『トライスクワッドレット!コネクトオン!』
『トライスクワッドミラクル!』
ヒロユキ「タイガトライブレード!」
ヒロユキ「燃え上がれ、仲間と共に!!」
トライスクワッド「「「バディィィ…ゴーッ!!!!!」」」
タイガ「俺はウルトラマンタイガ」
トライスクワッド「トライストリウム!!」
概要
『ウルトラマンタイガ』第16話「我らは一つ」に初登場した、ウルトラマンタイガ及びトライスクワッドの融合最強形態。
トライスクワッドレットを使用して現れる剣タイガトライブレードを使用して変身する。
タイガの姿をしたトライスクワッド全員が合体したスーパーウルトラマンといった形態で、フォトンアースで勝利したナイトファングを通常攻撃だけで倒し、これまでトライスクワッドが敵わなかったウルトラマントレギアにも初めて土をつけたほどの凄まじい戦闘力を持つ。
そのためか、トレギアも最終回(第25話)までこの形態にはまともに相手取ろうとしなかった(このときのトレギアは、工藤ヒロユキにタイガを救出されたことやとある存在との一悶着で動揺していたこともあるが、それでもトレギア自体はあのウルトラマングルーブと互角以上の格闘能力を誇る相手である)。
劇場版においてもグリムド戦ではグルーブやウルトラマンギンガビクトリーとともに果敢に戦闘に参加しており、単純な実力に限れば新世代ヒーローズの究極形態にも匹敵する力を秘めている。むしろ先輩たちが次々と吹き飛ばされていく中、タイガは「俺たちは一歩も退かない!」と食い下がっていた。
劇場版でヒロユキと分離してしまったためにこの形態には変身できないのではないかとも推測されていたが、『UGF大いなる陰謀』にてかつて友人に聞かされていた兄弟子メビウスと地球人の絆の意味についてトライスクワッドが真に理解したことで厳しい修行の末にヒロユキ抜きでも変身できるようになった。バーニングブレイブ同様に、たとえ時間や距離が離れていてもタイガたちとヒロユキの絆は途切れていないという証左とも言えるだろう(なお、ディレクターズカット版では変身時にタイガがヒロユキのことについて言及するシーンが追加されている)。
さらに特訓の成果により、体が虹色に光るパワーアップ最強形態トライストリウムレインボーを獲得した。
トライブレードを振るう時は、3人のシンボルカラーである赤、黄、青のどれかに発光することがある。
なお、珍しく変身時にアイテムから形態名は発声されず、上述のように自ら名乗る。
データ
身長: | 50メートル(通常形態と同じ) |
---|---|
体重: | 5万トン |
飛行速度: | マッハ15 |
走行速度: | マッハ5 |
水中速度: | 300ノット |
地中速度: | マッハ3 |
ジャンプ力: | 1500メートル |
腕力: | 10万トン |
握力: | 8万トン |
初登場: | 『ウルトラマンタイガ』第16話「我らは一つ」 |
容姿
姿やカラーリングはウルトラマンタロウに近くなっており(あるいは彼がかつて所属していた組織の制服)、ウルトラホーンも長くなっている。
ウルトラマンたちに加えヒロユキも合わせた4人の力が合わさった一種の合体形態ではあるのだが、少なくとも見た目においてはタイガのパワーアップ形態の趣が強いので前回のパワーアップの件もあってかタイタスとしてはどうにも納得し難い部分がある様子。
一方のフーマは、メインはタイガの救出でパワーアップは副産物と割り切って特に気にしておらず、かなり気にしているタイタスに対しタイガともども引いていたりする(タイガ曰く、「この時間帯(ボイスドラマ)のタイタスってちょっと面倒臭くならねぇ…?」というメタ発言が飛び出るほど)。
変身バンク
ヒロユキのポーズに合わせて3人の幻影が重なり、4人で「バディーゴー!」と叫び、ぐんぐんカットはタイガがフーマ→タイタス→タイガのポーズを連続して行うもの(掛け声もフーマから順に3人で行う)。
今のところ、タイタスやフーマが直接この姿に変身したことはなく、変身は必ずタイガを経由して行っている。
ヒロユキと別れた後は、タイガ本人がトライブレードを召喚して、変身している。
必殺技
タイガトライブレードを使用する必殺技
タイガトライブレードのスイッチを決められた回数押し、対応するウルトラマンの名前をヒロユキが叫ぶことでインナースペースにタイガトライブレードを所持したウルトラマンの幻影が現われ発動する(『UGF大いなる陰謀』では背後にタイガトライブレードを持たない状態で現れた)。
技名も対応したウルトラマンとヒロユキ、タイガが同時に叫ぶ。
- トライストリウムバースト
スイッチを4回押して発動する必殺光線、トライスクワッドの力を解放した必殺光線。
予備動作として剣を3回振った後(この際青→黄→赤の順に発光する)、剣先から3色の光線を発射する。その威力は、トレギアの必殺光線であるトレラアルティガイザーを押し返した上でそのまま撃破に追い込んだ。
この技の場合、ヒロユキの掛け声は「トライスクワッド」で、現れる幻影はトライストリウム。
技名も基本は4人で叫ぶが、タイタスとフーマの声がカットされることも。
- タイガブラストアタック
スイッチを1回押して発動、タイガの力を宿した必殺技。
刀身を左手で撫でて深紅の炎を宿したトライブレードを突き出しながら全身にも炎を纏って突撃し、突き刺した敵を爆散させる。
爆発時に自分も砕けているように見えたり、光とともに体を復元しているような描写が入ることから、タロウの必殺技ウルトラダイナマイトに相当する技だと思われる。
- タイタスバーニングハンマー
スイッチを2回押して発動、タイタスの力を解放した火球技。
剣先に現れた黄色い火球を、ハンマー投げの要領で振り回して発射する。ゴロサンダー戦では相手の電撃を吸収して、威力を増幅させた上で放っている。
- 風真烈火斬
スイッチを3回押して発動、フーマの力を解放した光輪技。
トライブレードを逆手に持ち、斬り上げることで青い炎で生成された八つ裂き光輪を飛ばし、相手を真っ二つにする(テレビ字幕では風魔烈火斬と表記されていた)。
技名が基本的に漢字であるフーマ同様、この技もすべて漢字が当てられている。
- クワトロスクワッドブラスター
スイッチを長押しして発動する、トライストリウム最強の必殺光線。
トライスクワッドの力にヒロユキの力を乗せて、剣先から虹色の光線を放つ(ヒロユキが持つブレードのチャージ中には、緑や紫の光が確認できる)。
この技ではヒロユキの掛け声はクワトロスクワッドで、3人全員の幻影が現われる。
4人で使用する技であるため、ヒロユキ抜きのトライストリウムでは唯一使用できない技となっている。
- バーニングスピンチャージ
タイガトライブレードに炎を纏わせ、回転しながら敵に突撃する技。
ゼットンが放つ火球を相殺し、バリアーすらも破壊した。
その他の技
- タイガダイナマイトシュート
プラズマゼロレットによって発動する技。全身から虹色の光線を放つ。
劇場版にて使用。タロウと同様の技だが、本人いわく見様見真似とのこと(その際インナースペースが炎に包まれた)。クワトロスクワッドの心の力により、威力を底上げした。
余談
令和ウルトラマン初の最強タイプとなった本形態だが、変身の過程をよく見るとタロウに関する力を使う、アイテムに青いウルトラマンが関与している、変身者との絆の力でパワーアップ、変身後に自分の本当の名前を名乗る、闇堕ち・洗脳から復活してパワーアップ、ウルトラマン同士の合体と新世代ヒーローズのパワーアップと共通点が見られる。ウルトラタイガアクセサリーから直接力を借りた力ではないが、彼らの次世代の後輩としてふさわしいパワーアップと言えよう。
デザインモチーフは、タロウのウルトラダイナマイトのインスパイアから「炎」。
頭部の角や脇腹あたりや腕のアーマーは揺らぐようなラインで炎のイメージとなっている。デザインコンセプトはタロウに近い姿でタロウに寄せるために胸アーマーを足している。シンプルな最終形態にしたいとの意向から、パーツは少なく、模様もタイガを踏襲している。また外見にはタイタスとフーマの要素がないため、それぞれの技の発動時に声を被せている。
タロウの遺伝子が少しずつ発現してくるイメージでタロウ同様、円いリベットが胸プロテクター部に加えられている。顔つきは童顔であったタイガに対し、眉状の部位を下げて目つきを鋭くしている。決定稿までは胸アーマーはなく立体的な模様の胸部となっており、シルバーや炎をモチーフとするため、赤やオレンジのカラーのものもあった。リベットは頭部の両側にも付けるという案もあったが、顔がうるさくなることからシンプルにまとめられた。
デザイナーの後藤正行氏によると、デザインコンセプトは「成長したタイガ」とのことで、タイタス、フーマの要素は敢えて排除して父親であるタロウに近づけたデザインにしたとのこと。配色がZATの制服に似ていたりメビウスと同じく炎の強化形態になったのは偶然であり、特に意識はしていない。
上記の通りヒロユキ抜きで変身可能となったのだが、霧崎役の七瀬公氏からこの話を聞いたヒロユキ役の井上氏は、かなり不満げだったとのこと。
関連イラスト
関連タグ
ウルトラマンタイガ トライスクワッド ウルトラマンタイガ フォトンアース ウルトラマンタイタス ウルトラマンフーマ トライストリウムレインボー
ウルトラマングルーブ:トライストリウムと同じ3人のウルトラマンが合体して誕生したスーパーウルトラマン。他にもトレギアと戦ったことがあるなどの共通点がある。
バーニングブレイブ:兄弟子の強化形態。絆の力で変身、炎をあしらった元祖に近いデザインという類似点がある。変身シークエンス的にはこちらに近い。
スーパーウルトラマンタロウ、メビウスインフィニティー:見た目において主人公がパワーアップした融合最強形態となっているタイプのスーパーウルトラマン。それぞれタイガの父親と兄弟子。
ウルトラマンサーガ:こちらも、3人のウルトラマンたちが合体して誕生したウルトラマンで、こちらの片割れはセブンの息子。
ファードランアーマー:炎を操るタイプ繋がり。仲間、相棒の力で変身するという共通点もある。
クライマックスフォーム、ドガバキフォーム:主人公に憑依している人外全員が合体したてんこ盛り形態。
ジオウトリニティ、パトレンU号:同じく3人の主役戦士たちが合体した形態。
ウルトラマンギンガビクトリー ベータスパークアーマー オーブトリニティ ウルティメイトファイナル ウルトラマングルーブ
合体したスーパーウルトラマン繋がり
トライストリウム/トライストリウムレインボー
新世代ヒーローズ最強形態
ウルトラマングルーブ←トライストリウム/トライストリウムレインボー→ウルトラマンレイガ