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グズマ

ぐずま

グズマとは、『ポケットモンスターサン・ムーン』に登場する人物である。
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「ブッ壊してもブッ壊しても手を緩めなくて嫌われるグズマがここにいるぜ」
「破壊という言葉が人の形をしているのがこのオレさまグズマだぜえ!」

概要

グズマ


ポケモンSM」に登場する、ならずもの集団スカル団のボス。
シナリオ中盤から姿を表し、主人公とも数回に渡って衝突する。

名前の由来はアナナス類(園芸におけるパイナップル科植物の総称)の一種である「グズマニア」と思われる。

人物

「破壊という言葉が人の形をしているのがこの俺様」と称し、「ブッ壊してもブッ壊しても手を緩めなくて嫌われる」とも自負しているが、「グズマさんのためなら本気200パーセントだぜ!」と語るしたっぱもいるように部下からは厚い信頼を寄せられている。

バトルに負けた際には必ず「グズマァ!!なにやってるんだああ!!」と自虐し、怒りを爆発させるなど気性が荒い。
イライラした時に周りの物に八つ当たりする癖があるようで、スカル団アジトの彼が座っていた椅子を調べると殴りつけた跡が無数に残っていることがわかる。
ただし、バトルに敗北しても決して手持ちのポケモンを責めたことはなく、たとえ敵対関係にあろうと他人との約束は守るなど、彼なりの自分への苛立ち、トレーナーとしての矜持が見られる。

かつてキャプテンを志していたが、本人曰く「なれなかった」らしく、数々の大会で優秀な成績を残すほどの高い実力を持ちながらも周囲に認められなかったことが原因で精神的に擦り減っていき、現在のような破壊を好む荒んだ性格になった。
その承認欲求ゆえに自分を認めてくれた人に対しては協力的な一面も持つ。
同じくキャプテンになれなかった者同士としてククイ博士とは因縁がある。
グズマ同様に島めぐりからの脱落によって闇に堕ちたプルメリやしたっぱ達からは素直に慕われており、絶対の忠誠を誓われている。

好物はエネココア

グズマさん漫画



グズマの実家はメレメレ島2番道路にある。
彼の部屋にはたくさんのトロフィーが置かれているが、全て銀か銅であり、頂点にはなかなか縁がなかったことが窺える(ただし優勝記念品を所持している為、優勝もしている)。
父は「子供の旅はうれしいが、飛び出したままなのはいかんです。なのでとっちめてやろう!としたらコテンパンにされましてのう…」と語っている。

また、殿堂入り後にグズマの部屋に行くと彼の母(祖母という説もある)と会うことができ、本編での出来事を経てようやく家に帰ってきてくれるようになったとのこと。
さらに母を通じてグズマから「いばる」の技マシンを貰うが、母によると、昔のグズマは「いばる」を覚えたポケモンを大会にエントリーしてはたくさんのトロフィーを貰ってきたらしい。ただし、主人公とのバトルでは「いばる」は使ってこない。
なお、母はグズマがスカル団のボスであることは知らない様子でもあり、逆に息子が悪いことに携わっているという噂を聞いても信じなかったほど。

本編での関わり

かつては主人公同様に島めぐりをした経験があり(その時の写真がグズマの家にある)、しまキングハラに師事していたが、ある時ハラの下を飛び出し現在に至る。

そして、島めぐりから脱落した者、カプ神から罰を受けたもので構成されるスカル団のリーダーとなり、いつ頃からかは不明だが、グズマはポータウンを完全に乗っ取り、スカル団(とクチナシ)だけの居場所にしてしまった。

主人公とはマリエ庭園で初めて出会い、終始余裕な態度を崩さないククイ博士に詰め寄った挙句「島めぐりなんてくだらない」と吐き捨てて勝負を挑んでくる。
2度目の対決は子供たちのポケモンを取り返すべく向かったポータウンのスカル団アジト。この時、グズマに会うにはアジトに落ちているスカル団今月の合言葉をしたっぱに答える必要があるが、最後の問いはちょっとした引っ掛けになっている。
グズマに勝利すると横にある大量のZクリスタルの山からムシZが入手できるため、主人公にとってこのポータウンでの戦闘は、事実上むしタイプのキャプテンによる試練のような立ち位置である。
なお、このムシZの山はしたっぱ達が彼のために島中から掻き集めたものらしい。

また、エーテル財団代表ルザミーネと協力関係にあり、援助を受けていた様子。
流石のグズマも彼女には頭が上がらないようで、ウルトラホールの開放の際にも援護を任され、UB捕獲のためにウルトラスペースまで付き合わされたりとかなり振り回されていた。
主人公とリーリエ伝説のポケモンの力を借りてウルトラホールに飛び込んだ際には、ウツロイドの神経毒への恐怖からすっかり弱気になってしまった様子で、そのせいでルザミーネから見放されてしまった。
とはいえ、グズマの方はハプウの指示があったとはいえ騒動収束後に衰弱したルザミーネを連れてポニの大峡谷を下山している。

殿堂入り後、彼の家に訪れると勝負を挑まれる。
グズマは自分なりのケジメとしてスカル団を解散しており、ハウオリシティの海岸でのバトルでは、実際にこの戦闘時の肩書きも「ポケモントレーナー」となっている。服装もスカル団に関する装飾が取り外されており(首飾りが外れ腕のペイントが消え、ジャケットのマークも×印で消している)、また片側だけ歪んでいたサングラスが両方円形になっている。BGMもこれまでの専用BGMではなく、アローラ地方トレーナーの汎用BGMになる。
対決後にハラが現れ、相手を壊すことではなく活かすことの大切さを指摘され、再び彼の教えを受けることを選んだ(別れ際にかつて優勝した記念として持っていた「めざめいし」を譲ってくれる)。

その後はムーン版でのみバトルツリーにも現れ、パートナーにすることもできる。

ポケモンUSUMでは最初のマリエ庭園でのバトル後ハウとの会話がある。かつての師ハラの孫であるハウとは以前から面識があったようで、ハウからはさん付けで呼ばれている。
ハウに対し思うところがあったようで「しまキングの孫だからといって島巡りをする必要はない、こなしたってほしいものが手に入るとは限らない」と忠告している。

殿堂入り後の歴代悪の組織ボスが登場するエピソードRRでは主人公の味方として参戦。レインボーロケット団のしたっぱからは「思想も理念もないハンパ者」と罵倒されるも、本人はそれを認めた上で「だがな!ゆずれない…かけがえのないものも持ってんだ!」と己の信念を語り主人公とのタッグバトルとなる。
その後先に進む方法を別のしたっぱから聞きだし、このとき両手でしたっぱ二人の口を押さえしたっぱがもがもがあがくという構図になるのだが、聞きだした後もこの状態なためかなりシュールなものになる。
事件解決後にはチャンピオン防衛戦にも登場する。

手持ちポケモン

悪の組織のリーダーにしては珍しく、ロケット団のサカキ以来となるタイプ統一のメンバー。
むしタイプポケモンを中心とした構成であり、高い防御力と強力な先制技を持つグソクムシャが主力。
なお、ムーン限定バトルツリーのレパルダスを除けばあくタイプは使用しておらず、これまでのボスとは異なる。
また戦闘中はヤンキー座りをしながら指示を出す。
ちなみに使用しているボールは四天王やほぼ全てのキャプテン同様ハイパーボール。もともとキャプテンを目指していた過去やスカル団がしまキングを中心とした組織であった事を考えれば妥当だと言える。

サン・ムーン

回数手持ち
1回目グソクムシャ(Lv.31)、アリアドス(Lv.30)
2回目グソクムシャ(Lv.37)、アリアドス(Lv.36)
3回目グソクムシャ(Lv.41)、アリアドス(Lv.40)、アメモース(Lv.40)、カイロス(Lv.40)
4回目グソクムシャ(Lv.63)、アリアドス(Lv.63)、アメモース(Lv.63)、カイロス(Lv.63)、ハッサム(Lv.63)
バトルツリーグソクムシャ、ドンカラスドクロッグレパルダスキリキザンドヒドイデ、カイロス(メガカイロス

1回目はマリエ庭園での戦闘。これまでの試練を突破した実力ならそこまで苦戦することは無い。ただし先鋒のグソクムシャはタイプ一致の先制技「であいがしら」を放ってくるため、耐久が低い、もしくはむしタイプが弱点のポケモンならば変えた方が良い。グソクムシャは耐久が高く、1発で仕留められない場合は「ききかいひ」の特性で逃げられてしまうため、であいがしらは1回のバトルにつき2度放ってくると言っても良い。
ちなみに手持ちポケモンのタイプによってはつるぎのまいをしたものの、ききかいひの特性で逃げて台無しになるという失態を犯すこともある。
2体目のアリアドスは「ふいうち」・「かげうち」と先制技を2つもそろえているため、エスパータイプで挑むのは危険。2回目は初回戦闘の注意を払えば問題ない。

3回目はアメモースとカイロスが追加。特攻と素早さが強化されたアメモースの「エアスラッシュ」に注意。
手持ちが一気に増えた上にレベルも相応に上がっているため、各ポケモンへの対処は間違えないように。

4回目は殿堂入り後に彼の実家に行ってイベントを済ませると戦うことが出来るようになる。
再戦条件が簡単な割にレベルが強化四天王並なため、殿堂入り直後に挑むと結構危険。
ここでの全滅報告も結構上がっているため、ちゃんとレベルを上げておくか有利タイプを用意すること。

バトルツリーではどくタイプやあくタイプなど、歴代の悪の組織ボスがよく使うタイプも手持ちに加えており、ストーリーでは使わなかったZワザだけでなくメガシンカも使ってくる。



ウルトラサン・ウルトラムーン

回数手持ち
1回目グソクムシャ(Lv.34)、アメモース(Lv.34)
2回目グソクムシャ(Lv.41)、アメモース(Lv.41)、カイロス(Lv.41)
3回目グソクムシャ(Lv.45)、アメモース(Lv.45)、カイロス(Lv.45)、クワガノン(Lv.45)
チャンピオン防衛戦グソクムシャ(Lv.68)、アメモース(Lv.68)、カイロス(Lv.68)、クワガノン(Lv.68)、ハッサム(Lv.68)


余談

  • コラ 前作のボス同様に、早速グズマの公式イラストがコラで遊ばれている。

というのも公式イラストのポーズが誰かに物や席を譲ったり、握手を求めているようにしか見えない人が続出。
Twitterなどでクソコラグランプリのような事態が起こり、自称「破壊の権化」は「実は優しい系ヤンキー」と扱われるようになってしまった。
…が、ゲームではそんな事はなく立派にヤンキーであった。

  • 年齢
白髪や表情も相まって40代にも見えるグズマだが、ククイ博士と同年代である様子やルザミーネとの関係・彼の内面を見るに、老け顔なだけで20代、高くてもせいぜい30代という可能性が高い。
またククイ博士は同期であるマーレインを呼び捨てであったのに対し、グズマのことは君付けで読んでおり(マーレインに関してはプルメリにおっさん呼ばわりされていた)、グズマはククイ博士をあんたと呼び、態度も普段と違っていた為、ククイ博士マーレインよりは年下と思われる。

  • キャプテンに選ばれる基準
キャプテンの選定基準は不明。キャプテンの中には、「あたしはフラフラしてるから試練はない」「あたしも何か試練を考えないと…」などとのたまい、何もしてないトレーナーにもZクリスタルを渡すマツリカがいるため、真面目な性格やポケモンバトルの実力が選定基準ではないことは確かである。

  • BGM
ラップ調のボイスが入ったダウナー系のBGM。悪の組織のボスらしい、ある種ゲーチス音頭にも通じる不気味で重々しいサウンド。
実は後半の1フレーズにエーテルパラダイスのBGMがさりげなく組み込まれており、グズマと財団の関係を伏線として匂わせていた。

  • グソクムシャ
最初のバトルから手持ちにおり、一貫して先発であり、かついずれも最高レベルであることからグソクムシャがグズマの切り札であるものと思われる。
ウルトラサンムーンでは島巡りに出る前からの大事な相棒と語っており、スカル団でグソクムシャに勝てるやつはいないと豪語している。他の手持ちも島巡りで出会い鍛えぬいたらしい。
pixivにおいても相棒のように扱うイラストは多く、よく一緒に描かれている。
「グズマと言えばグソクムシャ」「グソクムシャと言えばグズマ」というプレイヤーも多い模様。

  • クワガノン
ウルトラサンムーンにて、アリアドスと入れ替わりに加入している。そして、このクワガノンはかつて、グズマが島巡りを行っていたことの証だと思われる。
(そもそもクワガノン自体、ポニ島に行かなければ、進化させることができないポケモンである。
さらに言えば、島巡りをしていたときの手持ちの一体とも考えられる。
いかがわしい屋敷で主人公に敗れた結果、あいつらの力を借りると、手段を択ばないような発言をしていたが、その中には、島巡りに関わっていたであろう、このポケモンを使うという意味合いも込められていたかもしれない…)

考察

発売前は、スカル団が歴代組織と比べて小規模であること(今までがマフィア宗教団体のような集団だったこともあり「地元の不良」と称されていた)と、エーテル財団のあまりの怪しさ(実際大半の予想通りだった)から、最終的に主人公サイドと共闘するのではという予想もあったが、本編でのグズマはまごうことなき悪役である。
ただし、ポケモンを道具扱いするようなことはしていないようで、主人公との勝負に負けた際には、奪ってきたポケモンを解放するようしたっぱに指示する姿も見られた。
後のウルトラサンムーンでは実際に共闘することとなった。

グズマは誰からも認められなかったというプルメリの発言、グズマの母は息子が悪事に携わっていないと信じ切っているほどであることから、自分に対する怒りを爆発させるグズマの発言も、見方を変えると自分の実力をキャプテンという形で認められなかっただけでなく、母をはじめ周囲からの期待・信頼に応えられなかった自分への苛立ちがあり、それゆえにグズマは両親の間に溝ができたと思われる。

スカル団の構成員は、島めぐりから脱落した者、もしくは心の弱さを見抜かれてカプたちから罰せられた者たちであり、よく見るとコラッタスリープなど、序盤で捕まえられるポケモンかその進化形ばかりを使っていることが分かる。
グズマの手持ちが全てむしタイプなのも、むしタイプのキャプテンを目指していたが故にだと思われる。
島めぐりを諦めた者全てが悪に堕ちるわけではないが、脱落したことで自信を損失した若者(例としてゴミ処理場の社長の息子など)が少なくないのも事実である。グズマの破壊衝動もまた、島めぐりという通過儀礼(全ての人が行うわけではないが)から脱落したことへの挫折感や社会からの疎外感といった、やり場のない感情に由来すると思われる。
グズマをはじめとしたこうした人々の存在は、主人公たちが目にしている出会いや成長、希望といった光に対する、ポケモン世界の影の側面を表しているともいえる。小説版でもポケモントレーナーの負の部分が描かれていたので、クローズアップされていないだけで、スカル団のような不穏分子(例えば歴代の“暴走族”)は他の地方にもいるのかもしれない。

誰からも認められず、キャプテンにも成れなかった惨めな自分を、形はどうあれ認めてくれたルザミーネに思うところはあったようだ。
事実、グズマはウルトラスペースにおいて、自身の肉体がウツロイドに寄生されていく感覚に恐怖したが、この時、ウツロイドに心奪われるルザミーネを連れ出そうと試みている。また、彼女の息子であるグラジオに対する扱いも丁重なものであった。
利害の一致という側面もあったのだろうが、誰かに認められたいという強い承認欲求を持つが故に、全てを包み込むような母性愛を持つルザミーネに惹かれたと思われる。
プルメリも、グズマは自分を認めてくれるルザミーネが好きなのだという旨の発言をしている。

前述の通り、グズマはウツロイドに寄生されてしまったが、その後の描写を見る限り悪影響は全く見られない。むしろ明らかに人間的に丸くなっている。これに関し、本来自我を解放させ暴走させるというウツロイドの神経毒が、グレる前のグズマの純粋な人格を呼び起こしたのではないかという見方もできる(マイナスにマイナスをかけたらプラスになるという理屈)。

関連イラスト

グズマ
悪の組織


破壊というものが人の形をしている
グズマ&グソクムシャ



関連タグ

ポケモントレーナー むしタイプ 悪の組織(ポケモン)
ポケモンSM

スカル団
プルメリ(トレーナー) グラジオ ハラ(ポケモン) ルザミーネ

カゲツ:ヤンキーから更生した者同士。専門のタイプを使うトレーナー、(ORASにおいて)メガシンカを使う点が共通。

三井寿スラムダンクのキャラクター。高い実力を持ちながらも何らかの理由があって挫折し、その後非行に走るも再び立ち直るという点が共通している。

他のむしタイプの使い手
ツクシ リョウ アーティ ビオラ

歴代の悪の組織ボス
ロケット団サカキ第一世代
マグマ団マツブサアクア団アオギリ第三世代
ギンガ団アカギ第四世代
プラズマ団ゲーチス第五世代
フレア団フラダリ第六世代
エーテル財団ルザミーネ第七世代

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