州名を由来とするもの
概要
アラスカ州(Alaska)とは、北アメリカ大陸の最北端にあるアメリカ合衆国で最大の州。北極海・ベーリング海・太平洋・カナダに囲まれ、ベーリング海峡を挟んでロシアと向かい合う。
本土からは、カナダを挟む飛び地の州である。面積は1,481,346平方キロメートルで、全米最大の広さを持っている。
1867年にアメリカ合衆国がロシア帝国から750万ドルで買い取って連邦直轄領になった後、1912年に準州、1959年に49番目の州となった。
当時のアメリカでは、ロシアからの購入に批判が多かったが、アラスカの各地で金鉱脈が発見されて19世紀末にはゴールドラッシュに沸くようになった。
さらに動力船の時代になると水産基地として栄え、東西冷戦の時代にはベーリング海峡を挟んで対ソ連の国防最前線となり、1950年代には油田も発見された。
地理
気候
ツンドラのイメージがあるが、大部分は亜寒帯であり、特に南部では四季の変化が見られる。
アンカレッジは北緯約61度にあるが、海洋性気候の影響を受ける為、冬の気温は北海道の内陸部と変わらない。
一方で内陸は世界でも屈指の過酷な寒さを持つ地域と言え、内陸北部のプロスペクト・クリークでは、-61.2℃が観測された。
北部はツンドラであり、冬は分厚い流氷に覆われるが、最北端にあるバローでは、夏(6月~8月)のシーズンは月平均気温が0℃以上になる為、氷雪気候には分類されない。