフーバーダムが建設され、サンフランシスコからニューヨークまでハイウェイが引けるというほどのコンクリートが使用された。当時世界最大の人造湖であるミード湖を生んだこのダムは、ラスベガスに豊かな電力資源をもたらした。
1946年に12月にニューヨークのマフィアであるベンジャミン・シーゲルがこの地に目をつけ、「フラミンゴ」という豪華なホテルを建設した。強引に集めた600万ドルもの資金を費やしながら客足はまばらで、ホテルは休業と赤字経営が続いた。怒ったマフィア仲間たちによってシーゲルは暗殺されたが、このスキャンダルが大評判となって問題のホテルを見たいという客が押し寄せた。
この「フラミンゴ」ホテルの盛況にあやかって、次々と豪華ホテルが林立して誕生したのが大通りのストリップである。現代のラスベガスはテーマパーク型とも呼ばれる趣向を凝らしたホテルが林立し、カジノだけで無くミュージカルなどのショーやサーカスなど、様々なエンターテインメントを楽しめる街となり、様々な趣向で楽しめる夜景・見事なショー・腕利きシェフが集まったグルメにも定評がある。ちなみにラスベガスのカジノはホテルの併設でないと作れないルールがある。
近年はスポーツフランチャイズにも力を入れており、NFLのラスベガス・レイダースをカリフォルニア州オークランドから、NHLのベガス・ゴールデンナイツをエクスパンションで発足させた。さらにはオークランド・アスレチックスも2028年からホームグラウンドとなる予定である。
アメリカの中でも特に銃器所持の規制が緩い事で有名であり、無許可でいくらでもライフル・ハンドガンを所持できる。その為フルオート射撃が可能なアサルトライフル・機関銃・サブマシンガンは申請すれば所持できるという異常なまでの緩さを持つ。しかしそれが仇となって2017年10月に銃乱射事件が発生したが、未だに規制は一切実施されていない。
一方、ラスベガスは警察がしっかりと機能しているので、犯罪率はそこまで高くない(そこがニュージャージー州アトランティック・シティとの大きな違いでもある)。
関連タグ
ラスベガス・レイダース:アメフト
ベガス・ゴールデンナイツ:アイスホッケー
ハートアタックグリル:ラスベガスで有名なハンバーガー店。
関連キャラクター
ラスベガス(ニューメキシコ)
アメリカ合衆国ニューメキシコ州サンミゲル郡の都市。ガリナス川を境に西ラスベガス(「オールドタウン」)と東ラスベガス(「ニュータウン」)に別れている。
州都サンタフェから東100キロメートルに位置している
なおここのラスベガスでは賭博が禁止されている。