『カモン!』
ヒロユキ「力の賢者、タイタス!」
ヒロユキ「バディィィィ…ゴー!!」
『ウルトラマンタイタス!』
「フンッ!!」
「賢者の拳は、すべてを砕く!」
データ
身長 | 55m |
---|---|
体重 | 5万t |
年齢 | 9000歳 |
飛行速度 | マッハ7 |
走行速度 | マッハ1.5 |
水中速度 | 130ノット |
地中速度 | マッハ0.7 |
ジャンプ力 | 500m |
腕力 | 15万t |
握力 | 9万6000t |
出身地 | U40 |
CV | 日野聡 |
スーツアクター | 桑原義樹 |
デザイン | 後藤正行 |
概要
トライスクワッドの一員で、タイガ、フーマ同様、主人公の工藤ヒロユキがタイタスキーホルダーを使用して変身する。
ウルトラマンジョーニアスの故郷・惑星U40出身で、『力の賢者』の二つ名を持つ。
ウルトラマントレギアに敗れた際に光の粒子となって宇宙をさまよっていたが、地球近海で事故死した女性宇宙飛行士・九条ナナの魂と出会い、彼女の「夫のレントの復讐を止めたい」という願いを叶えるべく地球に降り立ち、トライスクワッドへ約12年ぶりの再合流を果たした。
飛行する際は両腕を後ろに向けた姿勢を取る。スーツの肩自体はきちんと上がるようなので、スーツの可動の関係ではなく、恐らく純粋なキャラ付けの一部だろう。
人物像
賢者の名の通り健全な精神の持ち主で、冷静沈着で相手の挑発にも動じない、礼儀正しい紳士的な人物である。
タイガやフーマと気さくに語り合ったり、ナナの願いを聞き入れる優しい一面も見せている。
また、タイガとフーマが出会ったばかりの頃は、なにかと意地を張り合う二人の間に入ることが多かったようで、チームのまとめ役・良心的存在でもあるようだ。
9000歳とトライスクワッド内では最年長であり、他2人とはかなり年齢に差がある。これはM78星雲人基準だと放送当時の80やマックスよりも年上(80当時の雑誌だと8000歳は人間の年齢に直すと新社会人程度の年齢なのでそれより少し上)ということになる。それ故かフーマからは「旦那」と呼ばれている。『ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突』でもジードとはタメ口で接していた。
一人称は「私」。二人称は基本「君」だが、悪者相手には「貴様」と呼ぶ。女性には「お嬢さん」という呼び方を使うこともある。
地球のことわざに詳しいなど博学でもある。ジョーニアスのことを尊敬している故、彼が守った地球にも興味を持ち色々調べていたとのこと。他の時空のウルトラ戦士についても詳しく、ボイスドラマ第8回ではウルトラマンガイアやウルトラマンナイスについての蘊蓄を語ろうとしていた。一方でタイガのウルトラマン80の話の際の反応を見る限り、80の事は知らなかった模様。エースについても詳しくはなかったようなので、(ナイスやレオ兄弟のことを考慮すると)M78星雲・光の国出身のウルトラ戦士の知識は出身者のタイガよりも少ないというべきか?
新世代ヒーローズの先輩達の人間態についても把握しており劇場版でヒロユキが対面した際に教えている。
ただ、彼が蘊蓄や自分語りを披露するときは話が長くなることが多いらしく、「前回もほら、U40の話をたっぷり聞かされて~」とタイガが愚痴混じりに止めようとしたら「ん?聞かされて?」と軽く威圧したり、必死に止めようとしても話そうとするタイタスに対し「言いたいだけだろ!」とタイガが反論するも「なんだと?」と更に露骨にプレッシャー(タイガ曰く怪獣と戦う時以上)をかけてくるなど、強引に押し切ってしまうことが多々あるようだ。
ジョーニアスの事を尊敬する先人として度々名を出したり、U40について熱く語るなど自身の育った星にはかなり愛着がある。
ボイスドラマにてU40やジョーニアスがマイナーであることをネタにされた際には、「誰もが知ってるウルトラの戦士だろう!」「宇宙の果てまで運び去るぞ!」(両方ともザ☆ウルトラマンの主題歌の歌詞(後述は2番の歌詞)が元ネタ)と発言した他、本編第6話にて「ダサい星(スターシンボル)付けちゃって!」といちゃもんをつけたガピヤ星人アベルに対し、「U40の勲章を馬鹿にする奴は許さんぞ!」と怒りを露わにした。
なお、自分の肉体には相応の自信があるのか、時々ボディービルディングのポージングをする癖がある。本編以前の第0話でタイガの脳裏に一瞬その姿が過ぎった時や、地球での初陣となった第3話でも律儀にもポーズを決めているという拘りっぷりである。
- 第6話では第3話以上にやたら拘ったカメラワークでわざわざ「タ!イ!タス!」と名乗りに合わせて筋肉アピールをし、ピリカが「キレてるよ~!」と声援を飛ばしていた。
- 第11話のパゴス戦では「マッスル!マッスル!スーパーマッスル!」と言いながら殴り飛ばしたり、足で相手の首を挟みながらプロレスラーのごとくポーズを決めたりしていた。
- 第20話では「たとえ天が許しても、私のウルトラマッスルが許さんぞ!」と告げながら筋肉アピールをした。しかもこの時は、戦闘の様子をトレーニングジムの中から映すカットまである。
ちなみにこれらのポージングはただの筋肉アピールをしているわけではなく、自身の身体能力を一時的に上昇させるというちゃんとした理由がある(ポケモンでいうビルドアップ、もしくはポージングしながら敵の攻撃を受け止める描写が多いためキン肉マンの肉のカーテンのようなものかもしれない)。
ただし第5話では勝利ポーズがボディービルのポージングだったりしたため、純粋にポージングをしたい部分もある模様。
第19話ではポージングしながら左奥歯(と思われる部分)を光らせていた。
ピリカは自身の推しトラマンに彼を挙げており、本編第13話ではノリノリでマッスルポーズを真似しながらプレゼンをしたほど。タイタス自身も嬉しかったらしく「私の筋肉の価値が分かるとは聡明なお嬢さんだ」と感想を述べている。
ピリカ自身、第5話や第6話などで何かとタイタスと繋がりがある。
トレーニングを欠かさない主義らしく、ボイスドラマや本編第8話では身体が鈍っているのを気にしてトレーニングしながらタイガ、ヒロユキと会話していた(彼の言ったスクワット5万回はさすがのタイガも躊躇する回数だった様子で、ボイスドラマ第6回では腹筋3万回というワードも出てきている)。アベルに対して「鍛え方がなってないな、私が適切なトレーニング方法を教えようか」と言ったり(実際お互いの必殺パンチがかち合った時はタイタスが圧勝した)、たとえ話の最中でも「規則正しいルーティーンこそ正しい筋肉を育てるんだぞ」と力説しトレーニングを優先することから、タイガからは「筋肉バカ」呼ばわりされてしまっている。その後も話の途中でトレーニングを開始して話の腰を折ってしまうことも少なくない。
筋肉のこととなるとどうしても熱が入ってしまうようで、ボイスドラマ第12回でフーマに「すぐに筋肉の話題に持っていくのは旦那の悪い癖」と窘められ、申し訳なさそうに謝っている。
また、ボイスドラマ第4回では、タイガスパークを「マッ〇ルスパーク」に改名しようとしてタイガに全力で止められたり、ボイスドラマ第8回では、タイガのみ新たな姿を得たことに対しフーマと一緒になって露骨に拗ねたり、強化についてやウルトラマンの話を次の機会にと有耶無耶にされそうになった時には「地球が公転周期で何回周った時だ!?」と突っかかっている。ボイスドラマ第16回に至っては、2度目の強化形態が自分達の合体形態であるにもかかわらずタイガ要素が強い見た目の上に、以前「次の機会に」とタイガが言葉を濁していたこともあって、彼としてはどうにも納得し難い部分があったようだ(本人曰く、こういう約束事ははっきりしておかないと気持ちが悪いとのこと)。本来の目的が「タイガの救出」ということもあり、特に気にしていなかったフーマはタイガ共々引いていた(タイガ曰く、「この時間帯(ボイスドラマ)のタイタスはちょっと面倒臭い」らしい)なお、タイガとフーマにおだてられると機嫌が良くなり、タイガが「次の機会があればタイタスに譲る」と口を滑らせたときには強烈なプレッシャーをかけて確約を取り、その後は上機嫌で自身の新形態の名前を考えていた(その際に「ストロングマッスル」や「バルクチョモランマ」といった、やたらとアクの強い名前を挙げている)。このように、ボイスドラマでは本編とはまた違った茶目っ気を見せている。なお、本編終了後に3度目の強化形態を獲得こそしたが、やはりタイガがメインの合体形態となっており、その後数年が経過したがフーマと共に個人の強化形態を会得するには至っていない。
ライブステージではウルティメイトフォースゼロと宝探しも兼ねた力試しの流れになった際に後先構わず進むグレンファイヤーに慎重に行くべきだと嗜めるもグレンに半ば煽られるような形で自分の筋肉を馬鹿にされた時には手塩にかけた可愛い筋肉達を馬鹿にするとは!子供みたいに激昂している。
ボイスドラマでは本編と違い割と根に持つタイプとも言える描写がされているが、生真面目な性格且つ過去の彼が割りかし悲観的かつ内向的な性格であったことを考えると、上述の描写はそこまで不思議ではなかったりする。
また、意外にも恋愛には疎く、無自覚にフラグを建設して、そのフラグをへし折ってしまう事もある。
容姿
鍛え抜かれた筋肉隆々の体付きで、他の戦闘フォームを持たない時点からこの体格を持つウルトラ戦士は珍しい(ガピヤ星人アベルからは「ゴリマッチョ」呼ばわりされていた)。
ウルトラタイガアクセサリーで必殺技を発動する際にその戦士の幻影が重なるのはタイガ、フーマと同様だが、タイタスの場合その体格のせいで明らかにタイタスの体がはみ出ていた。
ジョーニアス同様カラータイマーがスターシンボルと、額のアストロスポットがビームフラッシャーと同じ星型になっているが、色が異なり青になっている(恐らくグリーンバック撮影の都合もあると思われる)ほか、カラータイマーのエネルギー消耗時は黄色を経由せずに直接赤色に点滅する。ただし、トライスクワッド結成直後のボイスドラマ特別編では黄色を経由しており、ジョーニアスと同じ効果音も鳴っている。
一方で、首からの下の模様と色がウルトラマンベリアルやダークザギのような黒と赤のカラーリングとなっているという珍しい特徴も持つ(色や体型と相まって外見の印象はパワーストロングに近い)。
また、顔立ちに関しても、細めで黄色の瞳と筋の通った鼻といったU40の戦士に共通の特徴が一切なく、寧ろオーブ、ロッソ、ブル等の惑星O-50出身の戦士たちと非常に近い容姿をしている。尤も、あまり知られていないがU40の一般戦士の中には、鼻梁が存在せず初代ウルトラマン風の卵型の目を持つ者たちがそこそこ確認できるため、タイタスもそうした戦士たちの系統ならばそこまで違和感はなかったりするが。
ウルトラ戦士にはそれぞれ特徴的な足跡が存在するが、彼にも流星のような独特な模様の足跡がある(本編第3話や第5話で確認できる)。
いずれにしても、従来のU40戦士とはだいぶかけ離れた姿をしており、タイガもそのことを不思議に思っていたが、その理由は後述のタイタスの過去にて明らかとなる。
なお、U40の出身であるため彼にも本来の姿である人間態が存在するが、本編には登場しなかった。ボイスドラマにて変身時と同じく逞しい筋肉を持っていること、そしてU40戦士の変身時の肉体は人間態の肉体に由来することが語られている。そういえば同じくムキムキな先輩ジョーニアスも人間態から既にマッチョだったな…
上記の通り、U40としての特徴を強く引き継いでいる要素はスターシンボルのみである。また、マッチョ体型のため銀色が多いとぼやけた印象になってしまうことから、黒を多くして引き締めている。なお、デザインの時点では後述の彼の出生の設定はまだ存在していなかったらしい。
ウルトラ戦士としては非常に珍しい頭部の形状は、アメリカの警察帽子をイメージしたという。「秩序を重んじる」存在であることから警察、星のイメージからアメリカを連想したためだろうか。
このためか、彼の活躍シーンではアメリカを意識したようなミニチュアが登場することが多い。ついでにいうと、偶然にも演者の日野氏もアメリカ生まれで5歳まで現地で暮らしていた。
変身バンク
ぐんぐんカットは二回のポージング後セブンタイプの戦士のように胸を張って両腕を大きく振り上げ力こぶを作るものとなっている。パッと見の印象はアグルに近いが、むしろボディビルのダブルバイセップスそのものといえる。またその背景はジョーニアスの変身シーンを意識したエフェクトとなっている。
能力
見た目で分かる通りのパワーファイターで、パンチやラリアット、頭突きなど鍛えられた肉体を駆使した格闘戦を得意とする。
タイプチェンジ形態で言えばウルトラマンティガのパワータイプやウルトラマンダイナのストロングタイプ等に相当する…のだが、腕力はあのオーブ・サンダーブレスターと同等、握力では上回っている。下手な中間タイプと同等以上の剛力とは一体…
実際、素手で自分より巨大な人工衛星を粉々に消し飛ばし、パンチ1発でギャラクトロンMK2のギャラクトロンベイルを粉砕しただけでなく、そのままギャラクトロンMK2そのものをはるか遠くまで吹っ飛ばすなど、単純な格闘攻撃だけで相当な破壊力を発揮する。
まともに当たればトレギアでも結構痛いようで、グルーブやジード ウルティメイトファイナルの攻撃を食らったときほどではないが、殴られる度に呻き声をあげており、トライスクワッド3名を相手にした中で唯一、まともな必殺技を食らう前に撤退している。
ニセウルトラマンベリアルとのラッシュ対決でも、技量差で敗北したものの、同じく筋肉質のニセベリアル相手でもパワー自体は互角に渡り合っていた。
また第19話では仰向けに倒れた状態で、両手を地面に叩きつけた勢いを利用して瞬時に起き上がる芸当を披露している。
防御力も高く、セグメゲルの牙をまともに突き立てられてもビクともせず、アベルの銃撃も「鍛え上げた筋肉は銃弾にも勝る事を見せてやる!」と豪語したうえでボディビルのポーズを取りながら本当に全部弾いていた(最後の銃弾に至っては大腎筋で弾いており、あまりの強度にアベルも「何よそれ!」と戸惑う程)。
更にはベムラーの熱線を真っ正面から食らっても怯むどころか微動だにせず、そのまま突撃した。
身一つで攻撃を弾いたこと自体は、初代ウルトラマンが胸で電撃や光線を防いだ事があるのを踏まえれば、それほどおかしな事でもないが。
最年長という事や、スペック上はトライスクワッド最低であるスピードで困る場面が現状見当たらないという点もあってか、3人の中では戦績も非常に安定しており、過去に歴代ウルトラマンを苦しめた強敵の同族に対してもほぼ圧倒している。そもそも単純なパワーならタイガの強化形態であるフォトンアースよりも高い。
流石に話が進むにつれて苦戦シーンも目立ってきているが、真っ向からの肉弾戦で苦戦と言える描写はほとんどなく、第1話冒頭のトレギア戦以外での明確な実力負けによる苦戦は、
- 高い格闘力に加え筋肉との相性が最悪と言える電気を操るゴロサンダー
- あのベリアルとほぼ同等の力を持つニセウルトラマンベリアル
くらいである。
それ以外で苦戦した相手はと言えば、
- 返り血までもが毒液だとは知らずに尻尾を切断し大量に毒を浴びたセグメゲル
- それまで使っていなかったドリルビームの一発目を脚に受けるという実質的に不意打ちに近い攻撃をしてきたパゴス
- 若干善戦したとはいえ重量級の攻撃にたまらず地中に潜って不意打ちを浴びせる戦法にシフトしたアリブンタ
といった程度で、いずれも接近戦ではタイタスがほぼ圧倒していた。
トレギアやセグメゲルに対し再戦・回復後に改めて対峙した時には油断せずに善戦できている。
また、「力の賢者」の二つ名にふさわしく機転も効き、不意打ちに切り替えたアリブンタに対してはウルトラマッスルで地面に聞き耳を立てて位置を特定し反撃している。
一応タイガたちの名誉のために述べると、タイタスはナイトファング、ギマイラといった要所の強敵とは交戦しておらず、特にナイトファングに関しては「ナイトファングに眠る地球の力とウルトラマンの力が一体になれば我々に勝機がある(=素だと勝ち目がない)」とアドバイスしている。
彼の戦闘スタイルを考慮すると、物理的防御が意味をなさない攻撃や搦手・不意打ちなど、真っ向から力押しで挑んでこない相手の攻撃は不得手としているのではないだろうか。
また、肉弾戦主体の戦闘スタイルのためか、タイガ、フーマのように空中戦に持ち込んだり、必殺技以外のけん制として光線を使ったりしない(設定上は幾つか習得している)。前者についてはタイガと比べて飛行速度やジャンプ力で劣っているため、不得手なのかもしれない。それでも基本タイプとしてはかなりの速さを持つタイガと比べたらという話で、スピード自体は近年の基本タイプ並にはあるというのもまた恐ろしいのだが。
必殺技
光線技
- プラニウムバスター
ジョーニアスのプラニウム光線(Aタイプ)に似た緑色のエネルギー光球を形成し、右手のパンチで打ち出す必殺技。
光球を生成して同時にパンチを叩き込む。
ボイスドラマ第7回でタイタスが使用した光波熱線がこの技を指すのかは不明。
本編に先駆けて『ウルトラマンフュージョンファイト!』で公開されたが、結局OP映像を除いて本編中には一度も披露されなかった。
『UGF・大いなる陰謀』にてようやく映像作品で初披露された。このときは、筋肉ポーズに見せかけた下ガードから間髪入れずゼロ距離でバスターを放つという芸当を見せた。
ウルトラタイガアクセサリーで発動する光線技も同じ構えで発射する。
- レッキングバスター
ジードレットで発動する技。
ボディビルのポージングをしながら光球を生成し、紫のエネルギーを付加した光球を打ち出す。公式ツイッター曰く「闇のエネルギーが混ざる事で破壊力が増す」との事。
第3話で使用し、ギャラクトロンMK2を木っ端微塵にした。
なお、この時はあの人気アニメのヒーローに似たポーズをとりながら「ジードレットを使いなさい!」とヒロユキに指示するという中々インパクトの強いシーンとなっていた。この時のインパクトからかイベントや客演でもこのポーズを披露することがある。
- エレクトロバスター
エックスレットで発動する技。
同じくボディビルのポーズをしながら光球を生成し、腕をXの字に組んで緑の稲妻状のエネルギーを付加した光球をクロスチョップで打ち出す。
第5話で使用し、セグメゲルを倒した。
スパークドールズ化の効果がない純粋な攻撃技ゆえか「ザナディウムバスター」ではない。
また、元になったザナディウム光線のように、ヒロユキとタイタスが同時に技名を叫ぶ事がある(タイタスのみの場合もある)。
本人も純粋に火力が高いためか、この技の使用率が非常に高い。
彼に力を授けたのはジードとエックス。一見すると関連が薄い組み合わせに見えるが、いずれとも後にとんでもない点で共通点があった事が明らかに…
- アストロビーム
額のアストロスポットから放つビーム技で、ジョーニアスも同じ技を使う。
初使用時は『星の一閃、アストロビーム!』という掛け声を口にした。
一方、光線の色が黄色である点や、一直線のビームに星型のエフェクトが連続している点がジョーニアス のものとは異なる。
- ロッキングフレア
劇中未使用。右腕から大量のエネルギー波を一気に放出する光線技。ジョーニアスも"ロッキングスパーク"という似た名前の技を使う。
格闘技
- ワイズマンズフィスト
全身の筋肉から生み出されるパワーを拳に込めて放つパンチ技。その名の通り、まさに"賢者の拳"。
第16話では闇に堕ちたタイガが放つ、闇の力が合わさったスワローバレットを相殺するという凄まじさを見せた。
- タイタスフルパワー
手刀にエネルギーを集めて、一撃で敵の体の部位を切断する技。
第5話で使用し、セグメゲルの尾を切断した。
- タイタスボンバー
自信の体を弾丸に見立てて、敵に突進して強烈な体当たりを敵に決める技。
- ワイズマンズハッスル
鍛え上げた筋肉の壁による防御技。
アベルの放つ弾丸を次々に弾いていった。
- マッスル・スープレックス
敵を抱え上げて、脳天から落とす投げ技。
- マッスル・スラム
敵を怪力で持ち上げ、猛烈な勢いで地面に叩き落とす投げ技。
- マッスル・フライングアタック
地面に叩きつけた敵に飛びかかり、強烈なダイビングボディプレスを放つ技。
- マッスルイヤー
地下に潜む敵の振動を筋肉で感知する技(?)。
- タイタスプラネットハンマー
右腕に赤い電撃のプラスエネルギー、左腕に青い電撃のマイナスエネルギーを宿し、近くの送電線からも電気を受け取って、両腕を組んで黄色い電撃を発生させ、そのまま3色の電撃を纏ったダブル・スレッジ・ハンマーを叩き込む技。
元々は「ウルトラマンフェスティバル」のコンテストで、『テレビマガジン』の読者が考案した技。
- ワイズマンズラッシュ
目にも止まらぬ速さでパンチを連打する技。
第23話で使用し、ニセウルトラマンベリアルとラッシュ対決をした。
力の賢者
放送前から歴代ウルトラマンでも屈指の肉体や『力の賢者』という中々インパクトのある二つ名が話題になっていたのだが、第1話冒頭のトレギアとの戦いで「賢者の拳を受けてみよ!」というパワーワードを発したため(しかも打撃音がかなり重い)、本格的な出番が来る前からかなりの個性を発揮する事となった。
一応、現実でも古代ギリシアなどでは哲学者などのインテリが肉体派だったり、政治家がリンカーン大統領やアントニオ猪木のようにレスラーだったりしたり例はある。
また、先輩であるジョーニアスが数倍以上もの対格差のある相手に戦いを挑み、勝利を収めたことが多々あり、ヒューマノイド状態でもだいぶマッチョという事実も踏まえると、U40の戦士は元から肉体派のパワーファイターだった……のかもしれない。
ボイスドラマでは「訓練で人より堅牢な肉体になった」と述べている。
第1話の時点では罠でギンガたち7人を一蹴したトレギア相手に「最強チームワークを見せるチャンスだ!」と意気込むタイガに完全に同調し、タロウの制止を3人揃って無視した結果トレギアに撃破されてしまうなど、賢者という割には「脳筋」な印象を視聴者に与えていた。
しかし、本格的な出番となった第3話以降やボイスドラマにおける、ポージングを始めとした肉体を誇示する描写、「賢者の拳はすべてを砕く!」という決め台詞、そして賢者の名に恥じぬ理知的な立ち振る舞いから、彼が決してただの脳筋ではなく、「力の賢者」という称号に相応しい人物だったと視聴者に知らしめた。
なお、やたら「賢者の拳」を強調していたためトレギアからは「見せてみなよ、賢者の拳とやらを」「全てを砕くんじゃなかったのか?」と挑発されたが、賢者らしく冷静に「その挑発、敢えて乗ろう」と返している(第1話でトレギアに返り討ちにされたことへの反省もあるのかもしれない)。
ただ、その一方でギャグ展開になると率先してボケたり、上記の通り戦闘中に「マッスル!マッスル!スーパーマッスル!!」と言い出したり、フーマの話が聞きたくて筋肉をピクピクさせるなど賢者らしからぬお茶目な場面も多く、タイガの言う通り「筋肉バカ」でもあると認識されつつある。
また本編第19話ではゴロサンダー相手に「策がある、私がいこう」と知的な部分を見せた……と思いきや、その策が「雷には雷」とエレクトロバスターによるごり押し(しかも押し負けた)という、策というにはあまりにも脳筋すぎるものだった。
続く第20話では地中に潜ったアリブンタの位置を突き止めようと地面に耳を傾けたが、なぜか「感じろ…感じるんだ、私のウルトラマッスル!」とつぶやいていた。このため音を聞いたのではなく、筋肉で振動を感じたのではと感じた視聴者もいた。
第23話ではニセベリアルとラッシュ対決の際に、元ネタを意識してか「ウルトラァァァァァァァァ!!」という雄たけびをあげながらラッシュを行っている(対するベリアルは「ベリベリベリベリ」)。
それでも、第8話ではナイトファングへの対策を提案したり、惑星すらも喰らう怪獣の知識をヒロユキ達に教授するなど、自身の知識の幅を生かし参謀に近い役割を担うこともある。
タイタスの過去(※ボイスドラマのネタバレあり)
- 『ザ★ウルトラマンタイタス』(ボイスドラマ第5〜7回)
タイタスは厳密にはU40出身ではない。彼の両親はU40と源流を同じくしながらも、思想の違いから母星を追放された反逆者・ヘラー軍団に属していた元ウルトラ人であった。
その姿が他のU40出身のウルトラ戦士と異なることや、U40において巨大化能力を有する戦士はジョーニアスを含む8人の勇者のみ(しかもその8人は『ザ☆』作中で全員姿を見せている)であるために生じていた矛盾については、出自の違いに由来するイレギュラーな戦士であったから、ということになる。彼の黒いボディーカラーも、自身がヘラー派ウルトラ人の血を引いている動かぬ証拠である。
このためか、ボイスドラマ第5~7回のサブタイトルも『ザ★ウルトラマンタイタス』と『ザ☆ウルトラマン』とは対照的に黒星となっている。
他のU40人と同様人間態も存在し、ボイスドラマの挿絵から、髪は金髪で同じく筋トレに勤しんでいた友人のマティアと比較しても、大柄かつ筋骨隆々な肉体な持ち主であったことが分かる(腕だけの比較でもマティアの倍近く太く、同じくマッチョ寄りのジョーニアスなどと比べても歴然の差がありU40内でも屈指のものであることが窺える)。
両親の詳細は明かされていないが、ヘラー軍団に所属したものの良心の呵責により「子どもが自分達と同じく覇道を歩む必要はない」と判断した彼の両親が、カプセルを使って赤子のタイタスをU40に送り届けた。保護された彼はU40高官にしてウルトラ艦隊司令ザミアスの養子として引き取られ、彼の息子のマティアとは兄弟同然に育った(筋トレに打ち込んだのは彼の影響によるもの)。表向きにはU40生まれとされているも、タイタスやマティアは出自の秘密を知っているため、過去にザミアスが彼の出生の秘密について打ち明けていたものと思われる。
U40戦士団に所属し、ヘラー軍団のU40侵攻の際はレジスタンスとしても活動していた(よって、トライスクワッドの中でも戦闘経験豊富なベテランということになる)。戦士団に所属していながら反逆者の血を受け継ぐ自身に強い罪悪感を抱いており、それ故に親と戦う事になるかもしれない事に苦悶し、出自を嫌が応にも思い知らされるウルトラヒューマノイドへの変身を躊躇っていた(レジスタンス活動中でも変身していなかったため、一度も変身せずに戦いを生き延びていたという事になる)。その中で自己否定に陥ってしまうこともあり、「力の賢者」となる以前の彼は、自分という存在、そして自分が戦うことの意味を見出せずに苦悩する若者であったことが窺える。
ヘラー軍との戦いが激しさを増す中、レジスタンス部隊の一員として、パルナスオス山に位置するヘラー軍基地への突入作戦に参加。しかし、突入作戦における合成獣キシアダーとの戦いでレジスタンス部隊は壊滅状態に陥り、マティアも変身を躊躇して危機に陥ったタイタスを庇って戦死してしまう。自分を護ってくれた友人の死に慟哭するタイタスだったが、今際の際にマティアが語った「戦う理由とは何かを守ること」「お前の心はお前だけのものだ」という言葉を受け、ついにウルトラヒューマノイドへの変身を果たす。
「マティアは言った…『私の心は、私だけのものだ』…そんな簡単なことを気付かせるために…。ならば私は…全力で行くだけだ!!!」
「受けてみろ!!友から託された拳を!!!」
生まれて初めて全力を出した事で、自身も自覚していなかった巨大化能力を発現したタイタスは、その力をもってキシアダーをヘラー軍基地ごと粉砕し勝利する。ただし、体力の消耗が相当激しかったらしく、力を使い果たして気を失ってしまう(つまりタイタスは不完全ながらもビームフラッシャーの補助なしで巨大化が可能であり、当時未確認だった勇者ではない9人目の巨大化能力者だった可能性が高い)。
目を覚ました頃には既にヘラー軍との戦いは終結し、ジョーニアスと科学警備隊がヘラー軍撃退の功労者として讃えられている最中であった。そしてその姿を見て自身も「ウルトラマン」と呼ばれるような存在になりたいという思いを胸に、タイタスは前に進み始めるのだった。
こうした背景もあり、タイタスにとっての過去は苦い経験ではあるが、現在の自分自身のためには必要不可欠な出来事であったため、コンプレックスとしては捉えていないらしく、タイガやフーマにも気兼ねなく自身の過去について語っている。親の立場で悩んでいたという意味では、タイガとある種の共通点があるとも言えるか。
雑誌『宇宙船』Vol.165では『若くして大賢者よりスターシンボルを授かった』とされており、この話でのボイスドラマの挿絵ではスターシンボルがないタイタスの挿絵が使われている。
- 『黄金惑星の激闘』(ボイスドラマ第17〜19回)
スターシンボルを授与され賢者の一員となったタイタスは、後に使節団の指揮を任されるほど信頼される様になった事が確認され、その後の彼の動向が語られている。
彼は使節団としてU40と国交を結ぶ惑星ジーに赴き、王都アルダハにて若き国王・アウサル13世に謁見する。U40ではアウサル13世統治後の惑星ジーが軍備拡張路線を進めていることを危険視しており、タイタスもその旨を王に伝えたが、彼の挑発に声を荒げて反論するなど若さ故の未熟さが出てしまい、「腹芸は苦手かな?政治には向いていないな」と軽くあしらわれてしまう。
その夜、気晴らしも兼ねてアルダハの街を散策していたタイタスだったが、その道中で王家の息女ネフティと遭遇する。彼女は突然タイタスの胸に飛び込み、「兄を…アウサル13世を殺してください…」と嘆願した。
ネフティによるとアウサル13世はタイタスの懸念通り、武力による大宇宙の進出を目論んでおり、その標的の中にはU40も含まれているとの事であった。
平和を愛する惑星ジーの王がそのような野望を抱いていた事実に、タイタスは耳を疑った。更には、アウサル13世は元々野心家ではなく、正義感の強い優しい人物だったという。彼女の話では、兄は成人した後に王家のしきたりに従って、見聞を広めるために一人で旅に出た後、9つ目の惑星に滞在。その後、予定よりもなぜか早く帰還したとの事であるが、それ以降兄は性格が変貌し、さらに彼の帰還から程なくして先代の王が亡くなってしまう。
ネフティから事情を聞いたタイタスは、アウサル13世を止める事を約束するが、アウサル13世を殺さないと誓った。
先の大戦で義理の兄弟であるマティアを失ったタイタスは、大切な人を失う辛さを知っており、そんな経験をネフティにさせたくないと考えての事だった。
その後、一人本船に戻って調べものをし、翌日アウサル13世と1対1の話し合いを持ちかける。タイタスが口にしたアウサル13世の正体に、彼はついに本性をさらけ出す。
アウサル13世が旅先に赴いた9つ目の惑星……それは怪獣惑星として名高い惑星ソーキンであった。アウサル13世は惑星ソーキンに生息していた寄生生命体パライダーに取り憑かれていたのだ。
パライダーはアウサル13世の体から逃げ出し、タイタスはアウサル13世の安否を確認すると逃げたパライダーを追った。
ピラミッド郡の前で、投降を薦めるタイタスの言葉をはね除け、本来の姿を現したパライダーに対し、タイタスはビームフラッシャーを取り出すとウルトラマンタイタスに変身し、パライダーと対峙した。
パライダーに渾身のワイズマンズフィストを振るうが、エネルギー生命体であるため物理攻撃が効かず、ならばとアストロビームを放つが、体を変化させて避けられてしまう。勝ち誇ったパライダーは無数の光弾を放つがタイタスには傷一つ付かなかった。
愕然とするパライダーに、タイタスは「他の生物の体を借りないと、まともな攻撃ができないだろう?」と挑発する。それを聞いたパライダーはピラミッドに取り憑き、タイタスが見上げる程の巨体を持つ岩の巨人の姿となる……それがタイタスの狙いだと気付かずに。
タイタスは事前にパライダーのエネルギー構造を解析しており、それを元に作り出した定着光線をニックス艦長にテレパシーで合図を出してウルトラ大円盤から発射させる。分子構造が固定され、パライダーは岩の体から抜け出す事ができなくなり、こちらの攻撃が通用できるようになった。
そう、タイタスはすべてを読み切った上でパライダーに勝負を挑んだのだ(とはいえ、これで勝てなかったらスターシンボルの剥奪もあり得た、責任重大な作戦である)。
アストロビームによって右腕を破壊され、激昂したパライダーは再度投降を促すタイタスを押し潰そうとする。
だがそこへ、巨大な機械兵が現れ、無数の弾丸やミサイルでパライダーを攻撃する。それは、アウサル13世のためにカスタマイズされた王族専用機・機動王兵ダイラオーだった。自身が乗るために作らせた機械兵によってトドメを刺されるという皮肉を受け、パライダーは倒された。
すべてが終わった後、タイタスは正気に戻ったアウサル13世から感謝の言葉と共に「力の賢者」の称号を授かった。
なお、この一件でタイタスはネフティに想いを寄せられ、呼び捨てで呼ぶ事を希望され、話が終わった後は、タイガたち相手でも敬称を用いずしっかりとネフティと呼び捨てで呼んでいたものの肝心の彼女の想いに、この話を聞いていたタイガとフーマにツッコまれるまで全然気付いていなかった。更にはジョーニアスの妹のアミアにも「タイタスって鈍感なんだから!もう!」と呆れられたらしい。
タイガとフーマは話の途中から、タイタスが力の賢者と呼ばれた経緯よりも、ネフティとの関係の方が気になってしょうがなかったため、まさかの鈍感系主人公属性を持ち合わせていた事に視聴者共々呆れるのであった。
が、しどろもどろになったタイタスに「君達は若いのだからそういう経験が沢山あるのだろう」と言われて、逆に二人は物凄く慌てて誤魔化す羽目になるのだった。
客演
『UGF 大いなる陰謀』
グリムドとの激闘の後では筋力増加に最適な重力バランスを持つ惑星マイジーにてタイガ、フーマと共に鍛練に励んでいたが、突如ウルトラ一族の抹殺に現れた宇宙恐魔人ゼットが率いる人工ゼットン軍団と熾烈な戦いを繰り広げることになる。
ちなみにゼットとはトライスクワッド結成する以前U40にてタイガと共に対決しているのだが、こちらはタルタロスの力で復活したバット星人に作られた別個体である。
ゼットン軍団とは主に重量級であるEXゼットンとゼットン・ファルクスと激突。自前のパワーを駆使して奮戦するも数の違いもあって追い詰められるが、ここで救援に駆けつけたギャラクシーレスキューフォースのアンドロメロスとリブットの助けもあり難を逃れる。
ゼットン・ファルクスと再度対峙しプラニウムバスターを叩き込んで撃破した。
その後光の国にてゾフィーからU40にアブソリュートタルタロスが現れたとの情報を聞き、一度U40に帰還しジョーニアスと対談する。ゼロからの召集指示を受けた為一緒に戦うことを頼まれ、承諾した。
惑星エビルにてゼットン軍団に苦戦するウルトラ戦士達にゼロ率いるウルトラリーグの一員として加勢(その際マッスルポーズを決めていた)。パワーを駆使してゼットン・ファルクスを圧倒しジョーニアスのプラニウム光線と同時にプラニウムバスターを放ちゼットン軍団を撃破した。
タイガとフーマと合流してトライストリウムへと合体してゼットと共に恐魔人ゼットに挑み撃破に成功する。
しかしワームホールから吹き飛ばされたゼロに近づき、ユリアンを再び拉致したタルタロスを追おうとしたが、ベリアルとトレギアの光線により足止めされて逃げられてしまう。
その直後、光の国へ奇襲してきたゲネガーグによりウルトラメダルを強奪される事件が起こったことをヒカリからのウルトラサインで確認し、ゲネガーグ追跡をゼロとゼットに任せ、ウルトラリーグのメンバー集めはギャラクシーレスキューフォースとトライスクワッドに一任された。
『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』
プロローグにてウルトラの父から、ゼロが行っていたウルトラリーグの仲間集めをトライスクワッドが引き継ぐことになり、タイガが1番頼りになるニュージェネレーションの先輩達を当てにすることを提案すると、ニュージェネレーションの面々は今現在、デビルスプリンターの任務に当たってるから、手分けして探すことを提案した。たどり着いたベリアル銀河帝国の残された宇宙要塞でデビルスプリンターの回収に赴いていたエックスとジードを援護(何気にかつてタイタスにタイガアクセサリーを授けたメンバーでもある)。更には途中参戦したゼット・ベータスマッシュの肉体を見てテンションを上げながら褒め称えるという相変わらずの筋肉愛を見せている。戦闘終了後には、レギオノイド達がデビルスプリンターをベリアルだと思っていたことを知り複雑な表情を見せるジードに対し、アブソリューティアンとの決戦に備えようと励まし年長者らしい一面を見せた。
なお、この後はニュージェネレーションズの面子と合流して怪獣墓場でバット星人をトライスクワッドの仲間たちと撃破後、久し振りにウルトラマンレイガへと変身した。最終決戦が行われてる「惑星ブリザード」に増援という形でフーマと共に向かい、トレギアと戦ってるタイガの援護に向かうも、タイガに待ってくれと言われ、タイガに言われた言葉に何かを思ったのかトレギアを見送るタイガの元に近寄った。
『ウルサマ2022 ボイスドラマ』
5話「帰ってきたトライスクワッドボイスドラマ」に登場。開幕早々、タイガが軽いメタ発言をしたので、3人でトライスクワッドボイスドラマでのやり取りを振り返っていたが、いじられて怒る。そんな時、ヘルベロス、ナイトファング、テレスドンが突如として出現。3体を各々の必殺技で撃破するが、そこにレイブラッド星人が現れ、自らの復活を告げ、ギマイラとバラバを差し向ける。応戦しようとするタイガにタイタスは宇宙警備隊に知らせるように言い、フーマも賛成したため、タイガに戦線を離脱させて光の国に向かわせ、2人でギマイラとバラバに向かっていった所でボイスドラマが終了した。
なお、未だに3人とも自分がトライスクワッドのリーダーだと主張している。
キャラクターソング
- WISE MAN’S PUNCH
タイタスの力強さと高潔さを感じさせる楽曲。曲名を訳すると「賢者の拳」となる。
歌い出しの日野氏の美声にハートと腹筋を砕かれることだろう。うっかり大音量にしていると鼓膜まで砕かれるので注意。
美声のインパクトが強いが、歌詞も深いものになっているので、ぜひ自身の耳で確かめてほしい。
本編第13話ではこの曲をバックに彼の活躍を振り返っている。
ボイスドラマ第19回でもパライダーとの戦闘シーンで流れている。
余談
先輩であるジョーニアスは実写で登場した事こそあるものの、最初から実写で登場したU40のウルトラ戦士はタイタスが初となる。
ジョーニアスの出身である惑星U40が選ばれたのは、設定監修の足木が『ザ☆ウルトラマン』が好きだったことによるもので、40周年を迎えることから取り入れられることとなった(しかし上述したようにデザインはこの時点で存在していたため、本人がタイタスの体色に納得しきれず、考えていた脳内妄想をボイスドラマにて披露することになった)。
『ザ☆ウルトラマン』は、近年『ウルトラマン列伝』などでベリアルやゼロに紹介されるなど、実写の特撮作品との結びつきが強くなっていた(『R/B』で明かされた設定では、ブースカはジャダン星人やバビラーと交流を持っているとのこと)。
タイタスの登場をきっかけにして2019年5月23日より、YouTubeにおいて『ザ☆ウルトラマン』の公式配信が開始された。また、2019年のウルフェスにおいてスーツがリニューアルされたジョーニアスが登場し、ファンの間で大きな話題となった。タイタスをきっかけに『ザ☆』やジョーニアスの知名度も向上したという話も出ていることから、間違いなく彼の存在が『ザ☆』の宣伝に大きく貢献したと言える。
巨大化して怪獣と戦うのは、ウルトラマンとしては当たり前の能力だと思われる方もいらっしゃるだろうが、先程にもあった通りU40戦士には特殊な設定が存在するため、「タイタスも8人の勇者の1人でなければ巨大化できないはず」という矛盾が生じてしまっていた。かつては「制作スタッフが詳しい設定を知らなかったゆえのミス」という考察もあったが、『ニュージェネレーションクロニクル』最終回にて、『ザ☆』の作中の台詞を拾う形で巨大化できる戦士が限られていることに触れられていたため、直ぐ様否定された。よって、「欠員補充された勇者の中にタイタスがいたのでは」「技術革新などにより8人のみという制約がなくなったのでは」など、放送前からファンの間で様々な考察がなされていたが、結果的には彼にとんでもない出生の秘密があったことが判明した。超全集にてタイタスが9人目の戦士となったことが明言されている。
インパクトの強い見た目や設定から、当初はネタキャラ的な意味でも人気を集めていた彼だが、ボイスドラマで明かされた彼の出生の秘密、そして壮絶な過去の出来事は多くの視聴者(とタイガとフーマ)を驚かせた(直前のボイスドラマ第4回がメタ発言だらけでU40をネタにしていた反動もある)。
タイガ・フーマに至っては最初こそ話が長くなることに戸惑っていたが、次第に続きを急かすほど話にのめり込み、聞き終わったときには二人とも号泣していた。ただし、その後に「スターシンボルを手にする=ウルトラマンとなる」までのエピソードを話そうとしたため、号泣していた彼らもさらに話が長くなるのを危惧し必死で止めようとしていたが、結局押し切られてしまった。
なお、二人からは「ジードレットを使ってるのもなんか納得だな」「ジードも反逆者ベリアルの息子だもんな」と言われている(その際、インフォメーションで「君たちもジードレットをっ 買いなさい!」というパワーワードが表示されたが)。
もっともタイタス自身は二人に指摘されるまでは、ジードと自分の関連性を全く意識していなかったようで「偶然とはいえ不思議な縁だ」と述べている。
ちなみにもう片方のエックスについてもかつてヘラー軍団と同盟関係にあったギロ星人の作り出したにせウルトラマンジョーニアスの正式名称が「ウルトラマンX」であるという繋がりがある。
ついでに言えばこの両名はタイタスと同じく、最近のウルトラ戦士に多い一人称が俺ではない繋がりもある(ジード=朝倉リクは「僕」、エックスは「私」)。
これらの事情から、本来の変身アイテムはタイガスパークではなく、ビームフラッシャーである(本来の変身アイテムとは別のアイテムが変身アイテムとなるウルトラマンは前例がある)。
実際、ボイスドラマ第18回にてビームフラッシャーを用いた変身を行っている。
当時『ザ☆』の製作に参加していたアニメーターの越智一裕氏の手により、タイタスがジョーニアスと握手を交わしエレク・ロト・アミアらU40戦士達と共に並び立つ『若き賢者の旅立ち』というタイトルのイラストが新規に描き下ろされている(当該ツイート)。
タイガは宿敵であるタロウの息子、フーマは因縁のあるルーブの出身地でもある惑星O-50の生まれと、本作のヴィランであるウルトラマントレギアと何かしらの接点があるが、タイタスには第1話で対峙するまでそうした繋がりはなかった。
なお、先述のタイガとフーマのセリフから見てジードがベリアルの子供である事は既にウルトラ戦士の間では周知の事実であるようだ。
筋肉質なウルトラマンとしては『ウルトラマンオーブ』のウルトラマンオーブ・サンダーブレスターが存在しているため、その差別化として知識に長ける年長者と設定された。
初登場の第3話のCGのビル群素材は『ウルトラマンサーガ』のものを使用している。
2020年8月1日からYouTubeで公開されている「先生役ウルトラマン&解説のお姉さんと一緒に体操する」というコンセプトの「ウルトラマン体操」の第四弾としてまさかのタイタスが先生役に抜擢(劇場版の公開が決まった時期とはいえ、それ以前は順にゼロ、ジード、ゼットと『ウルトラマンZ』に関連する3人だった)。
そこまでならよかったのだが、3人の体操がほぼ共通(ポーズがワイドゼロショット→レッキングバースト等細かい違いはある)だったのに対して、タイタスだけほぼ別物、というかボディビルのポージングだらけ、……そもそもこれは体操なのだろうか。
解説のお姉さんも異様にはっちゃけて「マッスルポーズ」「隣の人にも筋肉を見せつけて」「サイドチェスト」等、視聴者の腹筋にワイズマンズフィストを叩き込んだ。
関連イラスト
関連タグ
工藤ヒロユキ ウルトラマンタイガ ウルトラマンフーマ トライストリウム トライストリウムレインボー
ウルトラマンガイア スプリーム・ヴァージョン:「投げの鬼」と呼ばれるパワーと変身者である高山我夢のインテリジェンスを兼ね備えた戦士。タイタスに並ぶウルトラ界の「力の賢者」
街雄鳴造:タイガと同じ月に始まった筋トレアニメの登場人物。度々ポーズを決めるタイタスに彼の姿が脳裏に浮かんだ人もいたという。また作品タイトルをもじって「ウルトラアレイ何万トン持てる?」というネタも。その際、この先輩達と一緒にネタにされる。
また公式ツイッターでタイタスが紹介された際には「背中の広さまるでベムスター」「肩にちっちゃい恐竜戦車乗せてんのかい!」といったボディビル大会の掛け声をアレンジしたものが記載されたことで、改めて彼を思い出したという人も(アニメ版のOPにて、彼がボディビル大会の掛け声をバックで歌っているため)。
初代ウルトラマン:高い知性を宿したパワーファイター繋がりの大先輩。但し、彼の戦闘スタイルはタイタスと比べるとかなり荒々しい。
新世代ヒーローズ基本形態
ロッソフレイム/ブルアクア/ウルトラウーマングリージョ←ウルトラマンタイガ/ウルトラマンタイタス/ウルトラマンフーマ→オリジナル(ウルトラマンZ)