データ
初登場作品: | 『ウルトラマンゼアス』 |
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年齢: | Z95星雲年齢9500歳 |
出身地: | Z95星雲・ピカリの国(M78星雲・光の国と交流があるらしい) |
身長: | 60メートル(実写ウルトラマンではグレートと並んで最長身) |
体重: | 5万4540トン |
飛行速度: | マッハ19.9(大気圏内) |
走行速度: | マッハ5.55 |
水中速度: | 時速889キロメートル |
潜地速度: | マッハ1 |
ジャンプ力: | 1000メートル |
スーツアクター: | 長谷川恵司 |
デザイナー: | 杉浦千里 |
CV: | 関口正晴(本編)/村上ヨウ(運命の衝突) |
英語版CV: | ロバート・ボールドウィン(UGF) |
概要
Z95星雲からやってきた地球の平和と環境の保全を使命とする若きウルトラ戦士。
ウルトラマンとは遠縁の親戚であり、彼に憧れを抱いている。
容姿は顔立ちこそ初代ウルトラマンのようなシルバー族に近いが、全体的には赤が基調の光の国出身のウルトラマンとはやや異なる姿をしている(赤い体はレッド族にも見られる特徴だが、ゼアスは顔まで真っ赤)。目は真っ黄色で、傷付くと赤くなる。
地球での仮の姿はMydoの見習い隊員(後に正隊員)朝日勝人。
ゼアスの父もまた偉大な戦士で、親譲りの優れた才能と素質を秘めているが、まだ若い故に肉体・精神共に未熟な面が目立つ。加えて第1作で地球に来た当初は極度の潔癖症であったため、自主練中に手が汚れた際には側にあった滝で必死に洗ってしまうなどまともに戦闘も出来ない有様であった(しかもこの際の洗い方が原因で敵に正体がバレている)。
更に自分の力に自信が持てず本来の力を発揮出来ない事も多かったことから、軟弱なウルトラ戦士としてのイメージが強かった。
しかし地球や人類を守る為に苦手なタール(泥)の海へと踏み込んだり、泥だらけになっても一日中無茶な特訓を重ねたりと、いざという時は逞しい根性を発揮する。
当初は自他ともに認める半人前だったが、第1作で潔癖症を乗り越え、第2作で自分の力を信じることを知ったことでようやく一人前の戦士へと成長した。
第2作で特訓を行い、空手を基調とした鋭い格闘を展開するようになる。
空手の師範には精神面を鍛えられただけで空手や技そのものは習っていないにもかかわらず、見よう見まねで空手の戦闘スタイルを身に着けてしまうのは、戦士としての才能が豊かであることの顕れと言えるかもしれない。実際、初戦で全く敵わなかったシャドー相手に自信を取り戻したことで完全勝利を収めていることから、元々のポテンシャルは相当なものである。
また口を開けた初めてのウルトラマンでもある。
カラータイマーの音はウルトラマンガイアの物に似るが、決定的な違いとして点滅すると『ピッ!』という可愛らしい効果音が最後になるのが特徴。
名前の由来はZENITH(天頂)とEARTH(地球)に由来する。
第2作では『Zカプセル』というカプセルを父から与えられ、ミラクロンを召喚した。また、PS版ではペット/味方怪獣としてダダダーゴン、ガメロドン、ツヴァイホーン、モグモッグがいるという設定である。肝心の強さはお察しください。
造形物
本編中に登場するスーツはグレートや後のジョーニアスと同じく化学繊維製で銀色がどちらかといえば白色に近いなど、ウェットスーツ製の他のウルトラ戦士とは一風異なる出立ちとなっている。
時代の変化に合わせて電飾がLEDになったのも初だが、映画第1作と第2作でカラータイマーの色が若干異なる。製造元は開米プロダクション製(出典:『ウルトラマンオフィシャルデータファイル』(デアゴスティーニ)・『トピックインフォーメーション』(66-31)より)。
『テレビマガジン特別編集 平成ウルトラ映画全集』(講談社・2001年)に掲載された設定画(P88)によると初代マンタイプ、タロウタイプ、エースタイプ(何気にこのタイプの顔は珍しい)のマスクやウルトラマンチャックに似たボディなど様々な案が考案されており、デザインにはかなりの試行錯誤を繰り返した事がうかがえる。
中にはベリアル・アーリースタイルを思わせるマスクもある(後に本当にゼアスのスーツを改造して製作される事に。どちらかというと出光人にも似ている)。
ピカリブラッシャー・ピカリブラッシャー2
見た目は何の変哲もない白い電動歯ブラシであるウルトラマンゼアスの変身アイテム。
変身に必要な光のエネルギーを蓄えており、朝日勝人がこれで歯を磨いて口内環境を綺麗にして空高く掲げる事で、ブラッシャーから発される光に包み込まれてゼアスに変身する。
汚れを気にしすぎて変身できないこともあったが、敵にさらわれた透のことを想い頭を高速で左右に振ることで変身できた。
第2作『超人大戦・光と影』では、ゼアス自身の成長に合わせてピカリブラッシャー2に変化している。
カラーリングがゼアスの体色と同じ赤色になった他、汚れに強くなったことでより素早い変身が可能となった。
主な必殺技
スペシュッシュラ光線
何かを大切に抱えるような独特の動作の後に、スペシウム光線とは鏡写しに手を組んで発射する必殺光線。
構えがスペシウム光線と逆になっているのはウルトラマンに憧れて鏡を見ながら練習した為である(ちなみに何かの特殊能力が発動したのか、自販機の前でこの練習していたところ、何故かポカリスエットが排出されるという現象が起こった。ただの不具合かもしれないが)。
第1作では赤い光線で敵を捕捉し、それをたどって青い強力な光線を打ち込むという技だったが、第2作では青い光線を直接打ち込むようになった。
これは当初はターゲッティングすらまともにできなかったのを練習を重ねて克服し、赤いポインター無しでも命中させられるようになったため。この辺りからもゼアスの高い素質が窺える。
しかし後述の客演回では再び赤い光線で補足してから青い光線を放つパターンとなっていた。
現実でもレーザーサイトによる照準は練習のみならず実戦でも十分活用される為、不自然な話ではない。
実際第1作序盤ではまだ使いこなせておらず、自主練で発射した際には崖に乱反射して自爆しかけたことも。
この必殺技もゼアスの自信や気合いによって威力が大きく変動してしまうらしく、第2作序盤では本来なら同威力である筈のウルトラマンシャドーのシャドリウム光線に押し負けている。
ゼアススーパーキック
バレエのアティチュードのような片足立ちの姿勢で超高速回転し、そのまま相手にぶつかって蹴りつける技。
あまりにも回転が速すぎる為に敵の光線攻撃をすべて跳ね返してしまうばかりか、蹴られた相手が大気圏を突破して宇宙まで飛ばされてしまう程の威力を持つ。
実質ベンゼン星人を倒した決め技。
ウルトラかかと落とし
第2作で、正道会館の師範代のかかと落としをヒントに編み出した新技。
空中で縦に猛回転しながら相手に突進し、強烈なかかと落としを見舞う。
シャドーの強固なボディを破損させ、シャドーの正体を暴いた。
ゼアスを象徴する技である為、後に『運命の衝突』でも使用された。
クロススペシュッシュラ光線
第2作の最終決戦の最中に編み出した技。
スペシュッシュラ光線を発射したまま口を開いて叫び「十」字型から「X」字型に腕を傾けて両腕全体からの巨大なX字型光線の発射へと移行する。
スペシュッシュラ光線の十倍の威力を持つが、気合の産物であるためゼアス自身にも自由に撃てるかどうかはわからないらしい。
ゼアス・チョップ
チョップ技。
急降下して放つ「ゼアシュトー」、空中で放つウルトラ霞斬りを思わせる「ゼアスクロスVer.1.0」、エネルギーを集めた手刀「ゼアスカウンターブロー」など様々なバージョンがある。
ゼアス・ニーキック
電撃が発生する膝蹴りを食らわせる。
ウルトラマンエースの電撃キックに相当する技。
ゼアス・ドロップキック
コッテンポッペに食らわせたドロップキック。
肩の角を破壊している。
ウルトラワープビーム
眼から放つ物体転送光線。
影美道場に攫われた人々を救出した。
スペシウム光線
新世紀ウルトラマン伝説で使用したスペシウム光線(と思われる技)。
スペシュッシュラ光線の癖なのか、発射ポーズがそれと同様に本来のスペシウム光線とは鏡写しになっている(その場にいた他のウルトラマン達は皆正しい構えを取っている)。
バリア(正式名称不明)
ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突で使用した緑色の円形のバリア。
流れ弾とはいえ、完全体のグア・スペクターの攻撃をナイスのバリアとともに防ぎきるほどの強度を持っている。
ゼアスキャン/ウルトラリワインド/ウルトラブレンダー/ウルトラストレッチ
いずれも劇中未使用の技。
左から順に浄化作用を持つ特殊なエネルギー波で半径50キロ以内を除菌する洗浄能力、少しだけ時を巻き戻す時間操作能力、同様にほんの僅かな間だけ時間の流れを遅くする能力、亜空間を作り出す能力。
文面だけ見るとチートラマンクラスのとんでもない能力ばかりだが、ゼアス自身の性格的にあまり効果は期待できそうにないのが残念である。
Z95星雲・ピカリの国
地球から299万光年離れた星で綺麗好きな住人が多い。
クリーンエネルギー「スーパーゼアスα」とリサイクルシステム(元ネタは出光から販売されているガソリンのブランド名からであろう)で都市機能を賄っている非常に清潔で快適な星であり、緑豊かで大気汚染が無く、猫や鳥といった生物も普通にいる。
更に技術面のみならず、楽器が存在することから音楽などの文化面も高度に発達している事が窺える。
いわゆる宇宙警備隊のような機構があるようだが、活動理念は異なっており、環境汚染が進みかけている星々へ隊員を派遣して警告を行う他、環境汚染を利用して侵略活動を目論む怪獣や宇宙人の討伐が主な任務という所謂「宇宙の環境調査員」としての毛色が強い。カプセル怪獣の技術も存在していて、特訓や自分が戦えない時に召喚するといった用途で利用される。
なお、広場の立像を見るにウルトラ兄弟やウルトラの父に相当する偉大な戦士がゼアス以前に活躍していた事が窺わせている。ちなみにこの戦士はマントを着用していてピカリフラッシャーを掲げているというどこかシュールな姿をしている。
外見はあまり似ていないが、ウルトラ出光人もこの星の生まれ。つまりこの星には光の国のシルバー族よりの見た目の種族と、ゼアスのような赤色主体の種族(光の国のレッド族とは違う)の二種がいる事がわかる。
以上の設定は本編内ではなく、『愛蔵版 てれびくんデラックス ウルトラマンゼアス2超全集』(小学館・1997)で判明した。
ちなみに名前はM78星雲・光の国のパロディで距離も本家の300万光年から1万光年差し引いたもの。
なお、この星がどの宇宙の所属かは不明であるが、『ウルトラマン全戦士超ファイル』(小学館、2020、P8)の見解によればM78星雲のある世界に属している様子。この情報を信じるならば、ゼアスは別宇宙に派遣されていた事になる。
あるいは、ゼアスの活躍した宇宙は『ウルトラマン地球来訪30周年』を記念して黄金の像が建てられているのでM78スペースから派生した世界だとも解釈できる(作中世界でもゼットンがウルトラマンを倒したというセリフがある)。
客演
ウルトラマンゼアス自体が出光興産とのタイアップを前提に作られたキャラである為、版権が非常に厳しいキャラクターなので、所謂『本編』に当たる話では一度も客演していなかったが…
ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突
久々に本筋の映像作品に登場。情報公開された2021年はちょうどゼアス放映25周年であり、配信が開始された2022年4月は『ゼアス2』の上映から25年目。
漫才の相方としてよく組まされるナイスと本格的な共演を果たす。
今作ではEPISODE1から登場し、何故かナイスと共に宇宙警備隊に所属しており、ボーイを加えた3人でアブソリューティアンとの戦いに向けて特訓をしていた。
特訓でナイスとクロスカウンターをして負傷したところをグリージョに治療された縁から仲良しになった。
相変わらずと言うか以前よりもコメディ寄りな感じになっており、戦闘中でもやや頼りない部分を見せる時があるが、ナイスやボーイも一緒とは言え、レイバトスを相手に善戦しており、グリージョダークネスにはウルトラかかと落としやスペシュッシュラ光線を決める活躍を見せた。
そして、グリージョがグリージョダークネスと光線の鍔迫り合いとなった際には彼女へ声援を送り、その勝利を見届けた。その後は光の国へ戻り、ナイス達と共にアストラとゼロの特訓を見物していた。
外部展開
前述の通り、本編での登場が少ない反面、実のところ番外作品への客演や出張営業は結構多めである。
出光興産CM
ベンゼン星人配下のメフィラス星人、ゼットン、エレキング、ゴモラの攻撃から低ベンゼン性ガソリン「ゼアス」を保護していた。
劇場版「ゼアス」とのタイアップにより、出光興産のガソリンスタンドではゼアスのイラストが描かれている店舗も存在していたが、流石に公開から20年以上経過している現在では滅多に見掛ける事はない。そんな店舗を見つける事が出来た貴方はラッキーかもしれない。
とんねるずのみなさんのおかげです
演:木梨憲武
「とんねるずのみなさんのおかげです」内にて行われた本家公認のパロディコント。
朝日勝人が変身するという設定は本家と同じなのだが、変身した姿はボディは全く本家と同じデザインでありながらマスクが木梨憲武の顔出しが前提、赤いマフラーが付いているというデザインになっている。言動が所々仮面ノリダーなのはご愛嬌(作中でも木梨猛に間違われている。ちなみに、本家ゼアスを演じた関口正晴氏は今回は大河内隊長役である)。
泥まみれキャットファイトを楽しもうとするベンゼン星人(演:石橋貴明)の野望を打ち砕くため、ベンゼン星人が変身したコッテンポッペを相手に戦う。
トドメとばかりに「にいさぁ〜ん!せんぱぁ〜い!」と呼び出したウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック、ウルトラマンA、ウルトラマンタロウと共に必殺光線を決めようとするもギャグ時空の雰囲気に呑み込まれて中々上手くいかなかった。
ウルトラマン超闘士鎧伝(ダークベンゼン編)
この章の主人公で太陽神の使者というなにやら凄そうな肩書きを引っ提げて登場。
ダークベンゼンがウルトラ戦士を魔石で石化してしまう中でただ一人生き残り、事態を解決する鍵となるウルトラマンティガを捜索していたという。本家もびっくりなシリアスさである
ウルトラマンM78劇場Love & Peace
デフォルメされた姿で登場。第1話「ウルトラドミノ」にて、ウルトラセブン、ウルトラマンゼアス、バルタン星人、ガヴァドンA達と共にドミノにチャレンジした。ゴモラが倒したドミノの位置を仲間達と共に修正していたが、ガンダーが時間稼ぎの為に凍らせたドミノ板を見て大焦りしてしまう。見兼ねたセブンとガンダーがクロス・スペシュッシュラ光線の構えを取らせて解凍させた事で事なきを得た。
新世紀ウルトラマン伝説
ゼアス本編以来の登場。これまでのウルトラヒーローの戦いを振り返るシーンではコッテンポッペ戦とウルトラマンシャドー戦が紹介された。
かんじ少年のSOSを受けて天空魔との最終決戦に駆け付けるが火炎弾を受けて盛大にすっ転び、ウルトラの母のマザー光線で治療してもらっていた。周りがスペシウム光線を発射する中、一人だけスペシュッシュラ光線を放つ(構えを間違えただけで普通のスペシウムであるとする意見もある)。
扱いとしてはタイトルロゴ紹介シーンを除き、平成に活躍したヒーローとしては扱われておらず、ダンスでは(世界観の関係からか)昭和組に、それ以外では他媒体で活躍した戦士の括りに入っている。
新世紀ウルトラマン伝説2003THE KING'S JUBILEE
前作に引き続き登場。キングの誕生日パーティには宇宙サーフボードに乗って参加した…がレオ兄弟がかっこよく乗りこなす中、一人だけ必死にバランスを取っていた。
作中でダンサー集団「ウルトラファンクジャム」の一人「ゼアス・ファンキーグループ」として参加している他、観客としても登場している。なお、相方のミラクロンやライバルのシャドー、ベンゼン星人ファミリーも登場している。
なんと本作で息子(作中では「B-BOY・ゼアスJr.」)がいる事が判明した。実は平成で初めて息子がいる事が分かったウルトラヒーローである。ゼロやタイガもびっくりだろう。
これは企画のみで実現せずに終了したシリーズ第3作の設定の名残。息子の登場のほかに、ゼアスが実はキングの孫であったことが判明する予定だったなど、いろいろ斬新なアイデアが詰め込まれていたと噂されている。
予告編では親子で前売り券の販促を担当している。
ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟
ウルトラマン40周年記念パーティーにスーツを着て参加。往年のレジェンドキャストに花束を贈った。
『メビウス』のTVシリーズ制作発表会でもスーツ姿であった。結構似合っているかも…?
大怪獣バトル
オールスター系ゲームでは初の参戦。
大怪獣バトルウルトラコロシアムDXで先行登場し、アーケード版ではNEO5弾でスーパーコンボ、RR第1弾からプレイアブルとして参戦した。
必殺技はスペシュッシュラ光線、クロス・スペシュッシュラ光線、ウルトラかかと落としと原作再現も豊富。なお、ライバルのシャドーもNEO5弾にてプレイアブルとして、ベンゼン星人は無印から技カードとして参戦している。
親戚設定や劇中でカプセル怪獣を使役していた事を反映してウルトラマンやカプセル怪獣とは相性が良い組み合わせになっている(1-027、3-008)。公式映像作品では絡みが無いものの、なぜかウルトラマンヒカリとも相性が良い(6-014)。
新ウルトラマン列伝
やはりというか本編の放送は無かったものの、最終回「グランドフィナーレ!ウルトラ戦士よ永遠に!」では歴代のウルトラ戦士と共に集結していた。
ウルトラマンジード以降のTVシリーズ
いずれの作品においても本編には未登場だが、『ジード』放送期間中にウルトラカプセルが発売されたのを皮切りに、玩具オリジナルの展開としてゼアスの力を宿したアイテム(ルーブクリスタル・ウルトラタイガアクセサリー・ウルトラメダル)が毎年商品化されている。
ULTRAMAN(漫画)
ゲーム版『BE ULTRA』にてゼアス及びカプセル怪獣ミラクロンをモチーフにしたウルトラマンスーツ『ZEARTH&MIRACLON』がゲームオリジナルキャラクターとして登場している。
後に食玩フィギュア『CONVERGE HERO′S ULTRAMAN』にて立体化も果たしており、パッケージ解説文にて明かされた設定によると
・装着者はまだ半人前の若者
・主武装は回転式電動ブラシ(振動波発生スパイク)を先端に配したランス
・サポートユニット『ミラクロン』の背に乗って戦う
など、『ゼアス』本編のオマージュ要素が多く盛り込まれている。
作詞家/阿久悠40年記念特番
タロウとタイラントとの戦いに突如乱入するが、タイラントに頭突きを受けてダウンした。
何しに来たんだお前…。
ウルトラマンの日in杉並公会堂
全43ヒーロー集合という触れ込みに嘘偽りなく出席。
「いつも一生懸命」という主題歌の歌詞を思わせる謳い文句で紹介された。
ウルトラマンプレミアステージ
ウルトラマンプレミアステージ第1作から第3作まで皆勤賞。
安定のギャグ担当である。
ウルトラマンフェスティバル
ライブステージで度々登場。1997年にはティガとともに主役に抜擢された。
ウルトラマンライブステージ
当時の現行ヒーローであったウルトラマンガイアを差し置いて主役に抜擢。デジタルカネゴンも一緒に登場。
バルタン星人、ザム星人、メフィラス星人、メトロン星人連合軍による「惑星クロノスの悪魔」と呼ばれる邪神獣ゲスグロウの復活を阻止する為に奮闘する。
残念ながら、本作発のゲスグロウはイベント怪獣も網羅された「円谷プロ全怪獣図鑑」(小学館・2013年)にも収録されず、マイナーな怪獣となってしまった。
各種イベント
ヒーローショーなどでは同じギャグ時空のウルトラマンという事もあってウルトラマンナイスが相方になる。コンビ仲は非常に良く、円谷プロ公式施設などでは良く漫才をする姿が見られ、彼とのコンビスタイルがすっかり板に付いている。ちなみに二人とも妻子持ちという共通点がある(ただ、ナイスは円谷ジャングルの"店長"で、ゼアスはガソリンスタンドの"店員"なので立場には天と地ほどの差がある)。
とあるイベントでは「ベリアルの乱に呼ばれなかったのは戦力外だったから」とコントのネタにしている。出身がM78星雲とは違うから駆けつけられなかっただけなのかもしれないが…
2018年12月22日に福島空港ターミナルビルで開催された握手会ではサンタ風マントを着用した姿で登場。本人が赤基調のカラーリングな事もあって、中々に様になっている。
エイプリルフール
円音ウルに萌えているらしい。
余談
平成ウルトラマンは体に装飾が施されている特徴があるが、彼は平成ではわずか3人(悪トラマンのこの人を含んでも4人)しか存在しない「完全無装飾のウルトラマン」の1人である。ちなみに残りはネオス、コスモスである。
ぐんぐんカットは1作目と2作目で異なり、前者は虹色の光から出現し、後者はCG技術の向上により美麗なグラフィックとなっており、背景のカラーリングも少なくなった。
かつて出光のスタンドにて、同名のガソリンブランドが供給されていた(レギュラーが「ゼアス」、ハイオクが「スーパーゼアス」名義)。
『シュワッ!』や『トォーウッ!』といった掛け声はのちの平成ウルトラで度々流用されている。『光の星の戦士たち』の予告編ではティガとダイナに、『新世紀ウルトラマン伝説』ではガイアとアグルに流用されている。
同期の『ウルトラマンティガ』とは関わりが薄いが、『ウルトラマン超闘士鎧伝』では共演している他、ティガがゼアスに応援の手紙を贈った事がある(『テレビマガジン特別編集 平成ウルトラ映画全集』(講談社・2001年)P75より)。
立体化について
版権が厳しいから立体化の機会も…という事はなく、主人公ウルトラマンなのでむしろ商品化の機会にはかなり恵まれている (ライバルのシャドーも同様)。
代表的なものは『ウルトラヒーローシリーズ』であり、かつては通常のナンバリングに括られ、リニューアルを繰り返してきたが、2022年には『ウルトラヒーローシリーズEX』からの販売となった(おそらく、『UGF』を見越しての販売であろう)。
Mydoカードに入会すれば、キーホルダーが貰えた事も。
その他の立体化は次のようなものがある。
- 『京本コレクション』(1996年/バンダイ)
- ガシャポン『ウルトラマン超闘士鎧伝 ~新戦士ティガ出現編~』(1996年/バンダイ)
- 『貯金箱コレクション ウルトラマンゼアス』(1997年/ユタカ)
- 『サウンドバトラー ウルトラマンゼアス』(1997年/バンダイ)
- 『新世紀ウルトラマン伝説 グレートファイター28』(2002年/バンダイ)
- 食玩『ウルトラマン対決セット プレイヒーローVS 光と闇の激突編 4 ウルトラマンゼアスVSウルトラマンシャドー』(2008/バンダイ)
- 食玩『ワンダーカプセル ウルトラマンシリーズ2』(2005年/バンダイ)
- 食玩『CONVERGE HERO’S ULTRAMAN 01』(2020年/バンダイ)
- ガシャポン『アルティメットルミナス ウルトラマン15』(2020年/バンダイ)
などなど…サイズや媒体を問わず、様々なフィギュアが販売されているのである。
勿論、イベントや公式ショップで購入できる指人形化も果たしており、その人気は根強い事がわかる。
関連タグ
ゼアス候補生:『ゼアスは彼しかいないのに候補生とは?』と混乱するかもしれないが、彼らがゼアスの後を受け継いでゼアスになるという流れなのである。
・ウルトラマンベリアル(アーリースタイル):予備スーツの1つが改造された。