データ
初出 | 第4世代 |
---|---|
威力 | 120 |
命中率 | 100 |
PP | 15 |
タイプ | ひこう |
分類 | 物理 |
攻撃範囲 | 単体 |
直接攻撃 | 〇 |
効果 | 相手に与えたダメージの1/3を自分も受ける |
英語名 | Brave Bird |
概要
第4世代から存在する技。
命を懸けて低空飛行で突撃し、相手にダメージを与える大技。
技の存在自体は発売前からムックルと共に公開されていた。
技名の由来は「Brave heart(勇敢な心)+bird(鳥)」の造語と思われる。
早い話がひこうタイプ版「すてみタックル」であり、主力技がそれまで「つばめがえし」、よくて「ドリルくちばし」止まりだった多くの鳥ポケモン達を歓喜させた。
反動ダメージがあるため、オオスバメのように「こんじょう」を活かす戦法をとる、ドードリオのようにきあいのタスキの発動を前提にした戦法をとる場合などは採用されない場合もあるが、物理攻撃役を任されるだいたいの鳥ポケには必須の技であるとも言える。
その名の通り覚えられるのは基本的に鳥ポケが多いが、鳥ではないクロバットや、ひこうタイプを捨ててしまった鳥ポケモンであるジュナイパー・ガラルカモネギも習得可能。
一方で、オニドリルやアーケオスのようにこの技を覚えられない物理型鳥ポケも存在する。
ケンホロウも初登場以降長らく覚えなかったが、第8世代でのわざレコード化に伴い念願の習得を果たす。
第6世代でのエフェクトはかなりかっこいいので一見の価値あり。
通信対戦でファイアローがよく使ってくるのを見慣れた人も多いかもしれないが。
逆に第9世代のエフェクトは自分でない鳥のエフェクトを飛ばすようにしか見えない。もうちょっとどうにかならなかったのか。
ちなみにDPtのポケモンコンテストでは、命を懸けて突撃する技であるのにもかかわらず「かわいい」技として扱われている。
命懸けで攻撃する技をかわいいと言い切るとは、審査員はもしかしてMなのだろうか……。
さすがにそれはおかしいと思われたか、ORASのポケモンコンテストライブでは「かっこいい」技に変わった。
ポケモンGO
リリース当初から実装されていたが、その性能はというと当初は原作と比べ物にならないほど悲惨だった。
まず、ジム・レイドバトルではフルゲージにもかかわらずたったの90しかなかかった。唯一のとりえを言うとすれば硬直がぼうふうより短いということぐらい。トレーナーバトルでもフルゲージ・威力90扱い。フルゲージの中では最低値(55)になってはいるものの、それでもゴッドバードに頼る方が早いという始末だった。
だが、2020年7月28日にGOバトルリーグのシーズン更新に伴い、転機が訪れる。
チャージ量に変わりはないが、威力が共に130まで上昇。あのぼうふうの完全な上位互換となり、ゴッドバードと肩を並べられるまでにパワーアップした。
ただ、トレーナーバトルでは反動を受けるという原作の設定が反映されており、一度使うとダメージこそ受けないものの防御が3段階下がるようになってしまう(ちなみに同規模の技にオーバーヒートがあるが、こちらは攻撃2段階ダウン。同じく反動技であるワイルドボルトは防御2段階ダウンであり、ここまで極端なことにはなっていない。威力の高さと引き換えにということなのだろう)。そのため元々防御の高いエアームドやホウオウでも使用後は一気に脆くなってしまう。耐久の低いムクホーク等では交代できなければ、1回使用=退場と言っても過言ではない。
が、デメリットだけではない。逆を返せば、通常技を出せば出すほどゲージ技を撃ちやすい環境下で、敢えて防御力を大幅に下げ退場時間を早めることで相手の起点を作り出さないという戦法が可能になる。故に仮にブレイブバードにシールドを貼られたとしても後続に有利な状況を作り出せるのだ。
原作同様、破格のダメージを与えられるのと引き換えに、トレーナーの精巧な技術が求められる技となった。
一方のジム・レイドバトルでは、DPSがあのストーンエッジやハイドロカノンよりも上の65.00という驚愕の数値となった。これは最高値のだんがいのつるぎ、こんげんのはどうの次に高い。ジム・レイドでは反動効果はないので、デメリットなしで技を使うことが可能であり、今後はひこうタイプの主力技として大活躍できるだろう。
このように、当初は落胆の声が上がっていたブレイブバードは見事な強化を施して帰ってきた…
が、その3か月後威力が180・バフ効果期待可のエアロブラストが登場したことにより、折角の最強の座が揺らんでしまっている。
ただし、あちらはルギア専用技である上、チャージ量がこちらが勝っており、上記の通り逆説的な戦略も可能なため、現状は状況に応じて使い分けると良い。
更に、2023年12月にDPEが落ちるもののデメリット無&連発可能の超安定性能を持つ「そらをとぶ」が一部のブレイブバード持ちに配布され実用性がやや低くなってしまった。
これに関しては両方の技を覚えられることによって相手にシールドの択を迫ることが可能になったため、脅威としては寧ろ大きくなっている。
関連タグ
他反動ダメージ有りの技
ボルテッカー すてみタックル とっしん アフロブレイク じごくぐるま フレアドライブ ウッドハンマー もろはのずつき ワイルドボルト