CV:宮野真守
データ
身長 | 58m |
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体重 | 4万5000t |
飛行速度 | 測定不能 |
走行速度 | マッハ22 |
ジャンプ力 | 8000m |
水中速度 | マッハ12 |
地中速度 | マッハ11 |
腕力 | 28万t |
握力 | 22万t |
CV | 宮野真守(※) |
(※)インナースペースにはタイガ・ノゾム、春野ムサシ、アスカ・シンが同居しているが、基本的に掛け声はウルトラマンゼロが発している。なお、『TDG THE LIVE ウルトラマンダイナ編 STAGE1 ~新たなる光の勇者~ in 博品館劇場』ではアスカ・シンが中心となっている為、つるの剛士がCVを担当している。
概要
映画『ウルトラマンサーガ』に登場。
ハイパーゼットンの強大な力の前に一度は倒れたウルトラマンゼロ、ウルトラマンダイナ、ウルトラマンコスモスの心が一つとなり、ウルティメイトブレスが変形したサーガブレスの力で合体して誕生した新たなウルトラマン。誕生時、コスモスとゼロのポーズを合わせたような動作を見せる。
読み仮名の「誰も見たことのないウルトラマン」は映画のキャッチコピーでもあり、その言葉の通りに、これまでのどのウルトラマンとも大きく異なる見た目をしている。以後の作品のウルトラ戦士にも類似の見た目の戦士は映像作品では一切登場しておらず、小説などを含めてもウルトラマンFとブラストのみである。
モチーフいうよりデザインイメージは「人の形をした光」とのことで、結晶体のようなボディの内側から光が溢れ出しているような姿をしている。
なお、本編では掛け声として「サーガ!」と発するくらいで一度もサーガと名乗ることも呼ばれることもなかったが、「ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀」でバット星人が、「ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突プロローグ」でコスモスがサーガの名前を出しており、「ウルトラマンサーガ」という名前であることは知られている模様。
スペック
ゼロたち3人による攻撃を一方的に叩きのめしたハイパーゼットンとも互角に渡り合い、決着の見えない死闘を演じた。その戦いぶりには子供たちは息を呑み、チームUのリーダーであるアンナは「あのウルトラマンは絶対に負けない!」と勝利を確信した。
ウルトラマンキングやウルトラマンレジェンド、ウルトラマンノアといった3大チートラマンと呼ばれた従来のチートラマンたちに比べ、多彩な光線技に加え、超速移動を絡めた激しいパンチやキックのラッシュと極めてフィジカルかつスピーディーに戦うことが特徴。
サーガブレスからサーガエフェクトという力を発生させ、様々な技を使用する。
必殺技
- サーガプラズマー
胸に発生したサーガエフェクトを、両腕で押し出すように放つ光球。ハイパーゼットンの1兆度以上の火球群と相殺する威力を誇る。
1兆度以上の炎といえばウルトラマンノアのノア・インフェルノを上回る威力であるが、それと同等のものをなんと連射可能。
- サーガマキシマム
サーガエフェクトの全エネルギーを拳に集めた必殺のパンチ。この技を放つ際は、主役3人が無限に写り続いていく特殊な演出が入った。
- サーガカッター
左腕のサーガブレスからエネルギーの刃を発生させ、敵を切り裂く。
- サーガスラッシャー
いわゆる八つ裂き光輪。3つに分裂させて放つサーガトリプルスラッシャーという攻撃も可能。
- サーガアタッカー
超高速で飛行し、敵に体当たりする荒技。
マッハ33で飛行しながら、突進するハイパーゼットンと相殺しあった。
- サーガシューター
カッター状のエネルギー弾を手から高速で放つ。牽制のためにも使われる。
- サーガパンチャー
拳をサーガエフェクトのパワーとともに打ちこむ。
- サーガスピナー
飛びながら回転し、敵に破壊エネルギーを込めたキックを連続で加える。
- サーガアクセラレーション
サーガを象徴する能力で自身を粒子のように変化させて行う瞬間移動。「アクセラレーション(加速)」とあるが、速すぎてハイパーゼットンのテレポートと普通に渡り合える。
- サーガプロテクション
エネルギー波動で防御する。ハイパーゼットンの渾身の特大火球を防いだ。
- ギンガビクトリーマキシマム
ウルトラマンギンガビクトリーとの合体技。2人のブレスを重ね合わせた後、サーガマキシマムとギンガビクトリーブレイカーを同時に放つ。
アイテム
- サーガブレス
ゼロが持つウルティメイトブレスレットが展開するように変形したサーガのアイテム。腕輪というよりは、腕に直接装着されているように見える。
その後の登場
立ち位置の特殊性故か、ライブステージでの再登場が中心となっている。
お正月だよ!ウルトラマン全員集合‼︎(2012)
劇場版に先駆けて登場。
ウルトラマンフェスティバル2013 第1部「零地点突破!突き進め銀河へ!!」
『ギンガ』へのバトンタッチを兼ねたゼロが主役のエピソード。こちらでも合体する組み合わせは原作と変わらず。
新ウルトラマン列伝
最終回「グランドフィナーレ!ウルトラ戦士よ永遠に!」の新規撮影部分に登場。
TDG THE LIVE ウルトラマンダイナ編 STAGE1 ~新たなる光の勇者~ in 博品館劇場
ハイパーゼットンの怨念を倒すべく、三大ウルトラマンが再びサーガの姿となった。
サーガプラズマーと似た構えの光線を放ち、ハイパーゼットンの怨念を撃破してみせた。
NEW GENERATION THE LIVE ウルトラマントリガー編 STAGE4『僕らが咲かす花』
第2部終盤に登場。
キリエル人の陰謀により闇の空間に幽閉され、彼らの計画を利用しようとしたアブソリューティアンの襲撃を受けた2人のウルトラマントリガーとティガ、先行してトリガー達を救いに行ったリブット、ゼットを救うため、ゼロがコスモスとダイナと共に入り込んで合体。
サーガアクセラレーションでアブソリューティアンとグリーザ・第3形態、ハイパーゼットンごと元の空間に引きずり出し、外で待機してた他のウルトラマン達と共に最終決戦に合流。
自身はエックス・ゴモラアーマーと共にハイパーゼットンとグリーザを相手取り、サーガプラズマーとゴモラ振動波で撃破。
ディアボロ1人まで追い詰めるとファイブキングとアブソリュートティターンが乱入する。強大な闇の空間を破壊した反動でエネルギーを消耗し、ピンチに陥るが、満身創痍でも、ディアボロと一対一である程度渡り合う強さを見せつけた。それでもティターンの攻撃で一度は力尽きて敗れてしまうが、トリガーの黄金の光で復活し、最後はウルトラ戦士の合体光線でアブソリューティアンとファイブキングを撃破した。
余談
デザイン段階では、様々な色のバリエーションのデザイン画が制作されている。また、デザイナーの後藤正行氏は緑色のデザインを予定していたが、グリーンバック合成に不向きという理由で没になった。
合体ウルトラマンではあるが、それぞれのポイントを拾うのではなく、神秘的なものにするため、光の具現化のようなものとして「光る結晶」をイメージしたものとなっている。ボディや形は左右非対称となっているが、顔を非対称にするとクリーチャーになってしまうことから全身の印象をクリーチャーに寄せつつ、ウルトラマンに見えるギリギリのところを狙った。
チートラマンの1人として名高いサーガだが、その融合源も、
- 時間と空間に干渉する力を持つ最強戦士のゼロ
- 無意識とはいえ自らの治癒能力でウルトラマンを誕生させてしまったダイナ
- 伝説の力をもう一つ呼び起こす存在であるコスモス
と、ものの見事にチートな戦士が揃っている。
当初、劇場版『決戦!ウルトラ10勇士!!』にもゼロ、ダイナ、コスモスが揃っていることから坂本浩一監督はサーガを登場させようと思っていたが、普通にエタルガーを倒せそうなためか、それともギンガビクトリーの合体という見せ場を奪いかねないためか、「さすがにそれは」とスタッフに反対されて没になった。その代わりなのか、10勇士の中で唯一ゼロが全タイプチェンジを披露することとなった。
その後、今度は3体融合繋がりということでプロット段階で『ウルトラファイトオーブ』にサーガを登場させようとしたそうだが、こちらも没になった。確かに映えそうだが、『10勇士』以上にサーガを登場させにくい状況なので没になったのも仕方ない。
坂本監督としては自身がまだ演出したことのないウルトラマンの代表格とのことで定期的に出したいという案を出しているらしい。
関連イラスト
関連タグ
ウルトラマンサーガ(登場作品)
ハイパーゼットン(敵)
合体したスーパーウルトラマン繋がり
ウルトラマンレジェンド……コスモスがその一角にある繋がり
ウルトラマンギンガビクトリー……ウルトラマンフュージョンファイト!ではキズナ必殺技を持つ。
ウルトラマンゼロビヨンド……ウルトラマンゼロの強化形態の一つ。連続パンチやキックなどに多様な技を持つ他、劇中では弱体化してたせいか披露する機会はなかったがゼロビヨンドもサーガのようなテレポーテーションが可能。