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ハッサム

はっさむ

ハッサムとは、ポケットモンスターシリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。
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曖昧さ回避編集

  1. ポケットモンスターシリーズに登場するポケモンの一種。
  2. 明治時代に実在したインド系英国人貿易商・K.ハッサム氏の略称。明治35年、日本兵庫県神戸市生田区(現・中央区西側)に自身の邸宅を建て、国指定重要文化財旧ハッサム住宅」として相楽園敷地内に現存する。

本稿では1.について解説する。


基礎データ編集

全国図鑑No.212
ジョウト図鑑No.111
シンオウ図鑑No.196
マウンテンカロス図鑑No.137
アローラ図鑑No.366
ヨロイ島図鑑No.119
ヒスイ図鑑No.073
パルデア図鑑No.261
ローマ字表記Hassam
分類はさみポケモン
タイプむし / はがね
高さ1.8m
重さ118.0kg
性別比率50%♂・50%♀
特性むしのしらせ / テクニシャン(『ダイヤモンド・パール』以降)
隠れ特性ライトメタル
落とし物ストライクのツメ
タマゴグループむし

各言語版での名称と由来編集

言語名称由来
日本語ハッサム挟む・鋏む・剪む(はさむ)
英語・スペイン語・イタリア語Scizorscissor(鋏)
ドイツ語ScheroxSchere(鋏)
フランス語Cizayoxcisailler(剪断する)
韓国語핫삼日本語名の音写
中国語(簡体字)巨钳螳螂巨(jù、大きい・巨大な)+钳(qián、ペンチ)+螳螂(tángláng、カマキリ)
中国語(繁体字)巨鉗螳螂巨(jù、大きい・巨大な)+鉗(qián、ペンチ)+螳螂(tángláng、カマキリ)
ヒンズー語सिज़राथscissors(英語で鋏)
ロシア語Сизор英語名の音写
タイ語ฮัซซัม日本語名の音写

進化編集

ストライク族メガハッサム

ストライク

ハッサム(「メタルコート」を持たせて通信交換(『Pokémon LEGENDS アルセウス』では使用))→メガハッサム(メガシンカ・ハッサムナイト)

バサギリ(「くろのきせき」を使用)



概要編集

ポケットモンスター 金・銀』で初登場した、ストライクが新たに得た進化形。


緑の色調を有する生物的なフォルムから一転、鋼鉄成分を含む真っ赤な外殻に覆われたメカニカルな姿へ変化し、ちょっとやそっとの攻撃ではびくともしない防御力を獲得。


両腕のカマは目玉模様が付いたカニバサミ状に変化し、このハサミを振り上げることで相手に頭が3つある様に錯覚させ威嚇する他、強力な打撃武器にも使用され、そのまま振り下ろすことでどんなに堅いものも粉々に砕いてしまうとされる。


体重の3分の1という重量を有するこのハサミは当然挟むことも出来るが、主に殴り付ける方が得意というに近い性質を持っており、1度敵と判断したものは容赦なく殴り続ける。

この様に体は細いが攻撃力も凄まじく、その理由は筋繊維すら金属質に変わっているためらしい。


ひこうタイプからはがねタイプに変化したことで体重が一気に重くなり(56kg→118kg)、背中に羽根こそあるが、退化して飛行能力は失っている

だがこの羽根は高速で羽ばたかせて、金属の身体が溶けないための体温調整に使用しているという設定があり、実際戦闘モーション中もその羽根を常時羽ばたかせている。


…だがシリーズにおいては、他ポケモンを抱えたり風に乗って空を飛んでいるシーンが度々見受けられる。

これについては、短時間・短距離飛行は可能なのでは?という見解が有力。

また、最近のゲームでは急いで移動する際は走るのではなく、地面スレスレの超低空飛行を行うモーションが確認できる。


シリーズではどうしても不遇になりがちなむしタイプにあって優秀なタイプやパラメータを持ち、外見のかっこよさからも非常に人気の高いポケモン。


[ハッサムの日] ユニバーサル鋼鋏兄弟

色違いのすがたは黄緑と金色を基調とした、ストライクの色味を残したようなカラーデザインとなっている。


モチーフは不明。名前からしてハサミムシっぽいが、尻尾に鋏がなく、見た目的にはカニムシにも似ている。

ちなみにハサミムシはバッタやゴキブリ、カマキリに近いグループで、カニムシ共々翅がない。ハッサムは翅が退化している設定に取り入れたと思われる。中にはエゾハサミムシなど翅を持ち、飛翔する種類もおり、ハサミムシがモデルであるという説も一概に間違いともいえない。


なお、進化前同様♂と♀で腹部の大きさが異なり、大きい方が♀である。


ゲーム上での特徴編集

進化にはアイテムを持たせての通信が必要。同じソフトをプレイしている友人がいれば問題ないが、居ない場合は2つの本体とソフトを揃える必要がある。

ポケットモンスター サン・ムーン』までは、GTSに希望するポケモンのレベルや性別をガチガチに指定した上で預け、すぐさま別ソフトに切替えて条件に合致するポケモンと交換する……という裏技を使って本体1つでも進化させられたが、『ポケットモンスター ソード・シールド』以降はGTSの仕様が変わったので不可能。

初登場の『ポケットモンスター 金・銀』ではストーリー進行上、野生のコイルから奪う以外はメタルコートが一つしか手に入らないため、ハガネールとどっちに使うか多くのプレイヤーを迷わせた。後にハガネールが『ポケットモンスターダイヤモンド・パール』以降の作品で野生で捕獲出来るようになってもこちらは頑なに野生では出て来ず、それ故これまではGTSで伝説のポケモン幻のポケモンを除くと結構な数で交換条件に出されていた。


しかし、『ポケットモンスター ソード・シールド』のDLC『鎧の孤島』で追加されたヨロイ島で遂に野生出現するようになり、ソフト1本で入手が可能になった他、すごいとっくんハードルも下がったので少しの手間を惜しまなければその個体を実践で使うことも可能。高個体値が簡単に手に入るマックスレイドバトルの存在も有難い。


さらに、『Pokémon HOME』を経由して『Pokémon LEGENDS アルセウス』にストライクを送れば、「メタルコート」を使用するだけで進化出来るため、進化させやすくなった。


ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』では相変わらず通信進化であるが、テラレイドバトルでハッサムが割と出やすいためソロでも入手自体は簡単。

特性やテラスタイプまで気にし始めると少々面倒であるが。

DLC『ゼロの秘宝 後編:藍の円盤』ではブルーベリー学園のキャニオンエリアにある高台上に野生出現する。サンドウィッチでエンカウントを調整すれば無数に出現させることが出来るため、その価値は暴落したといえる


性能編集

種族値

HPこうげきぼうぎょとくこうとくぼうすばやさ合計
ハッサム70130100558065500
ストライク70110805580105500
進化前比較±0+20+20±0±0-40±0

 

鋼化して重く飛べなくなった影響か、「すばやさ」が40も下がり、代わりに「こうげき」・「ぼうぎょ」に均等配分されている。そのため、進化前と合計種族値は同じ

進化させて合計種族値が変わらないポケモンはハッサムと分岐進化形態であるバサギリのみ。

基本的に進化前とは別のポケモンと捉えた方が正しいか。


はがねらしく耐性に優れ、半減以下9に対して弱点は4倍ほのおのみ。

多少HPが低いため総合的な耐久は極端に高くはないが、受け方面でもなかなか硬い。


なお、分類は「はさみポケモン」にもかかわらずはさむ」と「ハサミギロチン」は如何なる手段を用いても習得不可

後者はハサミが小さいので流石に仕方ないが、前者はイメージ的には覚えても良いとは思うが。


[[ポケットモンスター 金・銀>ポケモンGSC編集

]]

当時はむし技が「れんぞくぎり」しか習得出来ず、サブウエポンもからっきし。

どちらかというとむし・はがね複合の優秀な耐性を活かし、豊富な積み技からの「バトンタッチ」で繋ぐコンボのための採用が主であった。

特に当時唯一ノーマルを半減可能な「バトンタッチ」要員という点が大きかった。

つまり初登場のハッサムの役割は専らサポーターであったのである。


一致最大火力がよりにもよって威力70「はがねのつばさ」止まりであり、アタッカーなどさんさら任せられないという事情もある。

むしでアタッカーをやらせるならヘラクロスで良いしね

ニンテンドウカップ2000決勝大会にきりさく」をメインウェポンにした型がエントリーされていたことからも、当時どれだけ攻撃技に困っていたかが分かるであろう。


なお、元々「メタルクロー」をレベルアップで習得出来るのはハッサムのみであった(他のポケモンはタマゴ技)。


ポケットモンスター ルビー・サファイア編集

暗黒期到来

ただでさえ足りない火力が、努力値の仕様変更の煽りを受けてさらに深刻化。

一応タイプ一致技「ぎんいろのかぜ」を得たのであるが、強化といえばその程度。


何よりも厳しいのが、同じはがねポケモンである600族の重戦車・メタグロス参戦

火力・耐久・速度・技バリエーションどれを取ってもメタグロスに勝てる要素はなく、ハッサムが勝てる要素といえば精々刺さる相手が限られるむし技火力と、前世代に引き続きバトン程度。

特性もあちらが強特性である「いかく」を始め能力低下を弾く「クリアボディ」に対して、こちらはむし技強化しかない「むしのしらせ」……。


おまけにメタグロスが流行ることでほのお技の需要が上がってしまう始末。

前作では余り狙われなかった4倍弱点を突かれてしまえば、どうなるかはいうまでもないであろう。


当然そんな環境で活躍出来るはずもなく、哀れハッサムはあっけなくマイナーに転落。

ポケモンXD 闇の旋風 ダーク・ルギア』で「あさのひざし」を習得し、一応メタグロス受けが出来るようになったがそれで需要がすごく伸びたということもなく、この世代では完全に日陰者状態であった。

ハッサムの現在を知っているトレーナーからすれば、到底信じられないような環境と言える。


ポケットモンスター ダイヤモンド・パール編集

新たに特性「テクニシャン」を獲得。さらに「アイアンヘッド」やシザークロスなどそこそこ決定力がある一致技を習得できるようになった。

特に有利な状況に持って行きやすい「とんぼがえり」は大きい。

進化前のお陰で「はねやすめ」も使えるように。地味にはがねでは珍しい回復技持ちとなった。


ただし、特性を最大活用するとなると「メタルクロー」や「でんこうせっか」頼みという何ともいえない状況なのが寂しく、おまけに貴重な特性が乗るむし技「ぎんいろのかぜ」が特殊化してしまうと手放しには喜べなかった。


ハッサムが真の覚醒を見せたのは『ポケットモンスター プラチナ』からである。

テクニシャン補正で威力90の先制技となる「バレットパンチ」、止められやすかったはがねタイプも「ばかぢから」で突破出来るようになった。


さらに『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』では「テクニシャン」と合わせて威力135の一致技となるむしくいを得て火力も上がった。


一方で、最悪のタイプ相性である天敵のヒードランもこの世代に登場している。

ポケットモンスター ブラック・ホワイト編集

同タイプにさらに硬い・強い・遅いを体現したシュバルゴが登場。

さらにナットレイを始めとした鋼対策にめざめるパワー炎の所持率上昇と若干向かい風に。


しかし「とんぼがえり」「はねやすめ」テクニシャン「バレットパンチ」を使えることがやはり大きく、またエスパーへの抑止力として多く駆り出されたことから寧ろ前世代より使用率が上昇し、最メジャーポケモン認定を受けた

特にラティオスとの組合わせ(「ラティハッサム」と呼ばれる)は有名。ラティオスの「りゅうせいぐん」とハッサムの「とんぼがえり」を交互に繰返すなどしてアドバンテージを取るコンビである。


特に「バレットパンチ」は最早ハッサムの代名詞となるくらい対戦での所持率が高いお約束技となっているため、ヒーロー体型なデザインも相まって「バレパンマン」という渾名が付いた。

仲間に「ドレインパンチ」を得意とするドレパンマン(ローブシン)がいる。


当時「バレットパンチ」と「でんこうせっか」を両採用していた型もあった。

苦手なウルガモス・ボルトロス・バシャーモに対して、「バレットパンチ」と異なり等倍で入る先制技であったためである。


この作品では「雨パ」での活躍が主体であった。

味方のニョロトノの「あめふらし」でほのお4倍弱点をカバー出来る上に、見せ合いで雨パであることを示すことでほのお選出を抑止出来たためである。


開始当初は基本的に耐久振りベースが多かったが、暫くすると「つるぎのまい」「バレットパンチ」を軸としたA振りベースが増加。また、「いのちのたま」を持って「とんぼがえり」をカットした純アタッカー型も次第に見られるように。「こだわりハチマキ」を持ってひたすら「バレットパンチ」を放つスイーパー特化型もあった。対ローブシン用「ひこうのジュエル」「アクロバット」型というのも環境に存在していたと伝わる。世代末期には対キノガッサ特化「ゴツゴツメット」「バレットパンチ」「とんぼがえり」「ねごと」「はねやすめ」型まで登場。


ポケットモンスター X・Y編集

メガシンカ追加。

はがねの弱点を突けるフェアリーが追加され、「はたきおとす」や「どろぼう」が強化されて使いやすくなった一方、あく・ゴーストに対する耐性が下がってしまった。


さらにファイアローメガボーマンダといった強力な飛行技を使うポケモンの躍進によって、「耐久寄り種族値でもなく、ひこう耐性がないはがねポケモン」という点が向かい風となる。特に一致技を半減させるギルガルドの存在が痛い。

それでも30位前後を推移していたが、前作までと比較すると勢いは落ちている。


何といっても同じはがね枠により耐性が優秀で同じ様な相性補完が組める上に高火力先制攻撃技使いとしてより火力が高いメガクチートを始めとしたメガシンカ勢インフレに押されたのが大きい。


ポケットモンスター サン・ムーン編集

フェアリー跋扈とファイアローの弱体化により数が増える……かと思いきや、その中心にいるカプ・テテフのせいで強さの根幹にある先制技が使いにくくなるというまさかの事態に陥ってしまった。

加えて、カプ・コケコカプ・レヒレアシレーヌなど攻防共にはがねでは対処しづらいフェアリーが増えたのも痛い。


さらに、ハッサムが主に使用する技は低威力技のため、新要素「Zワザ」とは非常に相性が悪いのも逆風。「アイアンヘッド」を採用するケースも増えて来た。


だが『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』では相性補完が利くアーゴヨンが登場し、多少勢力を取り戻した。


ポケットモンスター ソード・シールド編集

DLC『鎧の孤島』から復活。残念ながらシステムの都合でメガシンカは廃止。


新たに「サイコカッター」を覚えるようになった他、教え技で「ダブルウイング」を習得。

特にダブルウイングは実質威力80でありながらテクニシャンの補正が乗るため、ハッサムとの相性が良い。

それ以外にはわざマシンで何故か「すなじごく」を覚えることが可能となった……本当に何故?


だが、何とメガシンカに加え「はねやすめ」などハッサムの器用さの中核となっていた技を多数剥奪されるという事態へ見舞われ、大幅な弱体化を喰らってしまった。

さらにダイマックス技としてダイジェットの人気が高まったことで、『X・Y』と同様の飛行耐性のなさが大いに響いてしまう。

ダイマックスはどう使っても「テクニシャン」範囲外となる上に元の効果も消えるため、ハッサムとダイマックスの相性は最悪。


そのため、この作品では抜きエースではなく専らスイーパー運用が中心。

DLC「鎧の孤島」での採用率もだいたい『X・Y』の頃と同等程度で収まっている。

強さとしては構築の端っこにいるような地味な立ち位置で、不遇寄りのものであった。


ポケットモンスター スカーレット・バイオレット編集

今回は初期から参戦。『Pokémon HOME』連携により分岐進化・バサギリも登場した。

余りにも相性が悪過ぎたダイマックスは廃され、代わりにテラスタルが登場。


はがねテラスによる一致ボーナス2倍×「テクニシャン」での威力1.5倍×「バレットパンチ」の威力40で、実質威力120を誇る火力が出る様になった。

威力120というと通常一致「アイアンヘッド」と同レベルである。

ここまでいくともはや先制技の範疇を超えた火力といっても差し支えない。


一方耐性面では元々が弱点1に多耐性ということもあり切りどころを選ぶ。

この場合はみずが選ばれやすく、苦手なほのお技に耐性を持ちつつ「テラバースト」で返せる様になった。


技面では「ばかぢから」が没収された代わりに「インファイト」を習得。

火力を下げずにかくとう技を振り回しやすくなった。サイクル向け性能とも噛み合っている。

他「とびつく」「くさわけ」等、「テクニシャン」効果を受ける技も多く習得している。


環境初期ではオーロンゲマスカーニャ等役割対象こそあるものの、ドラゴンと好相性なはがねテラスの跋扈や耐性に優れたほのおテラスの存在から20位台半ば程度と概ね今までの作品とさほど変わらぬ採用率となっていた。

しかし、シリーズ2でパラドックスポケモンが解禁されると、「テクニシャン」+「バレットパンチ」がハバタクカミテツノツツミテツノブジンといった素早さがトップクラスのポケモンに刺さるということで使用率が急増。

シリーズCにおいても相性が良い四災が追加された点も大きく、シリーズ2・3は10位台を維持していた。


シリーズ4になると、シーズン8には使用率を23位まで落としたが、同シーズン終盤に汎用性の高いテラスタイプであるフェアリーテラスタルを搭載したポケモンが増加すると、その影響でシーズン9にはフェアリーテラスタルに刺さるハッサム需要が取り戻された。


DLC解禁によりわざマシン追加で、「ダブルウイング」「はたきおとす」「むしくい」を再習得可能となった。

残念ながら「どくどく」復活はなし。


続くレギュレーションEに関しても、原種ガチグマディンルーヒスイヌメルゴンなどが大きく順位を落としている中、10位以内をキープし続ける。

上述の通りDLC『ゼロの秘宝 後編:藍の円盤』ではブルーベリー学園の敷地内で無数且つ簡単に入手することが出来るようになり、入手事情がこれ以上ない程の改善されたといえるため、シリーズ6でも高い使用率をキープ。


理由としては前述の増加したフェアリーテラスもそうであるが、やはりハバタクカミパオジアンに有利を取れるのがまだまだ需要が高く、さらには解禁されたアカツキガチグマのノーマル技を半減出来るのも大きい。パオジアンとハバタクカミの2匹に強いのに加えてれんげきウーラオスにそこそこ出し負けしないという点でも強い。

また使用率トップのオーガポンの草技も0.25倍に出来るので、環境に非常にマッチしている。

この頃にはウーラオス対策となるいじっぱりAS準速「こだわりスカーフ」ひこうテラスタル「ダブルウィング」スイーパー型まで環境で見られる様に。

シーズン15最終1桁には「とんぼがえり」切りあくテラスタル「はたきおとす」型が残っていた。


また、『金・銀』以来となる「のろい」を再習得。バレットパンチを多用するなど素早さへの依存が低く、また高耐久バトン持ちでもあるハッサムとの相性はとても良いが、悠長に積める余裕があるかはまた別問題。使いこなすにはトレーナー発想と手腕が問われるところであろう。


シリーズ7ではハバタクカミに相変わらず強い上に、こくばじょうバドレックスも余程極端な型でなければテラスタルを切らない限り「はたきおとす」で確定1発に仕留められるため、使用率は3つのシーズンで10位台をキープ。ただし、禁止級伝説パワーインフレの影響はやはり否定出来ず、ミライドンやコライドンなどの様に余程対策特化しなければクッションの役割すらままならない対面も目立つ様になった。また、打点を持てるこくばじょうバドレックスとの対面も、「じんばいったい(くろのいななき)」を積まれると確定1発がざらなため、実際は不安定である。

とはいえそもそもの役割がミライドンが苦手なパオジアンゴリランダー・「こだわりハチマキ」カイリューの引先であり、シーズン18最終2桁以内構築にもそれを示すようにHB特化「ゴツゴツメット」型が散見された。また、「とつげきチョッキ」ミライドンとのサイクルコンビも目立つ様になった。

このレギュレーションではひたすら「はたきおとす」へ特化したあくテラスタル型も主流の1つ。


レギュレーションHでもミミッキュアローラキュウコンといったフェアリー枠、マスカーニャ、ジャローダなどのくさ枠、ガブリアス。カイリュー。ドラパルトといったはがねテラスタル型の割合の比較的少ないドラゴン枠に強いことから、ハバタクカミやパオジアンといった役割対象が不在なもののそこそこの使用率をキープ。ただ、同じはがね枠としてブリジュラスが余りに多過ぎ、需要を吸われる場面も目立っていったため、レギュレーションGほどの使用率ではない。

このレギュレーションではアローラキュウコンの「オーロラベール」が厄介なため、「かわらわり」型が一部で見られる様に。



使用トレーナー編集

ゲーム版

虫使いでダブルバトル!

※1:『ポケモンスタジアム金銀


アニメ版


漫画版



番外作品編集

ポケモンスタジアム金銀編集

いあいぎりがっせん」という、上から落下して来る白線が引かれた丸太を斬るミニゲームでは通常はストライクとカイロスがプレイヤーなのであるが、持っていればハッサムも出場可能。


ポケモンGO編集

ストライクに「メタルコート」を使って進化させることでのみ入手が可能。現状野生個体は一切確認されていない。同作では進化アイテムが非常に入手し辛いこともあり、入手難易度は高い。

メタルコート自体も、他にイワークハガネール進化に必要となり、あちらも非常に強力なポケモンなので、どちらに使うか悩みどころである。

ただ、それだけ入手に苦労させられる分、その性能は本作でも非常に高い。


全体的に今一なステータスが多いむしポケモンの中において、ハッサムは「こうげき」種族値が全ポケモンの中でもトップクラスに高く、アタッカーとしては超が付く程優秀。「ぼうぎょ」種族値も全ポケモン中59位とまずまずといったところ。

弱点もほのおしかないため、汎用性が高い点も原典同様(ただし、他のはがねタイプと異なりひこういわ技は等倍で受けてしまうので、相手とする場合は無理をさせないように)。

反面、HPは余り高くないため耐久は思った程高くはない。


技はむし・はがねどちらで揃えても優秀で、特に「れんぞくぎり」「シザークロス」の組合わせは単発威力こそ低いものの、連射性やゲージ回収能力が恐ろしい程高く、かつ相手に技を高速で畳み掛けられることから非常に人気が高い。

はがねもはがねで「バレットパンチ」「アイアンヘッド」を揃えられ、この2つを同時に覚えられるのは意外にもハッサムとゴロンダしかいない


以前は合計CPが低いことが災いしジム攻略専用であったが、2017年6月にジム仕様が変更されて合計CPではなく配置された順番で戦う様になったことから、ジムへも結構顔を出し始めている。


また、2017年6月以降実装されたレイドバトルでは、ボスポケモンにむし・はがねが優位を取れるエスパーポケモンが多い(ナッシーフーディンミュウツーラティオスラティアス)ことなどもあって、バンギラス補佐メンバーとして採用されることもある。


トレーナーバトルでも、主にハイパーリーグでたまに顔を出している。

こちらではそれまで残念技とされた「つじぎり」が高速発動確率で攻撃UP、そして悪で今一つを取られにくいとして重宝されるようになった。


現状、むしポケモンの中ではカイロスヘラクロスと並んで並居る強豪達と対等以上に渡り合える数少ない存在

さらに本作ではメガシンカが存在しさらなる火力が期待されるので、ぜひ1匹は育てておきたい。


GOロケット団のリーダー(幹部)の1人であるアルロの切札の1つでもある。

GOロケット団リーダー アルロ


同ポジションにはハッサム以外にも2体のポケモンが割当てられており、3体のうちいずれかと戦うことになっているが、実際にはハッサムを繰出す確率の方が高い。

さらにいうと、他の2体がアップデートの度に顔ぶれが変わるのに対し、ハッサムは実装から一貫してアルロの手持ちに残り続けている他、4周年記念イラストでもアルロの傍にいる様子が描かれていたことから、公式でもアルロの切札はハッサムという認識らしい。

なお、アルロが繰出す個体はシャドウポケモンであるため、通常個体と比べて攻撃力が底上げされているので、ガチで殴り合って勝とうとなると相当な難敵となっている。

幸い、ほのお技に滅法弱い点は変わっておらず、予めほのお技ゲージを溜めておき、アルロがハッサムを繰り出すと同時に使用すれば(技威力や「こうげき」個体値にもよるが)ほぼ確一で仕留められる

ただし、当然ながらシールドで防がれると意味がない。事前に相手のシールドを使い切らせておくことも忘れないように。


ポケモンマスターズ編集

ミヅキ(スペシャル)&ハッサム編集

ミヅキ&ハッサム

2024/04/14実装。ロールはフィールドで、EXロールはアタッカー。バディーズ技を使用する事でメガシンカする。

元々はヨウの手持ち出会った「メタルコート」好き個体で、パシオに来てから通信交換したことでハッサムに進化してミヅキの手持ちとなったという。


メタルクロー
10%の確率で自分の攻撃を1段階あげる
こうてつのねがい
ゾーンをこうてつゾーンとする(こうてつゾーンははがね技威力を上げる)
シンクロ技:メタルバレットパンチ
解放条件】ゾーンがこうてつゾーンとなった時
封印条件】こうてつゾーンが解除された時
攻撃が必ず命中する。相手をひるみ状態にする。自分がメガハッサムになっている際はさらに自分のシンクロ技回数を1回復する
ゼンリョク充填!
味方の攻撃と急所率を2段階あげる

バディーズ技

赤き鋼の正義が砕くスチールインパクト
バトル終了までメガハッサムになる
★6EXアップ後:初めてバディーズ技を使う直前に以下の場の効果を発生させる。このときだけ発生した場の効果時間を延長する。
  • こうてつゾーン

パッシブスキル

攻撃時防御アップG9
技での攻撃が成功した際に味方全員の防御を1段階あげる。
こうてつゾーン時技ゲージ加速2(3)
ゾーンがこうてつゾーンの際は技ゲージが早く貯まるようになる。()はメガシンカ後
こうてつゾーン時威力上昇2(5)
ゾーンがこうてつゾーンの際は技威力を上げる。()はメガシンカ後
攻撃時命中率ダウン3
専用Pクッキー1ポテンシャルで解放。技での攻撃が成功した時に40%の確率で相手の命中率を1段階さげる

ポケモン不思議のダンジョンシリーズ編集

時・闇・空の探検隊』にて、探検中にユキメノコに襲われ捕らえられていたが、主人公らに救助される。「〜ござる」などやや古臭い口調で喋る。

自称ポケモン探検隊連盟の名誉隊員とのことであるが、情報通のペラップおやかたさまでもその名前は知らなかった。

彼を救助することで、シークレットランクを入手でき「とくべつしれい」(配信ダンジョン)に挑戦できるようになる。


ポケモン+ノブナガの野望編集

ミツナリの初期手持ち(ベストリンクではない)。

ミツナリトリオ(年少組、あるいは3馬鹿子飼いトリオ)のシナリオを進めるに当たり、特にミツナリ以外の2名にとっては強敵となる。

場合によっては別シナリオから、4倍弱点を突けるポケモンを輸入した方が早いことも(特にマサノリルート)。


ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT編集

2016年10月13日、通算18番目のファイターとして参戦することが発表された。

翌週20日に解禁され、バトルポケモンとしては唯一のむしタイプ。

はがねタイプらしくメタリックな質感で、ジャックアリサといったロボット系キャラモチーフのモーションを取る技がある。


分類はパワータイプ。

既存のパワーファイターと比べると、ステップから派生して弱い飛び道具を搔き消せるダッシュを持ち、遠距離からのコンボ始動技も持つため非常に動きが素早くコンボを決めやすい。また「つるぎのまい」を使うことで溜まるスタックを消費して「つばめがえし」や「メタルクロー」といった一部の技を強化することでコンボに磨きが掛かる。

またブロック攻撃は最大まで貯めるとかなり広範囲まで届く上に、ブロック中も僅かながら動くことが可能。投げ技の「むしくい」はコンボに組み込める上に相手のバフを奪うことも出来る。


総じて牽制や差込みに長けた扱いやすいファイターであるが、一撃の威力が他パワータイプと比べると軽いことや、「つるぎのまい」を発動させないとコンボを決めにくいのが難点。


ポケモンユナイト編集

紅の騎士!

ストライクと共に参戦。

ロールバランス型
タイプ攻撃
攻撃範囲近接
技1れんぞくぎり→Lv.5 バレットパンチ(近接・ムーブ)
技2でんこうせっか(ムーブ)→Lv.7 ダブルアタック(ムーブ)/つるぎのまい(ムーブ・能力上昇)
ユナイト技レッドスターダイブ(必中)
特性テクニシャン:技を使用した後の通常攻撃は、通常攻撃を2回連続で繰出す様になる。2回目の通常攻撃はダメージが50%下がる。
ホロウェア
  • レンジャースタイル
  • ライダースタイル
  • きしスタイル
  • さすらいスタイル
  • さすらいスタイル

Lv.5段階で技1「バレットパンチ」か「ダブルウイング」どちらかを選択することで進化するか否か決められ、「バレットパンチ」を選択すると進化する。原作でもストライクがハッサムに進化しても合計種族値は変わらないので、原作に準拠した仕様といえる。


ポケモンレンジャーシリーズ編集

ポケモンレンジャー』では、ゴーゴー4兄弟の次男・ユウキが使用してくる。


大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ編集

大乱闘スマッシュブラザーズDX』と『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』でモンスターボールから出てくるポケモンとして登場。

『大乱闘スマッシュブラザーズDX』では『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』に登場したサワムラーの強化版といった感じで、「メタルクロー」で攻撃した後、空中に吹っ飛ばした相手を追撃する。声優は前者は小西克幸が担当。

『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』では技名が「れんぞくぎり」になり、攻撃回数が3回に増えた。また、声優が三木眞一郎に変更された。


アニメ版編集

レギュラーの手持ち編集

ポケットモンスター(第7シリーズ)』第6話でゲットしたゴウのストライクが第56話で、ガンピの計らいによって進化。これによりゴウは、全18タイプ全てのゲットを達成した(放送期間にして1年3ヶ月であり、旅仲間のサトシが全18タイプゲットに23年弱もかけたのとは対照的な早さである)。

第60話ではサトシのカモネギの特訓相手となったりしている。


ライバルやゲストなど編集

  • ムラマサのマサムネ、シンゴのブレード

ポケットモンスター』金銀編第24話(通算:第140話)でハッサム使いの達人ムラマサの赤い閃光マサムネ、その息子・シンゴのブレードが登場。

どちらのハッサムもかなり強力で、ニャースを含むロケット団のポケモン5匹を「でんこうせっか」一撃で吹っ飛ばす程の実力を持つが、シンゴはパソコンのデータ上でしかポケモンの強さを知ろうとしなくなったため、ムラマサはシンゴのやる気を出させるためサトシにシンゴとのポケモンバトルを依頼する。

データにない行動を取るサトシのヘラクロスとのバトルを通じ、シンゴは見るべきものは画面に映るデータではなくパートナーのポケモンであると理解する。


ポケモンリーグのサトシ戦で使用。カビゴンベトベトンを連続で倒したが、修行で鍛えた強さとタイプ相性から、リザードンには瞬殺された。


  • カエデのハッサム

ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』第129話で、カエデの5体目のポケモンで登場し、サトシのオオスバメとスピードを生かした戦いをみせる。「めざめるパワー」でオオスバメを撃ち落とそうとするが、スピードで勝るオオスバメの「でんこうせっか」で隙を突かれ「メタルクロー」で応戦するも、さらに加速した「つばめがえし」を喰らって倒される。


  • ヤマブキシティのジョーイのハッサム

『アドバンスジェネレーション』第143話にて、コジロウのサボネアを髪の毛に絡ませて担ぎ込まれたムサシの髪の毛をバッサリと切った。


  • ルナのハッサム

『アドバンスジェネレーション』第166話では、ルナという少女の手持ちとして登場。彼女とはストライクからの付合いで、両親が多忙で構ってくれないことの寂しさから、「紅い稲妻」として、バトルに負けたポケモンに落書きをするという悪戯をしていた(ただし、喋っているように見えるのは合成音声である)。


  • ミナエのハッサム

ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』第8話に登場。ロケット団の偽ジム・ポワゾジムに挑戦した時に使い、当初は素早い動きでジムリーダーのプリンセス/ポワゾン(ムサシ)が使うグレッグル(後のタケシの手持ち)を圧倒するが、ジムリーダーの弟で審判のプリンス・ポロロ(コジロウ)の判定引き延ばし作戦でグレッグルが復活してしまい逆に倒される。その後ロケット団がジムに預ければ強くするというので預けられ案の定奪われるがサトシ達によって助けられた。


  • ミツゾウのハッサム

『ダイヤモンド&パール』第154話では、エアバトルマスター・ミツゾウの手持ちとして登場。サトシのグライオンを鍛え上げた末、シンジの切札・ドラピオンを倒すという快挙を作るキッカケを作った。


  • グズマのハッサム

ポケットモンスター サン&ムーン』で登場。アローラリーグ1回戦ではイリマメガガルーラを倒すが、サトシとの2回戦ではグソクムシャの「ききかいひ」で強制的に繰出されてしまい、攻撃をかわせず瞬殺されてしまう。


ロケット団最高幹部・仮面のビシャスの手持ちで登場。

サトシのベイリーフ相手に「かげぶんしん」で惑わそうとしたが、サトシの指示でハッサムの動きを見切ったベイリーフの攻撃で倒されて岩に縛り付けられる。その後ビシャスから開放された後は森の中に消えた。


コーダイのボディーガード・グーンのポケモンとして2匹登場。2010年6 - 7月の間、ニンテンドーWi-Fiコネクションにて配信していた。


冒頭でガンピのポケモンとして登場し、メガシンカしている。


その他

『ポケットモンスター(第7シリーズ)』の第33話で、コロミの図鑑にハッサムが登録しているため、手持ちにしている可能性がある。

AG101話・101話
XY60話・112話・119話
特別編最強メガシンカAct1(メガ、冒頭のみ)・Act4
劇場版みんなの物語

ポケットモンスター(第8シリーズ)編集

  • 第48話

ボウルタウンで行われる芸術祭の手伝いで布を裁断するモブで登場。


漫画版編集

ポケットモンスターSPECIAL編集

【企画】「その役目、俺が引き受ける!」【アニメポケスペ】グリーンさんと幼馴染さん

  • グリーンのハッサム
    • 性別:♂️ 特性:むしのしらせ
    • 性格:素直 個性:昼寝を良くする

第1章からの手持ちで、シジマの下で修行していた頃には既に共にいた幼馴染みポケモン。第3章に登場した時にはハッサムに進化していた。

火球や形なき敵を切り裂けるほどキレが鋭く、5章でナナシマ行のシーギャロップの船上で姿を消したデオキシスに対して気配のみを感じ取って攻撃を繰出している。本来ハッサムへ進化するとすばやさは落ちるはずであるが、グリーンのハッサムは進化前と変わっておらず、第5章でカイリキーを掴んで飛んでいる。

12章ではフレア団にのよる最終兵器起動の影響で宿命のライバルとして毎度戦い続けていたストライクが生体エネルギーを奪われてしまい力を持て余していたエックスのルット(カイロス)と手合わせして闘争本能を落ち着かせている。


12章ではコンコンブルの元で修行を積んだ兄弟弟子・オーのポケモンで登場。メガシンカが可能。


関連イラスト編集

ハッサムハッサム

ハッサムハッサム!

ポケカイラコン2022応募作品ハッサムのおしごと


関連タグ編集

ポケットモンスター ポケモン

ポケットモンスター 金・銀・クリスタルバージョン

ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー

ポケモン一覧 虫ポケモン

むしタイプ はがねタイプ

ハッサム(ポケモン)

ストライク バサギリ


0211.ハリーセン(ヒスイのすがた)→0212.ハッサム(メガハッサム)→0213.ツボツボ


同複合タイプ編集


関連ポケモン等編集



  • その他
    • シザース:ハッサムの原型になった没ポケモン
    • 香川愛生:日本の女流将棋棋士。ハッサム推しを公言し、自身がプレイする全パーティでエース起用している。

外部リンク編集

ハッサムとは - ニコニコ大百科

ハッサム - ポケモンWiki

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