「俺は……お前の隣に居るべきじゃ……」
「あとはふたりで夢を叶える。……それでいいだろ」
概要
音楽ゲーム『プロジェクトセカイ』に登場する東雲彰人×青柳冬弥のBLカップリング。
ユニットストーリー前半では白石杏と小豆沢こはねの二人がメインになっているのに対し、後半は彰人と冬弥がメインとなっている。
プロフィール
名前 | 東雲彰人(しののめあきと) | 青柳冬弥(あおやぎとうや) |
---|---|---|
所属ユニット | VividBADSQUAD | VividBADSQUAD |
一人称 | オレ | 俺 |
お互いの呼び方 | 冬弥 | 彰人 |
誕生日 | 11月12日 | 5月25日 |
学校 | 神山高校 | 神山高校 |
クラス(~2023/9/29) | 1年C組 | 1年B組 |
クラス(2023/9/30~) | 2年A組 | 2年B組 |
委員会 | ‐ | 図書委員会 |
バイト | ‐ (地元のセレクトショップの店員※イベント『On Your Feet』時点まで) | ‐ |
部活 | 運動部の助っ人をたまにする | ‐ |
家族構成 | 父(東雲慎英)・母・姉(東雲絵名)・自分 | 父(青柳春道)・母・兄2人(青柳夏臣、青柳秋志)・自分 |
身長(~2023/9/29) | 174cm | 178cm |
身長(2023/9/30~) | 176cm | 179cm |
趣味 | ファッションコーディネート | 読書 |
特技 | ヒューマンビートボックス | ピアノ、バイオリン |
好きな食べ物 | パンケーキ、チーズケーキ | コーヒー、クッキー |
嫌いな食べ物 | にんじん | イカ |
苦手 | 犬 | 高い所 |
相関関係 | ゲーム開始時『信頼する最高の相棒』→きっと最高のsummer!時点『頼りにしてる最高の相棒』→The Vivid Old Tale時点『頼りにしてる最高の相棒』→現在『頼りにしてる最高の相棒』 | ゲーム開始時『居場所をくれた恩人』→きっと最高のsummer!時点『相棒として支えたい』→The Vivid Old Tale時点『相棒として支えたい』→現在『相棒として頼られたい』 |
エイプリルフール | 2022年『Fantasista SQUAD』、2023年『ソリッドハートクラス』、2024年『未来都市であっちこっちチーム』 | 2022年『Fantasista SQUAD』、2023年『ピュアハートクラス』、2024年『我らペガサス探検隊!チーム』 |
CV | 今井文也(幼少期:青山玲菜) | 伊東健人(幼少期:平山笑美) |
特徴
※ネタバレ注意
- 本編開始の約二年前――二人は中学生の頃から『BAD DOGS』という名でユニットを組み、彰人の夢である『RAD WEEKEND』という伝説のライブを超える為日夜音楽活動に励んでいた。
- 冬弥は夢を追う彰人に誘われる形で一緒に行動するようになる。(この時の誘い方がどう見てもナンパにしか見えない)
- その後神山高校に入学し、こはねと杏に出会い『Vivid BAD SQUAD』を結成する。
- 二人の外見など細かいところで対を意識しているのではないかと窺える部分が多い。(瞳の色・垂れ目とツリ目・フワッとした癖毛とストレート・服装やイメージカラーが補色 など)
- 彰人の身長は174cm、冬弥の身長は178cm。攻めの方が4cm背が低い。→二年生に進級後、彰人の身長は176cm、冬弥の身長は179cmとなり彰人の方が1cm多く身長が伸びて3cm差に変わった。
- 両者神山高校に通う一年生であり、彰人は1-C、冬弥は1-Bに所属している。二人は違うクラスでありながら同じ学校に通う杏は勿論名前のないクラスメイトにすら常に一緒に行動していると認識されている。
- 二年生に進級後、彰人は2-A、冬弥は2-Bに所属となった。また別クラスとなった事について2人は「今年もお前と別のクラスか。いちいち昼食ん時に呼びに行くの、地味に面倒なんだよな」「ああ。だが、俺はいい面もあると思っている」「いい面?」「ああ、おそらくだが……俺は彰人と同じクラスになったら彰人とばかり話してしまいそうだからな」と会話しており、いい歌を歌う為に色々な人の考え方を学んで刺激を受けたりする事も必要だから「彰人と同じクラスになれなかったのは残念だが……この機会に、クラスメイトと積極的に関わってみようと思う」という冬弥に「お前、友達づきあいまで真面目だな。まぁ、お前らしいけどな。頑張れよ」と彰人も返している。
- 杏曰く、"彰人と冬弥は絶対セット。単品でいることはまずないかな"と言われるレベル。
- 学校でも一緒、放課後も一緒。朝校門で風紀委員として生徒のチェックを行っている杏が、朝一人で登校している冬弥に彰人と一緒ではないことを不思議がる様子があったため、もしかしたら朝も一緒に登校している可能性がある。
- 彰人の苦手なものが犬、冬弥の苦手なものが高い所。サイドストーリーやエリア会話などでたまに話題にあがるが相方が苦手なものと直面した場合、お互いがすかさず庇ったり避けたりすることが多い。嫌いな食べ物も交換し合う仲。
- 冬弥は読書が歌と同様に他のことを忘れて世界に没頭できるということから、趣味の一つとして知られている。尚、没頭し過ぎて気が付けば深夜になっていることもあり、次の日に彰人に会うと一目で寝不足だと見抜かれるらしい。(PASH!2021年05月号より) また、「うっかり朝になってたことも実際あっただろ」とわざわざ彰人が注釈を入れることもあった。(4Gamer ハーフアニバーサリー5ユニット独占インタビューより)
- 図書委員会に所属しており、時折委員会が終わるまで廊下で彰人が待つことがあるらしい。中には入らず廊下にいる理由は、図書室の中で音楽を聴いては駄目だと冬弥に注意されたことがあるから。ちなみに彰人は漫画は読むが小説は読まない。そこまでしてそこで待つ理由、とは…。この様子は冬弥制服星1後編で確認できるが、実際は音楽も聴くこともなくただ冬弥を眺めているだけであった。
- 彰人の趣味はファッションコーディネート。ファッションに対し強くこだわりがあるのでシーンごとに変化を付けているようだ。例えばイベントに出て歌う時はアクセサリーをたくさん付けないようにしている等。その理由としてはチームに耳が良いヤツがいるので雑音を減らしたいから。ちなみに冬弥は酷い演奏の音で聴くだけで体調を崩す程耳が良いという特徴があり、…つまりそういう事である。(PASH!2021年06月号より)
- また時に冬弥の服もコーディネートをしたりする。そのセンスは冬弥の好みをしっかり把握したものであり、冬弥曰く、「俺自身よりも俺の好みを把握しているかもしれない。まるで専属スタイリストだな」(PASH!2021年05月号より)
- ライブ衣装についても「参加するイベントのカラーやハコに合わせた雰囲気のライブ衣装をよく見繕ってくれるんだ。彰人が貸してくれたネックレスをつけてイベントに出た時もあったな」と冬弥が語っている。(マイセカイより)
- ビビバス箱イベ三回目にあたる彰人のバナー「STRAY BAD DOG」で彼が着ている服に"Dawn"と英字が印刷されていたことで界隈が一時騒然となった。"Dawn"の意味は「東雲」。やはりそういう事なのかもしれないのである。
- 彰人はセレクトショップでバイトをしている。その際にバイトが終わるまで冬弥が店の前で待つこともあるようだ。このサイドストーリーの中で待ち合わせ後セトリの話をする流れの最中突然イチャつき出すので注意が必要。
- 一見気に入らない相手に噛みつく彰人と冷静な冬弥といったバランスの二人に見えるが、実は冬弥はプロセカ3大天然記念物の一人として名前が上がる程天然な性格で、時に突拍子もない事を言いだしり初めて経験するものに対して普段の無表情とは一変キラキラと浮かれる事もあり、そんな冬弥を彰人が見守る…そんな一面があったりする。因みに冬弥はとあることが原因で学校行事やテーマパーク等、通常なら幼少期に触れる機会が多そうなことを殆ど経験させて貰えなかった過去を持つ。そのことに対し冬弥自身も自分の経験不足を気にする節があり、その戸惑いを見せる度誰よりも早く反応するのが彰人である。
- 天然も相俟って冬弥の方が彰人の名前を出す機会が多かったり大胆に気持ちを伝えることが多いが、彰人も周辺へマウントを取ったり冬弥が幼い頃から尊敬する天馬司に対しあまりよくない風に思っているような態度を取るなど、総合的に見るととても分かりやすく相思相愛が滲みだしている二人である。冬弥の後方で腕組み彼氏をする彰人が度々現れるのでみんなも見つけてみよう。
- 彰人が思っていたより冬弥の体が柔らかいことを意外に思うエリア会話がある。是非参考に。
……等々、あくまでこれは一部抜粋でありこれよりも更に二人の距離の近さを匂わせる部分は数多く存在しているので、是非ご自身の目で確認して欲しい。いつでもセットの名は伊達じゃない。
ストーリー
※以下ストーリーやサイスト等のネタバレ有り※
メインストーリー(全20話)
初登場は第3話で冬弥のほうが先に登場する。
ビビットストリートでこはねとすれ違うシーンがはじまりだが、ここでも彰人と待ち合わせをしていた。
彰人は第4話で冬弥と共にBAD DOGSとして活動している様子が初出。
概要にもある通り、彼らの物語は後半に動く。
こはね・杏がVividsを結成し本気で『RAD WEEKEND』を超えるイベントをやるつもりだと彰人が覚悟を認めた時、冬弥は彰人の隣を離れようと決意する。
もともと冬弥は幼い頃からクラシック音楽に携わる厳格な父の指導のもと、厳しい英才教育を受けていた。音楽センスは抜群に磨かれたが、自由のない、ただ父親の言う通りに動くだけの奴隷のような日々に嫌気がさし、路上で歌うようになったことがきっかけで彰人と出会った。
クラシック音楽から逃げることができれば何でもよかった自分が、何よりも彰人が嫌う"夢のために覚悟もない半端なやつ"であるとずっと悩んでいた冬弥は、夢に向かって本気で挑むVividsの姿を眩しく感じ、これ以上彰人の隣りにいることはできないと限界を感じてしまったからである。
一度は大きな喧嘩になり二度と顔を見せるな等の言葉が出る程に大きく拗れてしまうが、こはねや杏や杏の父・謙、そしてセカイにいるバーチャルシンガーのアドバイスにより二人の本当の想いを見つけ、そしてVivid BAD SQUADとして四人で新たな一歩を踏み出すまでのお話である。
ここで、WEEKEND GARAGEに顔を出すのはこれで最後だと謙に挨拶をしにきた冬弥を止めるため、電話を片手に駆け出す彰人と、熱い彰人の想いに揺さぶられ初めて感情を出すように怒鳴った冬弥の姿は涙とトキメキなしでは語れない。是非フルボイスで聞いて頂きたい。彰冬最初の名シーンである。
尚、二人がセカイへ初めて訪れたのが彰人は16話、冬弥は19話と全キャラクターの中で最も遅い。彰人が『Untitled』に気付いたのが冬弥と仲違いをし一人でプレイリストを開いたことがきっかけだった。
『いつか、背中あわせのリリックを』
(2020年11月30日〜)
Vivid BAD SQUADとして活動を始め、対戦イベントに出演する事になった四人。歌を始めたばかりで初の対戦イベントだったこはねは、途中から実力を出し切れず杏達3人について行けなくなってしまい歌がバラバラに。ステージは失敗に終わった。
ステージ後「私、こはねの相棒なのに……守れなかった」と落ち込む杏に「…守れなかった?どういう意味だよ、それ」と彰人が憤りを見せた。
「なんで守るつもりでいたんだよ。相棒なら『守る』って言わねえだろ」と続けた彰人は冬弥の静止の言葉を受けても止まらず「オレは、守るってのは、自分より下のヤツに使う言葉だって思ってるけどな」と杏がこはねを『リードする』と語った言葉の意味が“助ける”ではなく“守る”だったという事はつまり、こはねを相棒だと思ってなかった事になると、相棒への熱い想いを語った。
また後日今回の件を心配して何か力になれないかと悩んでいる様子の冬弥に対して、彰人はあの2人なら問題ないと考えている様子で「中途半端な覚悟でチーム組めるかよ」「背中預けられるくらい信頼し合えなきゃチームにはなれねえ。相棒なんてもっとだ」と言い、彰人の中で相棒がどれほど大切な存在かが伺えた。
◼︎[相棒だから]彰人/星4サイスト
「彰人には感謝してる。だからいつも、彰人の力になりたいと思っているんだが…彰人はいつも自分でどうにかしているから、俺にできることはあまりないんだ」
「……冬弥、気付いてなかったのかよ。オレはいつもお前に頼ってんだろ」
彰人の為になりたいと思う冬弥に対していつもいかに冬弥に頼っているかを熱く語る彰人や、彰人視点で冬弥と出会って相棒になった時の話などが見えるサイドストーリーとなっている。
このカードのスキル名は『隣で歌うために』
『Period OF NOCTURNE』
(2021年1月31日〜)
WEEKEND GARAGEで練習をしていたビビバスは謙の昔馴染みの男と偶然出会い、歌を聴いてもらう事に。
『感情的な歌唱に聞こえるけど、冷静に周りを見てパフォーマンスをしている。そのバランス感覚がとても良い』と彰人の歌を、『難しいパートでも音程が乱れず正確だった。ここまでピッチがブレないなんて、相当練習をしている』と冬弥の歌を表し、全員にアドバイスを送った。
その後練習を終えた冬弥に声をかけた彼は、冬弥の音程の正確さから冬弥がクラシックをやっていた事を見抜く。
「……だからなのかな、どこか型にハマっているようにも聴こえるのは」
彼のその言葉を受けた冬弥は先ほどの4人の歌を動画で見返し、自分の歌だけ固く感じるのに対し彰人達の歌は表現が豊かで自由だと感じる。
『リズムが違う!もう一度だ』『よく見ろ、楽譜どおりに弾くんだ。何度言えば分かる?』『勝手な演奏をするんじゃない!』
クラシックをやっていた頃の父の指導を思い出しながら、冬弥は「俺は、クラシックに囚われているのか……?」と思い詰めてしまう。
翌日も悩んでいる冬弥に気付き彰人が声をかけると「自分の歌の、致命的な欠点に気づいてしまった」と冬弥は彰人に悩みを聞いて欲しいと頼む。
それを聞いた彰人は驚いた表情を見せた。
「どうした彰人。そんなに驚いた顔をして」
「いや、お前がそんなに素直に話すとは思わなかったからな……」
「……どういう意味だ?」
「どういうも何も、お前、悩み出すとすぐ黙りこむだろ。で、ひとりで沼にハマってくっつーか……。前にもめた時がガッツリそうだっただろ」
「……たしかに」
「ま、その辺もちょっとは直ってるみたいだな」
「そのようだ。彰人のおかげだ」
ひとりで抱え込んでしまう癖のある冬弥が、彰人との対話を通して(メインストーリー参照)少しずつ変わっていっている様子が見える。
2人を見ていた謙も交え、悩みを打ち明ける冬弥。
「(クラシックをやっていた過去のせいで)型にハマった、つまらない歌しか歌えていないように思えるんです」
「……オレはそうは思わねえ。型にはまった歌しか歌えないヤツなら、そもそも組んでねえしな」
「ですが…… ──いや。彰人が言うなら、そうなんだろう」
自分の歌を否定する言葉を彰人に即座に否定され、冬弥は自分の考えより彰人の言葉を信じて考えを変える。
「ハハ、信用されてるな」という謙と、眉を下げて笑う彰人。冬弥の彰人への絶大な信頼が見えるシーン。
「ならばなぜ…」と悩む冬弥に別の理由があるのではないか?と謙は尋ねる。
冬弥の脳裏には“冬弥の今の音楽”つまり“彰人達と歌うストリート音楽”を否定する父の姿。
「……親父の事か?」と察した彰人に冬弥は肯定しながらも「だが、俺はもう、彰人達と進んでいくと覚悟を決めた」「だから、俺はもう割り切れたと思っているんだが……」
そう言いながら暗い顔をする冬弥と同じくらい真剣な表情を浮かべる彰人。その後ビビバス4人での練習中も、冬弥と2人で帰宅する途中も何度も冬弥を気に掛けた様子を見せる。
そして、冬弥は父と向き合う為に父ときちんと話をする事を決心した。
(何か、オレにできることはねえのか?)
(……いや、これは冬弥がひとりで向き合う必要がある問題だ)
(冬弥が決めたなら、オレは黙って見守らねえとな)
………と言っていた彰人だが、冬弥の事が心配で堪らない様子が彰人の星4カード『いつか来るその日を待って』サイスト前編で読む事ができるのでオススメ。
家で待ち構えていた父にイベントのフライヤーを貶された事から話は拗れ、結局冬弥は家を飛び出してしまう。
翌日の練習中も様子がおかしい冬弥に(冬弥のヤツ、親父と揉めたな。顔には出てねえけど歌に出てやがる)と察する彰人。
「冬弥、歌に影響が出てる以上、お前だけの問題じゃねえぞ」「だから……オレにも少しは頼れ」
こうしてこはねと杏にも父の事を打ち明ける冬弥。
昔からクラシック一筋、世界的に有名な音楽家でピアニストの父。冬弥のふたりの兄のうちひとりはプロ、もうひとりはニューヨークの音楽院生。クラシック一家に生まれた冬弥。
「俺は……兄さん達と同じようにはなれなかった」
「別に、なる必要もねえだろ。親の願い叶えるためにいるんじゃねえんだ」
冬弥の父は誰よりもクラシック音楽が人生に確かな物を残してくれると信じているからこそ、冬弥がクラシックを辞めてストリート音楽をやる事が受け入れ難いのだと冬弥は気付く。
「だから俺の幸せのために、戻るべきだと言っているんだろう」
「お前がどうすりゃ幸せになれるかは、お前にしかわからねえだろ」
父の期待に応えられなかった事実を冬弥が口にする度に、冬弥自身と冬弥の意思を優先する言葉を口にする彰人。
「父さんがクラシックでこそ幸せになれると信じているなら、俺は、俺達の音楽でこそ幸せになれると信じている」「この音楽があったからこそ、俺は彰人と出会えたし、夢を見つけられた」「この音楽が俺の人生になくてはならないものだと、俺は信じている」
「なら、それを伝えろよ」
そう彰人にも背中を押されてもう一度父と話すことを決意する冬弥。
「今度こそ、わかってもらえるといいんだが……」
「オレは──わかってるからな」
「え?」
「お前が、馬鹿みたいに音楽が好きだってことだ。まともに遊べないくらい、朝から晩まで音楽漬けだったヤツがそこから逃げ出したら、普通は音楽から離れるだろ。けど、冬弥は音楽から離れて──もう一度音楽を選んだ。そんなの、相当好きじゃなきゃできねえだろ。だから……それだれは忘れんなよ。……あー、クソ。うまく言えねえな」
「そうか。それなら俺は、彰人がわかってくれていることを、ずっと──ずっと覚えておこう」
「……おう」
この会話が収録されている第6話のタイトルは「背を押す言葉」
父へ今の正直な気持ちを伝え、明日のイベントのチケットを渡す冬弥。クラシックへの想い、ストリート音楽は初めて“失いたくない”と思えたという事、父への感謝。
「父さんがクラシックを教えてくれなかったら、俺はきっと、彰人達にも、この夢にも出会えてなかった」
イベント当日。心配する彰人に冬弥は吹っ切れた様子で「父さんが来ても来なくても、どちらでもいいと思う」と語る。
「俺にできることは、ただ歌うことだけだからな」
「……そうか」「いくぞ、冬弥」
「ああ」
(なぜだろう。いつもより彰人達の声がよく聴こえる)
そう感じながら歌い始めた冬弥に、目を見開く彰人。
4人で歌い終わり、ステージ裏に戻った瞬間。
「……おい、冬弥!」
「え?……うわ!」
「お前、あんな歌いかたできるなら早く聞かせろよな」
彰人は冬弥に勢い良く近付き、肩に腕を回しながら反対の手で頭を撫でる。(このシーンは彰人のカードイラストにもなっている)
「…いや、今日のは偶然だ。俺も、自分がこんな風に歌えるとは思わなかった」
「偶然じゃねえよ」
「……?」
「お前が親父のこと吹っ切ったからだろ。頑張ったな、冬弥」
「……ああ。ありがとう、彰人」
イベント後、杏が「今日の冬弥はすごかった」と評すると「ま、オレの相棒ならこれくらいはやってくれねえとな」と彰人。
「とか言って、一番テンション上がってたくせに〜。歌い終わったあと、冬弥の頭ワシャワシャーってしてたでしょ?」
「いらねえとこばっかりみてるなお前……」
杏達にもしっかり見られており、彰人は照れた様子だった。
帰宅後、実は父が今日のイベントに足を運んでいた事を知る冬弥。
父の理解を得る事はやはりできなかったが、彰人達に背中を押され、冬弥にとっては大きな一歩を踏み出した。
◼︎[いつか来るその日を待って]彰人/星4サイスト
(見守るだけって決めたんだけどな…)
冬弥の事が心配で考え込む彰人を、辛気臭い顔をしていると指摘する謙。
「ま、どうせ冬弥のことだろうがな」と、彰人が悩む原因は冬弥しかないと見抜かれていた。
「オレ…何してやれますかね」
見守ると決めたものの、冬弥が心配で仕方ない彰人の様子が見られる。
このカードのイラストの特訓前は、ストーリー内で彰人が冬弥の頭を撫で「頑張ったな、冬弥」と褒めたシーン。スキル名は『最高の賛辞を』
また特訓後イラストは、ストリートの落書きがされた壁を背景に、グランドピアノを背にして座る彰人が描かれている。
◼︎[いつの日か、また……]冬弥/星4サイスト
「ほら、ちゃんと言えよ。気になるだろうが」
「……いや、言わない」
「あいつらはともかく、相棒のオレには言えっての」
「それは違う。お前だから言わないんだ」
本編後、穏やかな気持ちで何かを考えているらしい冬弥と、そんな冬弥の考えている事が気になる様子の彰人。
スキル名は『言う必要のない言葉』
続きが気になる方はぜひサイスト後編を読んでみてください。
その後、Vivid BAD SQUADが出ているイベントストーリーを中心に現在も二人の絆は更に濃く深く進展している。
誕生日
2020年
- 2020年11月12日 東雲彰人の誕生日
(HAPPY BIRTHDAYライブ)
彰人にサプライズでお祝いをしようとレン達の提案でみんなを集めるが、碌に要件も言わず呼び出す冬弥の様子から彰人はサプライズだと一発で見抜く。「俺がうまくやれていたらもっとお前を喜ばせられたのに」ととてもガッカリする冬弥。彰人を驚かせるサプライズは失敗してしまうが、もう一つ用意していたサプライズとして冬弥は自身の歌をプレゼントしようとする。しかし、「お前が歌ってるのに聞いているだけじゃつまらない」と彰人もノり、二人きりでフラジールを歌った。
全員の捌け際に冬弥だけを呼び止めお礼を言う彰人の姿に、ライブ終わりに集った彰冬オタクが言葉が出ないまま困惑する事件が起こった。
ちなみに毎年お祝いをしていることが判明する。
彰人「…誕生日なんて、祝われたら祝い返さなきゃいけねぇだろ。ったく……」
冬弥「彰人、誕生日おめでとう。……これからも変わらずに一緒に歌ってくれ」
2021年
- 2021年05月25日 青柳冬弥の誕生日
(HAPPY BIRTHDAYライブ)
この前日まで彰人は自分の身内にもチームメイトにも学校の先輩にも、誰の誕生日だろうと直接お祝いの言葉を言う描写が全くなく、これはもしかしたら相棒の冬弥にすらお祝いの言葉を言わないのではないかと心配する声があったが、実際のライブで彰人は当たり前のように「冬弥、誕生日おめでとう」と言い今までの心配は何だったのかと拍子抜けする結果となった。全員で声を揃えてお祝いの掛け声の音頭を取りつつ誰よりも先に「おめでとう」と言った辺り、流石相棒マウント王である。
冬弥「俺の、誕生日パーティー?謙さん、またやってくれるのか。…楽しみだな」
彰人「冬弥、誕生日おめでと。まあ……いろいろ心配かけちまったけど、これからも頼りにしてるからな」
- 2021年11月12日 東雲彰人の誕生日
(HAPPY BIRTHDAYライブ)
リンとレンに誕生日パーティーでやる出し物の準備が整っていないから彰人達を引き止めて欲しいとお願いされるKAITO。時間稼ぎの間、1年前のユニット結成時のことを振り返りながら、チームとして成長した面やこれからの話ーー更に上を目指し、どんな壁にぶち当たっても進み続けると観客の前で力強く宣言してくれた。
冬弥はKAITOを少し揶揄う彰人を窘めたり、次の遠野との対戦で個人としてもチームとしても必ず勝つためチームのみんなを頼りにすると言う彰人に対し、嬉しそうな声で「お前を支えられるように俺達も頑張ろう」と言った。
(バースデーカード)※この年から導入
チームのメンバー、学校の友人・先輩、家族等から一日中いたるところでプレゼントを貰い彰人がお祝いされる話。
このサイドストーリーの中で教室と家でのシーン以外、必ず彰人の隣りに冬弥がいたが何故か冬弥のみ彰人に何をプレゼントしたか明かされずに終わる。
明かされないからこそ妄想のしがいが出来てしまった。
尚、サイドストーリーの最後にある知り合いの各キャラクターから送られるメッセージの中で冬弥がしっかりトリを務めた。
彰人「プレゼントって、変人ワンツーから変な箱を渡されたんだが、見なかったことにしていいか?」
冬弥「たくさんの人達が彰人のことをお祝いしてくれていて、相棒として俺も嬉しい」
2022年
- 2022年5月25日 青柳冬弥の誕生日
(HAPPY BIRTHDAYライブ)
誕生日パーティーの準備を待つ中冬弥をお祝いするからとテンションが上がる杏に対し、すかさず「なんでお前がテンション上がってるんだよ。主役は冬弥だろうが」と忠告する彰人。そんな彰人に対し「そう目くじらを立てるな」と宥める冬弥から始まる。
そのあとミクと共に合流したルカが冬弥にタイムを使ったハーブの匂い袋をプレゼントをするつもりだと言う話になり、キャンプで経験した様々なことを振り返りながら『ミライ』を歌った。
ちなみにこのタイムは『Period Of NOCTURNE』でヒビが入ってしまったカップをミクが再利用した鉢に植えていたタイムと同じものだと思われる。
歌唱後みんなで一斉に冬弥へお祝いの言葉を告げた時も彰人は一人だけタイミングをずらし「おめでとう、冬弥」と言った。
(バースデーカード)
誕生日だからと母親がたくさん焼いてくれたクッキーをみんなに配りながら様々な人からお祝いを貰い自分には大切な人が増えたのだなと嬉しそうに語る冬弥の話。
また彰人は最初のシーンから最後のシーンまで常に冬弥の隣りにいたが、何かをプレゼントを渡す描写はまたもやなかった。二人にとって最大のプレゼントは物ではなくお互いが隣りにいることなのかもしれない。
冬弥「母さん、ずいぶんたくさんクッキーを焼いてくれたんだな。みんなと一緒に食べるとするか」
彰人「こうやってお互いの誕生日祝うの何度目だろうな。まあ、これからもよろしくな、相棒」
2023年
- 2023年5月25日 青柳冬弥の誕生日
(HAPPY BIRTHDAY)
練習が終わったあと、冬弥は自分のワガママと言って遠慮するも、「一緒に歌うくらいワガママでも何でもない。相棒なんだから気遣いなどするな」と彰人が言い、二人で「フラジール」を歌う。
歌い終わったあとの妙な沈黙のあと、「彰人、俺を相棒に選んでくれてありがとう」という、どこの新婚夫婦だというような台詞と、ずっと一緒にいるというような台詞のあとに、「お前、よくそんな…」と、なんとも言えなさそうな彰人。
そこに、実は歌い始めから聞いていたこはね、杏、ミクが来て、散々からかわれるという構図が出来上がっていた。ちなみに彰人は、観客が集まっていることにも気付かない程、二人のセカイに入り込んでいたらしい。観客はしばし湧いていた。
冬弥「これからも、共に歌っていこう」
彰人「オレに遠慮とか気遣いとかすんなよな。俺達は相棒なんだから。」
2024年
- 2024年11月12日 東雲彰人の誕生日
(HAPPY BIRTHDAYライブ)
一人で歌の練習をしている彰人を探しに来た冬弥。メイコさんから備品を取ってきて欲しいと頼まれた為「主賓の彰人に頼むのは気が引けるが、良かったら手伝ってくれないか」という冬弥に了承した彰人はとある場所へ向かうのだが……
場面が変わると、杏、こはね、メイコの姿が。こはね「青柳くん、上手く東雲くんを連れて来られるかな」杏「大丈夫でしょ。このサプライズの為に自然な感じで手伝いを頼む練習たくさんしてたし」メイコ「私たちは信じて待ちましょう」と会話をする3人。実は冬弥は彰人の誕生日にサプライズを計画していた。
到着した場所に3人の姿があり不思議そうな彰人。冬弥の「皆待たせたな。では、やるぞ!」の掛け声を合図に「彰人、誕生日おめでとう!」と一斉にお祝いを言うビビバスメンバーとメイコさん。
彰人は驚いた様子を見せ、サプライズは無事に大成功。「良かったね、青柳くん」とこはねに言われて「ああ!皆の協力のおかげだ!」と弾んだ声で喜ぶ冬弥。
「ああ、なるほどな」と全てを察した彰人に「すまない。(備品の件は)ここに来てもらう為の方便だ。」と謝りながらも、「勘のいいお前と言えどまさかこんな所に急に呼ばれて祝われるとは思わなかっただろう」ととても嬉しそうな冬弥の様子が見られる。隠し事が苦手で嘘を吐くのが下手な冬弥は2020年の彰人のバースデーではすぐにサプライズを見抜かれてしまっていたが、2024年はたくさん練習をして挑んだおかげで成功となった。
「ていうか、普通に祝えよ。この後パーティだって準備してくれてるんだろ」と言う彰人に「大切な相棒の年に一度しかない誕生日だからな。何か特別な事をしたくなるのは当然だろう」と返す冬弥。冬弥の真っ直ぐな言葉に「そうかよ。ったく…」と返した彰人の声も優しいものだった。冬弥に対して始終優しい声で話す彰人とずっと嬉しそうな冬弥の声をたくさん聞く事のできるライブとなった。
(バースデーカード)
チーズケーキを賭けて彰人、杏、レン、リンの四人が歌でバトルをする事になるお話。冬弥は見守るのかと思いきや、珍しく自分から参加したいと申し出る。その理由はなんと「俺が勝てばケーキを彰人にプレゼントできる」という彰人の為のもの。
更に最後のメッセージでは「今後も相棒として、お前を支えさせてくれ」と語った冬弥。彰人を支えたい、彰人に尽くしたいという冬弥の気持ちがたくさん見られた。
(セカイの4コマ 第264話「誕生日歌勝負延長戦」)
バースデーカードのサイストの続きが描かれたのだが、ここでも彰人にサプライズを仕掛ける冬弥。
歌の勝負のジャッジ役を頼まれて聞き手に回った彰人に、サプライズでバースデーソングを贈るビビバスメンバーとバチャシン達。皆の中心で大きな口を開けて真剣に歌う冬弥の様子が描かれている。歌い終わると「ハッピーバースデー即興アレンジだがどうだっただろうか」と頬をピンクにしながら冬弥は彰人に尋ねる。「もはや勝負じゃねえだろ」と突っ込みつつも「でもありがとな」と照れ混じりの表情を浮かべる彰人。
(限定ボイス)
「彰人、おめでとう。よければ今日は俺に奢らせてくれ。いいスイーツの店ができたらしいんだ」と彰人と誕生日デートの約束をしている冬弥のボイスが当日限定で公開された。
彰人の誕生日をたくさんの人達と祝えるのが嬉しくて一日中張り切っている冬弥と、そんな冬弥とずっと一緒に誕生日を過ごす彰人の様子が見られる一日になった。
エイプリルフール
2022年
2022年4月1日、エイプリルフール限定でユニットの垣根を超えたシャッフルイベントが開催された。
Vivid BAD SQUADとして活動していない世界線の彰人と冬弥は、裏路地のエンターテイナーである司と類から、パフォーマンスユニット結成の誘いを受ける。
終始乗り気ではない彰人だったが、司と類の多彩なエンターテインメントショーからしか学べないものがあるかもしれないという可能性、そして冬弥を一人で放っておくわけにはいかないという思いから(ホーム画面ボイスより)、渋々同意する。
ユニット名は『ペガサスドッグス』…改め『FANTASISTA SQUAD』。
各メンバーのステージ名は、彰人が『デイブレイクシノノメ』、冬弥が『ブルーウィローアオヤギ』と設定された。(その後採用されたかは不明)
公演に向けた練習では、類から「冬弥は美しく揺れる青い柳のようにたおやかに踊り、彰人は夜明けをもたらす者として朗々と歌うように踊れ」と具体的な指示が与えられていた。
また、FANTASISTA SQUAD × KAITOによるカバー曲『威風堂々』も公開された。
当初はエイプリルフール限定の公開だったが、後に無期限公開へ変更され、現在でも公式YouTubeで視聴可能である。
2023年
ミクデミー 開校!
ユニットの垣根を越え、「宮益坂女子学園」や「神山高校」といった学校の枠組みも超えて、それぞれの性格を元に4つの特別クラスに分けた学園イベントが開催された。
クラス分けから卒業式までの1年間が描かれた。
またこのイベント専用の書き下ろし曲も存在するので気になる方は公式YouTubeへ。
タイトルは『Be The MUSIC!』
彰人が所属するのは「ソリッドハートクラス」
(以下公式説明)
『現実的でストイック!
冷静で客観的な意見を言える生徒達のクラスです。
なぜかピュアハートクラスを気にかけているようですが……。』
他のクラスメイト:日野森志歩、桃井愛莉、草薙寧々、東雲絵名、KAITO
冬弥が所属するのは「ピュアハートクラス」
(以下公式略)
『ほのぼの平和空間♪
穏やかでふわふわとした空気感が心地よいクラスです。
他のクラスからは「ツッコミがいない!」と心配する声も?』
他のクラスメイト:星乃一歌、日野森雫、鳳えむ、宵崎奏、初音ミク
他には『パッションハートクラス』『コーシャスハートクラス』が存在した。
2024年
古代?SF?不思議な時空のセカイにトリップ!
2022年のエイプリルフールと似たような形のシャッフルイベントが開催された。
今度は全員が太古の森と未来都市のどちらかに飛ばされ、現実に戻る道を探しながら生き残りサバイバルを繰り広げるストーリーとなる。
彰人は未来都市へ、冬弥は太古の森へ飛んだ。
彰人 - 『未来都市であっちこっちチーム』
セカイを探検して、帰る方法を探すチームです。
しっかり者と自由人が集まって、ハチャメチャな冒険にレッツゴー☆
他のメンバー:桐谷遥、神代類、KAITO
歌唱曲は『悪魔の踊り方』
冬弥 - 『我らペガサス探検隊!チーム』
帰る方法を探して、セカイを探検するチームです。
みんなで元気いっぱい歌って歩けば、恐竜だって怖くない!?
他のメンバー:花里みのり、天馬司、初音ミク
歌唱曲:『Booo!』←!!!?!?!?!??!?
殆どの場合、未来と過去に別れた人達は接点が絶たれ、関わることは無くなるはずなのだが……。
太古の森を探索していた冬弥、みのり、レオニリンの三人は、来た道が分からなくならないよう、目印として平らな岩に絵を描くことを決める。
何を描いたらいいか悩む冬弥に、リンは「描きたいものを描いたらいいんじゃない?」と提案し、演奏中のレンを描き出した。
それを見たみのりも「会えなくて寂しいから」と言いながら、岩に遥の姿を描き加えた。
みんな身近な人を描くことに気づいた冬弥は思いついたように岩へと"何か"を刻んだ。
一方その頃、未来都市を探索する彰人、遥、レオニレンはとある研究所内の謎の扉の前で足を止めていた。
「もしかしたらこの先に元の世界へ帰れるヒントがあるかもしれない」
扉を開けるヒントになるのは石版に描かれた謎の絵だけ。
その岩には、ギターを演奏する人、踊っている人、そして、マイクを持って歌っている人ーーー三人に瓜二つの絵が刻まれていた。
同じポーズを取れば扉が開くかもしれないと恥ずかしがりながらもポーズを決める彰人、遥、レン。
(勿論この石版はただの岩なので扉が開くことはなく、一緒に同行していたルカが同タイミングで見つけたボタンを押し、扉が開いた)
過去と未来、唯一繋がった(かもしれない)エピソードはこの一連の流れだけ。
ちなみにこれがきっかけで未来都市チームは元の世界へ戻ることができ、太古の森チームは恐竜から追われていた冬弥と司が飛び込んだ先の遺跡で帰る手がかりを見つけて無事戻ることが出来た。
その他
季節イベント
- 2024年バレンタインイベント『Take the BestShot!』
ビビバスのメンバーであるこはねは相棒の杏が欲しいと言っていた有名ブランドの限定チョコがフォトコンテストの賞品となっている事を知る。
ルカの提案によりフォトコンテストのモデルとして冬弥が協力する流れに。その際に「代わりと言ってはなんだが…賞品のチョコレートを少し譲ってもらえないだろうか」とこはねに相談する冬弥。その理由は「彰人がまた食べたいと言っていたのを思い出してな」というもので『以前このブランドのチョコはとても美味しいと彰人が話していた』事を冬弥は覚えていた。こうして冬弥は彰人が美味しいと言っていたチョコレートを手に入れる為にこはねに協力する事となる。
フォトコンテストの条件は、有名ブランドのコスメを使い『バレンタイン』をテーマにメイクを施した写真をサイトにアップするというもの。
「メイクはした事がないし、写真を撮られるのも慣れていないから俺に務まるだろうか…」と不安を露わにしていたものの初体験のメイクやモデルに積極的に向き合い、自分でメイクを完成させたり、モデルとして良い写真を撮れるようこはねと共に一所懸命頑張る冬弥。
見事に入賞を果たしたこはねと冬弥は杏と彰人にチョコを渡す事ができ、彰人の「うまいな」「ありがとな」と嬉しそうな姿が見られた。ちなみにそのとき彰人は「面白い顔をしていた」らしい(冬弥星3サイスト瑞希との会話より)。
なおオリジナルキャラクターでは冬弥が初の男子キャラとしてのバレンタインでのキャラクターボーナス&カード実装となっている。
ダメ押しにこのときの冬弥の服はあの「Dawn」服である……。
↓
- 2024年3月14日ホワイトデーライブ
レンに「どんな(バレンタインの)お返しを用意したの?」と聞かれたビビバスメンバー。
「彰人と白石が張り切ってくれたな」という冬弥に杏は「こはねと冬弥がすっごく良いものをくれたからね。彰人とこうなったら手を組もうって話し合ってパンケーキサンドを買ってきたんだ」と話す。
「前食った時すげー美味かったから店を覚えててな。甘くないおかず系も美味かったし、あれなら冬弥にもちょうど良いと思ったんだよ」と甘いものが苦手な冬弥に合わせてお返しを用意した彰人。
「フルーツやクリームではなくたまごサラダを挟んだものやソースカツを挟んだものがあってとても美味しかった。ありがとう、彰人、白石」「おう」という会話をしており、コンテストで渡したバレンタインチョコへ彰人がお返しをした事が判明した。
このライブ内に用意されていた応援アイテムの限定スタンプでは、Happy WhiteDayのロゴの上に二つのハート型のクッキーが並んでおり、左のクッキーにはオレンジ色(彰人のイメージカラー)、右のクッキーには青色(冬弥のイメージカラー)のチョコレートがかけられていた。
3月14日限定で聞くことのできるホワイトデーボイスでは、彰人が「いいパンケーキ屋があるから見に行くか、冬弥には甘いもんより、おかず系がいいかもな。」とお返しの準備をしている様子が見られた。
セカイの4コマ
第48話「最高の相棒」🥂
2021年5月25日12:00 青柳冬弥の誕生日としてTwitterにて公式から投下された爆弾。
内容は、青柳冬弥の誕生日会をビビバス+バーチャルシンガー達で行ったあと、彰人と冬弥が二人っきりで夜の公園のベンチに座り語らいあった。
”彰人がこうして隣にいてくれる”
”それ以上に何を望むことがある”
今までの4コマの空気感になかった終始しっとりした空気であった。
第50話「天まで届け」💍
第48話の衝撃が未だ抜けていない段階で更に追撃投下された。
イベントストーリー『純白の貴方へ、誓いの歌を!』の4コマ漫画である。
内容は、結婚式会場でエキストラのバイトしに向かう冬弥とそんな彼を会場まで見送る彰人との道中の話。セカイの4コマで登場人物が二人だけということ自体珍しい事なのだが、この短期間でなんと二度も二人きりで登場した。(今回は想像上の司もいるが)
終始テンションが高めで可愛い冬弥とそれをちゃんと褒めながら冷静にツッコみを入れる彼氏のような彰人の姿があった。
第55話「参観日」📣
イベントストーリー『Awakening Beat』の4コマ漫画である。
こはねの最後になるソロイベントを見に来た杏、彰人、冬弥の三名。
過剰に応援をしようとはりきる杏に冬弥が冷静な意見で釘を指した…かのように見えて実は前日に自分も杏と同じように張り切り過ぎた所を彰人に指摘されていたという内容だが、ここでサラッと彰人と冬弥が家にいる時も電話をする仲だと判明する。
ここまで常に一緒になのだから今更…という考えもあるだろうが、実際二人が電話をする描写があったのはここが初であり、改めて公式から与えられたその事実の破壊力はバツグンであった。
第58話「楽しみいっぱい夏祭り」🏮
”わたあめ屋さんもあるかもしれない”
イベントストーリー『夏祭り、鳴り響く音は』の4コマ漫画である。
夏祭りのライブイベントに代役で参加することになったBAD DOGS。
ライブイベントの意気込みや祭りに対する楽しみを語る冬弥とレン。
こっそりと彰人の小学生の頃の友人翔太(夏祭りライブイベントスタッフ兼今回の依頼人)に昔話が聞けるのではないかと話す二人に「絶対させねーからな」と止める彰人。
尚、『東雲彰人:変わらぬ夏祭り』の前編で冬弥とレンが彰人に直接尋ねた時は素直に答えていたので、止めた理由は小学生時代の話を聞かれたくないからではないようだ。翔太と話すのを阻止したかったのかもしれない。
第109話「旅人と仲間たち」🎉
2022年冬弥誕生日の4コマ漫画である。
司、類、寧々が冬弥のために特別ショーを開いてくれた。
そこからの帰り道、ショーの演目の内容を深く察しきれずにいた冬弥に、
あれは仲間と出会い前よりも楽しそうに過ごす冬弥をイメージして作られたものではないかと
教えてあげる彰人と瑞希。
無邪気に喜ぶ純粋な冬弥を温かく見守る二人がいた。
”いい誕生日になってよかったな冬弥”
………因みに、2年目の誕生日記念4コマはユニット外の交流がメインであったが、
この冬弥の誕生日のみ同じユニットの彰人が登場する。この形式になって主役と同ユニのキャラが出てきたパターンは今の所彰人のみである。
ビビバスアーカイブ
【第二回】
第一回がこはねと杏だったのに対し第二回は彰人と冬弥がメインとなっている。
歌唱曲は『ドラマツルギー』
二人で歌うパート以外にもドラマパートがついており、彰人と歌ったら楽しそうだからと冬弥が曲を提案し、歌を通して過去のことを思い出したり等、いつものように湿度の高い会話が繰り広げられる。
やたら艶っぽい冬弥の「彰人…」は一聴の価値がある上、その後の百点満点といっても過言ではない彰人の返しが素晴らしい。冬弥の100の不安に対し300の安心を与える男である。
【第五回】
全パターンの組み合わせが出揃ってから…と思いきやまさかの再登場。
二回目の組み合わせとなったのは彰人と冬弥。
歌唱曲は『トキヲ・ファンカ』
第一回の時から少し時間が経ったこともあり、少し雰囲気が柔らかくなった様子が伺える。
彰人の少しの変化に気づく冬弥と、素直でまっすぐな冬弥の言葉に少し照れているような彰人。
いつもの仲のいいやり取りと共に、力強い彰人の歌声と美しい冬弥のユニゾンが素晴らしい一曲になっているので是非聴いていただきたい。
なお、全組み合わせで彰人は遅れて登場するシーンが見られたが、唯一冬弥との練習の時だけは走ってきた。
【第八回】(最終回)
歌唱曲は『夜明けと蛍』
歌唱するのは冬弥と杏。
冬弥から提案されたこの曲を、冬弥がメインで、杏は支える形で歌い上げた。
歌い終わったあと、杏は「冬弥が表現したいものがちゃんと伝わってきた」と言うと、冬弥は「この曲のおかげかもしれないな」と答えた。
どういうことなのかと尋ねる杏に、冬弥はこの曲を聴いて自分と重なる部分があると感じていたと話す。続きは本編へーーー。相棒愛に、全豆腐が涙する。
youtubeチャンネル登録者数25万人達成記念ボイスドラマ「Vivid BAD SQUAD編」
各々のユニットメンバーが「もしも自分が〇〇だったら?」と想像を膨らませながら語り合う内容になっており、ビビバスは「もしも自分が保育園の先生だったら?」がテーマであった。
はじまりは彰人の意外な面倒見の良さから物語は発展していくが、他のメンバーも園児に対し頼りになる所があったり優しい所があったりと新鮮な一面を見ることができる。
中でも今回の話では彰人の出番が目立っており、彼の仲間を思うかっこよくも優しい一面が聴けるので是非聴いてみてほしい。約17分の大ボリュームになっている。
勿論この話の中でも彰人と冬弥の相棒愛は盛りだくさんに詰め込まれている。パンケーキも半分こにする。
シーンの区切りの度にいちゃつくな。
おまけ
・2021年、司・類の誕生日に彰人と冬弥の限定ボイスが追加された。素直にお祝いの言葉をほほ笑みながら述べる冬弥に対し、司には”去年冬弥と買い物に行った事を思い出すだけ”、類には”冬弥が言っていたとわざわざ前置きをしてからのお祝い(若干の棒読み)”という誰の誕生日だろうがマウントを忘れない彰人がいた。尚、どちらに対しても恐ろしいほど真顔であった。
・英語版HATSUNE MIKU:COLORFUL STAGE!のTwitterにて『NOCTURNE Interlude』(日本語版『Period Of NOCTURNE』)の彰人の星4カード説明文に、「He’ll always stay by Toya's side~」(彼はいつもトウヤの傍にいるよ~)と書かれており一時期界隈がざわついた。
尚カードタイトルも「いつか来るその日を待って」⇒「Waiting For You(貴方を待っています)」となっており、より具体的に意味を察することができるようになっていた。
・周年カード
2024年9月30日よりプロセカ4周年『Talent Blooms』ガチャにて、冬弥の星4カード“放課後のちょっとした手伝い”が実装される。寧々、志歩、愛莉が同時PUされており、報酬の絵名含め全員のカードにそれぞれのユニットメンバーのメンバーカラーを使用したモチーフがイラスト内に存在する。
冬弥のカードでは白百合のおしべがオレンジ(彰人)、ピンク(こはね)、ブルー(杏)と、3人のイメージカラーになっているのだが、その中で冬弥はオレンジの白百合だけを手に取り口付けている様子が描かれた。メンバーカラーのモチーフのアイテムを手に取っているのも、一人のメンバーだけが強調して描かれているのも冬弥のカードだけであり、オレンジの白百合を口元に寄せている構図に公式が意図を持たせているのは明らかであり…
更には2022年9月30日に実装されたプロセカ2周年『Darkness Festa』ガチャは黒百合をテーマにイラストが描かれているのだが、彰人のカードでは背景に黒百合の花びらが舞う中、舌の上に白百合の花びらを乗せている様子が描かれている。無数の黒百合の中で彰人が口にしていた花びらだけが唯一白百合だった事。2年後の同日に実装された周年カードでオレンジの白百合に口付ける冬弥が描かれた事、周年という大きなイベントで二年越しに彰冬のカードが繋がった。(白百合の花びらを食べている彰人×オレンジの白百合に口付ける冬弥)