亜寒帯
0
あかんたい
亜寒帯(または冷帯)は北半球の寒帯と温帯の中間に位置する気候帯である。
区分①
Dw(亜寒帯冬季少雨気候)
アジア北東部に分布。
最多雨月が夏にあり、10×最少雨月降水量<最多雨月降水量が条件。
アジアは中国南部~インドの高い山に寒気が堰き止められる影響で、冬は継続的にシベリア気団(冷たく乾燥した高気圧)が形成され、日本海方面に抜ける。
その為、大陸側は乾燥、日本には海と暖流の影響を受けて雪を降らせ、大陸側は放射冷却の影響で寒さに拍車が掛かる。
日本国内の亜寒帯は殆ど、後述するDfであるが、雪の影響を受けにくい北海道釧路町の気候はDwbとなる。
(ただし、根雪となる為、同町は豪雪地帯に分類される。)
区分②
さらに、最寒月・最暖月平均気温によって次の4つに分けることができる。
以下は、DsもDwも条件は同じ。
- Dfa
最暖月が22℃以上。冬は寒いが、夏は暑い。
- Dfb
最暖月が22℃未満かつ月平均気温10℃以上の月が4か月以上。夏は比較的冷涼で、より寒い地域は冬の平均気温が-15℃を下回る事がある。
- Dfc
Dfbの条件を満たしつつ、月平均気温10℃以上の月が3か月以下かつ最寒月が-38℃以上で、長い冬と短い夏がある。
- Dfd
Dfcの条件を満たしつつ、最寒月が-38℃未満。植生は限りなくツンドラに近く、最寒・最暖月の気温差が約50℃に達する。
コメント
コメントが未記入です