解説
収縮機能により運動を司る動物特有の器官。
筋肉(すじにく)ではない。
分類
現代医学において皮膚と骨の間で活動する細胞組織を肉と定義する。
筋肉は細長い筋状の肉(筋線維)の集合体であり、収縮することによって、その力を発生させる。
その組織学的性状から骨格筋(横紋筋)、心筋(心臓の筋肉)、平滑筋(胃腸など臓器を作る筋肉)の2種類、あるいは自分の意志でコントロールできる随意筋、自分の意志で動かせない不随意筋の2種類、または赤色筋(遅筋)、白色筋(速筋)の2種類に分類される。
これらはまず随意筋が骨格筋、不随意筋が心筋、平滑筋のことになる。
次に骨格筋は含まれるミオグロビンの違いにより、姿勢を保つ、物を持ち上げるなどに適した赤色筋、素早い動きに適した白色筋に別けられる。
さらに作用による分類には、協力筋、拮抗筋、括約筋、張筋、伸筋、屈筋などの呼び名がある。
加えて大胸筋、上腕二頭筋など、筋肉の着いている部位にも呼び名が着けられている。
なお筋肉の両端、細くなっている部分を腱と呼ぶ。
働き
筋肉の主な活動は収縮、つまり細胞の長さを変えることで運動することである。
原生動物・中生動物・海綿動物を除く、ほぼ全ての動物が筋肉を持ち、植物と動物の大きな違いの一つに挙げられる。筋肉は脳・中枢神経・自律神経から神経を通した命令(神経の興奮)によって収縮する。これを神経支配と呼ぶ。
筋肉を動かすには神経が発達している必要があり、このため筋肉を動かすことができる動物を原始的な動物に対し、高等動物という呼び方をする場合がある。
ただし、高等動物以外でも繊毛運動などによって身体を運動させることができる。
筋肉が収縮すると太くなる。この現象を力こぶと言う。
筋肉は断面積が大きくなる、つまり太くなればなるほど大きな運動エネルギーを創出することができる。それでも筋肉に送られるエネルギーの大半は、運動エネルギーではなく熱に変わってしまう。運動すると体温が上昇するのも、このためである。しかし、この性質を利用し、恒温動物は体温を筋肉で調節している。筋肉は汗の量、発熱を司ることもでき、筋肉の量が増加することで体温調節も上手く行えるようになる。
従って「筋肉は暑苦しい」というのは視覚的要素であって、実際は筋肉が多ければ快適に過ごせるのである。
しかしながら筋肉が多い方が体調を整え易いといっても筋疲労など、スタミナとは別問題である。
筋疲労は血液中の乳酸、二酸化炭素が増え、筋肉が酸化すると起こると考えられている。あるいは神経のメカニズムにも関係があると見られているが、どんなに筋肉を鍛えてもスタミナはあがらない。持久力トレーニングは筋肉トレーニングとは別課題と言える。
俗にボディビルダーが疲れ易いだけの筋肉の塊と揶揄されることがあるが、これは美しい肉体を作るための運動に特化しているためで、他の競技には最適ではないためである。逆を言えば、ボディビルダーでも他の運動の訓練を受ければそれなりに活躍することは可能で、プロレスや重量挙げなどで成功した人も少なくない。
鍛え抜かれた肉体は、それだけで美しい。
筋肉に定評のある漢
実在の人物
架空の人物
- 北斗の拳のキャラクター全般
- サンクタス戦記の男性キャラクター
- 範馬勇次郎
- 花山薫
- ジャック・ハンマー
- ビスケット・オリバ
- ピクル
- リチャード・フィルス
- ドリアン
- 範馬勇一郎
- ビスケット=クルーガー
- 渺茫
- 孫悟空
- ベジータ
- ベジット
- ゴジータ
- ブロリー
- ケール
- 超トランクス
- ジレン
- ゴンさん
- 東堂葵
- 戸愚呂弟
- マスキュラー
- 至郎田正影
- ジョナサン・ジョースター
- 昭弘・アルトランド
- 万丈龍我
- キン肉スグル
- ギア4ルフィ
- カイドウ
- バイオレンスジャック
- バトー
- シモン・ベルモンド
- クラーク・スティル
- マイク・ハガー
- ザンギエフ
- ポチョムキン
- アンクルホーン
- 超合金クロビカリ
- ぷりぷりプリズナー
- 伊集院隼人
- アレックス・ルイ・アームストロング
- キントレスキー
- マッスルパワー
- 泉田塔一郎
- 井ノ原真人
- 郷田武蔵
- 高田厚志
- ウルトラマンタイタス
- マッシュ・バーンデッド
筋肉の関連作品
筋肉部位タグ
関連タグ
人体 肉 力持ち 力こぶ 筋トレ ビルドアップ トレーニング 筋肉痛
ボディビル ボディビルダー 女戦士 蹴られたくない剛脚 漢女 女子力(物理) 東方筋肉娘
状態・形容詞タグ
マッチョ 細マッチョ マッシヴ ムキムキ(筋肉ムキムキ、ムキムキマッチョ) 筋骨隆々/筋肉隆々 肉体美
派生タグ
筋肉娘(筋肉女) 筋ショタ 女装筋ショタ 筋肉バカ 筋肉デブ 筋肉フェチ