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水上麻衣とは、漫画『日常』の登場キャラクターである。

CV:富樫美鈴

概要

時定高校1年Q組に通う女子高生で、祐子みおの親友。ゆっことは中学時代からの友人。

長い黒髪眼鏡をかけている。基本寡黙無表情が半開き。身長はゆっこより高い。

よくを読んでおり、成績トップで非常に頭が良い優等生である。ただ授業中の居眠りも多く、謎多き人物。学業以外にも多彩な分野の物事をそつなくこなす天才肌である。

一見すると落ち着いた真面目そうな人物に見えるが、その実作中でもトップクラスに破天荒。

独自の世界を持っており、いかなる状況でも動じず自分を貫き通す「麻衣ペース」。

ゆっこ以上の奇行を取る事も多々あり、その都度周囲を圧倒している。この作品には珍しく、ほぼ完全に振り回されるより振り回す側の人間である。ボケツッコミかなら純然たるボケ。

行動のあまりの自由さからアニメ版でゆっこから御大と呼ばれたことがあったため、「御大」がファンの間での通称となり恐れられている。

それは遊びの時でも同じで、グリコでチョキ(というよりグッチョッパ)で勝った時は復活の呪文を唱えて一気に階段を上りきったり、「だるまさんがころんだ」で自分が鬼の時に、振り向いて動きを静止させたままその場に座り込む等、とにかく容赦無い。

複数のペットを飼っていて、犬のオグリキャップ&ピョン、猫のチッチがいる。

はかせには一度飼い犬をけしかけた事で警戒心を持たれており、この警戒を解いて気に入って貰うため色々試行錯誤するという、あまり麻衣らしくない姿を見せている。

結果的にははかせがサメ好きだと知り、持ち前の画力を活かした精巧なサメの絵をプレゼントし、

喜ばせる事に成功している。また、この際はかせが描いたサメの絵をお返しにもらって麻衣自身も喜んでいる描写があった。

力はかなり強く、腕相撲ではゆっこを相手に完膚なきまでに叩きのめしている。

また、缶蹴りのときには素早い縦回転で移動したり、さまざまな物が飛んでくる暴風の中で動じず読書するなど、身体能力も高そうである。

また、何故か仏教関係のものが好きであり、作中度々彼女の仏教関連の小ボケが登場する。

校長から貰った小さい木製の弥勒菩薩像を気に入っている。ちなみに別の弥勒菩薩はゆっこに首を折られ、焼却されてしまった。

大威徳明王像を持っていた。キャラクターソングにも「大威徳明王のテーマ」がある。

阿弥陀如来も好きらしく、キャラクターソングに「麻衣の涙の阿弥陀如来」がある。

・みおの漫画原稿に空也上人を勝手に描き込む。

桜井先生との進路面談で、口頭ではなく阿修羅像の三面を使って回答している。

中学時代

麻衣は中学三年生の時に時定の中学に転校してきた。アラスカから来たという。尤も彼女のことなので先生も騙されるような高度な大嘘の可能性もあり、真偽は不明。少なくとも本人の身なりにアラスカにいた事がわかるような点は見られない。

当時は髪が短かったが雰囲気はほとんど変わっておらず、すでに「御大」そのものであった。そのためかクラス内では注目こそされど、少々浮いているフシがあった。

しかし偶然隣の席になったゆっこはそのようなことを全く気にせず、極めてフレンドリーに話しかけてきた。ゆっことの友情はここに始まっている。

当時から成績はよく、当初は高偏差値の時定高専へ進学するつもりだったが、ゆっこが時定高校への進学を希望していることを知ると、高専を「すべり止め」にして、ゆっこでも合格できる時定高校を第一希望の進路に選んだ。

当時の麻衣はゆっこのことを「ゆっこ」と呼べず、家でこっそり「ゆっこ」と言って湯気を出すなど意外にもかなり内気だったようで、更に不器用な「御大」とあって友人を作るのは元来苦手であったと思われるだけに、そのようなことを少しも気にしないゆっこには特別な感情を持っているのかもしれない。

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