ヌオー
ぬおー
全国図鑑 | No.0195 |
---|---|
ジョウト図鑑 | No.057 |
シンオウ図鑑 | No.118 |
マウンテンカロス図鑑 | No.018 |
ガラル図鑑 | No.101 |
キタカミ図鑑 | No.006 |
ローマ字表記 | Nuoh |
分類 | みずうおポケモン |
タイプ | みず / じめん |
高さ | 1.4m |
重さ | 75.0kg |
性別 | 50%♂・50%♀ |
特性 | しめりけ/ちょすい/てんねん(隠れ特性) |
落とし物 | ウパーのねんえき |
タマゴグループ | すいちゅう1/りくじょう |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ヌオー | 沼+王+オオサンショウウオ |
英語・スペイン語・イタリア語 | Quagsire | quagmire(沼地)+Siren(サイレン属) |
ドイツ語 | Morlord | Moor(原野)+Lord(君主) |
フランス語 | Maraiste | Marais(沼)+Reste(休息) |
韓国語 | 누오 | 日本語名の音写 |
中国語 | 沼王 | 沼(zhǎo、沼、池)+王(wáng、王、君主) |
ヒンズー語 | दलदलॉर्ड | दलदल(Daldal、沼地)+Lord(君主) |
ロシア語 | Квагсайр | 英語名の音写 |
タイ語 | นูโอ | 日本語名の音写 |
『ポケモン金銀』から登場しているウパーの進化系。
進化前はウーパールーパーがモチーフだったのに対し、こちらはオオサンショウウオがモチーフで、新たに腕が生えたその体系はまさにサンショウウオそのもの。
体色はウパー同様水色であるが、耳の触角(エラ)がなくなり、代わりに背中へ紫色のヒレ状の器官が出来た。雌雄の違いとして、♂の方が背びれが長い。
目は依然点目ながら、笑顔を作ったり、きゅっと瞑ったりと表情はかなり豊か。
全身の皮膚は乾燥を防ぐため常に粘膜でぬめっており、日差しが苦手なので日中は水中で過ごすことが多い。
その呑気な顔付きに違わぬのんびり屋な性格で、水中を気ままに泳いでは、よく川底の岩や船底に頭をぶつけているが、石頭なため全く気にしていない。
同時に仲間想いでもあり、良く自分達を頼って来る臆病なウパー達を優しく見守っている模様。
待ち伏せ型狩りをする生態でもあり、保護色となる水中で大きな口を開けたまま、エサが偶然飛び込んでくるのをひたすら待っている。
このように余り動かないので、代謝が少なく空腹にも強いが、身体自体は意外に柔軟。アニメでは体を上手く捻ることでエナジーボールを回避している。
その悠々自適で緩い雰囲気から、奇妙な雰囲気がウケたネイティオ同様、二世代産のポケモンでは熱狂的な人気を誇る。
アニメでの鳴き声は名前のまんまであるが、創作では「ぬ」や「ぬー」と表現される場合が多い。
色違いは水色の全身が紫色となり、かなり派手で分かりやすい。
名前の由来は「沼+サンショウウオ」あるいは「沼の王」らしく、中国語に至っては「沼王」とそのまんまである。
元々ジョウトポケとしてはメディア露出やグッズはそれなりに多い方だったのだが第9世代に入ってからリージョン版の進化系の登場に加え、アニポケでリコロイシリーズに入ってランドウの手持ちとして準レギュラー化した影響でグッズやアニメ絵イラストなどのメディア展開で出番が増加、現在ではジョウトポケモンの顔としてのポジションまで上り詰めたという昇進を果たしている。
- 初出こそ金銀だが、生息域はカントー地方に偏っていた(HGSSではジョウト地方での生息域が若干広がっている)。
- 湿地帯のポケモンなため、水上や水辺近くの草むらで出現するが、元々ポケモンに「沼」の概念がなきに等しかったために沼地での生息は確認されてはいなかった。洞窟にまで出現するが、こちらはサンショウウオの生態的には間違ってはいない。
- 第4世代では212ばんどうろやノモセ大湿原といった沼地のマップが導入され、晴れて「ぬまうお」の分類に説得力を獲得。その後も8ばんどうろ(イッシュ)、14ばんどうろ(カロス)、清涼湿原と、沼地に出現する割合も増えている。
- 第2世代では野生で出現すると直ぐに逃げ出してしまう仕様があった。にもかかわらず、スピードボールの効果は適用されない。
- ストーリーにおいては、ノモセジムリーダーのマキシ、シンオウ四天王のキクノの手持ちとして登場する。
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ヌオー | 95 | 85 | 85 | 65 | 65 | 35 | 430 |
同複合タイプ比較
- ぼーっとした愛らしい見た目や高いとはいえない能力とは裏腹に、優秀なタイプと特性で常に一定の活躍を見せているポケモン。シリーズ初となる「みず/じめん」の複合タイプで、当時の雑誌等では「でんきが効かないみずポケモン」の触れ込みで紹介されていた。
- レベル習得する技も強力で使い勝手の良いものが多く、シナリオでも戦力+水辺の移動要員として連れていきやすい。ただ草タイプは4倍弱点なのでそこだけ気を付けたいところ。
第2世代
- 初登場当時は固有タイプだった。種族値があまり高くなく、硬いポケモンが幅を利かせていた対戦環境ではそれほど活躍出来なかったが、入手の容易さと育てやすさからシナリオでは連れていく人が多かった。
第3・4世代
第5 - 8世代
- 大分増えて来た同タイプの中では低めの種族値が気になり始める。隠れ特性に同じ「ちょすい」を持つガマゲロゲ登場や、トリトドンの特性「よびみず」がみず技を無効化出来るようになったことなどからライバルが台頭した。
- 一方で、ヌオーも相手の能力アップを無視できる強力な隠れ特性「てんねん」を得たため、別の戦い方でも活躍ができるようになった。インフレが進んだ現在の環境の中にあっても、多くの積みアタッカーにタイプで有利を取れることから積みストッパーとしての地位を確立している。
- ただ「てんねん」を貫通する「かたやぶり」持ち(特にオノノクス)や技「フリーズドライ」の存在、「パワーウィップ」配布、ダイマックスの「ソーラービーム」速射化など、不利な要素が飛びやすくなったことは痛手。
マックスレイドバトル
- マックスレイドバトルにおける捕獲不能の強敵として2020年2月27日にミュウツーが出現した。その圧倒的な強さ故に多くの対策が必要とされオーロンゲ、月食ネクロズマ、マーシャドーなどの伝説のポケモンやガチガチに対策が取られたポケモン達が攻略候補に挙がる中(詳しくはミュウツーの記事参照)、仲間内でのお手軽な攻略法としてヌオー×4という攻略法が見いだされた。
- ミュウツーの「ほうでん」を無効化し、「くろいきり」で相手の能力上昇を抑え、全員で「なみのり」をすることにより、ちょすいで互いを回復しあいながら攻撃を続けることが出来るため、下手にガチガチに対策を練ったポケモンよりも活躍してしまうという事態が起きるのであった。
第9世代
- ゲーム中でパルデアウパーとは別に原種のウパーも入手可能なのでこちらも続投。ただし、パルデア図鑑には原種のウパー共々登録されないため、現時点では図鑑を見ることができない(ガラルニャースなどと同じ仕様)。後にDLC「碧の仮面」でキタカミの里で野生出現した事もあり、キタカミ図鑑に登録できる。
- 新技として、攻撃技は相手の攻撃を確実に下げられる「ひやみず」、補助技はレート戦・ランクマッチではお馴染みであったがこれまで覚えなかった「ステルスロック」「どくびし」「まきびし」を新たに習得。よりサポート役や物理受けポケモンとして活躍できるようになった。ひやみずは特性てんねんとの相性がよくないので、後続へのサポートをメインとして使うと良いであろう。
- 一方で「じこさいせい」のPP下方修正があり、若干長期戦が厳しくなった。さらに、地面タイプを持たないものの同じてんねん持ちの水タイプで「あくび」が使用可能、更に物理方面の数値が優秀であり「じわれ」でワンチャンを作れるライバルの新ポケモンヘイラッシャも登場している。
- ランクマッチでも引続き活躍が期待されていたが、シリーズ1のレギュレーションで使用可能なポケモンはパラドックスポケモンと災厄ポケモンを除くパルデア図鑑のポケモンのみ。前述の仕様からパルデア図鑑に登録されないヌオーは思わぬ形で出禁枠となってしまった。
- その後パラドックスポケモンが解禁された後も暫く音沙汰がなかったが、レギュレーションDより無事解禁された。だが解禁されるとインフレし過ぎた他の「てんねん」持ちを差し置いて採用する理由が皆無に等しく、解禁ブーストがある筈のシーズン8シングルバトルでも圏外に近い使用率142位に甘んじ、シーズン9には早くも圏外となった。
- ヌオーを敢えて使う場合、くさ対策のほのお、どくのテラスタルがベター。どくテラスタルに関してはキタカミの里のとこしえの森にある最奥の水場に野生テラスタル個体が存在する。恐らくはデザイナーズコンボであろうが、使用率は最早デザイナーズコンボ以前なのが悩ましい。
- マチス:ジムリーダー(カントー)※1
- ツクシ:ジムリーダー(ジョウト)※1
- ヤナギ:ジムリーダー(ジョウト)※1
- カスミ:ジムリーダー(カントー)
- マキシ:ジムリーダー(シンオウ)
- キクノ:四天王(シンオウ)
- シズイ:ジムリーダー(イッシュ)
- ルリナ:ジムリーダー(ガラル)
※1:ポケモンスタジアム金銀
アニメ版
漫画版
- マキシ(ポケスペ)
- ルリナ(ポケスペ)
『ポケモン不思議のダンジョン』
- マグナゲートと∞迷宮
- チームメンバー管理と(特に「仲間モード」での)アイテムショップ店主を兼業している。宿場町の近辺に住んでおり、温厚な性格。何かと世話を焼きつつ、主人公達の成長を暖かく見守ってくれる。
- 老齢で普段はぼーっとしていることが多いが、実はGODヌオーと呼ばれる凄腕の悪人ハンターでもある。悪人を見つけると徹底的に叩きのめし、2度と悪さをしたくなくなる程にまで締め上げてしまうという。ちなみに、GODとは神を意味するわけではなく『ごりごり おしおき だぬ』という彼の口癖を意味している。
『ポケモンGO』
- 割と早い段階から登場している第2世代ポケモンであるが、何とタイプ一致ゲージ技がじしんしかない。通常技には優秀なマッドショットを覚えられるが、そうなるとマッドショット+ハイドロカノン&じしんという圧倒的な技構成を持つ環境メタのラグラージには敵わず、トレーナーバトルにおいては席を譲ることが多い。特徴であるHPの高さと弱点の少なさを武器にジム防衛で活躍させるのが適任であろう。……というのが一般的な評価である。
- しかし、実はトリデプスやマッギョなどに効くじしんの他、不一致ストーンエッジもファイアローやチルタリスなどの環境メタによく刺さる。そのため、スーパーリーグにおいてはラグラージの下位互換として機能できる可能性を秘めているのだ。あくまで下位互換として、ではあるが。
- 2023年6月に入り、「どろばくだん」を新たに習得した。これにより、高速地面アタッカーとして採用の余地が高まった。
- しかも同年11月5日に「アクアテール」を習得し、マッドショット4発程でチャージ技を回せる高性能ポケモンになった。というのはその日の話。一時的に草タイプが増え、環境から駆逐された…
『Newポケモンスナップ』
- ベラス島のジャングルに登場。のんびりしている様子からゆったり泳いでいる様子、更には飛び込んだりウパーと親子で行動するシーンと見どころ多数。近距離で撮影できる場所も多く、動きもゆっくりなので初心者でもベストショットを撮りやすい。
『アニポケ』
- 127話「ヌオーとGSボール!?」
- 96話「筋肉バトル!? ダブルバトル!!」
- イワシミズのポケモンとして登場。今回の相方は同じく耐久寄りのトドゼルガであった。
- マキシのヌオー
- 139話「オーキド博士を救出せよ!ニョロトノVSグレッグル!!」
- 149話「ピカチュウポッチャマくっつかないで!!」
- コダマ博士のポケモンで登場。一連のでんきタイプとみずタイプが目をハートにしてくっつく事件の原因はヌオーとコイルを仲良くさせるためだったが、実はただコイルとバトルがしたかっただけであり、ヌオー自身は「じめんタイプが入っていたから仲良しルンルンくんが効かなかった」という。
- 69話「湿地帯の戦い! ヌメルゴン対フラージェス」
- 仲間達やハスボー、ゴクリンの群れと共に湿地帯で平和に暮らしていたが、ある時を境に湿地帯に侵攻して来たフラージェスとむしポケモン+ハブネークのグループの襲撃を受けるが、サトシとヌメルゴンの活躍で和解、ロケット団の飛空艇から落下したサトシ達をみずでっぽうで助けた。
- XY&Z編30話「メレシーを探せ! ヌメルゴンとデデンネ!!」にて再登場。今回のギャグ要員であり、フラージェスが用意したおやつを食べたり、ひざかっくんしたと勘違いされて(※全てメレシーの仕業です)つるのムチやエナジーボール(と思われる技)を食らわされた。その際の表情は制裁を食らった際の表情ではなく、どちらかというと「きゃー☆」といった表情。お陰で視聴者からはドM疑惑が出たりもした。
- 46話「変身メタモン、探すんだモン!」
- エーテルパラダイスで仲間達と暮らしており、注射嫌いのメタモンが変身してその中に紛れ込んでしまった。メタモンが変身したポケモンはゲームでは色が薄く、アニメでは大抵顔がメタモンっぽいまま(点目)なのであるが、そもそもメタモンとヌオーの目は点で表現されているので擬態は完璧であり、見分けるのには苦労を要した。
- 新無印81話
- 青ポケマニアのアベルのリュックに、ヌオーの缶バッジが付いている。
- めざせポケモンマスター3話
- 小さくモブとして、それとブリムオンがカスミに見せた幻覚で登場している。
- 1話
- セキエイ学園にてモブで登場。
- 劇場版
その他
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