曖昧さ回避
概要
ドラゴンクエストシリーズに登場する村。
大きく分けて2種類の村がある。
作品別の解説
ドラゴンクエストⅣ
主人公の故郷である名もなき村。『ドラゴンクエストⅪ』や『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』でも存在が確認できる。
主人公が一人前の勇者として育つまで魔物たちの目から隠すために、よそ者を受け入れない閉鎖的な村となっており、また村人たちは主人公に剣や魔法の心得を伝授している。
しかし、ある時村の掟を破って謎の旅の詩人を招き入れてしまい、それがきっかけで魔物の軍勢が押し寄せ、村人たちは皆殺しにされてしまう。
主人公のみ、シンシアが身代わりになったことで一命をとりとめ、滅びた故郷の村を背にひとり旅立つのであった…。
このように非常に重く悲しいエピソードを経て『ドラゴンクエストⅣ』の第5章「導かれし者たち」は幕を開けることとなる。
エンディングでは、仲間たちを見送った後主人公がひとりこの地に戻るも、村人はもういない。
…とその時、一筋の光が差してシンシアが現れ…というところで物語は幕を閉じる。
奇跡か、マスタードラゴンによる力なのか、それともただの幻かは、プレイヤーの解釈に委ねられている。
リメイク版の第6章では村を滅ぼした張本人であるピサロをここに連れてくることもできる。
ピサロ本人は一切反省していないが、大切な者を失う辛さという点には少し理解を示している。
『ドラゴンクエストⅪ』では冒険の書の世界にて在りし日の山奥の村に訪れることができ、モシャスを覚えたばかりでスライムから戻れなくなってしまったシンシアを助けることとなる。
『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』ではピサロの兄暴将ディオロスが村を滅ぼしたという設定になっている。
作中ではピサロ、おおめだまのメダリカ、ピサロのてさきのムジャラーの3人で勇者を探すべく訪れ、へんげのつえで人間に姿を変えて様子を見ている最中であった。
ドラゴンクエストⅤ
アルカパの町の宿屋を引き払ったビアンカ一家がこの村で暮らしている。
知る人ぞ知る山奥の秘湯があるとして有名なようで、リメイク版では「ひとうのはな」という名産品も存在する。
主人公は水のリングが安置された滝の洞窟に繋がる水門を開けるためにこの村を訪れると、そこで少年期以来のビアンカとの再会を果たし、水のリング探しを経て、人生最大の決断へ向かうことになる。
青年期後半はカンダタの子分が村のはずれにおり、何やら宝物を守っている。
しかしその宝物の中身はシルクのビスチェ。温泉宿の客のひとりが「下着が盗まれた」と言っているが、おそらくその下着がこれだろう。
大泥棒カンダタの子分とあろう者が下着泥棒に精を出すとはなんとも…。
関連タグ
サンタローズ、ライフコッド、エテーネの村…ドラゴンクエストシリーズで魔物の襲撃を受ける村繋がり。いずれも主人公の育った村である。しかし、ライフコッドのみ魔物を返り討ちにする。