『トライスクワッドレット!コネクトオン!トライスクワッドミラクル!』
「タイガ! トライブレード!!」
「燃え上がれ!仲間と共に!!」
「「「「バディ…ゴーーーー!!!!」」」」
「俺は、ウルトラマンタイガ・トライストリウム!」
データ
身長: | 50メートル(通常形態と同じ) |
---|---|
体重: | 5万トン |
飛行速度: | マッハ15 |
走行速度: | マッハ5 |
水中速度: | 300ノット |
地中速度: | マッハ3 |
ジャンプ力: | 1500メートル |
腕力: | 10万トン |
握力: | 8万トン |
概要
『ウルトラマンタイガ』第16話「我らは一つ」に初登場したタイガ及びトライスクワッドの強化形態。
トライスクワッドレットを使用して現れる剣・タイガトライブレードを使用して変身する。
タイガの姿をしたトライスクワッド全員が合体したスーパーウルトラマンといった形態で、フォトンアースで勝利したナイトファングを通常攻撃だけで倒し、これまでトライスクワッドが敵わなかったウルトラマントレギアにも初めて土をつけたほどの凄まじい戦闘力を持つ。そのためかトレギアも最終回までこの形態にはまともに相手取ろうとしなかった。(この時のトレギアはヒロユキにタイガを救出されたことやとある存在との一悶着で動揺していたこともあるが、それでもトレギア自体はあのウルトラマングルーブと互角以上の格闘能力を誇る相手である。)
ニュージェネクライマックスにおいてもグリムド戦ではグルーブやギンガビクトリーと共に果敢に戦闘に参加しており、単純な実力に限れば新世代ヒーローズの究極形態にも匹敵する力を秘めている。むしろ先輩達が次々と吹き飛ばされていく中、タイガは「俺達は一歩も退かない!」と食い下がっていた。
ニュージェネクライマックスでヒロユキと分離してしまった為にこの形態には変身できないのではないかとも推測されていたが、『UGF大いなる陰謀』にてかつて友人に聞かされていた兄弟子メビウスと地球人の絆の意味についてトライスクワッドが真に理解したことで、厳しい修行の末にヒロユキ抜きでも変身できるようになった。バーニングブレイブ同様にたとえ時間や距離が離れていてもタイガ達とヒロユキの絆は途切れていないという証左とも言えるだろう。
トライブレードを振るう時は3人のシンボルカラーである赤、黄、青のどれかに発光する事がある。
なお、珍しく変身時にアイテムから形態名は発声されず、上述のように自ら名乗る。
容姿
姿やカラーリングはタイガの父親に近くなっており(あるいは父親がかつて所属していた組織の制服)、ウルトラホーンも長くなっている。
ウルトラマン達に加えヒロユキも合わせた4人の力が合わさった一種の合体形態ではあるのだが、少なくとも見た目においてはタイガのパワーアップ形態の趣が強いので前回のパワーアップの件もあってかタイタスとしてはどうにも納得し難い部分がある様子。
一方のフーマはメインはタイガの救出で、パワーアップは副産物と割り切って特に気にしておらず、かなり気にしているタイタスに対しタイガ共々引いていたりする(タイガ曰く、「この時間帯(ボイスドラマ)のタイタスってちょっと面倒臭くならねぇ…?」というメタ発言が飛び出るほど)。
変身バンク
ヒロユキのポーズに合わせて3人の幻影が重なるで4人で「バディーゴー!」と叫び、ぐんぐんカットはタイガがフーマ→タイタス→タイガのポーズを連続して行うもの(掛け声もフーマから順に3人で行う)。
今の所タイタスやフーマが直接この姿に変身した事はなく、変身は必ずタイガを経由して行っている。
必殺技
タイガトライブレードを使用する技
タイガトライブレードのスイッチを決められた回数押し、対応するウルトラマンの名前をヒロユキが叫ぶ事で、インナースペースにタイガトライブレードを所持したウルトラマンの幻影が現われ発動する(『UGF大いなる陰謀』では背後にタイガトライブレードを持たない状態で現れた)。
技名も対応したウルトラマンとヒロユキ、タイガが同時に叫ぶ。
タイガブラストアタック
スイッチを1回押して発動。
刀身を左手で撫でて深紅の炎を宿したトライブレードを突き出しながら全身にも炎を纏って突撃し、突き刺した敵を爆散させる。
爆発時に自分も砕けている様に見えたり、光と共に体を復元している様な描写が入る事から、タイガの父親の必殺技ウルトラダイナマイトに相当する技だと思われる。
タイタスバーニングハンマー
スイッチを2回押して発動。
剣先に現れた黄色い火球をハンマー投げの要領で振り回して発射する。ゴロサンダー戦では相手の電撃を吸収して威力を増幅させた上で放っている。
風真烈火斬
スイッチを3回押して発動。
トライブレードを逆手に持ち、斬り上げる事で青い炎で生成された八つ裂き光輪を飛ばし、相手を真っ二つにする(テレビ字幕では、風「魔」烈火斬と表記されていた)。
技名が基本的に漢字であるフーマ同様、この技も全て漢字が当てられている。
トライストリウムバースト
スイッチを4回押して発動する必殺技。
予備動作として剣を三回振った後(この際青→黄→赤の順に発光する)、剣先から3色の光線を発射する。その威力はトレギアの必殺光線であるトレラアルティガイザーを押し返した上でそのまま撃破に追い込んだ。
この技の場合ヒロユキの掛け声は「トライスクワッド」で、現れる幻影はトライストリウム。
技名も基本は4人で叫ぶが、タイタスとフーマの声がカットされる事も。
クワトロスクワッドブラスター
スイッチを長押しして発動するトライストリウム最強の必殺技。
トライスクワッドの力にヒロユキの力を乗せて、剣先から虹色の光線を放つ(ヒロユキが持つブレードのチャージ中には、緑や紫の光が確認できる)。
この技ではヒロユキの掛け声はクワトロスクワッドで、3人全員の幻影が現われる。
4人で使用する技であるため、ヒロユキ抜きのトライストリウムでは唯一使用できない技となっている。
レインボーストリウムバースト
『UGF大いなる陰謀』にて使用。恐らくクワトロスクワッドブラスターに変わるトライストリウムの新たな最強必殺技。タイガ曰く「俺たちの特訓の成果」。
トライスクワッドの幻影と共に身体中が光り輝くと、刀身に虹色のエネルギーを込めて斬撃を放つ。
タイガ本編の時より修行を積んだ3人の集大成とも言える技だけあって威力も凄まじく、宇宙恐魔人ゼットを複製ゼットン軍団諸共まとめて撃破した。
その他の技
バーニングスピンチャージ
タイガトライブレードに炎を纏わせ、回転しながら敵に突撃する技。
ゼットンが放つ火球を相殺し、バリアーすらも破壊した。
タイガダイナマイトシュート
プラズマゼロレットによって発動する技。全身から虹色の光線を放つ。
ウルトラダイナマイト
劇場版にて使用。
タロウと同様の技だが本人曰く、見様見真似とのこと(その際インナースペースが炎に包まれた)。クワトロスクワッドの心の力により、威力を底上げした。
余談
令和ウルトラマン初の最強タイプとなった本形態だが、変身の過程をよく見るとタロウに関する力を使う、アイテムに青いウルトラマンが関与している、変身者との絆の力でパワーアップ、変身後に自分の本当の名前を名乗る、闇堕ち・洗脳から復活してパワーアップ、ウルトラマン同士の合体と新世代ヒーローズのパワーアップと共通点が見られる。ウルトラタイガアクセサリーから直接力を借りた力ではないが、彼らの次世代の後輩としてふさわしいパワーアップと言えよう。
デザインモチーフは「炎」。
シンプルな最終形態にしたいとの意向から、パーツは少なく、模様もタイガを踏襲している。タロウ同様、丸い突起がプロテクター部に加えられている。顔つきは童顔であったタイガに対し、眉状の部位を下げて目つきを鋭くしている。外見にはタイタスとフーマの要素がないため、それぞれの技の発動時に声を被せている。
デザイナーの後藤正行氏によるとデザインコンセプトは「成長したタイガ」との事でタイタス、フーマの要素は敢えて排除して父親であるタロウに近づけたデザインにしたとの事。配色がZATの制服に似ていたりメビウスと同じく炎の強化形態になったのは偶然であり、特に意識はしていない。
関連タグ
ウルトラマンタイガ
フォトンアース:中間タイプ
ウルトラマンルーブ:前作における最強形態かつスーパーウルトラマン。
ウルトラマングルーブ:トライストリウムと同じ3人のウルトラマンが合体して誕生したウルトラマン。トレギアと戦ったことがあるなどの共通点がある。
バーニングブレイブ:兄弟子の最強タイプ。絆の力で変身、炎をあしらった元祖に近いデザインという類似点がある。変身シークエンス的にはこちらに近いが。
スーパーウルトラマンタロウ、メビウスインフィニティー:見た目において主人公のパワーアップ形態となっているタイプのスーパーウルトラマン。それぞれタイガの父親と兄弟子。
ウルトラマンサーガ:こちらも、3人のウルトラマン達が合体して誕生したウルトラマンで、こちらの片割れはセブンの息子。
クライマックスフォーム、ドガバキフォーム:主人公に憑依している人外全員が合体したてんこ盛り形態。
ジオウトリニティ、パトレンU号:同じく3人の主役戦士達が合体した形態。
ウルトラマンルーブ←トライストリウム→デルタライズクロー