データ
- 身長:不明
- 体重:不明
- 特色/力:不明
ぶっとばすぞぉ~~
概要
『仮面ライダージオウ』「よみうりランド」ショーに登場したアナザーライダー。
諸々の大人の事情も相まって(まぁその辺は毎度の事だが)、ショーに本来のアナザーライダーが出せない為、急遽用意されたモノである。
ジオウを倒すために司会のお姉さんが変身させられた姿であり、タイムジャッカー曰く「アナザーライダーのプロトタイプ」。
※非公式に近い為か、はたまたファイナルステージ以外のステージキャラクターだからか、超全集等にも記載されていない。
容姿
外見を一言で言うと仮面ライダーに大きな耳と鼻をくっ付けたようなデザインで、全体的に仮面ライダー1号を思わせる姿をとっている。また、胸には大きく「NO RI DER」と書かれており、一部の文字に空白があるのが特徴。
しかし、この「NO RI DER」という文字を、そのままローマ字で読んでみると………。
能力
アナザーライダーのプロトタイプであるせいなのか、(はたまた設定が固まっていなかったのか……?)目立った能力は見当たらず、基本的に徒手空拳で戦う…。
ただし、腕をぐるぐる回したり腰を左右に振ったりなど、どことなく見覚えがあるような動きをしていた。
別にカーニバルもフェスティバルも起きない(はず)…
誕生による改変
あっし~たは、た~んじょ~び(おめでとー)
詳しい内容は不明だが、もしもアナザーライダーが誕生する際の法則に従うならば、かの伝説の仮面の戦士の歴史が消滅している可能性がある。
………あくまでも推測に過ぎないのだが。
活躍
タイムジャッカー(何者かは不明)によって、司会のお姉さんが強制的に変身させられ、ジオウを倒す為の刺客として、その他の戦闘員と共に送り込まれたが、ジオウとゲイツの連携攻撃で雑魚もろとも撃破され、司会のお姉さんも無事救出された。
余談
明らかにモデルとなった某仮面の戦士であるが、結果的とはいえ、仮面ライダーの歴史を途切れさせてしまった要因とも言われる。
そのような点からも、ある意味では向こうもアナザーライダーと言えるのかもしれない………。
似ている?
その存在がTwitterなどで拡散されると、その姿や胸の文字からとあるパロディヒーローを思い浮かべた大人はかなり多かった模様。
具体的には、80年代後半辺りに幼児期を送ったであろう大きいお友達は殆どがそのパロディヒーローの名前を脳裏に浮かべた筈である。
関連タグ
ウィズ:翌年のヒーローショーで登場した司会役のキャラクター。
その後
当然の如く本編へ逆輸入される事はなく、ショー限定のままその場かぎりの敵となった。当然だが。
……しかしまさか、そのパロディヒーローがオリジナルキャストで公式作品に登場する日が来るとは誰も思わなかった事だろう。流石に変身前の姿だけとはなったが……。
上記の通りネットでは、彼の存在が公式の断絶を誘発させたという誤謬すら流れているが、その彼自身が未来へと繋がる現代を救うとは、何とも感慨深い。
メタな余談
彼のシリーズ自体は、ロケ地やナレーションや演者たちの手作り感満載だが妙に力の入ったこだわりっぷりからも分かるように、基本的には幼少期の憧れや懐かしさから来るもので、意図してシリーズを貶めるようなものではなかった。
ただし当時のプロデューサーやスタッフたちが「自分たちが真面目に作ってるモノより粗雑なパロディの方が人気」という現実に嫌気が差していたのも事実で、その結果テレビシリーズは「RX」で打ち止めとなってしまったのである。(あろうことか原作者の石ノ森章太郎先生ご自身が家族と一緒に楽しんでしまったのも、制作側の意欲に止めを刺したのかもしれない…)
しかし今日、東映がシリーズを再始動させた経緯に至って言えば、繋ぎの期間として彼が活躍したことで、ライダーの歴史が断絶せず人々の記憶に残った事実は忘れるべきではない。
過去の意思は嘘では欺けないのである。
なお、平成一号たる仮面ライダークウガの五代雄介役でお馴染みのオダギリジョー氏は、クウガ当時のインタビューで「仮面ライダーと聞いて思いつくもの」の印象に彼を最後付け足していた。やはりある意味で、ライダーの歴史を継承させていた存在なのかもしれない。