概要
国家としては若い方で、昔にソラリス全土を襲った「悲鳴」により故郷を追われた各地の者達が新天地を求めて旅立ち、大航海の末に歳主「インペラトル」の導きで辿り着いたのが起源とされ、その名残りもあり海運業が盛ん。
こうした経緯から、インペラトルを信仰する「陰海教団」が国を統べる宗教国家でもあり、それを取り巻く「ラグーナ」と呼ばれし数家のマフィアファミリーを絡めた市議会制の都市国家で成り立っている。
音響から「音骸」を開発する技術が発展しており、数々の音骸が生活に溶け込んでいるが、戒律上神たる歳主の使いである音骸を個人的に使役するのは無礼として、瓢箪デバイスを個人で所有する事を禁じており、国民は国営デバイスをレンタルしている。
長らくインペラトルの権能と恩恵によりリナシータは残像の脅威を受けず安寧の日々を送っていたが、10年前にインペラトルを讃える大祭「カルネヴァーレ」で逆に怒りを買う行為を行い、「黒潮」から数多の亡霊が襲来した上に大津波に襲われた模様。
結果、以後はカルネヴァーレの開催が禁止されており、今年になって漸く再会する事となった。
キャラクター
余談
- ラグーナ(Laguna)はイタリア語で潟(砂州によって外海から隔離された湖)を意味する。
- ちなみにヴェネツィアはラグーナ(潟)の上に立てられた水上都市で、「ヴェネツィアとその潟」として世界遺産に登録されている。
- カルネヴァーレ(Carnevale)はイタリア語で謝肉祭(カトリックの祭典)を意味する。
- また余談であるが、ヴェネツィアで行われるカルネヴァーレは約300万人が参加する世界でも有数の規模を誇る祭典である。