ゼロ「俺はまだ、飛べる!」
「守るべきものがある!俺は…ウルトラマンだ!」
ベリアル「その姿は何だ!?」
ゼロ「お前の闇を!切り裂く光だっ!!」
データ
身長: | 49m |
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体重: | 3万5千t |
概要
『ウルトラゼロファイト』第2部から登場した。
肉体をウルトラマンベリアルに支配され、ゼロダークネスとなったウルトラマンゼロの心が、ピグモンや自身が手にかけてしまったウルティメイトフォースゼロの仲間たちの魂の呼びかけに答えて復活した究極形態。
ゼロ自身の内に秘められた偉大なる光の力を発現させた姿とも言われる。
そのためゼロが今まで他の戦士の力で変身していた形態にはない数々の神秘的な能力を持つ。
その見た目のせいかよくこの形態までノアの力と勘違いされるが実際は違う(時間操作などノアにはない超能力も所持している)。
体の色は金と銀が主体となった派手なものとなり、カラータイマーは五角形のシャイニングエナジーコアに変化し、ウルティメイトブレスレットは完全に体と一体化した。(詳しくは後述するがウルティメイトシャイニングウルトラマンゼロへの変身時にはイージスを召喚しながらシャイニングに変身しているため、変身にイージスは必要ではないようである)
その体は神々しいまでにまばゆい光で包まれており、光の技を多数使用する。
ベリアルを肉体から追い出すことで覚醒し、倒されたウルティメイトフォースゼロを復活させた。
かなり強力な能力を持つが、新しい形態ということもあり、初めて変身したときは、一種のトランス状態だったらしく、変身したときの記憶は残っていなかった。
また、シャイニングスタードライヴはかなりのエネルギーを消耗するのか、元の姿に戻ったときは復活した仲間たちに支えてもらえなければ立つことも不可能だった。
一時はその力に恐れを抱いた時もあったが(『ウルトラマン列伝』最終回)、劇場版『ウルトラマンギンガS決戦!ウルトラ10勇士!!』でのウルトラマンべリアル(エタルダミー)との戦いでは自らの意志で変身しており、かつ元に戻っても体力を消耗する事がなかった(但しエタルガーとの戦いでは使用していなかった)。
以後、『ウルトラファイトオーブ』でも登場して新技を見せており、極端な体力の消耗はしなくなった様子。
とはいえ時間操作は現在でもゼロの体にすさまじい負担がかかるためにあまり多用はできない様子。よってこの形態に変身するときは単純な戦闘力が求められる場面よりも他に切り抜ける手段がもはや存在しない時などの最後の切り札として使われることが殆ど。『つなぐぜ!願い!!』で時間操作能力を使った際には激しい戦闘も相まって肉体にもダメージが発生したため、伊賀栗レイトと再び一体化して変身することを余儀なくされた(この時はウルティメイトブレスレットは直っているため、本来であれば一体化は必要なかった)。『ウルトラマンZ』では消耗を回復するためにかなりの時間(第1話〜第7話までに相当)を必要とした。一応成長に合わせて少しずつ使いこなせるようにはなっている様ではあるが…。
『ウルトラギャラクシーファイト』で登場したワイルドバーストにより更に負担がかかるウルティメイトシャイニングの力を完璧に使いこなせていた為、シャイニングの力もワイルドバーストを経て使えば以前までの負担も無くなったものと考えられる。
映像作品に先駆け、『ウルトラマンオールスタークロニクル』に先行登場。
カイザーダークネスによって奪われたウルトラスピリットがゼロに集まることで誕生した姿という事になっている。
小説作品『ウルティメイトフォースゼロ ~Side Story~』ではゼロがゼロファイトからウルトラ10勇士までの間にシャイニングの力をものにするまでの物語が描かれている。
他の形態との違い
ゼロの強化形態は、自身に眠る力を解放したパターンと他ウルトラマンの力による強化のパターン、そしてその二つのパターンを複合させたパターンがある。
- 自身に眠る力を解放したパターン
シャイニングはゼロ自身に眠る潜在能力を全解放した姿。現在、発覚してるだけでも光線技が超強化されたり時間操作などの時にまつわる超強力な能力を駆使出来る形態となっている(強大な力ゆえにエネルギーの消耗が激しく、ワイルドバーストを会得する前までは部分的な力しか使用出来なかったため)。全身が光り輝いている事から『輝きのゼロ』とも言われている。
また、自身に眠る力を解放した形態として、自身に眠る野生を取り戻した事により覚醒したワイルドバーストがあり、こちらはウルサマ2023のステージで『ウルトラマンX』のラスボスとしても登場した無の存在でもあるグリーザと同質の存在、メトロンクロイドとメトロンシロイドを一方的に倒せるほどに強化されており、シャイニングに比べるとシンプルに戦闘力に特化した形態といえる。
こちらは全身が紅に染まる事から『深紅のゼロ』と言われている。
ちなみに後述するウルティメイトシャイニングになる際に披露している『ワイルドバースト→シャイニング→イージス装着』でウルティメイトシャイニングに変身する流れを見るに、ゼロ自身に眠る力を解放したシャイニングとワイルドバーストの力は複合させる事が可能で、シャイニングの超強力な光線技や超能力をエネルギー消耗無しで使え、ワイルドバーストの強大な戦闘力も発揮出来るシャイニングウルトラマンゼロワイルドバーストがゼロ自身における最強究極形態であるといえる。
- 他ウルトラマンの力による強化形態
ウルトラマンノアから与えられた武具、ウルティメイトイージスを装着したウルティメイトゼロは当初こそイージスによるエネルギー消耗が見られたが現状は全く見られず、自由に次元を行き来することが可能になっている。
また、ウルトラマンダイナとウルトラマンコスモスと合身しウルトラマンサーガになった際にイージスに宿ったダイナとコスモスにより与えられた二つの力、パワーに特化したストロングコロナゼロと超能力と超スピードに特化したルナミラクルゼロ、ジードライザーにギンガ〜オーブまでのニュージェネレーションの力が込められたニュージェネレーションカプセルα&βをリードしてネオ・フュージョンライズしたバランス良く能力を強化した形態のゼロビヨンドがある。
- 二つのパターンを複合させた強化形態
ウルティメイトシャイニングゼロは、ゼロが自身に眠る力を解放したワイルドバースト→シャイニングの順番で変身し、エネルギーの消耗を克服したシャイニングウルトラマンゼロになった上でノアから与えられたウルティメイトイージスを装着した現状のゼロの最終究極形態で自身に眠る力を解放した強化パターンと他ウルトラマンの力による強化パターンを複合させた形態でもある(初登場の『ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀』時はワイルドバーストに覚醒出来ていなかった事からシャイニングとイージスによるエネルギーの消耗が激しい為に短時間しか戦えないデメリットがあった)。
必殺技
- シャイニングエメリウムスラッシュ
エメリウムスラッシュの強化版で、通常の光線より太く、高威力になっている。ウルトラマンベリアル(エタルダミー)との戦いでは、時空城の最上階から最下層までぶち抜く威力を見せた。
- シャイニングワイドゼロショット
ワイドゼロショットの強化版で、エメリウムスラッシュ同様強化されているが、映像作品には登場しておらず、ウルトラマンオールスタークロニクルで登場した。
ただ、元々ワイドゼロショットがゼロの技のなかでもかなり印象的なためなのか、映像作品で披露していないにもかかわらず超動αウルトラマン9でオプションパーツとして付属することになる。
- シャイニングスタードライヴ
シャイニングウルトラマンゼロの最大の技で、頭上に太陽のような光球を召喚し、そこから光を放つことによって一定空間内のみだが時間を逆行させるというとんでもない技。
これを使用してウルティメイトフォースゼロを復活させ、ベリアルの魂を消滅させたかに見えたが、これの影響でベリアル(と地獄のジャタール)も復活することとなってしまった。
『つなぐぜ!願い!!』では逆にオーブと自身を未来の同じ場所に時間移動させた。
さらには時間を巻き戻すという性質上ウルティメイトイージスでは脱出できない4次元空間から脱出することも可能であり、『ウルトラマンZ』では、ブルトンの四次元空間から脱出するための最後の手段として使用した。
いずれの使用においても、ゼロに大きなダメージが残っている。
- ファイナルウルティメイトゼロ
『ウルトラヒーローバトル劇場第20弾』で披露。
通常時のウルティメイトゼロが使う技と色や形状も同じ物だが、ゼロの光の力で威力が桁違いに上がっているものと思われる。
ウルティメイトブレード単体装備の後に繰り出す事で陛下に引導を渡した。
- 当時はシャイニングウルトラマンゼロでの使用という扱いだったが、現在はこの時の形態はゼロの現時点での事実上の最終形態となるウルティメイトシャイニングウルトラマンゼロとして区別されることが多い。
- シャイニングフィールド
『ウルトラファイトオーブ』で使用。ぶっちゃけて言うと精神と時の部屋。
ウルトラマンネクサスのメタフィールドのような異空間を作る技だが、こちらはゼロの力で外の時間の流れと違う時間の流れを作ることが出来る。
またフィールドを展開した際にオーブのカラータイマーが赤から青に戻っていることから、ウルトラ戦士のエネルギーを回復させる効果もあるようだ。
劇中オーブが時折新たな姿に変身するビジョンを見ていたのは、「シャイニングフィールドを通してお前の時間が逆行して流れ込んでいたのかもな」とゼロに推測されている。
またこのフィールドの説明をセブンと分割して行っており、ウルトラ兄弟なども認知している模様。同様にフィールド展開前までその場にいたゾフィー、ジャックもなんの描写もなしに当然のようにレイバトスの元に先行している。
余談
シャイニング覚醒シーンの一連の流れはゼロのCVとモロボシ・シン役をつとめる宮野真守氏が作詞も担当した挿入歌『ULTRAFLY』を聞いた当時の監督やプロデューサーらが影響を受けて生まれたシーンで、物語の展開やセリフと挿入歌のシンクロ率が物凄く高くゼロの名シーンとして広く認知されておりウルトラレプリカ化したウルティメイトブレスレットにもシャイニング初変身完全再現が出来る機能が搭載された。
ゼロの強化形態としては珍しく、ぐんぐんカットがある。
この状態は、ゼロダークネスとは違い雑誌などで先行紹介されていた他、OP「Final Wars!」にも登場していたが、どのような経緯で登場するのかは明かされなかった。
『ウルトラマンジード』には回想シーンにて、シャイニングウルトラマンゼロのウルトラカプセルが登場している。ジードのフュージョンライズ形態にはこのカプセルを用いたシャイニングミスティックが存在するが、残念ながら本編には登場せず、カプセルの行方についても語られず仕舞いとなっている。
ウルトラマンZでも変身したが、同じタイミングで配信されたボイスドラマにて「ウルトラマンは嘘をつくなんてこっすい真似はしない」と説教した後に駄々をこねるゼットに、つい「明日何かを教えてやる」と約束してしまい、困った末に自分のこっすい嘘を無かった事にするためだけのために使った(しかも「えーい!」と投げやりにも程がある掛け声で)。しかし、肝心のシャイニングスタードライヴは(過去に戻す場合)能力を受けた関係者の記憶が残ってしまうため、大ダメージ覚悟で使用したにもかかわらず巻き戻しの最優先目標だったであろうゼットですらすぐに違和感から記憶を取り戻して時間を戻したとばれてしまった(ゼロは気まずそうに黙り込んでいたが)。結局ブーメランとなってしまったゼロの行動だが、以前にもウルトラゼロアイを無理やり装着させるためだけに嘘をついた結果チビトラマンに変身してしまった前科があったりする…
ちなみにこの回のチャンネル登録の宣伝文句は、「チャンネル登録しないと、君を時のループに引きずり込む」だった(しかもさわやかな声で)。落差が激しすぎる……。
一部の視聴者から「シャイニングの無駄遣い」と突っ込まれたが、「外部エネルギーの補給が容易な光の国ではシャイニングスタードライヴの負担も軽く済むのでは?」という考察もある。
また時間を戻す超常現象の割に、ゼットが速攻で気付いたうえ、特に時を戻した事に対して驚いていなかっため、普段から困ったらシャイニングスタードライヴを使っているのではないかという疑惑も持たれている。(無論ゼットの何かしら明かされてない設定の可能性や、逆にボイスドラマのノリからしてギャグ故のメタ要素の可能性もある)
なお、ウルトラゼロファイト第二部の公式配信が『Z』にて上述したシャイニングの活躍の後に、シャイニング誕生の話である第13話を配信したため、また別方向でのギャップを見せていた。
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ウルトラマンゼロ ストロングコロナゼロ ルナミラクルゼロ ウルトラマンゼロビヨンド ウルトラマンゼロビヨンド(ギャラクシーグリッター) ワイルドバースト ウルティメイトゼロ ウルティメイトシャイニングウルトラマンゼロ 新世代ヒーローズ ウルトラゼロファイト ウルトラマンゼロダークネス
ビクトリーがナイトティンバーの力でショウの中に眠るビクトリウムエネルギーを全解放して潜在能力を覚醒させた姿。
ジードがギガファイナライザーで自身の力を完全に解放した姿。
輝きの姿で、ぐんぐんカットが黄金イメージ、強大な力故に消耗が激しい点なども類似している。
本編未使用の設定上の能力として、少しだけ時間を戻す「ウルトラリワインド」や一時的に亜空間を作り出す「ウルトラブレンダー」というシャイニングウルトラマンゼロに近い能力を持っている。
平成ウルトラマン最強形態
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