基礎データ
全国図鑑 | No.0724 |
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アローラ図鑑 | No.003 |
ヒスイ図鑑 | No.003 |
英語名 | Decidueye |
ぶんるい | やばねポケモン |
タイプ | くさ / ゴースト |
たかさ | 1.6m |
おもさ | 36.6kg |
とくせい | しんりょく/えんかく(隠れ特性) |
Zワザ | シャドーアローズストライク |
各国での種族名
英語 | Decidueye |
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フランス語 | Archéduc |
スペイン語 | Decidueye |
ドイツ語 | Silvarro |
イタリア語 | Decidueye |
韓国語 | 모크나이퍼 |
中国語 | 狙射樹梟(繁体字)/狙射树枭(簡体字) |
進化
モクロー → フクスロー(Lv.17) → ジュナイパー(Lv.34)
リージョンフォーム
タイプ | くさ / かくとう |
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たかさ | 1.6m |
おもさ | 37.0kg |
→ヒスイジュナイパー
概要
モクローの最終進化形。
草の外套を被ったロビンフッドを思わせる狩人のような姿をしており、翼の先は手のように物を持つことが可能な形状をしている。
煽り文句は「百発百中のアーチャー」。
翼の中に仕込んだ「矢羽」を僅か0.1秒で弓矢にして放つ早撃ちの名手。矢羽を放つときは翼を弓として広げ、弦がわりにしたフードの紐部分に矢羽をセットして放つ。
1km先の的や100m先の小石も正確に射抜く腕前を持ち、熟練の個体は錐揉み落下しながら矢を複数放つなど、アクロバティックな曲撃ちや連射も可能。
自身の音や気配を完全に消した状態で行動でき、敵が自身を見失っている隙に狙撃することができる。
絶対に外せない時は頭のツルを引いてより強く集中するとされ、相手が気づく前、瞬きの間に急所を射ぬき、勝負をつける。
クールそうな見た目通り用心深く冷静な性格だが、それとは裏腹に不意打ちに弱く、予想外なことが起きると激しく狼狽してしまうという一面も。
タイプはくさ・ひこうからオーロット、パンプジンと同じ「くさ・ゴースト」へ変化する。最終進化形態以外で複合タイプを持つ御三家は存在していたが、そこから別の複合タイプに変化した例はジュナイパーが初。
また、草御三家初の名前が6文字のポケモンである。
名前の由来は「樹・呪(ジュ)」+「スナイパー」や「ジュニパー(実がゴーストビーズと呼ばれている植物)」だろうか。
ゲーム上の性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
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78 | 107 | 75 | 100 | 100 | 70 |
素早さがやや遅め(それでもドダイトスやブリガロンよりはマシな方)で物理耐久が低いが、攻撃面はどちらも中程度あり特殊耐久が高め。
専用技として、受けた相手を逃げられなくするゴーストタイプの物理技「かげぬい」を持っており、後に習得可能なポケモンの増えたDDラリアット、うたかたのアリアとは異なり未だジュナイパーの専用技として死守している。
同タイプで同じく交代封じ攻撃技を持つダダリンと比較されがちだが、あちらが攻撃特化なのに対し、こちらはゴーストタイプらしく変化技を豊富に持つという点で差別化が可能。また、先制技の「ふいうち」も使えるなど、どちらかというと味方をサポートする立ち回りの方が得意。
『USUM』では新たな物理技として「かげうち」や「ゴーストダイブ」を習得。ゴースト技の選択肢が増えた。
特殊技はエナジーボールやシャドーボールがあるため必要最低限の一致技は覚えられるものの、威力不足感は否めなかった。後に発売された『USUM』にてレベル技で「リーフストーム」を習得したため、高めの特攻も活かしやすくなった。
それでもなお同タイプのポケモンに比べると技の範囲が狭く、特殊技に至っては目ぼしい不一致技が「めざめるパワー」しかない。
補助的な技は素早さを下げる「ローキック」や特に素早い相手に有効な「とんぼがえり」、その他に「のろい(カモネギから遺伝)」、「はねやすめ」&「こうごうせい」、「つるぎのまい」、「わるだくみ」などを使える。
ただし、くさタイプの補助技やゴーストタイプが多く覚えられる「おにび」や「みちづれ」など、同タイプのお家芸であるそれらの技は殆ど覚えられず、かゆいところに手が届きそうで届きにくい部分が目立つことが欠点か。
一方、飛べる鳥ポケモンでありながら「そらをとぶ」を覚えられない。
何気にこのポケモン、ゴーストタイプで数少ない「みねうち」の使い手でもあり、同時に「みやぶる」まで覚えられ、捕獲要員としては非常に優秀。
惜しむらくは相手を「ねむり」または「まひ」にする技を覚えられないことか。
隠れ特性は「えんかく」で、自分の繰り出す技が全て直接攻撃ではなくなる効果がある。そのため、「さめはだ」や「ゴツゴツメット」などによるダメージ、「せいでんき」などによる状態異常を恐れる必要がなくなるという利点が存在している。
対戦での出番よりは野生ポケモン相手に「みねうち」を使うときのサポートとして活用するのが一番分かりやすいだろうか。
ウルトラサンムーンではレインボーロケット団の城に出てくるマルマインやウルトラホールに出てくる伝説のポケモン捕獲に非常に貢献しやすいポケモンといえる。
前述の通り状態異常技を持っていない点、飛行タイプ・悪タイプ・氷タイプに弱い点などへのフォローは必要だが、逆に言えばそれさえ補えば大活躍してくれるということでもある(状態異常についてはムウマージやエルフーンやエレキブル、弱点へのフォローとしてはハッサムなどが適任)。
以上の点から、(厳選が難しく対戦での起用がそもそも困難な)旅の相棒として選ぶことも十分視野に入ると言えるだろう。
第9世代
第9世代となるポケモンSVでは、2023年3月17日からの星7テラレイドバトルで解禁されることが決定した。
テラスタイプはひこう、「さいきょう」の二つ名付き。特性はこれまでの慣例から「えんかく」と予想されている。
攻略情報は個別記事を参照されたい。→最強のジュナイパー
使用トレーナー
ゲーム版
- ヨウ:SM・USUM男主人公※1
- ミヅキ:SM・USUM女主人公※1※2
- ハウ:SM・USUMライバル※3
- ククイ:ポケモン博士※4
※2 ポケモンマスターズのバディー
※3 主人公がニャビーを選んだ場合
※4 主人公がアシマリを選んだ場合
アニメ版
- ハウ
- SM62・81話のモブトレーナー
漫画版
番外作品
『ポッ拳』
- タイプ:スタンダード
- バーストアタック:シャイニングフェザー
ポケモンわざにはサポート封印効果を持つ「かげぬい」や使用後に各種アクションに移行できる「みだれづき」など独特の効果を持つものがある。
空中や特定の技の後にRボタンを入力することで空中浮遊を行う「ソアリング」という固有のアクションがあり、これを活かすことで相手を攪乱したりさらにコンボにつなぐことができる。
開発段階ではガオガエンかジュナイパーのどちらかが実装予定となっていたが、スマブラにガオガエンが参戦したためポッ拳ではジュナイパーが参戦することになったらしい。
ちなみに一部の技はファランを元ネタとしている。
『ポケモンユナイト』
諸元
ロール | アタック型 |
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タイプ | 攻撃 |
攻撃範囲 | 遠隔 |
進化 | モクロー(レベル1)→フクスロー(レベル5)→ジュナイパー(レベル7) |
わざ1 | このは(範囲)→レベル7はっぱカッター(能力上昇)/かげぬい(遠隔) |
わざ2 | おどろかす(必中)→レベル8リーフストーム(遠隔)/かげうち(必中) |
ユナイトわざ | レベル9 矢継早連撃(遠隔) |
とくせい | えんかく |
価格 | 10000コイン/575ジェム |
- 本作での性質は、典型的なレイト型(序盤が弱く終盤で強くなる)タイプの射手である。戦闘スタイルは「遠隔型ガブリアス」とでも言うべき手数型タイプに属する。
- ガブ同様に通常攻撃を規定回数繰り出すとスタックが貯まり以降の段が強化されるのでこれを火力源にする通常攻撃主体型であり、わざ1,2ともに通常攻撃の補助的な役割なのが特徴。その継戦火力の高さから育ちきればオブジェクトの削り能力はトップクラス。
- わざ1は立ち回りのメインウェポンで、通常攻撃の連射速度を上げつつ複数体同時に攻撃できるようになる時限バフの「はっぱカッター」か、長射程の狙撃攻撃が可能になりラストヒット性能が上がる「かげぬい」のどちらを選択していくかで戦法が大きく変わる。
- 欠点は成長の遅さとあまりもの打たれ弱さとである。レイト型特有の序盤の弱さを抱えながらメインウェポンが手に入るのがレベル7、サブウェポンが手に入るのが8と遅い。そしてサブウェポンであるわざ2はどちらも自衛技としては貧弱で、元々耐久力が低いアタック型であることも相まってポケモンユナイトの中で一二を争う脆さを誇る。
- 人気である「かげぬい」軸は安全圏から一方的に攻撃出来ることから、元々のキャラ人気も相まって編成を無視して使用されたり、必要な自衛スキルを身に付けないまま選びたがるプレイヤーが非常に多い。(長射程キャラはゲーム内のキャラ性能に頼らない個人でのエイム技能、ムーブ技に頼らない完璧な位置取りを必須とする等前提の多い上級者向けキャラである)
- この理由と上記の欠点から実装当時からずっと多くのポケモンユナイトプレイヤーからいい目で見られていない。ジュナイパーをピックする際は十分に気を付けること。MOBAの性質上チームメイトがキャラパワーの低いピックをすることへ時として批判が起こることがあるため、テコ入れが入るまではランクマッチであまり使わない方がいいとされている。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- SM68・81話
- ロイヤルマスクの対戦相手の手持ちとしてバトルロイヤルに登場。ロイヤルマスクのガオガエンのハイパーダーククラッシャーによりKOする。
- ハウのジュナイパー
- SM126話でアローラリーグでハウのフクスローがジュナイパーに進化して登場。圧倒的なパワーとスピードでサトシのモクローを翻弄、「ブレイブバード」と「ゴッドバード」のぶつかり合いに一度は勝ったように思えたが、モクローはただ寝ていただけであった。それでも十分に体力を削り、ギリギリ寸前まで追い詰めるもモクローの「フェザーダンス」で切り抜けられ、「ブレイブバード」で逆転されてしまった。
- 新無印112話では久々に再登場しハウと共にバトルロイヤルを観戦していた。
- Z技の掛け声は「静寂なる森の王者、ジュナイパー!行くよ!シャドーアローズストライク!」
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
ムーンのジュナイパー
・特性:しんりょく ・性格:のんき
元はサンのエン(ニャビー♂)と同様、ククイ研究所にいたポケモン。
アシマリのバルーンで体が冷え弱っていたところを治療してもらった事がきっかけでムーンに懐き、メレメレ島を出発する際に自ら同行したためククイ博士から譲られた。夜行性のため、夜が好きなムーンは親近感を持っている。
ウルトラディープシーで半年間過ごしている間にフクスローに進化。アローラに帰還後、ムーンが捕まったエーテルパラダイスでエーテル財団職員と戦う中でジュナイパーに進化し、ウルトラネクロズマとの決戦の最後に"かげぬい"で動きを止めて攻撃のチャンスを作った。
余談
コミミズクの亜種にしてアメリカ合衆国ハワイ諸島の固有種であるプエオ(またの名をハワイ・フクロウ)は、先住のハワイ人にとって神聖な鳥であり、先祖の霊が宿ると言われてきた。
ジュナイパーがゴーストタイプであることや、モクロー・フクスローの名(「フクロウ」は勿論、「喪に服す」ともとれる)も、プエオの伝承に由来したのかもしれない。
またモクロー系列のモチーフであるメンフクロウにも"ゴーストバード"という通称がある。日本でもフクロウと霊は結び付けられる事があり、東北地方のたたりもっけがそれである。
フード付きのローブを纏う、死霊ではなく生霊という点ではスコットランドで伝承される幽霊、レイスにも共通点が見られる。
実はスマブラに参戦予定だったらしく、アローラのポケモンを対象とした選考ではガオガエンと並んで最後まで残っていたとのこと。
最終的にプロレス技という観点からガオガエンが選ばれ、自身は上記の別ゲームに参戦する形で住み分けとなった。
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン SM USUM
ポケモン一覧 くさタイプ ゴーストタイプ
ポケモン御三家 鳥ポケモン モクロー
かげぬい(ポケモン) シャドーアローズストライク
フクロウ3:公式発表前にこれのリーク画像が出回っており、結果的に本当だった。その時の仮称として用いられていたものである。
0723.フクスロー→0724.ジュナイパー/ヒスイのすがた→0725.ニャビー
アローラ御三家・最終進化
くさタイプ | ジュナイパー |
ほのおタイプ | ガオガエン |
みずタイプ | アシレーヌ |
草御三家・最終形態
ポケモン | 該当地方 |
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フシギバナ | カントー御三家 |
メガニウム | ジョウト御三家 |
ジュカイン | ホウエン御三家 |
ドダイトス | シンオウ御三家 |
ジャローダ | イッシュ御三家 |
ブリガロン | カロス御三家 |
ジュナイパー(ヒスイジュナイパー) | アローラ御三家(ヒスイ御三家) |
ゴリランダー | ガラル御三家 |
マスカーニャ | パルデア御三家 |
同複合タイプ
ポケモン関連
その他
- ロビンフッド:「森の狩人」等、ジュナイパーのモチーフになったと思われる。他作品でもロビン魂(仮面ライダーゴースト)やアーチャー(Fate/EXTRA)等、題材に用いられることが多い。
- ペガサスフォーム:ある仮面ライダーのフォームのひとつ。緑色のカラー、ボウガン(洋弓)を装備、視覚・聴覚などが強化されている…など共通項あり。登場作品には同じく射撃に特化したフクロウモチーフの敵怪人も登場する。
- クロスボーンガンダムゴースト:クロスボーンガンダムの0号機(本来は3号機になる予定だった)。マントを羽織っている、洋弓型のライフルを扱える、別名が『ゴースト』と共通項あり。