概要
ボクシングにおけるカウンター・ブロウの一つ。相手の打撃に合わせて顔面を打つ技であり、相手の拳と自分の拳がクロスすることからこの名前が付いた。
漫画「あしたのジョー」の主人公矢吹丈の必殺ブローとして有名。
本来は相手のパンチを掻い潜るのが正確な形であり、ほとんど相打ちで強引にカウンターを決める丈のそれは、相手のパンチの威力を軽減させることに成功はしているが、純粋なカウンターとしては失敗である。
殴られながら殴る技、あるいは相打ちそのものをクロスカウンターと認識している人も多く、正確な形のクロスカウンターを描いたイラストはほとんど存在しない。
同じ漫画作品では「はじめの一歩」で宮田一郎がアーニー・グレゴリーに、漫画以外では「仮面ライダーW」で仮面ライダージョーカーがメタル・ドーパントに対して正確な形のクロスカウンターを決めている。