ミズーリ州側の人口は約51万人で同州の最大都市である。一方のカンザス州側の人口はおよそ15万人で、両市を中心としたカンザスシティ都市圏の人口は約220万人に達する。
アメリカではKCと略し、日本語では厳密にはカンザス市となる(カンザスシティ市ではない)。また、ミズーリ州にあるものはKCMO(MOはミズーリ州の略号)と呼ぶことがある。
人口は、一時は治安悪化などから1970年代の人口50万人をピークに、40万代まで落ち込んだものの、再開発が成功し治安改善が進んだことから、温暖な気候、暮らしやすさなどから2020年統計では50年ぶりに再び人口50万人代に回復している。
概要
アメリカ国内では重要な位置づけとなっている中心都市の一つであり、連邦準備銀行の一つがここに置かれている。また、シカゴに次ぐ重要な先物市場があり、米国屈指の投資信託会社アメリカンセンチュリーインベストメント本社があるほか、日本にも進出しているホールマークの本社がある。
畜産の街として知られ、牛肉生産量は全米3位。市内はバーベキューやステーキが名物となっている。チーム名もカンザスシティ・ロイヤルズ、カンザスシティ・チーフスと、畜肉、感謝祭にちなんだ名前となっている。特に市内ではアメリカンフットボールの人気が高い。白人比率も50%を超えているなど、ある意味アメリカらしい街でもある。
ウォルト・ディズニーの出身地でもある。