円谷ッターとは、円谷プロが2010年に行ったエイプリルフール企画である。「ツブラヤッター」でなく「ツブッター」と読む。
概要
円谷英二のひ孫・洋平が所属するサイバーエデン(円谷プロダクションの公式サイト「円谷ステーション」を運営している会社)が企画、円谷プロダクションが監修のもとで行われていた。
Twitterと連携し、ウルトラマンや怪獣・宇宙人たちのつぶやきを円谷公認サイト(更新停止中)とTwitter上で配信。
キャラ崩壊やメタネタの使用も辞さない公式が病気ぶりで例年通りに楽しませてくれた。
主な出来事
- セブンとゼロ親子の熱血バーベキュー。突然セブンが地獄から来た男!になったりする。
- ユリアン王女の腐女子化。メビゼロ、か……
- ウルトラマングレートが残念なことに。仕方ないね。
- 驚異的なアイドル性を発揮するゴモたん(ゴモラ)。律儀すぎるリプライ返し。カツカレーへの飽くなき執念。去年はエンドレスエイトに巻きこまれていたとかいなかったとか。
- 純粋すぎるウルトラマンメビウス。最後までトリヤマ補佐官の名前を間違えていたなど天然ボケも健在。しかしウルトラ銀河伝説時点の時系列ではGUYSクルーは…まあメタ的に言うならGUYSクルーは健在だが。
- ダークザギ様ネット紳士化。紅茶や山登りなど様々なご趣味をお持ちの様子。ウルトラマンネクサスでは自ら悪役を買って出ていたことが明らかになる。
注意事項(必読!!)
当然ではあるが、この手のキャラ崩壊や変態化が著しいネタはかなり人を選ぶ。
好意的に受け入れたファンもいた一方、中には、キャラクターにあらぬイメージを植え付けたとしてこの企画やそこで誕生したネタの数々を毛嫌いして黒歴史扱いしているファンも少なくない。
特に、この企画以降ゾフィー=へタレ、グレート=ホモ、ユリアン=腐女子等のイメージを持ち、それらが公式設定であると誤解するファンが増えてしまった点は大きな功罪と言え、そのことに対する批判の声は現在でも大きい。
実際、円谷プロ側もさすがに羽目を外しすぎたと判断したのか、これ以降こうしたキャラ崩壊を伴うようなネタは一切やらなくなっている。
いずれにせよ、あまりにも軽々しく「このウルトラマンの設定は○○、ソースは過去に行われたエイプリルフール企画で歴とした公式設定だ」などと、場を弁えずに発言すれば、不快に思うファンもいることを忘れてはならない。
余談
2016年4月から「DENGEKI G's NOVEL」で不定期連載されている『ウルトラ怪獣擬人化計画』でも、「ツブッター」というSNSの存在が語られていたり、ゴモラが大食いキャラでファンから「ゴモたん」と呼ばれていたりと、明らかに円谷ッターを意識したと思われる設定が盛り込まれていたりする。
関連タグ
エイプリルフール 円谷プロ ウルトラマン 円音ウル 3ゲットジョー