右がマグマ団シンボル(火山を模した「M」)
左は敵対組織シンボル→アクア団
なお、バージョンによって組織活動内容が異なる。
概要
ポケットモンスター ルビー・サファイア・エメラルド・オメガルビー・アルファサファイアに登場する組織。
悪の組織としての目的は、グラードンの力で海を干上がらせ、世界中の陸を増やすことである。
使用ポケモンは、アクア団と共通のポチエナ系統、ズバット系統の他に、ドンメル系統、ヤジロン系統(エメラルド)、ドガース系統(オメガルビー)。
アジトの場所は、ルビー、オメガルビーではミナモシティ沖の洞窟、エメラルドではえんとつ山の中腹。
アクア団同様、歴代シリーズでも珍しい、バージョンによってストーリーに関わる度合いが異なるという組織である。
アニメでは、ややアクア団に押され気味だったが、映画『七夜の願い星』ではストーリーのキーワードとして登場するなど、そちらでは若干優遇されている。
ルビー
悪の組織として登場し、主人公と敵対する。
陸を広げる目的は、「ポケモンの進化」と「人類発展」。
陸の組織ではあるものの、グラードンが海底に眠っているため、ミナモシティ沖の洞窟にアジトを構える・進路妨害のためにホエルコを動員する・潜水艦でグラードンの住処に向かう等、海で関連の行動も取る。
(余談であるが、ホエルコはタマゴグループの1つが陸上である)
サファイア
大地をこよなく愛する組織として登場し、本作の悪の組織であるアクア団と敵対している。
アクア団の野望を阻止するために活動しており、主人公の味方に当たる。
エメラルド
マグマ団とアクア団双方が悪の組織として登場し、両方共に主人公と敵対する。活動目的はルビーと同様。
海関連の行動はアクア団に割り当てられており、アジトの場所もえんとつ山の火山地帯に変更されているため、陸の組織らしくなっている。
アオギリとは1度しか戦わないが、マツブサとは3度も戦うことになる。しかも、最後のマツブサ戦はホムラとのタッグである。
また、女性幹部であるカガリが登場しない。
オメガルビー
従来通りグラードンの力を使って陸を増やすという行動自体は変わっていないが、その目的は「人類にとっての理想の世界の追求」と大幅に変更されており、「ポケモンより人類発展を優先している」という点で、アクア団と対を成すようになっている。
潜水艇モデルはバクーダである。これが、元ネタなら海に入った時点で即死である。
戦う際には火山帯をバックに噴火するデモが見られる。
アルファサファイア
サファイア同様、アクア団と対立し主人公と戦うことはないが、あくまでも独自の思惑(オメガルビーにおける目的と思われる)あっての行動であり味方ではなく、マツブサは「邪魔をするなら主人公に対しても容赦しない」と発言し、ダイゴからも「マグマ団とアクア団を止めて欲しい」と言われている。
エピソードデルタクリア後には、初めてバトルリゾートを訪れる主人公に「バクーダナイト」を授ける。
服装
歴代悪の組織では珍しく、旧作とリメイク作でデザインが大幅に変わった組織である。
全体的には角付フードを被り、胸にMの字を描いた衣装を着た魔術師?じみた外見をしている。
リメイク前
特徴はほぼ上述した通り。
ボトムス以外の服装は男女共通。男性は黒い七分丈のズボン、女性は黒い短めのタイトスカートを履いている。
アンダースーツの色は黒。
リメイク後
赤要素が多くなった。男性は顔以外の全身を、女性は顔以外の上半身を赤いアンダースーツで覆っており、男性は赤い七分丈のズボン、女性は赤いショートパンツを履いている。
ベルトは黄色くなり、腰にはケースを携帯するように。ブーツは男女で異なる。
また、目のハイライトがなくなった。
それにしても暖かい地方の、それも火山に関係している組織がこんな暑そうな装いで苦しくないんだろうか。エメラルドとは違って海辺の洞窟にアジトを構えているのだからある程度は大丈夫なんだろう。多分。
ちなみに、男女したっぱ、またはホムラとカガリの公式立ち絵のポーズは、並べるとマグマ団の「M」を形成する。
団員一覧
リーダー
幹部
下っ端
オリジナル団員一覧
アニポケ
ポケスペ
余談
幹部は炎に関する名前から。こらそこ、マグマ団なんだから地面に関係する用語はどうしたとか突っ込まない。
名前 | 由来 | 備考 |
---|---|---|
ホムラ | 炎(ほむら) | そのまんま炎の異称である |
カガリ | 篝火 | 警護用の照明に使われる火のこと |
ホカゲ | 火影 | 炎により形成された影のこと |
三頭火 | 種田山頭火 | 上記3人のポケスペでの総称。種田山頭火は大正から昭和期にかけて活躍した俳人 |
関連タグ
対立組織