概要
『仮面ライダー龍騎』に登場するアドベントカードの一種。その名の通り、敵の攻撃を防ぐためのカード。枠の色は青。
下記以外のライダーが所持している描写はなく、召喚機そのものやストライクベントなどが防御に応用できるようになっている場合が多い。
一覧
名称 | GP※ | 使用者 | 詳細 |
---|---|---|---|
ドラグシールド(赤) | 2000 | 仮面ライダー龍騎 | ドラグレッダーの腹と腕を模した盾。2つ同時に召喚したり、肩当にしたりすることも可能。 |
ウイングウォール | 3000 | 仮面ライダーナイト | ダークウイング自体が変身したマント。ファイナルベント「飛翔斬」の際にも召喚される。また、飛行能力を与える。 |
ギガアーマー | 3000 | 仮面ライダーゾルダ | マグナギガの胸を模した大きな盾。下から出るアンカーで地面に固定することも可能。 |
ギガテクター | 1000 | 〃 | マグナギガの膝を模した肩当。劇中未使用で、現在では存在そのものが無かったことにされている。 |
シェルディフェンス | 2000 | 仮面ライダーシザース | ボルキャンサーの背中の甲羅を模した盾。シザースバイザーに装着する。 |
ゴルトシールド | 4000 | 仮面ライダーオーディン | ゴルトフェニックスの背中と尾羽を模した盾。 |
ウイングシールド | 2000 | 仮面ライダーファム | ブランウイングの背中と翼を模した盾。羽根をまき散らして敵の目を眩ます。敵を斬り裂くカッターにもなる。 |
ドラグシールド(黒) | 3000 | 仮面ライダーリュウガ | ドラグブラッカーの腹と腕を模した盾。『RIDER TIME 龍騎』で初使用。 |
ライドシールド | 300 | 仮面ライダー龍騎 ブランク体 | 劇中未使用。詳細は一切不明。 |
ファイヤーウォール | 4000 | 龍騎サバイブ | ドラグランザーの尻尾から展開するバリアで敵の攻撃を防ぐ。 |
カードは存在しないが、ナイトサバイブの召喚機「ダークバイザーツバイ」は剣の「ダークブレード」と盾の「ダークシールド」に分かれる。ダークシールドは3000GP。
※GP=ガードポイント。1GP=0.05tの威力の攻撃に耐えられる。
王蛇専用ガードベント
メイン画像を見てあれっ?と思った方は鋭い。
前述の通り、仮面ライダー王蛇はガードベントを所有している描写も設定もないが、ゾルダのファイナルベント「エンドオブワールド」による爆発に巻き込まれそうになった際にたまたま近くにいた仮面ライダーガイを盾にして爆風を防いだ。そのせいでガイは視聴者から王蛇専用ガードベントとか呼ばれるハメになってしまう。
盾にされたガイは激昂してボロボロのまま王蛇に襲いかかったが、逆にファイナルベント「ベノクラッシュ」を受けて爆殺された。
『おまえ…おれがゲームを面白くしてやったのに』
『近くにいた お前が悪い』
また、このシーンのインパクトから敵(場合によっては味方)を盾代わりにして相手の攻撃を防ぐこと自体が「ガードベント」と呼ばれることがあり、pixivなどでは大体そちらの意味で使われている。
余談だが、龍騎もゾルダとの共闘時にマグナギガを盾にして敵モンスターの攻撃を防いだことがある。このケースでは元から頑丈なマグナギガは何のダメージも負わなかったが。
そして龍騎から15年後、仮面ライダーエグゼイドのスピンオフ作品『Surviveせよ!復活のビーストライダー・スクワッド!』において再び王蛇が登場したのだが、やはりというべきかブレイブ(サファリクエストゲーマー)の繰り出す攻撃を、戦闘に参加していたサソードとビーストを盾にして防ぎ(しかもこの時、ビーストはカメレオマントで姿を消していたにもかかわらず、居場所を正確に特定して引き寄せている)、新たな王蛇専用ガードベントを生み出してしまった。
なお、芝浦淳役の一條俊氏曰く、最近このネタを知ったとのことで『ナイスなネーミング』とも語っている(上記関連動画1:30~2:00辺り)。
さらに2021年12月に公開された『仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ』でも、ディアブロが従えるデビルライダー軍団の一員として登場した王蛇が、バルキリー(五十嵐さくら)の攻撃を防ぐ際に近くにいたギフジュニア達をガードベントにしてみせた。
他作品でのガードベント(後者)の例
仮面ライダー
- ショッカー戦闘員
- アリコマンド
- バットオルフェノク
- 仮面ライダーレンゲル(黒葉ムツキ)
- 『仮面ライダーディケイド』第9話にて、カリスとの交戦中に、カリスの攻撃から咄嗟に身を護るために、先輩のギャレンをガードベントにし、それが原因でサクヤはギャレンバックルをカリスに奪われてしまい、その責任を負わされて降格処分となってしまったが、そんなサクヤに対して悪びれる事もなく、その後は部下として散々扱き使った。最低である。
- 門矢士
- 『仮面ライダーディケイド』第14話にて、モモタロスの憑依から逃れるために小野寺ユウスケを盾にした。
- 仮面ライダー斬月・偽(黒ミッチ)
- 『仮面ライダー鎧武』第33話にて仮面ライダー斬月・真(偽)に変身して鎧武と交戦していた呉島光実も、オーバーロードのデュデュオンシュをガードベントにする事で鎧武の攻撃から逃げおおせた。この時、怪人であるデュデュオンシュからその卑劣ぶりを罵倒する恨み節を吐かれた。
- メディック
- 仮面ライダーネクロム
- 『仮面ライダーゴースト』第16話にて、ゴーストとスペクターの攻撃を操った眼魔で防いだ。
- 仮面ライダーレーザーターボ
- 『仮面ライダーエグゼイド』第35話にて、エグゼイドレベル99の繰り出した「マキシマムマイティクリティカルフィニッシュ」を防ぐべく、近くにいたアランブラをガードベントにした(しかし最初の一撃目は囮であり、その直後に二撃目のキースラッシャーを叩き込まれた)。
- ナイトローグ(内海成彰)
- ネットムービー『仮面ライダービルド ハザードレベルを上げる 7つのベストマッチ(前編)』において、暴走したスマホウルフハザードフォームのボルテックブレイクを避けるべく、ホログラムのストロングスマッシュハザードを召喚してガードベント。その隙にハザードトリガーを抜き取り、暴走を止めるファインプレーを見せた。
- ブラッドスターク
- 「仮面ライダーシティウォーズ」のメインクエスト「狙われたクロスリンク-5」の戦闘終了後に流れるストーリー内にて、ビルドの攻撃を防ぐ為、共に行動していたゲンムを使いガードベント。この時、ゲンムはブラッドスタークの行動に驚きつつも自身が神であると訴えながら絶命した。
- 明光院ゲイツ
- 『仮面ライダージオウ』第40話にて、モモタロスの憑依から逃れるためにウォズを盾にした。あれ?これって・・・
- 天津垓/仮面ライダーサウザー
- 『仮面ライダーゼロワン』第24話にて、メタルクラスタホッパーのプログライズホッパーブレードの一撃から逃れるためアルシノマギア(松田エンジ)を盾にしたが、自分は攻撃をくらった上にアルシノマギアは元の松田エンジに戻ってしまい、最終的に大敗を喫した。
- 仮面ライダーカリバー
- 『仮面ライダーセイバー』第9章にて、クリムゾンドラゴンに変身したセイバーの攻撃から身を守るためにそばにいたアヒルメギドを盾にし撤退した。
スーパー戦隊
- ギレール
- 『電磁戦隊メガレンジャー』第30話にて、ユガンデと融合してギガギレールとなり、巨大化してスーパーギャラクシーメガと戦うも、相手の必殺技を受ける直前で合体を解除してユガンデを盾にした。当然ながら、彼はこのことでDr.ヒネラーの反感を買うことになったのは言うまでもない。
- ギンジフ星人カザック
- 『特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー』にて、協力者のトリノイド生命体サウナギンナンを盾にしてスーパーデカレンジャーロボとキラーアバレンオーの合体攻撃を防ごうとした。だが防ぎきれずに二体とも爆死することになった。
- 害統領バッチード
- 『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』にて両戦隊の必殺技『モヂカラキャノンボール』を回避すべく、二の目になったホムラコギを肉壁に用いる。食らったホムラコギの最期には両戦隊も激怒した。
- ゴーカイレッド
- 『海賊戦隊ゴーカイジャー』第2話にて、ゴーミンを盾にした。
- 陣内恭介
- 『海賊戦隊ゴーカイジャー』第14話にて、ハカセを盾にした。
- テーブルシャドー
- 『烈車戦隊トッキュウジャー』第31駅にて、チェアシャドー(次男)を盾にした。
- アザルド
- ザミーゴ・デルマ
- 『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』#39にて、ある程度の近未来予測能力を持つスーパールパンレッドの強力攻撃を防ぐために文字通り近くにいたイセロブ・スターフライドを氷結&瞬間転送能力で盾にした。その後復活&巨大化したイセロブが当初の対戦相手であった快盗だけでなくザミーゴのことも恨んでいたのは言うまでもない。
- ツーカイザー
- 機界戦隊ゼンカイジャー第19カイ!にて、カブトムシワルドのビームを防ぐためにゼンカイジャーと一般人を盾にしながらかわした(盾にされた者は既にビームを浴びていたため、特に影響は無し)。余談だがこの回の放送前日には後述のカルミラのガードベントがあったため、ファンからは「2日連続ガードベント」とネタにされた。
- 偽ゼンカイザー
- 機界戦隊ゼンカイジャー第21カイ!にてスーパーゼンカイザーとスーパーツーカイザーの同時攻撃から防ぐために偽ツーカイザーを盾にしたが、防ぎきれず両者消滅した。先述の通り、本物のツーカイザーはゼンカイジャーと一般人を盾にしていたが、偽ツーカイザーは盾にされて敗北するという皮肉な最期を迎えている。
ウルトラシリーズ
- カオスヘッダー・メビュート
- 『ウルトラマンコスモス』第29話にてコスモスを再起不能にし、続く第30話でトドメを刺そうと襲い掛かるもののコスモスがエクリプスモードに覚醒したため逆に追い詰められ、必殺光線を放たれそうになる。その直後にコスモスの援護に来ていたリドリアスを盾にしたが、必殺光線のコズミューム光線は邪悪な者にしか効かないため光線がリドリアスをすり抜けて自身に当たってしまい爆発四散してしまった。
- ウルトラマンベリアル
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』の序盤にて、光の国で多数のウルトラ戦士達と乱戦を繰り広げる最中、ウルトラマンパワードが放ったメガスペシウム光線を、近くにいたウルトラウーマンベスを盾にして防いだ。
- ウルトラマントレギア
- 『ウルトラマンタイガ』第23話にて、チブル星人マブゼとその一派の宇宙人たちによって誕生したニセウルトラマンベリアルを、ウルトラマンタイガの新必殺技『タイガダイナマイトシュート』からの盾にし、結果ニセベリアルは木端微塵にされた。偽物が上述した本物とは逆に盾にされるという展開は何とも皮肉である。
- トライキング
- カルミラ
- 『ウルトラマントリガー』第1話にて、トリガーのゼペリオン光線を防ぐため、使役していた怪獣ゴルバーを前に立たせて盾にした。
- マン(ウルトラ忍法帖)
- 通称、忍法タロウ隠れの術。飛んできた手裏剣や苦無をタロウを盾にして防御する。後述のバカガードに近い。
その他
- 無能警官バリアー
- ハイネス(星のカービィ スターアライズ)
- ピーチ姫/デイジー姫(スマブラ)
- キノピオガードを参照。
- ボボボーボ・ボーボボ(ボボボーボ・ボーボボ)
- モンスターハンター シリーズ
- ゴブリン(ゴブリンスレイヤー)
- 本作のゴブリンが襲撃を受けたさいに使用することがある肉の盾。繁殖のために捕らえた人間の女性を板に括り付けたおぞましいガードベント。
- ホーディ・ジョーンズ(ONEPIECE)
- ロロノア・ゾロの技「一刀流・厄港鳥(ヤッコウドリ)」を部下の魚人を使ってガードベントした。彼の性格を体現した行為と言えるだろう。
- モンキー・D・ルフィ
- 先代ヘルヴォル隊長(アサルトリリィ Last Bullet)
- ロープウェイのランボーグ(ひろがるスカイ!プリキュア)
- ガロニュート(冒険王ビィト)
- クルスを「地上最強の盾」としてビィト達の攻撃を防ぐ。
- 桐生一馬(龍が如く)
- 『龍が如く2』にて敵の一味かどうかも分からない中華料理屋の店員を敵からのマシンガン銃撃から身を守るために楯にした。当然店員は蜂の巣に。
関連イラスト
関連タグ
仮面ライダー龍騎 仮面ライダー王蛇 仮面ライダーガイ アドベントカード
いともたやすく行われるえげつない行為
ソードベント ストライクベント シュートベント
変わり身の術:20世紀まではこの表現が多かった。だがそれは身代わりと言うのじゃ。
ミガワリボウギョ:自ら盾となる場合はこちらで使われる。