「地球の平和は、人間の手で掴み取ることに価値があるのだ」
曖昧さ回避
- ウルトラシリーズに登場するキャラクター→本項で解説
- 装甲騎兵ボトムズに登場するキャラクター→ゾフィー・ファダス
- ファイアーエムブレムifに登場するキャラクター→ゾフィー(FEif)
- 終末のイゼッタに登場するキャラクター→ゾフィー(終末のイゼッタ)
- グレープカンパニー所属のゾフィー(お笑い)
- もしかして⇒ソフィー
データ
- CV:浦野光(ウルトラマン第39話、ウルトラマンZOFFY、ウルフェス2016)、大滝明利(ウルトラマンネオス(スーツアクターも兼任))、田中秀幸(メビウス以降) 、武内駿輔(UGFAC)
- 身長:45メートル
- 体重:4万5千トン(以前の設定では4万トン。また、1万トンと記された場合もあった)
- 年齢:2万5千歳(ただし、この場合、3万年前に起きたエンペラ星人軍団と光の国との戦争に参戦したという設定と矛盾している)
- 飛行速度:マッハ10
- 走行速度:時速650キロメートル
- 水中速度:300ノット
- ジャンプ力:450メートル
- 腕力:16万トンタンカーを持ち上げる
- 職業:宇宙警備隊隊長(初登場時は隊員)
- 趣味:体操
- 家族構成 このように家族構成はいまいちわかっていないものの、児童誌設定によれば26万年前のプラズマスパーク事故で巨人化した「人工太陽技師」の男性(ウルトラの母の父の部下)はゾフィーの先祖の一人らしい。キングはそれより4万年も前から超人だったので、この技師の娘と結婚したとか考えれば辻褄は合う。
- 独身であるが、『ウルトラマンタロウ』でセブンが引き取ったキングトータス一家を一時期飼っていたらしい。
概要
ウルトラ兄弟の長男にしてウルトラの父に次ぐ立場(ナンバー2)である宇宙警備隊隊長。隊長という最高位クラスの職であることから、他の兄弟達およびウルトラ戦士たちに指令を下す立場にいる。ショーなどでも上司あるいは助っ人として描かれる。
当初は、普段は支部の一つであるM25星雲で指揮をとっているということになっていたが、近年はウルトラの星の本部にて指揮官として登場することが多い。
彼の胸にある銀色の突起=スターマークは、ウルトラ戦士の中でも、特に優れた功績を残した者にのみ送られる最高クラスの勲章であり、彼が優れた戦士であることを示している。この勲章は怪獣軍団との戦いでの武勲によるものである(その他、ウルトラマンヒカリも「命の固形化に関する研究」で大成し、スターマークを授与された)。
初登場は『ウルトラマン』最終回の「さらばウルトラマン」で、ゼットンに敗れたウルトラマンに新たな命を与えて蘇らせた。
因みに、あまり知られていないが、この時はまだ隊長ではなくヒラの隊員だった。この後、この功績を理由に隊長に昇格している(つまり『銀河伝説』から最低でも数千年以上前の『メビウス』の時点では隊長歴は40年とちょっとと年齢を考えるとかなり短い期間である)。
もっともこの設定の割には初登場の時点でウルトラブレスターをつけていたため、深く考えたら負けな気がしないこともない(実はウルトラブレスターに関しては昭和の時代(少なくとも『A』の頃まで)はまだ隊長の証という設定ではなく、ゾフィーのエネルギー増幅装置という設定であったりするが)。
掛け声は作品によって異なり、初代ウルトラマンの物をそのまま流用する事もあれば、ウルトラの父のように初代マンの声を低く加工したり(FEシリーズなど)、音声を高めに加工している(ウルトラマンオーブ)事も。
総じて造形の似通った初代ウルトラマンが流用元になっているのである。
また、『ウルトラマンA』ではウルトラマンエースの掛け声の一部を、『ウルトラマンタロウ』ではタロウの掛け声の一部を流用している。セブン以外の声帯模写は得意なのかもしれない(メタ的には、この頃は客演したウルトラマンでも掛け声を全て主役と同じものにしていた関係である)。
飛行ポーズは「さらばウルトラマン」では初代ウルトラマンと同様の腕を正面に揃える体勢だったが、以降の客演ではセブンなどの腕を開くタイプに変更されている。
容姿
典型的なシルバー族の容姿。胸にある対怪獣軍団戦の勲章「スターマーク」(銀色の突起)と、宇宙警備隊隊長の地位を示す肩の3対の突起「ウルトラブレスター」が特徴的。
必殺技
「ミラクル」のMに、光の国公認の宇宙記録・87万度という超高熱を記録した(その後、温度に関しては青い目の力士が更新したはずだが、特に設定では触れられていない)必殺光線で、(ほかのウルトラ戦士の必殺技もだいたい同じ事情だが)惑星にさえ大きなダメージを与えるため、地球上ではフル出力では撃てない。
他のウルトラ戦士の必殺光線と比較しても強力な技として描写されることが多く、まともに命中した際は「格が違う」ことを思い起こさせるものとなっている。
どうでもいいがよく「M78光線」と間違われる。87が正しい。
Fighting Evolution0では、ゾフィー曰く、どんな敵に会っても光線を使えば勝てるように鍛えてきたらしい。事実、この技を習得したエースキラーは、他の技(スペシウム光線、エメリウム光線、ウルトラブレスレット)をメタメタに喰らっても戦闘を続けたエースロボットを粉々に粉砕している。
てれびくんの付録DVD「ゼロ&ウルトラ兄弟」ではウルトラノック戦法の要領でゼロツインソードに命中させ、怪獣兵器バードンを撃破した。
一方で、同作ではこの技を真に使いこなせるだけなのはゾフィーだけとも言われており、操られた彼が本人かどうかの判断にも使われた。
後にビクトリーキラーが使用したものはメタリウム光線と相殺されており、(少なくともウルトラ戦士ではない)彼らが使用するものはその言葉通り、完全な力を引き出せておらず、威力が劣る可能性もある。
映像作品ではいまいちその威力を見せる出番に恵まれないが、漫画作品では非常に強力な描写が見られることが多い。
八つ裂き光輪と同じ動作で腕を突き出して放つAタイプと、L字に組んで放つBタイプがある。ウルトラマンギンガストリウムにも「ゾフィーの力」として受け継がれた。
『ウルトラマンジード』では、深海怪獣グビラがゾフィーのリトルスターを発症したことで、一時的にこのZ光線と同様の効果を持つ潮吹き攻撃を行えるようになっていた(ジード=リクにリトルスターを譲渡したことでこの能力は失われた)。
ウルトラ戦士の基本技「ウルトラ水流」の発展技。冷気を放ち相手を凍らせる。ウルトラマンタロウの遺体を冷凍し、ウルトラの星に運んだ。
ウルトラマンSTORY0では砂漠の砂を凍りつかせ、地中に潜ったアントラーの居場所を突き止めるといった戦法に使用していた。
この技もあってかゼロには「ゾフィー隊長は冷凍光線も得意」と言われており、フュージョン系タイプチェンジにゾフィーの力が使用された場合に冷凍属性を兼ねるパターンが存在している。
- トゥインクルウェイ
テーマソングにもうたわれている瞬間移動能力。異次元にも自在に出入りが可能であり、作中で「命を縮める危険な技だ」と言われていた初代ウルトラマンよりも使用頻度が多い。エネルギーのキャパシティの違いだろうか?
ゲーム『ウルトラマンファイティングエボリューション3』においてゾフィーの必殺防御として登場。キャッチリングの容量で高速回転して敵の光線や武器を弾く。回ればなんとかなる。これといって防御技のないゾフィーに応急処置として作られたのだろうか。
- ウルトラクロスガード
ウルトラマンのウルトラ霞切りと同等の技。『ウルトラマンボーイのウルころ』にてブラキウムに対して使用した。
- 合体光線
ビートスター天球の運行を遅らせる為に使用した。
『ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀』で使用。初代マンやジャックのスペシウム光線に合わせる形で使った。初代マンやジャックのものと比べると、右掌を少し前側のけ反らせるような構えで放っているのが特徴(左手は初代マンのものに近い)。
これ以前の作品では『Let's!TVプレイ なりきりファイトウルトラマン 撃て!必殺光線!!』や『ぱちんこ ウルトラ6兄弟』などで使用している(詳細な描写は見られずポーズの状態から『新世紀ウルトラマン伝説』では使用していない可能性が高め)。
- その他
ウルトラマンオーブがゾフィーの力を借りたサンダーブレスターが「ゼットシウム光輪」を使ってみせた事から、ゾフィーも八つ裂き光輪を使える可能性が高い。
昭和シリーズでの客演
ウルトラ戦士の中でもトップクラスの実力を持っているという設定こそあるが、主演作品がない・特定の人間態を持たないなど、特に昭和二期(『ウルトラマンA』以降)は、彼に限った話ではないが悪気のない扱いの悪さに定評があり、テレビシリーズ中では敗北するケースが多かった。
ただし、直接戦わずにサポートに徹した場合には非常に活躍する(昭和時代は戦うと勝率が非常に低かったのは事実だが)。彼の本来の業務が宇宙警備隊の「隊長」であることを考えれば、なんら問題はないと言える(隊長がノコノコ前線に出てくるのもまずいし)。
とはいえ、客演数は多くとも、主演作品が本来ないこと、謎の扱いの悪さ、代わりに編集作品『ウルトラマンゾフィー』で主役を務めたことから後述のような不当なネタいじりをされることがあった。一応ナレーションや児童誌などでゾフィーがウルトラ兄弟トップクラスの実力を持つことは当時の子供たちに強調されていたのだが、肝心の戦いの演出がいまいちだったりネットもない時代の昭和の雑誌の情報が正確に伝わっていることが少ないということも一時期のファンによるネタ扱いを抑えきれない要因だったといえる。(さらに言うと、設定の整理もされていないので現在のファンからは正史とみなされないことが多い。もっとも情報の正確さや映像作品との矛盾については平成の作品でも怪しいところではあるが…)
公式もそのような状況をマズいと思ったのか、近年では初の単独勝利を成し遂げたり、敗北する場合でも他の兄弟より善戦していることがより強調されていることが多い。
『ウルトラマンA』
「エース…ウルトラマンの言うことが、分かるか?」
第5話ではアリブンタやギロン人に大苦戦するエースを助けに地球に来訪、ウルトラコンバーターで回復後は協力して超獣コンビを正面衝突、2体同時に撃破した。(地味にゾフィーが映像作品で明確に戦闘を行ったのはこれが初である)第13話ではゴルゴダ星でヤプールの罠に嵌まってエース以外が磔にされ、エースキラーがエースロボットに向けてM87光線を初披露。この後はエースにエネルギーを預けてスペースQを発動させた。
第23話ではヤプールと対決するべく異次元へ突入した北斗を追おうとした夕子の前に登場し、異次元テレポーテーション能力を使用して二人がヤプールと対決できるようサポートを行った。第26話ではヒッポリト星人エース救援に駆け付けるも、不意をつかれマンと共にカプセルに初っぱな閉じ込められて何もできずにブロンズ像にされてしまうが、息子達を救うべくやって来たウルトラの父とエースの尽力により復活、力尽きた父を光の国へ送り届けた。
第35話においては雪夫少年の湖に超獣が出たという言葉を疑って少年を深く傷つけてしまった北斗の前に登場し、「少年に対して償いをしなければいけない」と叱責。ドリームギラスに水中戦で大苦戦するエースを援護すべく、ウルトラマジックレイを使用して湖を干上がらせた。
地味に『A』では数だけならばセブンに次ぐ程単独客演が多い。
実は主役作品のないゾフィーを優遇する動きが『A』ではあったとか。
『ウルトラマンタロウ』
第18話ではバードンの猛攻を受けて力尽きてしまったタロウを光の国で治療すべく地球に来訪、ウルトラフロストでタロウを冷凍保存した後に光の国へ運び出し、一時的にタロウに代わって地球を防衛することになる。
ZATのトリモチ作戦が失敗してバードンからトリモチが外れ、危うく病院が破壊されるとろで再び帰還、不意打ちの飛び蹴りを食らわし、格闘でダメージを与えてからZ光線でトドメを刺した…と思いきや、キレたバードンの火炎放射で頭に火を付けられた上、嘴で滅多刺しにされて死亡。カラータイマーがなる暇すらないほどの短期決戦であった。
なお、バードン戦は死んでしまったタロウを一旦光の国に連れて帰り、地球に戻ってきてからの戦いであり、流石に往復600万光年も移動すれば体力の消耗も半端なかっただろう(対するバードンもZATの作戦で涙を流すほどのダメージを受けていた状態ではあったが、やはりウルトラの父ですら疲労困憊で後れを取ったことを踏まえるとゾフィーの分が悪い。また、カラータイマーに関しては必ずしも点滅してないから弱っていないわけではないことは留意する必要がある)。(地味に忘れられがちだが生存者がいる病院を守りつつ戦ってた。)
ムルロア事件の際には兄弟達とウルトラベルを運び出しているほか、テンペラー星人が来襲した時もウルトラ6兄弟全員で撃破した。
第40話では海王星をパトロールしていた所でタイラントと遭遇、真っ先に戦いを挑むも敗北。残った力でウルトラサインで弟たちにピンチを知らせようとするも、腕を折られて失敗してしまう。ちなみに弟たちは少なくともウルトラサインはちゃんと出せている。直後のナレーションでは上記の敗戦があるにも関わらず「無敵のゾフィーが敗れた」と過去を捏z……もといなかったことにしている(「無敗」という表現ではないといえばないが)。
タイラントもマン・セブン・ジャック・Aを連戦で倒している(しかも、タイラントはゾフィーとの戦いではかなり消耗したらしく、その後、天王星でしばらく休憩していた)。
ある意味実力者故に自分より圧倒的に強い敵とばかり戦わされるという解釈もできるかもしれない。一応擁護しておくとゾフィーだけが突出して負けたというよりこの時期の先輩ウルトラ兄弟が不遇だったのは兄弟共通だったりもする。
『ウルトラマンレオ』
「やめろ、レオ!最後の警告だ!!」
第38話ではウルトラキーを盗み出したババルウ星人(にせアストラ)を追跡してマン、ジャック、エースらと共に地球に飛来、アストラを庇うレオと同士討ちすることになってしまう。にせアストラとの戦いではY字ジャンプ攻撃を仕掛けたものの受け流される形で不発に終わってしまい、レオが参戦後は兄弟達への指示に徹していた。
ウルトラマンキングには危うくレオを殺しかけたことやババルウ星人の変身を見抜けなかったことを戒められ、その後は光の国へ帰還してウルトラの星と地球が衝突せぬよう尽力した。
平成シリーズ以降での客演
さすがに昭和シリーズの扱いはあんまりだと判断されたのか、平成シリーズでは『ウルトラマンメビウス』をはじめ、主人公の助けとしてそれなりに活躍するシーンも増えてきており、宇宙警備隊隊長の名に恥じぬ強さを発揮している。
『メビウス&ウルトラ兄弟』
「遅くなった…!」
今回は1986年にUキラーザウルスとの戦いでウルトラ4兄弟が変身できなくなったことを受け、序盤にウルトラサインを地球に送るなど度々4兄弟と交流していたことが判明し、本人もタロウと共にUキラーザウルス・ネオに大苦戦するメビウス達の元へ登場、エネルギーを分け与えて自身も戦闘へ果敢に参加する。M87光線で超獣の腕を吹っ飛ばすなどサポートを続け、最終的にはメビウスに兄弟達と融合してメビウスインフィニティーへの変身に貢献した。
『ヒカリサーガ』
「仲間を信じることも、宇宙警備隊員に必要な資質の一つだ」
光の国へ戻ろうとした途中でベムスターと遭遇したヒカリを救うべく参戦、彼と一体化した人物の事も含め、生き物は皆支え合って生きていると助言を授けた後は協力してべムスターと対決、危うくヒカリが腕を食われかけた際にはべムスターを蹴り飛ばして捕食を回避させ、べムスターを背負い投げするなど今回も細かいサポートを行った。
べムスターの討伐後はヒカリの実力や頭脳を買って正式に宇宙警備隊に抜擢し、彼を立派なウルトラマンと讃えた。後々のヒカリの活躍を考えるとある意味大きく宇宙の命運を変えた出来事であり、ヒカリの頭脳を真っ先に評価してスカウトしたゾフィーの考えは実に英断だったと言えるだろう。
なお、彼が(ヒカリが披露しているであろうことを理由に)二体目のベムスターをメビウスたちに任せてスルーした場面はメビウス18話での被害からネタにされることも。
『ウルトラマンメビウス』
「人間よ、遂に自力でここまで来たな。やがて君達も、我々と肩を並べ、星々の狭間を駆ける時が来るだろう。それまでは我々が、君達の世界の盾となろう」
第42話「総監の伝言」においては当時のサコミズ隊長を侵略円盤から救い、度々現れる宇宙人達と人知れず戦い続けていたことが判明し、間接的にGUYS結成のキッカケとなっていたことが明かされている。地球でウルトラマンとともに戦ったことのないサコミズと地球に長期間滞在したことのないゾフィーで何かしらのシンパシーも感じていたのかもしれない。
ウルトラ4兄弟が戦闘不能となり多くの仲間が地球にいる間、隊長の任務と兼任する形で20年近く宇宙人や宇宙怪獣達から地球人を防衛していたことになり、隊長個人でパトロールも続けていたと思われる。
最終決戦ではサコミズと一体化してメビウスを援護、エンペラ星人を撃破した。地味にここでゾフィーが参戦していなかった場合スペシウムリダブライザーが破壊されていたらしいので、実は映像以上に大きくエンペラ星人打倒に貢献していたと言える。
この時、初めてぐんぐんカットを披露。
『ウルトラ銀河伝説』
ギガバトルナイザーの前に敗北こそすれ、ウルトラマンべリアルに兄弟の中で唯一健闘していた。単独でベリアルと渡り合えたのはタロウ・ウルトラの父と光の国でも屈指の実力者のみである。マンやセブンが早々に建物から吹っ飛ばされていたのに対し、格闘戦ではベリアル相手にかなり食らいつけていた。敗北後は光の国が氷漬けにされた際の大寒波により戦闘不能にされるも、ゼロやメビウス、レイ達の活躍により無事に復活した。
『ウルトラマン列伝』
ウルトラマンゼロにゼットンや怪獣兵器の危険性を語ったり、彼がゼロダークネスとなっている間は代わって進行を務めるなど、時折司会として登場している。また、短いながらもはさまれる戦闘シーンでは、相変わらず見事なコンビネーションを見せている。
『ウルトラマンオーブ』
かつて大魔王獣マガオロチを封印していたことが明らかになっている。
このマガオロチはラスボスクラスが揃う魔王獣を退けてきたオーブの必殺技さえ一切寄せ付けずに一度は敗北に追いやった強豪中の強豪であるにも関わらず、攫っていたタマユラ姫を助けた上で封印している。
加えて、封印に使われていた自身の力は破るために魔王獣6体の怪獣カードとベリアルのウルトラフュージョンカード1枚の合計7枚(他の魔王獣は普通の怪獣のカード3枚分だけで復活できる)を使用する必要があるほどに極めて強固なものであった。
このウルトラマン、いったい何者なんだ…
さらに、その後ゾフィーの力の一部はオーブにも受け継がれてゆくことになる。
『ウルトラファイトオーブ』
「我々がいる限り、お前の思う通りには行かん!」
今回の事件にレイブラッド星人の力が関与しているといち早く見抜き、惑星ヨミに文字通りピンチの時に駆けつける(この時、映画『ウルトラマンゾフィー』の主題歌をバックに、『レオ』第38話の時のY字ジャンプで颯爽と登場するというファン感涙ものの演出が取られた)。
かつて自身を殺害した因縁の相手であるバードンと交戦。バードンの得意技である火炎放射やクチバシ攻撃にも全く怯まず(なんと火炎放射の直撃を受け頭部炎上をCGで再現しながら、気合一つでかき消している!)、逆に格闘技でバードンを追いつめ、最後はM87光線で撃破。
初登場から50年、無念の敗北から44年の歳月を経て、あのバードンを相手に遂にファン待望の初の単独勝利とM87光線初の単独怪獣撃破を果たすという快挙を達成した。
その後怪獣墓場で対峙した、同じく自身を破った相手であるタイラントにはジャックと二人がかりでも苦戦したが、以前と異なりカラータイマーが点滅するまで奮戦しオーブらの到着までの時間稼ぎや体力消耗に成功するという、バードン戦と同じく以前より成長した戦いぶりを見せている。
『ウルトラマンジード』
本編では、ロイヤルメガマスターの必殺技を発動する際に使われるウルトラカプセルとして登場。キングソードから放たれる「87フラッシャー」はジードの技の中でもトップクラスの威力を持つ。
その劇場版では、本人が登場。
ギルバリスの陰謀を初代とセブンを率いて、ウルトラの父とウルトラの母に報告したり、ウルトラの父からの命令でUFZに向けてウルトラサインを送っていた。尚、劇中の様子から「中間管理職」だとファンの間でネタにされていたりする。
『UGFニュージェネレーションヒーローズ』
今回ではウルトラ6兄弟総出でダークキラーと激突、タロウにエネルギーを預けてスーパーウルトラダイナマイトの発動に力を貸していた。
またロッソ、ブルが光の国にやってきた時及び、ニュージェネレーションズがゼロたちの救出に向かうときにも顔見世程度に登場している。
『ウルトラマンZ』
今回では本人は登場していないが、ゾフィー、ジャック、父のウルトラメダルをウルトラゼットライザーで読み込むことによりM78流・竜巻閃光斬を発動することができる。
ゲームの「フュージョンファイト」においてはメビウスやティガのメダルと組み合わせたオリジナル形態であるシグマブレスターが登場。肩などにウルトラブレスターといったゾフィーの意匠が組み込まれている。
ちなみに『ウルトラマンの日 記念特別動画』においてはタロウと共に本人が登場、ゼットには「ゾフィー隊長」と呼ばれていた。
『UGF大いなる陰謀』
現在の隊長としてのゾフィー及びウルトラ大戦争~ベリアルの乱の頃の新人時代のゾフィーが登場する。
なおメインキャラクターとして紹介されているのは新人時代だが、隊長としての出番の方が遥かに多い(キャラ紹介のカットインも隊長の方のみ)。
第1章
リブットからの報告にてマガオロチの卵やゴーデス細胞、さらに80からルーゴサイトの襲撃、そしてヒカリからマックスの残り時間が3日間しか無いことを知り、マックス救出及びマガオロチ撃滅作戦を決行し、ルーゴサイトの追跡を命ずる。
後にルーゴサイト戦で手こずるネオス達にウルトラサインでリブット達が救出に向かったと伝える。
作戦を成功させたウルトラ戦士達の報告を聞き、アブソリュートタルタロスの警戒を強めた。
第1章時点での時系列はマックスによる「マガオロチは既に封印された筈」という発言や、自身のマガオロチの恐ろしさを知っているかのような発言から、「ウルトラマンオーブ」TVシリーズの地球で起こった「魔王獣戦役」の後だと推測される。
第2章
episode4では、胸のスターマークがまだ授与されていない若い姿で登場している。
プラズマスパークに触れるも拒絶され暴れ狂うベリアルを止めるため、ケンや他の隊員と共に出動するも、その猛攻を止められず逃走を許してしまう。
それでも何もできずにベリアルに蹂躙されるだけだった他の隊員と異なり、ゾフィーのみ何度もベリアルに食らいついていたり、episode6でベリアルと再会した際に「スターマークなどつけて偉くなったなぁ、ゾフィー?」と言われていたあたり、ベリアルからも名前を覚えられるくらいには若手の中では実力者だった模様。
episode6では時が流れ、『つなぐぜ!願い!!』よりも後の時代、ウルトラ6兄弟フルメンバーでジュダとモルドのグア兄弟と対決、今作では初代マンやジャックと共にモルドと激突していた。モルドとは格闘戦では互角の勝負を繰り広げ、マンやジャックと共にトリプルスペシウム光線を使用して追い詰めた(『新世紀ウルトラマン伝説』では父、母、キングらと共にに他のウルトラ戦士に指示を出しただけだったため、何気にゾフィーが通常のスペシウム光線を使用するのは初。)。その後は兄弟達にタロウと一体化するよう指示、コスモミラクル光線によりグア兄弟を見事撃破した。
しかし、突如現れたアーリースタイルのベリアルとトレギアの襲来によりグア兄弟との死闘による疲弊もあってか追い詰められてしまうが、遅れて到着したゼロの救援により難を逃れた。その後ベリアルとトレギアを迎えにやって来たアブソリュートタルタロスをここで初めて目撃、ベリアルやトレギア、グア兄弟など多くの脅威を時間を越えて干渉できるタルタロスの危険性を改めて痛感した宇宙警備隊は、時空移動能力を持つゼロに討伐隊の編成を命じる等、タルタロス対策に本腰を入れることになる。
今作ではどちらの世代のゾフィーも武内駿輔氏が担当しているが、現代のゾフィーは氏の声らしい非常に渋いボイスとなっており、ある意味で珍しい印象を与えている。なお、とある場面ではその場の面子で最年長のゾフィーを演じる(中の人の年齢が)最年少の武内氏という状態が見られた。その結果、ベリアル(の中の人)との関係がリアルでも先輩後輩と言う状況が初めて出来上がった事になりepisode6の発言に妙な説得力も生まれた(それまで共演した映像作品でゾフィーを演じていた役者が年上の田中秀幸氏)。
アンドロ警備隊の名前が出てきた際には「アンドロ警備隊だと…?一体いつの話を!?」と驚いていた事から、アンドロ警備隊の創設に関わったゾフィーとはどうやら本家M78スペースのゾフィーである事が窺える。
他のウルトラマンとの関係
その立場から関わる人数が多いので、特に接点が多いものを中心に紹介する
【ウルトラ兄弟】
長兄なだけあって、彼らとの絡みは(80を除けば)非常に多い。
また、彼らと絡む際には、隊長と隊員としてよりは、兄弟として描かれているような印象がある。
初代ウルトラマン
初代ウルトラマンとは前述の通り、彼を迎えに来た関係であり、最初に複数のウルトラマンが絡んだシーンでもある。絵本『おとうさんはウルトラマン』でも、マンが「あの時は本当に嬉しかった」と息子(そういうのがいる設定)に語っている。
近年では、更にセブンと合わせて、ウルトラ兄弟の中では別格であるウルトラ6兄弟の中でもこの三人が揃うシーンが多い。
なお分岐世界が舞台の『ULTRAMAN』では、50年後の世界で生きるハヤタがウルトラマンスーツの最強形態として、恩人であるゾフィーの姿を模したプロテクターを着用し、初代マンを模したスーツを着る長男・早田進次郎らとともに、6人の勇者として並び立つこととなる。
ウルトラセブン
セブンとは「ゾフィーのことなんかいいよ」という発言を筆頭に、ファンの間では双方ともに嫌っているという不仲説が囁かれたりもする。セブンはレオ作中での描写も含めて報告しない傾向があり、ゾフィーはセブンに対して他の兄弟と違って救援している描写がほぼないという点がその理由だろう。もちろん、これはネタであり、そんな設定はない(というか、その辺は大人の事情である)。
既に述べた通り、平成以降は、むしろ同じシーンにいることが増えた。
ウルトラマンジャック
『帰マン』に再登場していないのでこれといってからみは無い。内山版『レオ』やガイアセイバーなどで、顔がそっくりなことをよくネタにされる。
ウルトラファイトオーブではセブンも含めた3人でゼロの救援に行き、レイバトスを追いかけてたどり着いた怪獣墓場でタイラント相手にタッグを組んで善戦した。
ウルトラマンエース
ゾフィーの兄弟への支援、という形で出演が始まったのは彼の作品からであり、そのためか比較的サポートが多い。また『ウルトラマンA』では当時単独主役作品がなかったゾフィーを優遇した面があったらしい(それでもゾフィーと同じだけ客演しているセブンはさすがの人気と言うべきか)。
ゾフィーに限らず、兄弟の敗北が少なくない第二期シリーズにおいては珍しく、初登場時には連携を見せ二人でギロン人、アリブンタを撃破した。
そのこともあってか、平行世界である作品ではあるものの、ウルトラマンSTORY0では、孤児である彼を引き取ってくれたのがゾフィーであり、師匠でもあり、更には兄でもあるという関係性になっている。
ウルトラマンタロウ
バードンに敗れたタロウを光の国に連れ帰ったり、6兄弟が勢ぞろいするシーンでは指揮を執るなど長兄としてのポジションが確立されている(Aやレオの時期にはまとめ役をほかの兄弟にとられがちであった)。
また、メビウス時点では6兄弟の中では光の国にいるのは彼らのみであったり、後年の作品でも良くも悪くもセット扱いが多い(サーガでは2人して登場できなかったり、逆に『UGF大いなる陰謀』では6兄弟中でセリフがあるのはこの2人のみである)
特に近年の作品でウルトラの父が不在の場合は2人で宇宙警備隊の実質的な指揮官ポジションを担うことも多い。
ウルトラマンヒカリ
互いに知っていたことから、旧知の仲だったと思われる(互いにスターマーク持ちで有名人であろう立場なので名前だけという可能性もあるが)。
ダメージを蓄積したヒカリへ帰還するように諭す、ベムスターと戦う彼と共闘する、宇宙警備隊にスカウトする、再出発する彼に難色を示す父を説得するといった相変わらずのサポート体質が発揮されており、彼が戦士となることに一役買った。
なお、兄弟としては長兄と末弟の間柄なのだが、年齢自体は一番近い(ヒカリの年齢は2万2000歳)。
ちなみにゾフィーは、新世紀ウルトラマン伝説第2作ではアグルと共にキングの乗るソリの御者を務めている。この頃から青いウルトラマンとの絡みは存在していたわけである(何気にアグルとヒカリはポジションそっくりだし)。
【兄弟以外のウルトラマン】
ウルトラの父、ウルトラの母
ウルトラの父は前任の隊長であり、上司でもある。雑誌設定も含めるならゾフィーの父とは親友でもあったようだ。
少なくとも、ベリアルの乱の時点で知り合いだった様子。
ウルトラマンネオス
勇士司令部の指揮も直接ゾフィーが取っているのか、部下にあたるようで、彼に指示を出しており、地球への派遣やカグラとの融合を見守った。ちなみに最終決戦に参加する予定で、ネオスたちにも自分を待つように伝えているのだが、結局最後まで来なかった。なぜかは不明である…(間に合わなかったとも解釈できるが)。
声は酒の飲めない某リーダーである。
ウルトラマンベリアル
ベリアルの乱では彼の姿を見て、若さもあってかすぐに攻撃を仕掛けるも難なくあしらわれ、その後の脱獄したベリアルとの戦いでは、互角の戦いをするも及ばず敗北している。
ウルトラマンオーブの形態の一つ、サンダーブレスターとして彼とともに力を貸しているが、他のTVでの形態に比べると少々共通点は薄い。
雑誌設定ではあるが、ゾフィーの父がウルトラの父と友人だったという設定を考えると、同じくウルトラの父の友人で、同期の間柄だったベリアルとも知り合いだった可能性がある。
『大いなる陰謀』では、ベリアルが闇落ちする前には既にゾフィーは警備隊に所属していた描写があり、上述したようにその後の戦いでのやり取りから顔は知られていた事が明らかとなった。
ウルトラマンメロス
別の星雲ではあるが(ゾフィーはM25星雲、メロスはアンドロメダ星雲)、ゾフィーと同じく星雲支部隊長を務める存在。
作中では反発気味だったメロスだが後に共闘する。
アムール
ゾフィーからの信頼を得ている直属の部下で、彼女の自称だが妹分。ある意味では彼女もウルトラマン妹である。
なお、本作ではそこまで登場はしていないのだが、ゾフィーの存在感が結構強い。
派生作品での扱い
映像作品での活躍が増したのは近年だが、内山まもる作品では活躍が多い(後述の雑誌等と絡んだ話と思われる)。
真船一雄先生の漫画『ウルトラマンSTORY0』では、事実上の主人公として「宇宙警備隊最強の男」の評価に恥じぬ凄まじい強さを見せている。
ゾフィーの雄姿が見たいという方はぜひ目を通してみることをお勧めする。
また、漫画『ULTRAMAN』においても、名前こそ出ていないものの、ゾフィーと思われる人物についての言及があり、今後何らかの形で登場してくる可能性がある。
近年の再評価もあり『ウルトラマン超闘士激伝新章』では遂に闘士となり、他のウルトラ兄弟達やヒカリ、ネオス、セブン21、本作はウルトラ兄弟入りをまだはしていないメビウスと共に囚われの闘士ウルトラマン救出に向かった。
余談
ゾフィーの姿について
初代ウルトラマンからたびたび客演しているゾフィーだが、よく見るとその時によって体の模様などが微妙に異なっている。
これは昭和ウルトラシリーズで過去作のウルトラマンが客演する際によく見られた光景で、過去作のウルトラマンが登場する際には何故か放送当時とは模様の形状が変わっていることが多かった(例・『タロウ』第52話客演時の赤手袋ジャック)。
ゾフィーもその例外ではなく、登場した時によって
- 肩や腕の二重線模様が入ってたりなかったりする(ヒカリサーガではネオス辺りで使用されたスーツを、メビウスの終盤では新規デザインのスーツを使用しているかのような描写あり。)
- 実際は赤のはずの後頭部が白になっている
- 胸の模様の形状が変わっている
しかも『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』のウルトラマンベリアルと交戦しているシーンでは、よく見ると場面ごとに模様の違うスーツを使い分けて撮影していることが分かる。
- 実は初代に登場していたゾフィーは正面のトサカ(?)が黒い(後にこのネタはウルトラマン超闘士激伝新章で拾われる。)
…メタ的にいえば最近のそれは、初代ウルトラマンが近年、マスクが別バージョンだったりするようにファンサービスであえてやっているのだろう。流石に、所謂タイプチェンジの類ではないと思われる。
人間態
ゾフィーは地球に留まらなかったため、これといって人間態がなく、変身アイテムも持っていない。
そのため『ウルトラマンメビウス』で登場するまで変身シーンやぐんぐんカット(例の右腕を突き上げたアレ)もなく、一人だけ浮いていた。
そんな彼だが、『ウルトラマンタロウ』ではゲスト出演したZATの協力者の科学者、『メビウス』本編では1回だけだがサコミズ隊長と一体化しており、憑依型とはいえ人間態が存在しないわけではない。サコミズ隊長と一体化した『メビウス』最終回では、ついに変身シーンも披露した(しかもGUYS基地フェニックスネストを背景にするという異色の形で)。
声優の稲田徹氏は出演したゲーム『スーパーヒーロージェネレーション』の製作発表会で「人間態が無かったから」という理由で、「小さい頃はゾフィーになりたかった」と公言したことがある。ちなみに稲田は劇場版ウルトラマンコスモス2作目と3作目のコスモスの声や『ウルトラマンネクサス』のダークファウストを演じている。
M87光線
ゾフィーの必殺技であるM87光線は前述の通りウルトラスラッシュと同じ動作で放つが、これは『ウルトラマンA』の第1話においてウルトラ5兄弟達が着地の際に何らかの攻撃の構えを取るシーンがあり、その際に当時のゾフィーにはこれといった技が設定されていなかった為に初代マンやジャックの技であるウルトラスラッシュの動作を取らせたところ、それがそのままM87光線のポーズとして使われるようになったという経緯がある。
近年ではウルトラスラッシュとの差別化の為か、発射の際に腕を大きく振り被る動きが省略される事が多い。
ネタ
ネット黎明期ぐらいから特に「なぜか」ネタにされ始め、円谷プロのキャラ崩壊やネットのネタを多用するエイプリルフールネタの悪ノリもとい後押しもあってか、特にネタが豊富なウルトラマンの一人である。
ただ、一時期はすぐにその話を持ち出す人がいたことや、ネタだけを見てゾフィーをそういうウルトラマンであるという扱いをする人もいた…ということもあってか嫌う人も少なくない。
最近は減ってきたが・・・。
注意事項(必読!) |
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前述のとおり、これらのネタを場を弁えずに振り回すと不快感を覚えるファンもいるので注意。あくまでもおふざけのネタであることを忘れず、元々ゾフィーが好きな人達を不快にさせないことが肝要である。また、エイプリルフールネタも公式設定ではないことにも留意しよう。 |
捏造ネタ
上記の通り、ゾフィーは宇宙警備隊の隊長という実力者でありながら、昭和シリーズでは目立った活躍がない…どころか敵に敗北してしまうケースの方が多く、さらには他のウルトラ兄弟とは違い、2017年放送の『ウルトラファイトオーブ』まで、実に50年近くもの長きにわたって単独で敵に勝利したシーンが無かった。
それに加えて少年雑誌や書籍、のちの編集版映像集などでは、ゾフィーの出番や活躍が猛烈にフィーチャーされたものが多い一方、上記の敗北にはあまり触れられていなかったのである。
また、当時の少年誌に掲載されていた「ウルトラの父の採点表」では、ゾフィーの点数が当時放送中だったウルトラ戦士(いわゆる最新キャラ補正)を上回っていた事などが初期のインターネット界隈で注目され、一部で「ゾフィー本人が情報操作している」、「ウルトラの父にわいろを渡した」などとネタにされていた。これがいわゆるゾフィーの捏造ネタの発端である(※あくまでネタです)。
ミスターファイヤーヘッド
詳細はリンク先を参照。
アンジャッシュのネタの一つ「バカAD児島」でVTRの人物(演:児島)がゾフィー好きだったが、ADが説明の画像を手描きのイラストで映してしまった。
名前について
勘違いされがちだが、ゾフィーは実は男性名ではなく、欧州における女性名である(別表記にソフィやソフィアがある。)
同様にユリアンも本来は男性名で、それぞれが男性名や女性名として機能しているのは、ほぼウルトラシリーズぐらいである。
だからといって実はゾフィー隊長は女の子でした!なんて事はないのでご安心を。
アンドロメロスとの関係
よく「アンドロメロスの正体はゾフィー」と言われる場合がある。
確かに間違いではないが、すべてのメロスがゾフィーというわけではないので一応説明しておく。
雑誌グラビア版第1話で、復活したエースキラーの手によって、ゾフィーがブラックホールに落とされるといった展開がある。
ブラックホールにエネルギーを吸収され、生死の境をさまよっていたゾフィーは、コスモテクターの持ち主であるアンドロ人セザルに救出される。
セザルはゾフィーを救うために、ブラックホールによるエネルギー吸収を遮断できる力を持つアンドロテクターを授けるが、その代償としてブラックホールの影響を受け命を落としてしまう。
彼の献身的な行動に感動したゾフィーは、セザルの遺志を継ぐ者としてアンドロメロスを名乗ることとなった。
これがアンドロメロス誕生の経緯である。
後にセザルの息子であるブノワが登場したため、ゾフィーはブノワにアンドロテクターを託したことから2代目アンドロメロス、つまりウルトラ超伝説や特撮版アンドロメロスに登場するメロスが誕生したのである。
このことから、ゾフィーがアンドロメロスだったのは雑誌展開の「ウルトラ兄弟物語アンドロメロス」の時のみと言える。
特撮版の主題歌の歌詞にも「暗黒のブラックホール」「謎のヒーロー」といった雑誌展開を意識した詞が存在する。
また、『ウルトラマンフェスティバル2017』ライブステージ2部ではゾフィーがメロス(恐らくブノワ)からコスモテクターを借り受ける事でメロスに変身しており、ダブルサーベルとダブルランサーも使用可能になっている。
『大いなる陰謀』にてモルド・スペクターに「アンドロ警備隊を連れてこい!」と言われる展開は、ゾフィーが初代アンドロメロスであった事を意識したものと思われる。
ウルトラマングラフィティおいでよ!ウルトラの国では
ウルトラマンの実の兄貴として登場。いつものかっこいいヒーロー像から信じられないようなキャラクター付けがなされており、田舎育ちの為か訛った言葉遣いをする。
長年の夢だったスイカ畑を完成させ、荒らさない事を条件に見学を許可したものの、ウルトラマンの子供達に滅茶苦茶にされてしまい、激昂して牛車で追いかけ回したが、トンズラされてしまうという、やっぱりいつものネタキャr…ゲフンゲフン…役どころであった。
なお、声を担当しているのは例の白い猿。また、弟のウルトラマンを演じた田中秀幸はメビウス以降の作品でゾフィーを演じることになる…。なんとも奇妙な巡り合わせである。
ちなみに、スイカ畑が長年の夢であったという設定はおそらく兄さんの頭を焼いたあの怪鳥の好物であるケムジラの好物という設定から連想されたものと思われる。
謎の宇宙人ゾーフィって何なんだ!?
昭和期の怪獣図鑑において、ゾフィーに似た宇宙人がゼットンを操っていたと書かれている事が多いが、これはウルトラマン放送当時に情報が錯綜し、ゼットン星人と混同していた為と言われているが、イラストと名前以外は『ゼットンを操り、頭が非常に良く、スーパーガンに弱い』とゼットン星人そのままの解説がなされている。
イラストは概ね、頭が黒いゾフィーで統一されているが、ボディが帰ってきたウルトラマンに近い物も見受けられる。
偶に頭が赤かったりするものもあり、当時はどれだけ資料の入手が困難であったかが伺える。
関連イラスト
関連項目
ゾフィーのことなんかいいよ サコミズ・シンゴ ウルトラ兄弟 ウルトラ6兄弟
ザ・ウルトラマン ウルトラマン列伝
M87光線 ウルトラマンSTORY0
サンダーブレスター