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仮面ノリダー

かめんのりだー

1988年から1990年にかけて放映されたフジテレビ系バラエティ「とんねるずのみなさんのおかげです」のコーナー(パロディ)ドラマである。 当時の子どもたちから圧倒的人気を博したのだ。 グッド!グッダー!グッデスト!
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「やめろジョッカー!ぶっとばすぞぉ~」

ストーリー

仮面ノリダー・木梨猛は改造人間である。
彼を改造したジョッカーは、世界征服を狙う悪の秘密結社である。
世界平和を守るため、仮面ノリダーは戦うのだ!!

概要

バラエティ番組・とんねるずのみなさんのおかげです内で放送されたコーナードラマ。
その名の通り仮面ライダーパロディコントである。子供達を中心に人気を博し、当時社会現象にまでなった。
ライダーへのリスペクトや小ネタが随所にあり、その高いクオリティから今なお根強い人気を誇る。

言ってみれば金と手間と人員を惜しみなくかけた大掛かりな大人の仮面ライダーごっこである。
ライダー直撃世代のとんねるず含め、番組スタッフも仮面ライダーを見て育った世代がやはり多かったらしい。


特撮パロディ故の困難

実際に特撮形式のほぼ毎週かつ大掛かりのパロディであり、現在のバラエティ製作現場の台所事情を考えても毎週のようにやるのは現在ではほぼ困難といわれている。実際に特撮番組並の費用がかかっていたらしい。
ノリダー役の木梨憲武に対して『日本一の着ぐるみ師』を自称した石橋貴明はノリダーV2の頃には既に毎週のように動きにくい着ぐるみを着て動き回るのは「重くて暑くて死にそう…」と非常に辛い状態だったという。
ノリダーV2の頃には二人のモチベーション低下とマンネリ、スケジュールの関係もあった為、V2はノリダーに比べ短命に終わった。(いわば打ち切り的オチで終了)
仮面ノリダーガンジス(仮面ライダーアマゾンのパロディ)の計画もあったらしい。

バラエティ番組におけるパロディ特撮の先駆けであったが、制作費用の関係でノリダー程の大掛かりなパロディは以後現れる事は少なくなっていった。

登場人物

仮面ノリダー

ノリダー・ピーンチ!!


「びぃ~や~おう!」
世界平和のためにジョッカーと戦う正義のヒーロー。動物大好き。血の色は緑。
戦闘員相手には『ノリダーカーニバル&フェスティバル』という全体攻撃を使い
怪人相手には必殺のキックやヘッドバッドを決めるのがお約束。
ちなみに、80年代or「完結編」は「旧2号」風、90年代は「新1号」風のコスチューム。

「すーパーNORIだー ぼんよよよ~ん」
放浪の旅で修行、その成果でパワーアップした姿。金色。5万馬力!

仮面ノリダーの関係者

立花藤兵衛


おやっさん。歴代仮面ライダー達を支援したおやっさんと同一人物(中の人的な意味で)
小林氏がおやっさんを演じたのはこれが最後。
「最後の聖戦」の時点では既に小林氏はこの世を去っていた為に遺影と過去のアーカイブで出演していた。
ちなみに、1度だけ、『ウルトラマン』のムラマツキャップもやった。

渡辺満里奈


木梨猛の恋人、喫茶アミーゴでバイトをしている女子大生。
行く先々でジョッカーやゲロジョッカーの作戦に巻き込まれる。

  • チビ太
孤児院ちびっこハウスにいる少年、猛の親友。
  • ジュンコ&モモエ
孤児院ちびっこハウスにいる双子の姉妹。
ノリダーをサポートする小さい仮面ノリダー。ウルトラセブンのカプセル怪獣に近い。
おならじゃないのよ、おならじゃないのよ、空気が入っただけなのー。」
岡村隆史のは「分身」

ジョッカー

  • ジョッカー怪人・○○男or○○女(演:石橋貴明
ぶっとばすぞぉ~


ファンファン大佐指揮の下、世界征服を実行に移す悪の改造人間。
○○の中には改造のモチーフ名が入る(ラッコ男など)。
そのモチーフは動物・植物の有機物や無機物・果ては行事など多岐に渡る。

ファンファン大佐


ジョッカー幹部。5番アイアンを愛用している。

キングジョッカー男


ジョッカー総帥かつ、最強の恐怖○○男。ちなみに、V2で生きていた。が、ノリダーも生きてた。

  • ジョッカーのみなさん(倉田プロモーションの人)
いわゆる、戦闘員。一番の被害者。
多彩なバリエーションで綺麗にやられてくれるが「ノリダー海」だけはやめてほしいと思っている。
実は若き日の坂本浩一監督もジョッカーのみなさんだった。

その他

  • アミーゴの観葉植物

木梨猛がことあるごとに水をやるもんだから凄く育った。「植物よ、でっかくなーれ!」

  • 留守番電話男(演:石橋貴明)
ジョッカー秘密訓練基地で猛の同僚で親友だった男、石橋文字隼人が改造された怪人。
戦いの後は、修理されアミーゴに置かれる。
  • アラシ隊員

毒蝮三太夫 as フルハシ隊員 in ウルトラセブン


アラシ・ダイスケ。毒蝮三太夫。

あご


本物。突如ノリダーの世界に現れた明らかに世界観の異なる雰囲気の怖いアゴ、いや男。
帝都破壊を目論んでいる様子。

こちらも本家ライダーの人、時にツッコミを入れる場面もあった。

仮面ノリダーV2

「ノリダーは本当に死んじゃったの?」(目黒区6才男子)
「もうノリダーは帰って来ないんですか?子供に聞かれて困っています」(横浜市31歳主婦)
全国からの熱いアンコールに応えて、愛のドラマがよみがえる…

ストーリー

1990年12月、度重なる群発地震により、東京は廃墟と化していた。
その原因は新たな敵ゲロジョッカーの仕業だったのだ!

仮面ノリダーV2登場人物

  • 一文字マモル/仮面ノリダーV2(演:木梨憲武)

キングジョッカーとの戦いの末に消息を絶ってしまった仮面ノリダー1号の代わりにゲロジョッカーの野望に立ち向かう正義のヒーロー。
V2コンパクトで「だーいじょーV!」と掛け声で仮面ノリダーV2に変身し、本家『仮面ライダーV3』と同様、26の秘密が存在するも、コント打ち切りにより最後まで26の秘密がすべて明かされる事はなかった。背負っているギターにはノリダー刀が装備されている。愛用するバイクはノリダーV2サイクロン。

ゲロジョッカー

  • ゲロジョッカー怪人(演:石橋貴明)

ジョッカー怪人よりも能力が高い怪人。
初期は本家、仮面ライダーV3と同様、機械合成怪人等がメインで占めていた。
終盤では旧ジョッカー怪人と同様の動物系の怪人のパターンに戻った。

  • 猩々右近(しょうじょううこん)(演:ボブ市川)
キングジョッカーを救助したゲロジョッカーの最高司令官だったが、第07話であまりの失態続きで戦闘員に降格された。最終話で誤ってゲロジョッカー基地の自爆を押してしまい、爆死した。
  • バンバンビガロ大佐(演:クラッシャー・バンバンビガロ)

クラッシャー・バンバン・ビガロ


V2第01話に登場したゲロジョッカーの大佐で、猩猩右近をノックアウトさせた人物。デモンバズーカを開発し、ノリダーV2を倒そうとした。第02話以降では登場しておらず、その後の彼の消息は不明。

  • クローンマリナ(演:石橋貴明)
V2第02話に登場。ゲロジョッカーが開発したマリナのロボットで、一文字マモルを毒薬入りのビールで抹殺させようとしたが、本物のマリナが現れた上に一文字マモルにニセモノだとバレてしまい、その後の消息は不明。
  • ゲロジョッカー戦闘員(倉田プロモーションの人)
ジョッカーのみなさんと同様の戦闘員だが。ヘルメットと黄色いタイツを着用。掛け声は「ゲロゲーロ!」

公式か否か?

仮面ノリダーは東映および毎日放送(当時のライダーシリーズの放映局)に対しては非公認である。
そして企画自体が東映・石森プロそのものに対して「無断」で始まったものであった。

画像使用とメディア化

現在「仮面ノリダー」は、とんねるずでもフジテレビでもなく、東映の登録商標となっている。(2013年登録)
そのため現在において当時の映像を放送で使用する場合は「協力 東映・石森プロ」のテロップが表記される。

一世を風靡した人気作ゆえにソフト化を望まれることが多いものの、メディア化に関しては上述したように元々が非公認スタートで、公式に対しては無断で始まった企画であった問題や、とんねるず自身の版権管理が厳しい、など諸々の事情があることから、DVD化は極めて難しいと言われている。

2018年、おかげです時代の映像を収録したDVDが初めて発売されるが、「仮面ノリダー」は版権が東映に移っているためやはり収録されていない。

様々な評価と見解

石ノ森章太郎は「うちの息子が好きなんだよ」と、笑って許したと言われ、1989年のTVガイドの取材に応じた際にフジテレビのプロデューサーに「(いち視聴者として)楽しく見ている」旨を伝えたとコメントした。

また平山亨氏もノリダーを笑ってみていたようである。

吉川進の見解とその後

一方で本家である仮面ライダーシリーズを「作る側」であった東映プロデューサー陣、特に当時においてライダーシリーズを担当していた吉川進氏(スーパー戦隊、メタルヒーローシリーズの生みの親。ライダーにはBLACK~Jまでを担当)は関連書籍やインタビューで「昨今のスーパーヒーローのギャグ・パロディ化はヒーローの否定につながります。高倉健やクリント・イーストウッドと、とんねるずは同居できないのです」と相容れないものとして強く批判した。(一方で、『仮面ライダーBLACK』で主演を務めた倉田てつを氏は、『ノリダー』側のオファーに「大好きだから出たい」とプロデューサーにまで懇願したものの、OKが出ず断念した、と後年のインタビューで語っている。実際、撮影現場で「ノリダー」の言葉は禁句だったとのこと)

BLACK RXの後、仮面ライダーのTVシリーズは再び終了となる。企画を予定していた新作も結局実現には至らなかった。
前述の吉川氏の発言記事から仮面ノリダーが原因なのでは?という憶測、または当時の宮崎事件の影響という憶測等も立つがこれらは正確な情報ではない。
(BLACK RXの続編で、主役が小林良平だったという話がある。しかし当時キャスティングを担当していた高寺氏は記憶にないと語っている。また高寺氏は「10人ライダー登場もRX後にライダーは製作しないという決定を受けていたからだ」と話し、後番組を制作するような動きは東映にはなかったとのことである。)

東映の白倉氏は「90年代、仮面ライダーは古臭いと思われていたコンテンツで東映から毎日放送さんに、もう一度ライダーをやりましょう、と何度もアプローチするもいい返事は得られなかった」とも語っている。

本家ライダーはOVAや映画で細々と続くものの、TVシリーズとしての再開は仮面ライダークウガまで待つ事となる。

主題歌・挿入歌

  • 「仮面ノリダーぶっとばすぞのテーマ」唄/木梨猛「そこら辺にいた子供合唱団」
  • 「ノリダー・ジョッカー仲良し音頭」
  • 「仮面ノリダーV2のテーマ〜愛〜」 唄/一文字マモル「そこで見っけた子供合唱団」


その他・補足

  • 実はラッコ男が初めて登場した初回はシリーズ化する前のプロトタイプ的なものだった。そもそも「みなさんのおかげです」がレギュラー放送化する前のスペシャル番組だった頃だった為である。その為、OPの歌い方が若干違ってたり、ファンファン大佐が「ジョッカー将軍」という名称だったり「完」で締めくくっている。
  • 放映当時の子どもたちの人気は本当に凄まじく、さらには「おおらかな時代」の最終期であったことも相まって様々な場所でパロディのネタにされた。早い話が「パロディーのパロディー」いうカオス状況が起こったのである。
    • コロコロコミック』においては「かっとばせ!キヨハラくん」(河合じゅんじ)にてクワタ扮する「仮面クワダー」が、「おぼっちゃまくん」(小林よしのり)にて御坊茶魔がドクターモォに改造された「仮面チャマダー」が登場した。
    • コミックボンボン』の本山一城コミカライズによる「スーパーマリオシリーズ」ではマリオによる「マリダー」が登場。さらにノリダーとラッコ男が出ている場面もあったりする。
    • あかほりさとるによる小説版『NG騎士ラムネ&40EX・ビクビクトライアングル愛の嵐大作戦』では、Dr.カタストロフの部下である鉄仮面(正体はカタストロフに洗脳されていたダ・サイダー)が「やめろジョッカー!ぶっとばすぞぉ~!」を披露した。
    • SNKの迷作「クイズ迷探偵NEO&GEO クイズ大捜査線パート2」にて木梨猛風の男、常連客Bが登場。
    • 同じく「みなさんのおかげです」のコーナードラマであった、新巨人の星(実は同名のアニメがあるが関係はない)の第2話で、徳永善也演じる星一鉄が、勝利のテーブルひっくり返し、勝利のVサインをしながら「だいじょうV!」と言った後、「仮面クロダー」に変身した。その際、仮面ノリダーV2のテーマ曲が流れた(ちなみにこのコーナーの後は本当に仮面ノリダーV2だった)。早い話がセルフパロディである。
  • やがて2010年代になると、いわゆるノリダー世代が様々な会社に入ったのちにアラサーアラフォーとなり社会の中核を担うようになり「子どもの頃に好きだった」事を公言する有名人も増えた。するとノリダーのギャグは時代(世代)を代表するものとして「懐かしのネタ化」するようになり定番パロディ(鉄板ネタ)となっていった。それはノリダー世代が入社して中核を担うようになった東映においても同様であった。
    • 仮面ライダーとは異なるが、ルパンレンジャーVSパトレンジャーでは8話でパトレンジャーに登場するサポートキャラの「ジム・カーター」が敵に捕まった際に「ぶ…ぶっとばすぞ~」と発していた。
    • 仮面ライダージオウのよみうりランドのヒーローショーにて巨大な耳の生えたアナザーすぎるライダーが出現した。胸には「NO RIDER」の文字があり、ライダーキックの際に腕をぐるぐるしながら腰を左右に振っていた。なお、一応の設定上は司会のお姉さんに不完全なプロトタイプのアナザーウォッチを埋め込んで作られた「ノーライダー」とされているため(まだアナザーライダーの着ぐるみが出来ていなかったという「大人の事情」もある)、ノリダーとの関係性はあくまでも不明である。ちなみにだが、正確には「NO RI DER」と微妙に空白を開けて書かれており、そのまま読むと…?
  • 主題歌「仮面ノリダーぶっとばすぞのテーマ」は「レッツゴー!ライダーキック」をパロディにしたもの。ただし似ているとはいえ「レッツゴー!ライダーキック」ではそのまま歌えない。
    • 一方「仮面ノリダーV2のテーマ~愛~」は「戦え!仮面ライダーV3」を若干アレンジしたようなものなので、こちらではほとんど歌詞さえ知ってれば合ってたりする。両方とも特徴的な歌い方をするが、どうやら子門真人の独特の歌い方をオーバーにしたものらしい。ただし、ノリダーの初回に限り藤岡弘、っぽく歌っている。
    • テレビ朝日開局30周年記念の生放送番組で、とんねるずが登場した際は各ゲストが登場時にオーケストラの演奏に合わせて歌う「開局30周年おめでとうの歌」を木梨は仮面ノリダーぶっとばすぞのテーマで歌い出し、場を盛り上げたことがある(その後、芳村真理の要望で歌い直すが、こちらも即興のアドリブソングであった)
  • とんねるずが「タカアキ&ノリタケ」だった頃のネタの一つに仮面ライダーのライダーキックというネタがある。ある意味ノリダーの前身といえるだろうか(?)
  • 当時の石橋は自らが演じるジョッカー怪人のネタ探しに動物図鑑をよくみていたという。
  • 「とんねるずのみなさんのおかげです」時代はとにかく時間とお金を使ってド派手に豪華に作り込むというのがスタンスであったという。
    • 当時フジテレビの赤字番組1位は海外ロケ中心の「なるほどザ・ワールド」であったが、この番組はそれを開始一年で凌駕する赤字を出した。石橋は「ほんとに大丈夫なんですか?」と当時番組ディレクターの港浩一に尋ねると「俺の金じゃねーからな(笑)」と返したそう。
    • 事実上の完結作「最後の聖戦」でノリダーの「分身」としてゲスト出演した岡村隆史は、素人時代からのとんねるずファンだった為、憧れの「みなさんのおかげです」はおろかそのノリダー出演は本当に夢だったとの事でオファーが実現した事に感激しており、この時の分身で使用した衣装を貰い受けて宝物にしているという。


関連タグ

とんねるず とんねるずのみなさんのおかげです 仮面ライダー パロディ デュクシ
ウルトラマンゼアス

デビルタカマン ゴレンジャイ オカムレンジャー

仮面ライダーG:こちらはコーナードラマという共通点はあるが公式(石森プロ・テレビ朝日)による正規作。

ふなっしー:非公認の人気キャラという意味で立ち位置は同じである。

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