概要
その性格上、pixivに投稿されるイラストのほとんどがR-18である。
現実ではアダルトビデオや違法賭博などのアングラな場以外ではまず見ることができない。その非現実的なシチュエーションから、pixiv内外のボクシング創作上で多く描かれている。
創作でも地下ボクシング等、非合法的なシチュエーションで描かれていることが多い。
トップレスボクシングの特異性
スポーツ競技名のタグがついたR-18イラストは、競泳水着やセパレートユニフォーム等、スポーツウェアやユニフォームのフェチに焦点を当てており、競技そのものではなく、衣装の着衣者との性行為を描いたものが大半である。
その点、ボクシングタグのついたR-18イラストは、性行為を描いたものよりも、トップレス姿で闘っている女性を描いたものが多数を占めている。また、この記事が独立して作られている点からわかるように、トップレスボクシングという1つのジャンルが成立してしまう程人気が高いことから、他のスポーツと比べて特殊な傾向が窺える。
これはエロを描きつつも、ボクシングの「殴る」要素を排除することを嫌う作者が多いことが考えられる。また、格闘技オンリーの同人誌即売会が開催されているように、格闘技創作クラスタ同士の結束が強く、このジャンルが共有され続けていることも一因であると考えられる。
pixiv内外では、ボクシングイラストの中でもトップレスばかり、あるいはトップレスのみ描く作者が多く、特に海外はその傾向が更に強い。
現実では
現代のボクシングの起源となったイギリスの近代ボクシングでは、見せ物目的で、上裸あるいは全裸を対戦させていたと伝えられている。逆に、エリザベス・ウィルキンソン(記録に残る最古の女性チャンピオン)の試合ではルールに衣装の着用を明記したことが記録されており、これは真剣勝負であることをアピールする思惑であったとされている。
ボクシングが正式なスポーツになって以降も、違法賭博場、闇営業風俗店などで上裸・全裸の女性を対戦させていた事例があり、近年でも摘発された例が存在する。
アダルトビデオにもマイナーながらもトップレスボクシングを扱った作品が存在する。
稀にポルノ雑誌でトップレス姿のボクサーを写したグラビアが掲載されることもある。
当然、公の場で胸を露出したり、この催しを開催したりすることは公然わいせつ罪や風営法違反に該当する可能性が高く、まず不可能。
そして、乳房は、脂肪で構成され、母乳を分泌するデリケートな部位であるため、現実の女子ボクシングでは、スポーツブラやランニングシャツの下にチェストガードを着用して保護することが義務付けられている。
そのため、胸部を全く保護しない、露出した状態でボクシングのような打撃と激しい動作を伴う運動をすることは、クーパー靭帯他、胸部組織に深刻なダメージを与え、胸部形状やホルモンバランスなど身体の健康に影響を与える可能性が高く、女性側にメリットは全くない。