曖昧さ回避
- 『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。
- 明治時代に実在したインド系イギリス人貿易商K.ハッサム氏の略称。明治35年、日本の兵庫県神戸市生田区(現在の中央区の西側)に自身の邸宅を建て、国指定重要文化財「旧ハッサム住宅」として相楽園の敷地内に現存する。
本稿は1について解説する
基礎データ
全国図鑑 | No.0212 |
---|---|
ジョウト図鑑 | GSC:No.111 HGSS:No.112 |
シンオウ図鑑 | No.196 |
マウンテンカロス図鑑 | No.137 |
アローラ図鑑(SM) | No.276 (ポニ図鑑:No.091) |
アローラ図鑑(USUM) | No.366 (ポニ図鑑:No.113) |
ヨロイ島図鑑 | No.119 |
ヒスイ図鑑 | No.074 |
パルデア図鑑 | No.261 |
ぶんるい | はさみポケモン |
タイプ | むし / はがね |
たかさ | 1.8m |
おもさ | 118.0kg |
とくせい | むしのしらせ/テクニシャン(第4世代から)/ライトメタル(隠れ特性) |
タマゴグループ | むし |
各言語版での名称
英語名 | Scizor |
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韓国語名 | 핫삼 |
中国語名 | 巨钳螳螂 |
ドイツ語名 | Scherox |
フランス語名 | Cizayox |
進化
ストライク
→ ハッサム(メタルコートを持たせて通信交換(『LEGENDSアルセウス』では使用して進化))→メガハッサム(メガシンカ、ハッサムナイト)
→ バサギリ(くろのきせきを使用)
概要
『ポケットモンスター 金・銀』(第2世代)に初登場したポケモン。
初代ではあまりいいところがなかった、かまきりポケモン・ストライクが新たに得た進化形。
緑の色調を持つ生物的なフォルムから一転、鋼鉄の成分を含む真っ赤な外殻に覆われたメカニカルな姿に変化し、ちょっとやそっとの攻撃ではびくともしない防御力を獲得。
両腕のカマは目玉模様が付いたカニバサミ状に変化し、このハサミを振り上げることで相手に頭が三つあるように錯覚させ威嚇する他、強力な打撃武器にも使用され、そのまま振り下ろす事でどんなに堅いものも粉々に砕いてしまうとされる。
体重の3分の1という重量を持つこのハサミは当然挟む事も出来るが、主に殴りつける方が得意という拳に近い性質を持っており、1度敵と判断したものは容赦なく殴り続ける。
この様に体は細いが攻撃力も凄まじく、その理由は筋繊維すら金属質に変わっている為らしい。
ひこうタイプからはがねタイプに変化した事で体重が一気に重くなり(56.0kg→118.0kg)、背中に羽根こそあるが、退化して飛行能力は失っている。
だがこの羽根は高速で羽ばたかせて、金属の身体が溶けないための体温調整に使用しているという設定があり、実際戦闘モーション中もその羽根を常時羽ばたかせている。
…だがシリーズにおいては、他のポケモンを抱えたり風に乗って空を飛んでいるシーンが度々見受けられる。
これについては、短時間・短距離の飛行は可能なのでは?という見解が有力。
また、最近のゲームでは急いで移動する際は走るのではなく、地面スレスレの超低空飛行を行うモーションが確認できる。
シリーズではどうしても不遇になりがちなむしタイプにあって優秀なタイプやパラメータを持ち、外見のかっこよさからも非常に人気の高いポケモン。
色違いは黄緑と金色を基調とした、ストライクの色味を残したようなカラーデザインとなっている。
モチーフは不明。名前からしてハサミムシっぽいが、尻尾に鋏がなく、見た目的にはカニムシにも似ている。
ちなみにハサミムシはバッタやゴキブリ、カマキリに近いグループで、カニムシ共々翅がない。ハッサムは翅が退化している設定に取り入れたと思われる。中にはエゾハサミムシなど翅を持ち、飛翔する種類もおり、ハサミムシがモデルだという説も一概に間違いともいえない。
なお、進化前同様オスとメスで腹部の大きさが異なり、大きい方がメスである。
ゲーム上での特徴
進化にはアイテムを持たせての通信が必要なため、どうしても本体とソフトは2つ要る。初登場作の金銀ではストーリーの進行上、野生のコイルから奪う以外はメタルコートが一つしか手に入らない為、ハガネールとどっちに使うか多くのプレイヤーを迷わせた。後にハガネールが野生で捕獲できるようになってもこちらは頑なに野生では出て来ず、それ故これまではGTSで伝説・幻を除くと結構な数で交換条件に出されていた。
しかし、『ソード・シールド』のDLC「鎧の孤島」で追加されたヨロイ島で遂に野生出現するようになり、ソフト1本で入手が可能になった他、すごいとっくんのハードルも下がったので少しの手間を惜しまなければその個体を実践で使うことも可能。
高個体値が簡単に手に入るマックスレイドバトルの存在もありがたい。
さらに、ポケモンHOMEを経由して『LEGENDSアルセウス』にストライクを送れば、メタルコートを使用するだけで進化できるため進化させやすくなった。
性能
HP | A | B | C | D | S | 合計値 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ハッサム | 70 | 130 | 100 | 55 | 80 | 65 | 500 |
ストライク | 70 | 110 | 80 | 55 | 80 | 105 | 500 |
進化前比較 | ±0 | +20 | +20 | ±0 | ±0 | -40 | ±0 |
はがねタイプ化して重く飛べなくなった影響か、素早さが40も下がり、代わりに攻撃・防御に均等に配分されている。
その為、進化前と合計種族値は同じ。進化させて合計種族値が変わらないポケモンはハッサムのみ。基本的に進化前とは別のポケモンと捉えた方が正しいか。
ほのおタイプの技には4倍のダメージを受けてしまうが、それ以外タイプによる不利は存在しないという、むしタイプの中でも良好な耐性を持つ。
なお、分類「はさみポケモン」にもかかわらず「はさむ」と「ハサミギロチン」は如何なる手段を用いても習得できない。後者はハサミが小さいのでさすがに仕方ないが、前者はイメージ的には覚えても良いとは思うが。
第2世代
習得できる技の火力にかなり難を抱えており、どちらかと言うとむし・はがねの優秀な耐性を活かし、豊富な積み技からの「バトンタッチ」で繋ぐコンボの為の採用が主であった。特に当時唯一ノーマルを半減できる「バトンタッチ」要員という点が大きかった。
つまり初登場のハッサムはこの性能でする事はサポーターであった。
なお、元々「メタルクロー」をレベルアップで習得出来るのはハッサムだけだった(他のポケモンはタマゴ技)。
実はこの時代のハッサムが持つ最強のタイプ一致技は何と「はがねのつばさ」である。飛べないのに……。
ニンテンドウカップ2000決勝大会に「きりさく」をメインウエポンにした型がエントリーされていたことからも、当時どれだけ攻撃技に困っていたかが分かるだろう。
第3世代
タイプ一致技の「ぎんいろのかぜ」と、特性「むしのしらせ」を得ることで多少火力が上がったが、当時弱点が2個しかなかくかつ4倍弱点が無いメタグロスが登場したのが運の尽き。
物理面の数値は拮抗していても技火力で大きく引き離されており、おまけに素早さまで負けてしまっているハッサムは一気にマイナーに転落。
ハッサムの今を知るトレーナーからすれば、とても信じ難い環境だ。
第4世代
新たに特性「テクニシャン」を得て、さらに「アイアンヘッド」や「シザークロス」などそこそこ決定力のある一致技を習得できるようになった。特に有利な状況に持って行きやすい「とんぼがえり」は大きい。
進化前のおかげで「はねやすめ」も使えるように。地味にはがねタイプでは珍しい回復技持ちとなった。
但し特性を最大活用するとなると「メタルクロー」や「でんこうせっか」頼みという何とも言えない状況なのが寂しく、おまけに貴重な特性が乗るむし技「ぎんいろのかぜ」が特殊化してしまうと手放しには喜べなかった。
ハッサムが真の覚醒を見せたのは「プラチナ」からである。
テクニシャン補正で威力90の先制技となる「バレットパンチ」、止められやすかったはがねタイプも「ばかぢから」で突破できるようになった。
さらに『HGSS』では「テクニシャン」と合わせて威力135の一致技となる「むしくい」を得て火力も上がった。
第5世代
第5世代においては同タイプで更に遅い、固い、火力が高いシュバルゴの出現やナットレイを始めとした鋼対策にめざめるパワー炎の所持率上昇と若干向かい風に。
しかし「とんぼがえり」「はねやすめ」テクニシャン「バレットパンチ」を使えることがやはり大きく、またエスパータイプへの抑止力として多く駆り出されたことからむしろ前世代より使用率が上昇し、最メジャーポケモンの認定を受けた。
特に「バレットパンチ」は最早ハッサムの代名詞となるくらい対戦での所持率が高いお約束技となっているため、ヒーロー体型なデザインも相まってバレパンマンというあだ名が付いた。仲間にドレインパンチを得意とするドレパンマン(ローブシン)がいる。
この世代では雨パでの活躍が主体であった。味方のニョロトノの「あめふらし」でほのお4倍弱点をカバーできる上に、見せ合いで雨パであることを示すことでほのおポケモンの選出を抑止できたためである。
第6世代
第6世代ではメガシンカ可能なポケモンの一体でもある。
はがねタイプの弱点を突けるフェアリータイプが追加され、「はたきおとす」や「どろぼう」が強化されて使いやすくなった一方、あく・ゴーストに対する耐性が下がってしまった。
さらにファイアローやメガボーマンダといった強力な飛行技を使うポケモンの躍進によって、「耐久寄り種族値でもなく、飛行耐性のない鋼タイプ」という点が向かい風となる。
特に一致技を半減させるギルガルドの存在が痛いものの、それでも30位前後を推移していた。
第7世代
更に第7世代ではフェアリーの跋扈とファイアローの弱体化により数が増える……かと思いきや、その中心にいるカプ・テテフのせいで強さの根幹にある先制技が使いにくくなるというまさかの事態に陥ってしまった。
加えて、カプ・コケコやカプ・レヒレ、アシレーヌなど、鋼技が等倍、かつ鋼で受けられないタイプの技も強力なフェアリーの登場は攻防共において辛いところ。
更にハッサムが主に使用する技は低威力技のため、新要素のZワザとは非常に相性が悪いのも逆風。アイアンヘッドを採用するケースも増えてきた。
だが『USUM』では相性補完が利くアーゴヨンが登場し、多少勢力を取り戻した。
第8世代
第8世代では剣盾のDLC「鎧の孤島」から復活。新たに「サイコカッター」を覚えるようになった他、教え技で「ダブルウイング」を習得。特にダブルウイングは実質威力80でありながらテクニシャンの補正が乗るため、ハッサムとの相性が良い。しかし、メガシンカのシステムが廃止されたことにより、メガハッサムは使用不可になった。
それ以外にはわざマシンで何故か「すなじごく」を覚えることが可能になった……本当に何故?
だが今作のハッサム、何とメガシンカに加え「はねやすめ」などハッサムの器用さの中核になっていた技を多数剥奪されるという事態に見舞われ、大幅な弱体化を食らってしまった。さらにダイマックス技としてダイジェットの人気が高まったことで、第6世代同様の飛行耐性のなさが大いに響いてしまう。ダイマックスはどう使っても「テクニシャン」の範囲外になる上に元の効果も消えるため、ハッサムとダイマックスの相性は最悪。
だが言い換えるとハッサムは他のポケモンにダイマックス権を譲りつつ非ダイマックス型として運用できるという強みがある。相手のダイマックスターンが切れてパーティが疲弊したところにスイーパーとしてぶつけられればそれもまた強力である。そうしたことから鎧の孤島期はシングルバトル使用率ベスト30の常連であった。
第9世代
第9世代ではテラスタルを獲得。テラスタルはがねタイプでの一致ボーナス2倍×「テクニシャン」での威力1.5倍×「バレットパンチ」の威力40で、実質威力120を誇る火力が出るようになった。威力120というと通常の一致「アイアンヘッド」と同レベルである。ここまでいくともはや先制技の範疇を超えた火力と言っても差し支えない。
テラスタルは防御にも役立ち、単タイプになることで本来のほのおタイプ4倍弱点が消えるのが利点。「バレットパンチ」の強化のためのはがねテラスタルや、弱点をつきに来たほのおに対してのみず、ほのおテラスタルなどがおすすめ。特にほのおはやけどにならず、みずの場合はテラバーストで返り討ちに出来る。
技面では「インファイト」を新規習得している。H4サザンドラ程度ならA特化火力アイテムなしで最低乱数以外1発なので、強化として申し分ない。
地味に「くさわけ」を獲得したのも強化の1つ。「テクニシャン」範囲内なのも然ることながら、素早さを積んで優先度ではなく素早さの数値によって動くことが期待できるようになった。
一方でむし技は新たにテクニシャン対応の最大打点となる「とびつく」を習得可能に。以前に比べ威力は下がったものの追加効果が優秀なため完全なマイナスとはなっていないのが救いか。
この世代の初期環境ではオーロンゲが役割対象の1体となっている。「こだわりハチマキ」を持ったA特化型の「テクニシャン」込みテラスタル「バレットパンチ」で物理耐久特化型オーロンゲが確定1発となるためである。しかも、素早さ種族値はハッサムの方が65とオーロンゲより5勝るため、こうなると素早さの努力値で差を付けない限りオーロンゲは壁を貼る前に倒れてしまう。
H4振りマスカーニャも同じ型のハッサムで確定1発なので、「こだわりスカーフ」マスカーニャにも基本的には勝てる。「きあいのタスキ」を持ってテラスタルを切って「はたきおとす」+「ふいうち」などをされたら流石にH252型ではほぼ耐えられないが。
一方、ドラゴンタイプの多くが抜群技対策として取り入れているのを始めとしてテラスタイプはがねがランクバトル開始早々環境に跋扈したため、相手がテラスタルを切るタイミングを見極めることが重要となった。単タイプとして優良な耐性のためほのおテラスタルを選ぶプレイヤーも多く、そういう意味では逆風。
少なくとも初期環境では「どろぼう」型がちらほら見られる。というのは、ゴーストタイプが環境に多い、「テクニシャン」の補正が乗ることも然ることながら、相手が持ち物を消費した状態で「トリック」を放った場合、あわよくば盗られた持ち物を奪還できるためである。
「こだわりハチマキ」を持ってはがねテラスタルを切ってひたすら「バレットパンチ」を放てばある程度相手を縛れる手軽さもあって初期環境では人気で、シリーズ1では使用率20位台に付けていた。
シーズン1ではわんぱくHBガブリアスの「ステルスロック」+「ドラゴンテール」、「ゴツゴツメット」でスリップダメージを稼いでから「こだわりハチマキ」スイーパーハッサムを通すというパーティが最終2桁に残るなどした。
シリーズ2でパラドックスポケモンが解禁されると、「テクニシャン」+「バレットパンチ」がハバタクカミ・テツノツツミ・テツノブジンといった素早さがトップクラスのポケモンに刺さるということで使用率が急増。この3体に関しては先制技がテツノブジンの「かげうち」くらいしかなく、特にハバタクカミははがねに弱いフェアリータイプかつ物理防御が低く「バレットパンチ」でいとも簡単に落とされることから、使用率の高いハバタクカミに対するメタとして採用されることが多くなっている(ハバタクカミ側もハッサム対策でほのおテラスタルで「バレットパンチ」を耐えて「マジカルフレイム」や「テラバースト」で反撃してくる型も増えているのでそこには注意)。
シーズン4にはほのおウエポン対策のみずテラスタル型が比較的流行。
シリーズ3になると四災が追加されたが、その内イーユイ以外に主力技の抜群範囲を活かして対抗できることから立場を保った。シーズン6の最終2桁以内には一周回って「オボンのみ」や「ゴツゴツメット」を持った「つるぎのまい」型の入賞がよく見られた。また、このシーズンにははがねやみずのテラスタルを読む相手に耐性を持ちやすいほのおテラスタル型も目立った。
使用トレーナー
ゲーム版
- ツクシ:ジムリーダー(ジョウト)
- ミカン:ジムリーダー(ジョウト)
- ナツメ:ジムリーダー(カントー)※1
- レッド:ポケモントレーナー※1
- リョウ:四天王(シンオウ)
- トウガン:ジムリーダー(シンオウ)
- N:ポケモントレーナー
- ガンピ:四天王(カロス)
- グズマ:スカル団ボス
- ピオニー:ポケモントレーナー
- マキシ:ジムリーダー(シンオウ)
- レホール先生:パルデア教員
- ワルダック:シャドーのボス(オーレ地方)
- アルロ:GOロケット団リーダー
アニメ版
- シンゴ(無印140話)
- ムラマサ(無印140話)
- シゲル
- カエデ(AG129話)
- ルナ(AG166話)
- ヤマブキシティのジョーイ(AG143話)
- ミナエ(DP8話)
- ミツゾウ(DP154話)
- グズマ(SM)
- コロミ(新無印33話・図鑑のみ)
- ゴウ
- ビシャス(時を超えた遭遇)
- グーン(幻影の覇者)
- ガンピ(破壊の繭とディアンシー)
漫画版
番外作品
『ポケモンGO』
- ストライクに「メタルコート」を使って進化させることでのみ入手が可能。現状野生の個体は一切確認されていない(いたとしても超低確率でしか出現しないと思われる)。同作では進化アイテムが非常に入手しづらいこともあり、入手難易度は高い。メタルコート自体も、他にイワーク → ハガネールの進化に必要となり、あちらも非常に強力なポケモンなので、どちらに使うか悩みどころである。ただ、それだけ入手に苦労させられる分、その性能は本作でも非常に高い。
- 全体的にイマイチなステータスの多いむしタイプのポケモンの中において、ハッサムは攻撃の種族値が全ポケモンの中でもトップクラスに高く、アタッカーとしては超が付くほど優秀。防御の種族値も全ポケモン中59位とまずまずといったところ。弱点もほのおタイプしかないため、汎用性が高い点も原典と同様(ただし他のはがねタイプと異なりひこうタイプやいわタイプの技は等倍で受けてしまうので、ひこうタイプやいわタイプを相手にする場合は無理をさせないように)。反面、HPはあまり高くないため耐久は思ったほど高くはない。
- 技はむし・はがねどちらで揃えても優秀で、特に「れんぞくぎり」「シザークロス」の組み合わせは単発の威力こそ低いものの、連射性やゲージ回収能力が恐ろしい程高く、かつ相手に技を高速で畳みかけられることから非常に人気が高い。はがねもはがねで「バレットパンチ」「アイアンヘッド」を揃えられ、この2つを同時に覚えられるのは意外にもハッサムとゴロンダしかいない。
- 以前は合計CPが低いことが災いしジム攻略専用だったが、2017年6月にジム仕様が変更されて合計CPではなく配置された順番で戦うようになったことから、ジムにも結構顔を出し始めている。
- また、2017年6月以降実装されたレイドバトルでは、ボスポケモンにむし・はがねタイプが優位を取れるエスパータイプのポケモンが多い(ナッシー、フーディン、ミュウツー、ラティ兄妹)ことなどもあって、バンギラスの補佐メンバーとして採用されることもある。
- トレーナーバトルでも、主にハイパーリーグでたまに顔を出している。こちらではそれまで残念技とされた「つじぎり」が高速発動、確率で攻撃UP、そしてあくタイプでいまひとつをとられにくいとして重宝されるようになった。
- 現状、むしタイプの中ではカイロスやヘラクロスと並んで並居る強豪たちと対等以上に渡り合える数少ない存在。さらに本作ではメガシンカが存在し更なる火力が期待されるので、ぜひ1匹は育てておきたい。
- GOロケット団のリーダー(幹部)の1人であるアルロの切り札の1つでもある。
- 同ポジションにはハッサム以外にも2体のポケモンが割り当てられており、3体のうちいずれかと戦うことになっているが、実際にはハッサムを繰り出す確率の方が高い。さらに言うと、他の2体がアップデートの度に顔ぶれが変わるのに対し、ハッサムは実装から一貫してアルロの手持ちに残り続けている他、4周年記念イラストでもアルロの傍にいる様子が描かれていたことから、公式でもアルロの切り札はハッサムという認識らしい。なお、アルロの繰り出す個体はシャドウポケモンであるため、通常の個体と比べて攻撃力が底上げされているので、ガチで殴り合って勝とうとなると相当な難敵となっている。幸い、ほのお技に滅法弱い点は変わっておらず、あらかじめほのお技のゲージを溜めておき、アルロがハッサムを繰り出すと同時に使用すれば(技の威力や攻撃の個体値にもよるが)ほぼ確一で仕留められる。ただし、当然ながらシールドで防がれると意味がない。事前に相手のシールドを使い切らせておくことも忘れないように。
『ポケモン不思議のダンジョンシリーズ』
自称ポケモン探検隊連盟の名誉隊員とのことだが、情報通のペラップやおやかたさまでもその名前は知らなかった。彼を救助することで、シークレットランクを入手でき「特別司令」(配信ダンジョン)に挑戦できるようになる。
『ポケモン+ノブナガの野望』
- ミツナリの初期手持ち(ベストリンクではない)。ミツナリトリオ(年少組、あるいは3馬鹿子飼いトリオ)のシナリオを進めるにあたり、特にミツナリ以外の二名にとっては強敵となる。場合によっては別シナリオから、4倍弱点を突けるポケモンを輸入した方が早いことも(特にマサノリルート)。
『ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT』
- 2016年10月13日、通算18番目のファイターとして参戦することが発表された。
- 翌週の20日に解禁され、バトルポケモンとしては唯一のむしタイプ。ジャック、アリサといったロボット系のキャラモチーフのモーションをとる技がある。
- 分類はパワータイプ。既存のパワーファイターと比べると非常に動きが素早くコンボを決めやすい他、「つるぎのまい」を使うと、「つばめがえし」や「メタルクロー」といった一部の技が強化されコンボに磨きがかかる。またブロック攻撃は最大までためるとかなり広範囲まで届く上に、ブロック中もわずかながら動くことが可能。
- 総じて扱い易いファイターであるが、一撃の威力が他のパワータイプと比べると軽いことや、「つるぎのまい」を発動させないとコンボを決めにくいのが難点。
『ポケモンスタジアム金銀』
- 「いあいぎりがっせん」という、上から落下してくる白線がひかれた丸太を斬るミニゲームでは通常はストライクとカイロスがプレイヤーなのだが、持っていればハッサムも出場出来る。
『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』
- 『DX』、『SPECIAL』でのモンスターボールから登場。
- 声優は前者は小西克幸、後者は三木眞一郎。
- 『DX』では初代に登場したサワムラーの強化版といった感じで、「メタルクロー」で攻撃した後、空中に吹っ飛ばした相手を追撃する。『SP』では技名が「れんぞくぎり」になり、攻撃回数が3回に増えた。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- ムラマサのマサムネ、シンゴのブレード
- カエデのハッサム
- ミナエのハッサム
- DP8話に登場。その後ロケット団の偽ジム・ポワゾジムに挑戦した時に使い、当初は素早い動きでジムリーダーのプリンセス/ポワゾン(ムサシ)が使うグレッグル(後のタケシの手持ち)を圧倒するが、ジムリーダーの弟で審判のプリンス・ポロロ(コジロウ)の判定引き延ばし作戦でグレッグルが復活してしまい逆に倒される。その後ロケット団がジムに預ければ強くすると言うので預けられ案の定奪われるがサトシ達によって助けられた。
- ルナのハッサム
- AG166話では、ルナという少女の手持ちとして登場。彼女とはストライクからの付き合いで、両親が多忙で構ってくれないことの寂しさから、「紅い稲妻」として、バトルに負けたポケモンに落書きをするという悪戯をしていた(ただし、喋っているように見えるのは合成音声である)。
- ミツゾウのハッサム
- DP154話では、エアバトルマスターミツゾウの手持ちとして登場。サトシのグライオンを鍛え上げた末、シンジの切り札ドラピオンを倒すという快挙を作るきっかけを作った。
ゴウのハッサム
新無印編6話でゲットしたゴウのストライクが第56話で、ガンピの計らいによって進化。これによりゴウは、全18タイプ全てのゲットを達成した(放送期間にして1年3ヶ月であり、旅仲間のサトシが全18タイプのゲットに23年弱もかけたのとは対照的な早さである)第60話ではサトシのカモネギの特訓相手となったりしている。
- 劇場版
- 『時を超えた遭遇』:ロケット団最高幹部・仮面のビシャスの手持ちで登場。サトシのベイリーフ相手に「かげぶんしん」で惑わそうとしたが、サトシの指示でハッサムの動きを見切ったベイリーフの攻撃で倒されて岩に縛り付けられる。その後ビシャスから開放された後は森の中に消えた。
- 『幻影の覇者』:コーダイのボディーガード・グーンのポケモンで2匹登場。ちなみに2010年6月~7月の間、ニンテンドーWi-Fiコネクションにて配信していた。
- 『破壊の繭とディアンシー』の冒頭ではガンピのポケモンで登場し、メガシンカしている。
その他
- 新無印33話にて、コロミの図鑑にハッサムが登録している為、手持ちにしている可能性がある。
AG | 101話・101話 |
---|---|
XY | 60話・112話・119話 |
特別編 | 最強メガシンカAct1(メガ、冒頭のみ)・Act4 |
劇場版 | みんなの物語 |
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
グリーンのハッサム
・性別:♂️ ・特性:むしのしらせ
・性格:すなお ・個性:ひるねをよくする
第1章からの手持ちで、シジマの下で修行していた頃には既に共にいた幼馴染みポケモン。第3章に登場した時にはハッサムに進化していた。火球や形無き敵を切り裂けるほどキレが鋭く、5章でナナシマ行きのシーギャロップの船上で姿を消したデオキシスに対して気配のみを感じ取って攻撃をくりだしている。
本来ハッサムに進化するとすばやさは落ちるはずだが、グリーンのハッサムは進化前と変わっておらず、第5章でカイリキーを掴んで飛んでいる。
12章ではフレア団にのよる最終兵器起動の影響で宿命のライバルとして毎度戦い続けていたストライクが生体エネルギーを奪われてしまい力を持て余していたエックスのルット(カイロス)と手合わせして闘争本能を落ち着かせている。
- 12章ではコンコンブルの元で修行を積んだ兄弟弟子・オーのポケモンで登場。メガシンカが可能。
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン GSC HGSS
ポケモン一覧 むしタイプ はがねタイプ
ストライク バサギリ
0211.ハリーセン/ヒスイのすがた→0212.ハッサム/メガハッサム→0213.ツボツボ
同複合タイプ
通信進化
※:メタルコート仲間
ポケモン関連
- ハサミ仲間
- シングルバトル最強クラスのポケモン
- その他