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ウルトラマントレギア

うるとらまんとれぎあ

「ウルトラマントレギア 」は、特撮ドラマ「ウルトラシリーズ」に登場するキャラクターで、悪のウルトラ戦士。
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「私はトレギア…君の願いを叶えにやってきた」
「君達の言う『絆』は簡単に壊れる」

CV:内田雄馬/マイケル・リース(『ウルトラギャラクシーファイト』英語版吹替

データ

身長50m(伸縮自在)
体重3万7千t(伸縮自在)
最大飛行速度マッハ9.9
最大走力マッハ4
水中潜航速度マッハ3.8
地中進行速度マッハ3
最大ジャンプ力850m
腕力9万t
握力7万5千t
出身地???
年齢1万2千歳
人間態霧崎
変身アイテムトレギアアイ


概要

劇場版『ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル』に登場する謎多き悪のウルトラ戦士
ウルトラマンの姿をしてはいるが、さまざまな宇宙に干渉しては人の心の弱さに付け込んで星々を滅ぼしてきた存在である。

普段は異空間に身を潜めているらしく、こちらの世界に干渉する際はテレビなどの画面を介して現れる事が多い(また、自身が目を付けた人物に接触し、語り掛ける際のフレンドリーな態度から、ある存在を連想した人も多いかもしれない)。

口調は至って紳士的で物腰柔らかな態度を取っているが、その本性は狡猾にして残忍かつ冷酷で、突如として異空間から姿を現し、夢破れて行き詰ったり悩み事を抱えたりしている人間を言葉巧みに誘惑し悪や絶望に誘い込む。
そして自分が持ちかけた選択を選び取った結果、悲劇に見舞われた人間たちを見て嘲笑いながらその様子を楽しむという姿勢はとてもウルトラマンには見えず、悪魔といった方がしっくりくるかもしれない(しかも本人はあくまで「夢を提供しているだけ」と言ってはばからない)。
それ以外にも劇中ではリクとペガを連れ去り、ペガを怪獣の中に閉じ込め、その怪獣をリクに殺させる事で悲劇を演出しようとした事もある。
またウルトラマンR/Bの前日談小説『蒼い瞳の少女は灰色と名乗った』ではルーゴサイトの遺伝子に手を加えて狂わせ、数々の星を滅ぼさせようとした青い仮面をつけたウルトラマンの存在が語られており、それがトレギアであることが示唆されている。
つまりは美剣サキの2人の兄の命を奪った遠因であるばかりか、見ようによっては『R/B』の物語それ自体の真の黒幕でもあったということになる。

想定外の事態が起きようとも特に動じる事なく飄々と人を食ったような素振りや言動を取り続ける様は、一見すると愉快犯の様にも見えるが、彼自身の思惑自体は現段階では全く明らかになっておらず、どこか掴み所の無い、得体のしれない不気味さを漂わせている。

容姿

ウルトラマントレギア


全体的に青く、仮面を付けたような顔が特徴的で、カラータイマーがある部分もX字のプロテクターのようなもので覆われている様は、ハンターナイトツルギのように鎧を纏っているように見える。また、腕や足の部分にベルトのようなものが見受けられ、プロテクターの形状と相まって見様によっては全身に拘束器具を身に付けているようにも見える。仮面をつけたような目の形状はウルトラマンビクトリーウルトラマンロッソの頭、ウルトラマンジードのツリ目を思わせる(目が赤いのでロッソの赤要素も一応は補完している事になる)。

額はクリスタルのようになっているつま先も先端が反り返るような形状をしている

また、顔の輪郭や耳の形はあのルーキーと呼ばれた戦士に似て、胸や頭部の意匠はある戦士を彷彿とさせ、カラーリングも含めるとどことなくあの黒い戦士のようにも見えるが、関連は不明。

と、このように初登場作品が平成ウルトラマン最終作である為なのか、新世代ヒーローによく似た特徴を有している。

彼の出身からして本来の姿ではない可能性がある。

戦闘スタイル

グルーブVSトレギア


基本的に権謀術数を巡らせて暗躍し、戦闘は配下の怪獣たちに一任する策略家ではあるが、自身の戦闘力もかなり高く、ジード・ロイヤルメガマスター/ウルティメイトファイナルウルトラマングルーブとも互角に渡り合えるほど。劇中ではグルーブと壮絶な空中戦を展開し、最後の最後まで一進一退の激しい攻防を繰り広げた。

ただ、グルーブが現れるや否や「残業をしない主義」という捨て台詞を吐いて撤退しようとした事から、自身の想定外の戦闘にはあまり関わりたがらないような節も見受けられる(若しくは、相手の手の内がわからない間は、不用意な戦闘は極力避けているというスタンスなのかもしれない)。

主な必殺技

トレラアルティカイザー
全身のエネルギーを両腕に集めて打ち出す必殺技。グルーブを大きく吹き飛ばした。

トレラ・スラー
空間を歪ませて異次元のゲートを作り出す超能力の一種。ここから巨大な腕を伸ばしてリクたちを別宇宙へと引きずり込んだり、カツミ地球から7452光年も離れたホスター21星系の惑星へと誘い出したり、異空間から怪獣を地上に召喚したりした。

イスキュロス・イーバ
防御技の一種。ロッソブルのバリヤと同等の防御力を持つとされる。

イスキュロス・ダイナミス
相手の怒りなどを加速させて増幅させる凶暴化光線で、正気を取り戻しかけたスネークダークネスを再び狂暴化させた。
ウルトラマンコスモスフルムーンレクトとは真逆の性質を持った光線技ともいえる。

トレラケイルボス
ロッソやブルの必殺光線と同等の威力を持つとされる破壊光線。

ギアギダージ
身体を高速回転させつつ突撃して相手を弾き飛ばす必殺技。ロイヤルメガマスターのジードがプリミティブに戻る程のダメージを与えた。

オプトダクリス
目から撃ち出す破壊光線。

トレラアルディガ
両手先から放つ破壊光線。グルーブのデルタブレストランサーとぶつかり合い相殺した。

ウルトラマン ニュージェネレーションクロニクル

第13話に登場。ブースカとペガの前にブースカ劇場のスクリーンから現れた。
ウルトラマンを苦しめた強敵を紹介し、ウルトラマンを応援するか、闇に身を委ねるかの二択を迫った。

余談

声を担当する内田雄馬の姉である内田真礼は、過去にモーションコミック版『ULTRAMAN』においてメインヒロインの佐山レナを演じたことがあった他、映画公開の少し前に展開された円谷プロの作品である『SSSS.GRIDMAN』でEDテーマ「youthful beautiful」を歌っており、これにより姉弟揃って円谷プロ作品に関わることとなった

内田は幼少期にリアルタイムで『ウルトラマンティガ』を見ていたという。

ベリアルに続く2人目の「ウルトラマン」の名を持つ悪に堕ちた悪トラマンである(偶然か否か、彼の敵の1人はベリアルの息子である)。実際、ベリアルに続く悪のウルトラマンという立場のようだ。ただし劇中ではウルトラマンと名乗る事も呼ばれる事もなかった(上記の台詞は予告のみで使われたものである)。一方でウルトラマンロッソを呼称で初めて用いたキャラである。

トレギアは、暴君で力押しな面が目立つベリアルとは対照的に、人の心を惑わせる狡猾な性格でありある意味でベリアルよりも悪魔らしいとも言える。ベリアルが悪魔の王サタンならば、トレギアはメフィストフェレスのような黒魔術における悪魔のような位置付けであろうか。

また、ヒュドラカオスウルトラマンしか存在しない青の体色を持った悪トラマンでもあり、カオスウルトラマンはニセウルトラマンという系統である為、ヒュドラから2人目の「悪の青トラマン」とも言える(ただし、彼のボディカラーは正確には紫である)。

ちなみに悪の戦士であるため、オーブダークと同様、ソフビ人形はウルトラヒーローシリーズではなく、ウルトラ怪獣シリーズからのラインナップとなっている。

尚、ニュージェネレーションヒーローズに似た特徴を持っているのは何らかのアイテムを使っているからという説がある。似た例でいうとニュージェネレーションカプセルを二つ使って変身したウルトラマンゼロビヨンドがそれに当たる。

トレギアの名はプロデューサーの鶴田幸伸によるもので、古代ギリシア語で「狂った好奇心」を意味している。

デザイン段階では設定が固まっていなかったため、後藤の独自解釈でウルトラマンの特徴である顔とカラータイマーを封印しているイメージとなった。全身のディテールは拘束具をモチーフとしており、尖ったつま先は初代ウルトラマンBタイプを意識している。

フルCGのグルーブと対決する都合から、トレギアもフルCGモデルが制作された。

脚本を担当した中野は、ピラミッド型ヒエラルキーの頂点であったベリアルに対し、トレギアは顔を見せずに人の心に付け入る現代的な敵と位置づけている。また中野は、紳士的な態度で腹のさぐりあいを行うなど、007シリーズに登場するようなブリティッシュ・ヴィランをイメージしている。
また、PCモニターに出現する描写は、前年に放映された『SSSS.GRIDMAN』のヴィランであるアレクシス・ケリヴへのオマージュとの指摘も存在するが、中野は脚本を執筆したのはその前なので偶然の一致であるとしている。

関連タグ

ギマイラ:同じく他者を自分の力で怪獣化した者繋がり。後に後述する『ウルトラマンタイガ』で共演することになる。
グリード:人間の欲望を叶える形で悪事を働く敵繋がり

ソルト(ゾイドワイルド):同時期に放送されているアニメのキャラクターで、声優繋がり。イメージカラーも同じ青だがこちらは善人であり、『セレクト!絆のクリスタル』公開6日前に放送された第34話にて「絆は簡単には断ち切れない」とトレギアとは真逆の事を言っている。
内田真礼担当声優のお姉さん。トレギアがスネークダークネスの名前を『中々の中二病だ』と評するシーンがあるが、何の因果か、彼女が演じたキャラクターに中二病発症者が多い。

結末

※以下ネタバレ注意









激闘の末、ジードのレッキングノバを浴びせられ続けて爆散、倒された──
が、その時の台詞は「これが絆の力というやつか……勉強になった!」と死に際の言葉としては聊か不自然なものであった。

そしてエンドロール後…


なあんだ君たち、まだ観ていたのか。こう見えて私は忙しいのでね。それでは失礼するよ


何事もなかったかのようにトレギアが現れ、高笑いをしながら宇宙のどこかへと飛び去っていくシーンで本作は締めくくられた。
第四の壁を破るメタ的な展開ではあったが、このシーンが挿入されたことにより、トレギアはまだ倒されていなかったことが判明した。劇中などで見られる画面の中から人々に接触を図るシーンは第四の壁を破る事の暗喩または、上記の展開への布石だったとも取れる。

もっとも、上記にもある爆散する直前の意味深なセリフから、彼がこの時点で死んでいないことを薄々感じ取れた視聴者も多かったことだろう。
トレギア自身に関しても、結局明確な目的や出自(他のウルトラ戦士との関係や悪の道に走った原因)等、そのバックボーンの多くが謎のまま物語が終了したこと(超全集に掲載された小説作品にて、とある怪獣の誕生にかかわっていると思われる描写がある程度)、ゼロと同じく人気声優担当のウルトラマンであることなどから、今回限りのゲストキャラとは考えにくいという見方もあった。
そして、武居監督はパンフレットで「ウルトラマントレギアは、ウルトラマンベリアルに変わって今後のウルトラマンたちの宿敵となっていくであろう、“新たな悪のウルトラマン”です。」と述べており、実際今後も登場させるつもりである事が伺えた。

なお、この演出が印象深かったためか、その年に開催されたウルフェスのライブステージでは、前半と後半いずれのエピソードにおいても、エンディング後に劇場版と同様トレギアが「君たち、まだいたのかい?」という台詞共に現れ、不穏な動きを見せて去っていく…というシーンが設けられていた。


果たして、今後彼がシリーズにどのように関わってくるのか、ファンの間では注目が集まっていたのだが……。


ウルトラマンタイガ

「宇宙の番人を気取るな…!光が正義だと誰が決めた!?」
「それでは、よき旅を…」

なんと、次作『ウルトラマンタイガ』のスーパーヴィランとして登場

闇に誘う者


今回は「霧崎」(演:七瀬公)と呼ばれる地球人青年に変身して暗躍を行う。

しかも、タイガの父親であるタロウの元親友であった事まで判明、変身アイテムも登場する。

「遊びの時間は終わらない…」



つまり彼の出身はM78星雲・光の国であり、年齢は1万2千歳(放送当時のタロウと同じ年齢だが、銀河伝説以降の時間経過を考慮したものかは不明)。
また、トレギアは青い体の持ち主であることから、ブルー族の出身である可能性が考えられる。

カツミやリクに異常なまでに固執しているようにも見えたのはタロウの力を使っていたが故とも考えられる。ジードが悪の戦士の息子でありながら正義のウルトラマンとして活動していることについても、何か思うところがあったと考えれば、劇場版本編でリクとペガに手を出したのも当然かもしれない。

この設定の追加によって、ベリアルに続いて光の国から新たな悪のウルトラマンが現れたことになった。
しかも加えて、ウルトラの父とタロウは、親子で親友が悪に堕ちてしまうという悲劇に見舞われたということにもなった。
その経歴は未だ不明だが、トレギアもまた、ベリアルと同じように光の国で犯罪を犯したのだろうか…?

奇しくもベリアルとは「劇場版で初登場し一度倒されるも復活する」「二世ウルトラマンやその家族と因縁がある」という似た構図になった。

『タイガ』第0話では、「ベリアルのように闇に身を墜としてしまった友」としてタロウの口から存在が語られた。また、この時のタロウの発言から、トレギアもまたベリアルのように心に弱さを持っていたことが闇に身を堕とす原因になったことが示唆されている。

そして本編の第1話冒頭では、何らかの目的で光の国に迫り(このあたりの経緯は、前日譚である『ウルトラギャラクシーファイト』で明かされるものと思われる)、ギンガを筆頭とした新世代ヒーローズ達をたった一人で相手取るが、劣勢に陥ったと見せかけてあらかじめ仕込んでおいた爆弾の罠で全員を一網打尽にするという狡猾さも見せ、タロウの制止を振り切って立ち向かったトライスクワッドをも全滅に追いやった。
一方、元親友であるタロウに関しては思う所があるらしく、彼が現れた途端、それまでの人を食った態度が嘘のように感情を剥き出している。
現状、タロウ相手に余裕を見せたのはタイガが消滅してタロウが動揺した時のみであり、その前にタロウと戦闘していた時も掛け声にかなり感情が籠り余裕がなかった。
また、全身に青い炎を纏ったウルトラダイナマイトに酷似した技も使用している。
その後、地球に降り立った後は、ヴィラン・ギルドゼガンのデモンストレーションに「贈り物」と称してヘルベロスを差し向けてオークションを引っ掻き回したり、タイガが現れることを予見していたかのような言動をとったりしている。
またボイスドラマ3話でタイタスが「自分たちが同じ星で合流できたのは偶然ではないかもしれない」と推測している(タイガは偶然だろと流してしまったが)。

第2話ではヴィラン・ギルドの怪獣兵器であり幼い頃の工藤ヒロユキの友達でもあったキングゲスラを一時的に操り狂暴化させる(イスキュロス・ダイナミスの応用と思われる)。タイガがキングゲスラと戦い、ヒロユキによって幼い頃の記憶を思い出した時、トレギアの姿になってタイガを挑発しつつ圧倒、それを見て怒ったキングゲスラをも翻弄し痛めつけた後、タイガに向かってトレラアルティカイザーを放ち、それを庇ったキングゲスラを撃破する。その光景に怒るヒロユキとタイガのストリウムブラスターをトレラアルティカイザーで押し返すが、続くフレイムブラスターは防御もせずに受ける…が既に空中に逃げており、トレラ・スラーで退却していった。

これ以降も、先述の初登場時と同じく、追い込まれた者達を言葉巧みに破滅や絶望への道に誘い込む愉快犯のような振る舞いを繰り返している。そのスタンス上、営利目的で悪事を働くヴィラン・ギルドの取引を上記のように台無しにすることも少なくなく、三角関係を保ちつつ彼独自の思惑のもと動いている模様。
その一方、ナックル星人オデッサがその本質と願いとの間で葛藤している所を見抜き、彼の本心を暴いて焚き付け、タイガと戦う道を選ばせた様は、あたかも彼が果たせなかった願いを叶えさせて救おうとしていたかのようにも見える。実際、その境遇には何か思うところがあったらしく、倒された際は彼にしては珍しく一人その死を悼む様子も見せている(戦っている最中は愉快そうに高笑いしていたが)。

なお、第6話にて等身大の変身を披露すると同時に、ガピヤ星人アベルにウルトラマンと呼ばれた事に対しては「昔の話さ」と答える一方、彼に握手された際は最初こそ不敵に笑っていたものの、やたら長い握手「長いな!」と迷惑そうに手を離し、その後は手に付いたヌメリ気にしてどこからともなくハンカチを取り出して手を拭く(しかも「とれない…」とぼやきながら)というコミカルな一面も見せた。



その思惑

(本編中盤のネタバレにつき注意)















第3話以降も、タイタスフーマの帰還後、さらにタイガがフォトンアースに進化した際にも、まるで彼らの力を試すかのようにちょっかいを出しているほか、怪獣リングをタイガが使うことを喜ばしく思っている描写がある。
あたかもトライスクワッドの面々の成長を促すような行動をとっているかのようにも思えるが、第12話ではどうやらタイガを闇に誘おうとしているらしい事を口にしている

使える力は使うといい



次々と現れる敵の陰で彼が暗躍する中、第14話では怪獣リングを使ってきた影響なのか、「タイガが暗い空間の中で仲間を見失い激しい感情が渦巻く」「時々ヒロユキの頭の中で変な音がする」「タイガにヒロユキの声が届かなくなる」「戦闘の最中にタイガが無性にイラついている」「ギガデロスを執拗なまでに殴り続ける」など明らかに闇堕ちの兆候と思われる行動がいたるところに散見された。

「そうだ…もっと怒れ、残忍になれ…!そうすれば君は私になれる…」

found & lost


第15話でその企みの詳細が判明。それは、怪獣リングの力でタイガの心を闇に染め、自身の傀儡に引きずり込むという恐ろしいものだった。トレギアはそのために、自身の感情と力を植え付けた怪獣をけしかけてはタイガ達と戦わせ、怪獣リングを収集・使用させていたのである。
実はこのリングは、力を求めて使用しては好戦的になり次の戦いでより使いたくなるという、まるで麻薬のような作用をもたらす恐ろしいアイテムであり、これが原因でタイガの戦闘スタイルは回を追うごとに怪獣リングに頼り敵に過剰な攻撃を加えるものへと変貌していった(第15話に至ってはさほど苦戦していない敵を牽制するという、たったそれだけのためにリングを使用している)。

そして、第15話後半で現れたトレギアに対しヘルベロスリングを使用した直後、タイガはその身から膨大な闇を発しつつ苦しみだす。ちなみにこの時わざとヘルスラッシュの直撃を受けたが「いってぇなぁ……」と普段の演技がかった口調よりも砕けた反応をしている。
それでもなお戦おうとする彼を軽くあしらいつつ、トレギアはその様子を楽しそうに嗤っていたのだが、タイガを説得するヒロユキに不快感を示す。

「絆……?二言目には、五月蠅いんだよ、地球人風情に何ができる……っ!」

それ以降は先ほどまでと違ってどこか不愉快そうにタイガを痛めつけ始めるが、ついにタイガに限界が訪れ……

「聞こえるかNo.6
 闇がお前の息子を蝕んでいるぞ!ウルトラマンタロウの息子を…!」

闇の力に飲み込まれたタイガは自我を喪失し、ヒロユキ達とも完全に分離。
その様を見たトレギアは、自身の傀儡にして一部である怪獣リングをタイガから難なく取り上げる。
そして、放心状態の彼に対しまるでペットか何かのように接しながら、これまでにないほどの愉快そうな高笑いを見せるのだった。

「昨日までのタイガは死んだ。新しいタイガの誕生だ」
「もう君は地球人がいなくても変身できる。新しい相棒は闇のエネルギーというわけだ」
「君と僕とで、バディゴー」


僕と君とでバディゴー



その後トレギアはタイガ、そして自身が光の力を奪い気絶させたヒロユキの精神世界に現れ、二人の精神をいたぶり続ける。

「おやぁ?絆とか大層なことを言っておきながら…他の二人はどこだぁ?見捨てられちゃったのかなぁ…?」
「父親を超える力を手に入れたんだ…私と一緒に、光の国に戻ろう。そして、父親にその力を見せつけてやれ」

タイガを手駒としたトレギアはそれに留まらず、自身やタイガの故郷である光の国への攻撃までも視野に入れていた。
しかし、うなされ続けるヒロユキを見かねたE.G.I.S.の面々による介入、タイタスとフーマの尽力、そしてそれらにより先に正気を取り戻したヒロユキにより、による足止めも実らずタイガをその前に救出され、さらにトライストリウムへの覚醒を許してしまう。
差し向けた怪獣を瞬く間に蹴散らすタイガを目の当たりにしたトレギアは、まるでタロウを前にしたように激怒し、変身して自ら戦いに挑むも、冷静さを失った事が仇となってか、攻撃を全てあしらわれてしまう。その姿はまるで、地球で初めて二人が戦った時の鏡写しのようでもあった。

「この弱者が!貴様らが宇宙の番人だと、誰が決めたぁぁッ!!」
タイガ「お前は負けるんだ!俺達の!!」
トライスクワッド「「「「光に!!!」」」」

直後、必殺技・トライストリウムバーストを放つタイガにトレラアルティカイザーで応戦するもまるで敵わず、そのまま押し切られ爆散・敗北した。

「なにが光だ……!貴様らに私の何がわかる……!!あぁぁぁあああああ!!!!!!!」

闇の支配から抜け出したタイガは仲間との絆をさらに深め、新たな力を会得。
その事実を突きつけられたトレギアは、タイガの仲間にして一部であるヒロユキの存在の重さを今更ながら理解する。
そして、さんざん嘲笑い続けた絆の力に自身が敗北した事実を噛み締めながら、これまでにないほどの悲痛な高笑いを見せたのだった。

関連項目(『タイガ』関連)

エルフ(ウルトラ戦士) - 内山まもるの漫画に登場するウルトラマンタロウの幼馴染。こちらも何らかの理由で光の国から離れて闇落ちしている(トレギアほど情を捨てたわけではないが)。

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