基礎データ
全国図鑑 | No.0973 |
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パルデア図鑑 | No.346 |
ローマ字表記 | Karamingo |
分類 | シンクロポケモン |
タイプ | ひこう/かくとう |
高さ | 1.6m |
体重 | 37.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | きもったま/ちどりあし/きょうえん(隠れ特性) |
タマゴグループ | ひこう |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | カラミンゴ | 絡む+フラミンゴ |
英語・スペイン語・イタリア語 | Flamigo | flamingo(フラミンゴ)+amigo(スペイン語で友達) |
ドイツ語 | Flaminkno | Flamingo(フラミンゴ)+Knoten(結び目) |
フランス語 | Flamenroule | flamant(フラミンゴ)+enrouler(巻き付く)+flamant rose(フラマン・ローズ) |
韓国語 | 꼬이밍고 | 꼬다(こじれる)+flamingo(英語でフラミンゴ) |
中国語(簡体字) | 缠红鹤 | 纏繞(絡まる)+紅鶴(フラミンゴ) |
中国語(繁体字) | 纏紅鶴 | 纏繞(絡まる)+紅鶴(フラミンゴ) |
概要
『ポケモンSV』から初登場。意外といそうでいなかったフラミンゴがモチーフの鳥ポケモン。
発売前のPVに公表されず、OPムービーで初めて登場したポケモンの1匹。
序盤鳥初の無進化ポケモンであり、同時に登場タイミングらしからぬ圧倒的な能力を誇る(特にこうげき)。捕まえようとしたらパーティを半壊させられたトレーナーも多いだろう。
無進化ゆえに捕獲率もやや低めなので、可能ならスーパーボールを用意し、速やかな捕獲に臨みたいところである。
姿形は現実のフラミンゴそのままの姿をしているが、バルーンアートを思わせるシンプルなデザインになっているほか、首をよく見ると根本が結ばれている(絡まっている)。これはクチバシから体内に溜めたエネルギーを漏らさないようにしているためらしい。食事に支障は出ないのだろうか?
普段はモチーフと同じく群れを成して暮らしているが、敵に襲われると仲間とシンクロする習性によって、一斉に一糸乱れぬ攻撃を仕掛けてくる。少なくとも「ぼうふう」を起こせるだけの翼の強さを持っているらしい。
水辺に住む鳥がモチーフという点や体全身が桃色をしているという点から、一見するとみずかエスパー、そしてフェアリーを思わせるような配色であるが、実はこう見えてかくとうタイプだったりする。
名前の由来は絡まる(あるいは派手な体色で「カラー」)+フラミンゴからか。
英語での名称は「Flamigo」とそのまま…と思いきやスペイン語で友達を意味する「amigo」とのかばん語になっている秀逸なネーミングである。
ドイツ語名は「Flaminkno」、フランス語名は「Flamenroule」となっており、それぞれKnoten(ドイツ語で結び目)、enrouler(フランス語で「包む」)とのかばん語と思われる。
色違いは色が灰色に近くなる。これは現実のフラミンゴが赤い色素を含まないエサを摂取し続けたり、子育てするうちに色が褪せてしまうという特徴がモデルか。
能力
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
カラミンゴ | 82 | 115 | 74 | 75 | 64 | 90 | 500 |
ルチャブル | 78 | 92 | 75 | 74 | 63 | 118 | 500 |
種族値の合計は、同複合タイプ(ちなみにかくとう・ひこうの順番なのはカラミンゴが唯一)であるルチャブルと同じく500。
専用特性に「きょうえん」を持つ。ダブルバトルで非常に強力な特性である。
かくとう技やノーマル技をゴーストタイプに無効化されなくなり、いかくも無効化できる「きもったま」も強力。一方で「ちどりあし」の方は使い勝手はイマイチ。
無進化ポケモンであるため、抜けた表情に反して性能がガチ。弱点も多く、耐久面はあまり期待できないが、こうげきはなんと115もあり、素早さは90。
互いに補完されて攻撃範囲も広いタイプという事で、レッツゴーの適性も高い。
おまけにこの性能で、上記のように序盤であっさりと手に入ってしまう。90という素早さはタイカイデン(素早さの数値は125)と比べるとそこまで高くないように見えるが、鳥ポケモンの中では十分すぎるほどに早い数値である。
これだけ高性能ということは、捕まえようとして返り討ちに遭う可能性もあるので捕獲する際にはご用心を。なお、倒すと攻撃の努力値が+2される結構美味しいポケモンでもあったりする。
レベル12で「つばさでうつ」、レベル18で「けたぐり」を覚えてくれるので多少のレベル差もなんのその。レベル5で覚えて事実上の基本技となる「にどげり」はレベルで勝っていれば「がんじょう」対策になる。
レベル39では「メガトンキック」、レベル48では「じごくづき」(これ以外にもあくタイプ技を結構覚える)、レベル54では「ブレイブバード」と高レベル帯が揃ってくる時期になっても一線級で活躍できるだけのポテンシャルはある。
ただし、レベルアップで覚えられるかくとう技はかなり少なく、「ローキック」や「インファイト」はわざマシンでの習得が必要。タマゴわざでは「ゴッドバード」を覚えられるが、ため技なのでストーリーでは「アクロバット」、「ブレイブバード」を採用する方が良い。
なお、「かわらわり」は覚えない。同じく蹴り技主体のエクスレッグやウェーニバルは覚えるのだが(現実にも踵落としや頭突き等で瓦を割るパフォーマンスは存在する)、彼等は人型の体型で腕も普通に使えるからなのかもしれないが、人型ではないのに習得できるポケモンはいる。というか腕が完全に翼で体型的にもパンチなど出来そうもない上に格闘タイプですらないのにパンチ技を覚える奴もいるので、全く持って基準は意味不明である。
特殊火力は高くないが、一応並程度の火力はあるため、きょうえんによって特殊方面の能力上昇を引き継がせれば、奇をてらった両刀・特殊型も可能になる。
水辺に住む鳥がモチーフということで「アクアブレイク」や「みずのはどう」や「ひやみず」を覚える。
耐久こそ低いものの、「はねやすめ」や「おいかぜ」といったひこうタイプの変化技は一通り揃っている。
もし、鳥ポケモン縛りでストーリーを進めるなら、是非パーティー入りを検討されてはいかがだろうか。レベル20未満の状態で加入させることができるため、終盤相当のフィールドに特攻して大きいサイズのけいけんアメを回収し、一気にレベル上げをしても命令無視のリスクがない。
習得技の面で見るとこれ以上優秀な同複合タイプとしてはルチャブルが存在するが、加入最低レベルが南4番エリアのレベル22の個体であり、バッジ1個獲得まで命令無視の可能性があるため、安定感ではカラミンゴに分がある。
またそのタイプからスカーレットでの最難関の1つであるイダイナキバ戦で活躍出来る(イダイナキバの技の内、はたきおとすとかわらわりを今ひとつに抑え、じだんだは無効化出来る)。
何なんだこの鳥は…。
RTAでは実質カラミンゴ1匹で走破するチャートが主流なほどであり(なお、捕獲は道中で拾うクイックボール1個に賭け、捕獲したら特性「きもったま」かどうかを確認。失敗したら男らしく再走)、個体値に記録がある程度左右される面はあるもののこれは今後陥落する余地の殆どない完璧なチャートである。通常の旅パからは強すぎて旅がつまらなくなるという理由でリストラされることも。ふざけた見た目のやつほど強いとはこういう事か…。
対戦でもダブルバトルで「きょうえん」が利用価値を持つ。
発売早々、
- イッカネズミのこのゆびとまれでテツノカイナがはらだいこを放つ隙を作り、そのままイッカネズミでとんぼがえりを撃ってカラミンゴに交代し、テツノカイナが最大まで上げた攻撃の能力ランクをコピーする
- どくどくだまを持たせたレベル1のしれいとうを持ったシャリタツとヘイラッシャを出し、毒ダメージでシャリタツを退場させたところにカラミンゴを出してヘイラッシャの能力アップを丸ごとコピーする
などのコンボを活かしたパーティが成立した。
その他に「ワイドガード」や「フェイント」を使えるため、根本からダブル適性は高い。
藍の円盤で新たな相方であるドーブルを獲得。ドーブルの「ムラっけ」と合わせた「しろいハーブ」「きょうえん」型が新たに組めるようになった。「ムラっけ」持ちは他にも存在するが、ドーブルほど汎用性の高いサポーターは他にはいない。
シングルでも「きもったま」のおかげでゴースト相手に強く出ることができ、伝説・パラドックスポケモンが禁止のランクバトルシーズン1において使用率が高いサーフゴーの対策ポケモンとして定評がある。サーフゴーには種族値で素早さが勝っているのも大きく、「こだわりスカーフ」を持てばサーフゴーとの素早さ競争にもまず負けない。サザンドラとサーフゴーの相性補完コンビに「インファイト」が一貫する上に、ラウドボーン対策の「じごくづき」が備わっているのも評価点。
使用トレーナー
ゲーム版
- アオキ:四天王(パルデア)
- ※テラスタルで単飛行になるので安易にフェアリーやエスパーで突破しようとすると苦戦を強いられる。また、テラスタルの仕様上格闘技は相変わらず1.5倍なので岩タイプや氷タイプも後手に回ると危ない。
アニメ版
アニメ版
アニポケ・リコとロイの旅シリーズ
- 49話:モブで本編初登場。
- アオキのカラミンゴ
放課後のブレス
余談
- 本作で同じくデビューしたポケモンに、セミクジラをモチーフにしたハルクジラがいる。フラミンゴとセミクジラは、互いに口の形状が収斂進化を遂げたと推測されている。
- 『金銀』以前からフラミンゴ系のポケモンはファンやプレイヤーからも複数イラスト等を寄せられていたが、数世代を経て現実のモノとなる。
序盤鳥?
- 『ポケモンSV』においては序盤にカイデンという鳥ポケモンもいるが、出現範囲が狭く気づきにくい事・寄り道しなくても出会えるのがヤヤコマやこのカラミンゴである。カラミンゴに関しては未進化等といった前例のない存在だが、序盤で捕まえたプレイヤーが多いのも確かである。
- 序盤鳥最強と名高いムクホークと性能が似ている上、どちらも序盤からゲット可能(ムクホークの方は進化前のムックルの状態で捕まえることになる)。
- 前述の通り、カラミンゴは進化させずとも高種族値なので序盤の爆発力はこちらの方が上だし、テラスタイプかくとうであればかくとう技の威力をムクホークとは比べ物にならないほど高めることができるが、あちらにも特性いかくという強力な武器がありダブルバトルになるライム戦や凶悪なバフを仕掛けてくるビワ戦ではカラミンゴ以上の活躍が期待できる。弱点の数もカラミンゴより少ない。
- 総合するとどちらも強力だが至らない点はそれぞれあり、どちらを採用するかは旅パの編成次第といったところだろう(マンキーやマクノシタを序盤から採用したい場合はかくとうタイプ被りがあるのでムクホークの方がよく、ギャラドスやボーマンダなどのいかく使いを採用する予定が最初からある場合はカラミンゴに分があり、新種のポケモン縛りである場合はカラミンゴ一択である)。
関連イラスト
関連タグ
0972.ハカドッグ→0973.カラミンゴ→0974.アルクジラ