概要
バラエティ番組・「とんねるずのみなさんのおかげです」内で放送されたコント。
その名の通り、『サンダーバード』のパロディである。
セリフがアテレコだったり、出演者たちも人形劇のカクカクとした動きやタラコ唇をわざわざ再現したり2号の発射台の下部は鉄道模型の鉄橋を流用したものを使用したり、精巧なミニチュアセットなども使用されていたりと、10分にも満たない1コーナーにもかかわらず結構本格的。
OPはハニーナイツのカバーバージョンを使用。このバージョンは現在に至るまでオリジナルで放映されたことのないという割と貴重なもの。
仮面ノリダーの影に隠れがちだが人気はあり、その完成度の高さに外国人からのウケもよかった模様。
登場人物
括弧内は元となった人物。
国際救助隊のくせにまともな救助活動はしてない。それどころか、被害をより甚大にして逃走するのがお決まり。
パパ(ジェフ・トレーシー)
演:ロバート・マッカーティー 声:岡村学→銀河万丈
初回ではとんねるずのオールナイトニッポンを聞いて爆笑していた。一度仮面ノリダーをみて感心していたこともある。台本飛ばしをしてしまうそそっかしい一面もある。
タカ(バージル・トレーシー)
演:石橋貴明
サンバーダード2号担当。よく操縦桿をすっぽぬく。ノリから兄さんと呼ばれている。
アキラ(アラン・トレーシー)
演:清水アキラ
歌担当。アホの子。パントマイムがやたらうまい。初回のみ「3号」と呼ばれた。マリオネット五木など彼の十八番を劇中でいかんなく披露。
ノリ(ゴードン・トレーシー)
演:木梨憲武
サンバーダード4号担当。割かし常識的な性格でツッコミが多い。
パーカー(アロイシャス・パーカー)
演:鳥塚しげき
パーカーに似ているという理由だけで採用された。タカらを「坊ちゃん」と呼ぶ。
ペネロープ(レディ・ペネロープ)
オリジナルとは違いパパと親子関係のようで、タカらから「姉さん」と呼ばれている。オリジナルと同じく長いシガレットホルダーを使用。
アナウンサー
演:逸見政孝
当時のスーパータイムの曲と共に登場。当時フリーになった事をネタにされている。
1号パイロット(スコット・トレーシー)
OPで倒れて病院送り。
メカ
全体的にろくな目に合わない。
サンバーダード1号
OPで倒れて爆発しそれっきり。
サンバーダード2号
タカが操縦する機体でオリジナル同様一番登場機会が多い機体。ただし、操縦桿がすっぽ抜けたり、遊んでばかりいて整備していなかったため離陸直後にエンジントラブルが起きたりとトラブルが起きたり、浮上時のジェット噴射で周辺の車を吹き飛ばしたり、爆弾を抱える4号の真下へコンテナを落として大爆発、崖から車ごと落ちかけているパーカーとペネロープを2号のジェット風圧でダメ押しして崖下へ突き落としてしまう、地震の救助で建物に瓦礫が落ちて人々が生き埋めになる、六本木のバーでタカらがナンパしたちゃんネーを同乗させた挙句飲酒飛行の末にビルに衝突したりと破壊要因でもある。
居間から2号までの滑り台は非常に長く、摩擦で煙が出てしまうので消化器がある。コンテナの番号は3番までしかない。
サンバーダード4号
ノリが操縦する潜水艦でオリジナル同様陸上走行も可能。ミシシッピー川へ向かう途中で岩に激突したり、不発弾の輸送途中に2号のコンテナ落とされて爆発したりした。船内はかなり揺れるようで、ノリは船酔いしていた。
サンバーダード3号、サンバーダード5号
OPのみに登場。
ペネロープカー
劇中では特に名称無し。初回ではオープンカーであったが、二回目の登場ではランボルギーニ・カウンタックとなっていた。突然現れたゾウを避けようとして崖下に引っかかった際に救助に来た2号の風圧によって追い打ちをかけられて転落。
余談
リニューアル後の『とんねるずのみなさんのおかげでした』にもサンダーバードのパロディコーナーが存在し、こちらは「ヨンダ―バード」というクイズのコーナーで、各種ランキングの1位から4位の順位を当てるというルール。正しい順位であればサンダーバード2号が発射台から発進するが、間違いであれば発射台から転げ落ち、頭上にセットされたスリッパで叩かれるという罰ゲームを受ける。