曖昧さ回避
アメリカの写真フィルムメーカー「Kodak」、及びその日本法人「コダック合同会社」→公式サイト
基礎データ
全国図鑑 | No.054 |
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イッシュ図鑑第2版 | No.028 |
英語名 | Psyduck |
ぶんるい | あひるポケモン |
タイプ | みず |
たかさ | 0.8m |
おもさ | 19.6kg |
とくせい | しめりけ/ノーてんき/すいすい(隠れ特性) |
進化
コダック → ゴルダック(レベル33)
概要
常に頭痛に悩まされている難儀な生き物。頭が痛いのでいつも頭を抱えている。
頭痛がひどくなり脳細胞が10倍に活性化すると、念力など不思議な力を使いはじめるが、その間は意識が睡眠状態になるらしく、やっていることが記憶に残らない。
これは眠っているときだけ発する脳波が超能力を行使する際に出ているかららしく、『オーキド博士のポケモン講座』によると目を開けたまま眠る事があるという。
その説明からエスパータイプが似合いそうだが、実際のタイプはみずだけ。しかしエスパータイプの技も相当数覚えられる。
黄色い体やコ(子)ダック(アヒルの英訳)という名前の通り、分類ではあひるポケモンだが、外見としてはカモノハシに近い。現実世界でのアヒルの雛は体毛が黄色く、くちばしやおデブな体形、直立二足といった部分は成鳥の生態の変化によるものが元だろう。
本来なら翼になる部分も手のようになっているためか、ひっかくやつめとぎ、シャドークローなどを覚えられる(XY以降の物理技モーションではこの手を振るような動作になっている)。
ポケモンシリーズのディレクターである増田順一氏(増田部長)の一番好きなポケモンであり、増田部長の名刺にはコダックのイラストが描かれている。
そのせいか、現在に至るまで全ての世代で登場している、結構な愛されポケモンであり、カントー御三家やファンシー御三家程ではないもののポケモンに詳しくない人にも名前を知られているポケモンの1匹である。
色違いはみずタイプらしく、水色になっている。
第4世代では頭痛に悩まされるあまり、210番道路を塞ぐ個体が4匹登場。タンバシティのひでんのくすりを使うと痛みが和らいで去っていく。このことから頭痛はある程度薬で和らげる事が出来るようである。なお、頭痛が治ったコダック達だが、キッサキシティのポケモンセンターに迷い込んだとされる個体が1匹いる。
使用トレーナー
ゲーム版
- カスミ:ジムリーダー(カントー)
- ニコル:コダックマスター
アニメ版
- カスミ
- ツバキ(無印91話)
- アツミ(AG140話)
- カラバリ(新無印14話)※色違い
- 青年(新無印57話)
その他
番外作品
『ポケモンGO』
第一世代組の一匹として参戦。つついた際に見られるXY以降の特殊技モーション「頭を抱えてイヤイヤ→そのままニッコリ」が話題をさらった。
『ポケダン救助隊』
主人公候補として登場している。リメイク版ともども笑顔アイコンで顔芸が見られるものの(リメイク版の3Dグラフィックは普通の笑顔をしている)、特性や強い技を覚えるおかげで安定感があり強力なポケモンである(かなしばりからのみだれひっかきのコンボは協力)。
例の顔芸はアニポケ無印の頃からやっており、泣く時にはいつもの目付きに涙が溢れたような顔になる(サン&ムーンでは糸目と白目が混じり合った漫画的な泣き顔を披露した)。頭痛に悩まされると苦しそうな表情を見せたり、眠るときは安らかな寝顔を見せるなど意外と表情は豊か。
『ポケモンレンジャー』
サマランドのキャプチャ・チャレンジに登場。アニポケを意識してかヒトデマンを2匹→スターミーを2匹キャプチャすると南部の海域に出現するようになる。背泳ぎするだけで特に何もしてこないが、すぐ逃げる特性があり、キャプチャ回数は驚異の32回となっている。
アニメ版
カスミのコダック
- CV:愛河里花子
- アニメシリーズの初代ヒロイン・カスミの手持ちとして登場。とある町で、彼女が偶然落としたモンスターボールに自分から勝手にゲットされる。
- サイズも設定上のコダックの身長の平均以下である(設定上のコダックの平均身長は80cm)。
- おとぼけな性格で、最初はカスミの指示も分からず、テンポのズレた奔放な行動が多かった。攻撃を受けても、反応が少々鈍く少し経ってから痛がるほど。
- バトルもあまりうまくなく、「ひっかく」や「みずでっぽう」の威力も無きに等しいのだが、連続で攻撃を受け続け頭痛がひどくなると通常のコダックより強力なエスパーわざを発動するので、意外と油断できない。
- 『ミュウツーの逆襲』でコピー体と戦うが、他のポケモン達がシリアスな戦闘シーンに突入する中、ビンタをしてはおとぼけポーズを取るという安定のコダックっぷりを見せつけた。
- また、みずタイプでありながらカナヅチであり、水中に叩き込まれるとパニックを起こす。ただし浮き輪で泳いだり背泳ぎはできる模様。しかし、サイドストーリー第5話の時には、何度も溺れる恐怖を体感した影響か、顔に水につけるだけで泣きながらパニックを起こす等、以前よりも悪化の傾向が見られており、下手すると水恐怖症に陥ってしまっている可能性もある。この為、カスミはオーキド博士に協力してもらう等といった形でコダックのカナヅチを直そうとしているのだが、今の所うまくいっていない。
- 何を考えているか分からない部分も多いが、時々ガッツを見せたり、カスミに甘えたりしているので、トレーナーへの忠誠心は厚いようでありカスミの事が好きという説さえもある。カスミも普段は出来の悪いコダックに手を焼き、苛立ってキツい扱いをとってしまう事も多かったのだが、ポケモン交換会で交換を持ちかけられた際は断固拒否したり、映画『ミュウツーの逆襲』ではミュウツーのモンスターボールに捕えられた時に動ずる等、コダックへの愛着は確かに持っている。
- カスミがレギュラーから退いてからはさすがに出番はほとんど無くなったが、SM編43話にて久しぶりに再登場。相変わらず鈍感でおとぼけな性格だが、一匹でハナダジムの留守番を任されるくらいにカスミからの信頼度は上がっており、カスミ本人もますますコダックへの愛着は増している様子。
- バトルの実力も以前と比べ格段に上がっており、激弱だったみずでっぽうの威力が相当なものになった上、暴走ぎみだったねんりきを自らの意志で自在に制御出来るようになった。マオのアママイコとスイレンのアシマリを同時に相手し難なく勝利するという「ジムリーダーのポケモン」という肩書に恥じないレベルにまで強くなった。…ただ、現在でも素の状態ではねんりきがうまく扱えないらしく、その本領を発揮するのに時間と手間を要するスロースターターぶりである。これはコダック自身の成長だけでなく、トレーナーであるカスミが自分のコダックの性格を把握し、能力の生かし方等についても研鑽を重ねた結果と思われる。
- その後102話でカスミがアローラを訪れた際には、モンスターボールから勝手に出てモアイの売り物のスイカを勝手に食べたり、タケシが用意した料理を独り占めしようとするなどカスミを困らせるなど、バトルでは強くなったが奔放なところは健在である。
その他
初代から登場している上に上記のカスミの個体の影響もあるのかアニメではモブやメインとしても度々出演する機会が多い。
- 無印91話ではツバキ、AG140話ではアツミの手持ちとして登場。更に新無印14話ではカラバリが色違いの個体を手持ちにつれ歩いている。
- 新無印57話「恋はコダック」では、ゲストキャラの青年(名称不明。CV小林千晃)のポケモンとして登場。この個体は通常のものとは異なり常に糸目で青いマフラーを付けているが、頭痛で力を発揮するというのは共通。なお、この個体は芸人のゆりやんレトリィバァが声を担当。
- 新無印115・116・117・118・125話での観客席には、ゴウ達が座ってる後ろで観戦しており、隣のヤドンから尻尾を乗せられている。
無印 | 122話・151話(イメージ)・169話 |
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AG | 15話・35話・105話・140話 |
DP | 10話・87話(9匹)・104話 |
XY | 2話・5話・10話・16話・21話(テレビ)・38話・39話(映像)・40話・46話・60話・66話・68話(回想)・73話・80話・91話・99話・105話・137話・141話(神話) |
SM | 4話・6話・8話・9話・27話・29話(イメージ)・30話・39話・40話・42話・44話・45話・46話・49話・64話・66話・74話・81話・82話・83話・84話・86話・90話・92話・96話・128話・130話・133話・135話(イメージ)・138話・140話・141話・142話・143話・144話・146話 |
新無印 | 1話・2話・8話・18話・28話・31話・36話・38話・43話・47話・49話・58話・67話・74話・76話・87話・96話・109話・112話・122話・129話・130話 |
新無印 | 七夜の願い星(花火)・波導の勇者・ディアルガVSパルキアVSダークライ・ボルケニオンと機巧のマギアナ・キミにきめた!・みんなの物語・ココ |
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
第1章ではシオンタウンでコダックのゾンビというショッキングな姿で登場している。
第7章では「きいろ」というニックネームの悪戯好きの個体や、ゲーム版以上の数で210番道路を塞いでいるコダックの群れ等が登場したりしている。
実写版『名探偵ピカチュウ』
ヒロイン「ルーシー・スティーヴンス」のパートナー。
黄色い体色は体毛として表現されており、「あひるポケモン」の分類名に違わぬ姿になった。
ストレスで頭痛がひどくなると超能力が暴発する悪癖があるため、定期的に音楽やマッサージ等でケアしてあげないといけないめんどくさいやつ。そのためにピカチュウからは「爆弾」と呼ばれている。
その「爆発力」たるや、強化されたゲッコウガ3体をまとめてねんりきで吹き飛ばした程である。
あくタイプのゲッコウガにエスパータイプのねんりきは効果が無い筈だって? ゲッコウガはみずしゅりけんを使っていたから、へんげんじざいが裏目に出たのだろう。
「メインヒロインのパートナーポケモン」「超能力が暴走すると凄まじい力を発揮する」等、アニメ版のカスミのコダックへのオマージュと思われる要素が多い(吹き替え版では、アニメ版と同様、愛河里花子氏が鳴き声を担当している)。
関連イラスト
関連動画
※直リンク
2020年5月下旬頃にアップロードされたポケモンの歌
歌詞はこちら
関連タグ
ポケモン ポケモン一覧
みずタイプ アヒル カスミ(アニポケ)
053.ペルシアン/アローラのすがた→054.コダック→055.ゴルダック
ポケモン関連
- コアルヒー:アヒルがモチーフでこっちは鳥類寄りの外見をしている。
- マッギョ:こちらも例のにやけ顔をする事がある。
- ヤドン:同じく呑気な脱力系ポケモン。エスパー技が得意という共通点もある。バンプレストのフィギュア『ポケットモンスターくつろぎタイム』やポケカで一緒になった事も。
同みず単タイプ
ゼニガメ/カメール/カメックス ニョロモ/ニョロゾ/ニョロトノ パウワウ シェルダー クラブ/キングラー タッツー/シードラ トサキント/アズマオウ ヒトデマン コイキング シャワーズ
ワニノコ/アリゲイツ/オーダイル テッポウオ/オクタン スイクン
ミズゴロウ ホエルコ/ホエルオー ヘイガニ ヒンバス/ミロカロス ポワルン(あまみずのすがた) パールル/ハンテール/サクラビス ラブカス カイオーガ
ポッチャマ/ポッタイシ ブイゼル/フローゼル カラナクシ ケイコウオ/ネオラント フィオネ マナフィ
ミジュマル/フタチマル/ダイケンキ ヒヤップ/ヒヤッキー オタマロ バスラオ ママンボウ
ケロマツ/ゲコガシラ ウデッポウ/ブロスター
アシマリ/オシャマリ ヨワシ ナマコブシ
メッソン/ジメレオン/インテレオン カムカメ サシカマス/カマスジョー
クワッス/ウェルカモ ウミディグダ/ウミトリオ ナミイルカ/イルカマン ヘイラッシャ
その他
ラバーダック:黄色い子アヒル繋がり
カモノハシペリー:普段はどぼけているが、いざという時にとてつもない力を発揮する、カモノハシのキャラクター繋がり。